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もうすぐ北風が強くなる

通貨戦争(51)ロン・ポール:インフレ目標批判

 国家が通貨発行権を行使しないで、中央銀行が通貨発行し、国家は中央銀行と貸借関係を作るというこの制度は決して国民大衆のための制度ではない。
 この制度は金融資本が信用創造により最大の利益を上げるべく、政府の通貨強制力(暴力装置)資産収奪力(徴税)に依拠しながら、政府から独立して金融資本の利害調整をするための制度である。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  次期大統領候補 ロン・ポール  3/24  fxdondon氏から

ロン・ポール 週刊コラム「連邦準備制度にうんざり」

連邦準備制度が、その活動について、先例に無い量の情報を公表した。やはり、未知なままのものが、たくさんある。透明性に向けた押しには、ことごとく、徹底抗戦してきた。
今の2%のインフレ目標が、実際に何なのかについて考えれば、これは、ドルを減価し、その購買力を減らす明白な政策であることが分かる。そして、それは、時間とともに、急速に足し合わさるのである。

年2%の価格インフレは、十年の内に物価が22%上がり、今後20年の内に50%近く上がることを意味している。
政府の役人たちは、このインフレによる値上げは、平均的アメリカ人に影響を及ぼさないと主張する。なぜなら、物価が上がるにつれて、自分たちの家計を守るために、本物のステーキの代わりにミンチ肉のハンバーガーを、本物のベーコンの代わりにシリアルを代用できるからだと。

しかし、アメリカ国民は、連邦準備制度と価格インフレのために、自分たちの生活の質が悪くなることを見過ごさない。では、今のまがい物のハンバーガーとシリアルが急騰したら、次に何を代用するのだろうか?
連邦準備制度は、貸出と消費の押し上げを期待して、金利を低く保ち続けている。
しかし、金利をゼロに保つことは、貯蓄する気を失わせる。もしも、毎年、少なくとも2%で失うことが保証されていたら、なぜ、0.05%を生む貯蓄口座に、お金を突ぎ込むだろうか?

連邦準備制度は、そういう政策で、これまでに世界が知る最大の債務バブルを創り出した。延長するゼロ金利政策は、倹約と貯蓄、すなわち繁栄を築く仕組みを骨抜きにするのみである。資本は、消耗し続け、荒廃に陥り、合衆国は、以前の自分の影に過ぎなくなるだろう。


これが、事実ですね。
構造的な欠陥を抱え、修復不能な「終わった経済」である米国の宿命と言えます。年2%のインフレと聞くと、何か緩やかな物価上昇だと勘違いしそうです。上述のロン・ポ-ルの言うとおりで、「年2%の価格インフレは、20年の内に50%近く上がることを意味している」わけです。現に、1990年から2010年に至る20年間は、平均しても50%以上は物価が上昇しているわけです。

原油なんかは、0が一ケタ多い500%以上の値上がりを示していますしね。それに引き換え、国民の所得はそこまで増えていない。だから、米国民の下流化が進んでいるといえるのです。
ところが、日銀・白川も、インフレ目標を導入しようとするというから呆れてしまいます。国賊、壊国者ですね。インフレの起こる国だからインフレ目標が必要なのであって、インフレの無い国でわざわざインフレを引き起こそうとするのですから、まったく狂気の沙汰です。

幸い、米国ではロン・ポ-ルが大統領になるようなことが無さそうなので、「終わった経済」の再生も行なわれず、腐ったドルはそのままに、自らが腐ろうとする円の下落も限定的になりそうな感じです。
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 基軸通貨の強みで過剰流動性供給を続けるドルの減価については「通貨戦争(38)10年で価値が半分になったドル」をご覧下さい。
 また、ロン・ポール氏の中央銀行制度批判については「通貨戦争(11)中央銀行制度批判」。
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コメント

ロン・ポール

こんばんは。
ロン・ポールは一番まともな話をしていると思いますが、哀しいかな、人気投票には勝てないのです。。。
連銀に関してもなぜ政府の機関でない組織がこれほどの力を持っているのだと、色々意見が出ていますが、いつも陰謀説に飛んでしまっていて非常に不透明です。

Re: ロン・ポール

連邦準備精度なる機構は、イギリスに代わって世界の富を集中した米国の資産を、国際金融資本がドルの通貨発行益と信用創造、金利で効率的に、かつ安定的に吸い上げる機構と思います。
基軸通貨であるドルは長期に下落しますが、逆に基軸通貨なればこそ下落も安定的であり、国際金融資本は有用資産投資を信用拡大できるのだと思います。
英ポンドで味をしめた連中ですから。
陰謀論について言えば、別に陰謀ではない、13世紀に遡る彼らの蓄財信仰。
そのために軍事謀略も行う、狂信的な利益と資産の信仰てなところかと思いますよ。
ただ、彼らは世界中の一般庶民には、知らせないし、騙します。

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