熱帯起源の人類:半年循環本能仮説
2010-12-18

北欧北極圏のレストラン
今年も早いもので、12月になってしまった。
ついこの間までは、暑い暑いと、自宅では裸で暮らしていたのが嘘のようだ。
冬が来るたびに、毎年のことなのに夏との差に、そして寒さに驚く。
50回以上も経験しているのに、なお寒さに驚くのが不思議に感じる。
住宅建築では夏に設計して、うっかり冬装備を漏らすことがあると聞いたことがある。
もしや、気候の体感記憶は半年くらいしかなかったりして。
熱帯の人はどうなのだろう。
赤道直下なら春分と秋分が年に2回の真夏。冬というかあまり暑くないのが夏至と冬至でこれも年2回。
1年間に春夏秋冬春夏秋冬と二つサイクルになるのだろう。
現生人類はおよそ20万年前にナイル川源流域の大地溝帯に極少数で存在したらしいが、半裸で住居はないだろうから、いずれにしても熱帯圏だろう。
してみると、元々真夏を主とする半年サイクルの気候感覚が心身共に根づいていても、おかしくない。いや、根づいていなければおかしい。
半年で体感する「年≡歳」。
365日で春夏秋冬の地域に拡散したのは、わずか数万年前である。
火の他に、衣服とテント小屋という文化によってであろう。
現代も、文明生活は寒冷対応なので、夏は暑いが、文明生活をとっぱらったら、しのぎやすいのは確かだ。
寒い地方の人々が「避暑」にわざわざ熱帯近くに行きたがる。
北米の引退高齢者はフロリダ、カリブ海に住みたがる。
やはり、素性は争えない。
と言うところだろうか。
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