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もうすぐ北風が強くなる

ガンダーセン:マーク1型原発の全て閉鎖を提案

ガンダーセン氏は9月に発表した小論の中で、
1 マーク1型固有の欠陥
2 沸騰水型原子炉の欠陥
3 全ての原子炉容器の欠陥
4 原発事故とその損害コストを過小に見積もるプログラムの欠陥
を指摘している。
 「ガンダーセン:原発の欠陥と過小コスト計算の欠陥

 今回はマーク1型の原子炉全てについての閉鎖を緊急提案したもの。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
福島マーク1同型原発の全閉鎖を緊急提案!ガンダーセン10/21(字幕)     junebloke氏のブログから
このビデオは、アーニー・ガンダーセン氏による米国原子力規制委員会NRC・会議のプレゼンテーションです。米国の23機の沸騰水型原発の安全性憂慮についてのものです。

議長:ガンダーセンさん、あなたの見解をどうぞ。

ガンダーセン氏:
おはようございます。フェアウィンズのアーニー・ガンダーセンです。ネットで参加させていただきます。
(G.E.製マーク1原子炉設計者)Dale G. Bridenbaugh氏に引き続きお話ししたく思います。
(設計欠陥指摘してGE社を退職した)彼は私にとっては英雄です。

私は、沸騰水型マーク1格納容器について、4つ憂慮すべきことがあります。
今年2月末、妻のマギーと私が歩いているとき、マギーが言いました。
「米国で事故が色々あったけど次に事故を起こすとしたらどこだと思う?」
私は答えました。「どこかは分からないけど、間違いなく、GE製マーク1型沸騰水型格納容器になるだろう。」
3週間後、福島原発事故が起り、この指摘が正しかったことを証明してしまいました..。

1.マーク1型格納容器容積の欠陥設計

私が最初に憂慮すべき事は、マーク1型格納容器は、設計建設時から容積が小さ過ぎることです。NRCの'72年のメモで、大変憂慮されていた圧力抑制格納容器の脆弱さを指摘されていました。
それから数年後、私は個人的に沸騰水型・BWRマーク3の設計の学習に呼ばれました。
その設計主任技術者は、原子炉を改善させました。マーク3の設計検証により、もし、事故が起これば、上昇へ持上げる力が、マーク1格納容器を破壊する事実を明示しました。
世界にとっては、事故が起らなかった事が幸運だったのです。

最初のバンドエイド修理(ベントの後付け)がマーク1にされ、この議論は蓋をされてしまいました。
1980年代には、水素ガス生成による加圧限界を防ぐために、マーク1格納容器側面にベント装置が取り付けられました。このベント付け工事は、二度目のバンドエイド修理で、操業開始時からの設計に問題があったからです。
格納容器がそもそも、原子炉圧力容器に事故が有った時の放射能漏れ防止策であったのに、ベントを開放し放射能放出を許可し、そして再度閉めることが出来なかったのです。
福島原発では、このベント装置は、一回、二回でなく、三回失敗したのです。
マーク1格納容器は、重要な設計及び技術的な欠陥を内包したまま建設され、’76年と’89年にバンドエイド修理されました。
しかし、2011年に、マーク1格納容器は三度も壊滅的な破壊をもたらしました。
どうしてNRCが、このマーク1原発の稼働継続許可を考慮するのでしょうか?

2.BWR沸騰水型炉心圧力容器設計の欠陥

二つ目に憂慮すべきことは、マーク1格納容器設計では、制御棒が、原子炉圧力容器の底部の穴から上昇する設計であることです。
この設計は、制御棒の穴から、核燃料がメルトダウンした時に、格納容器の底に直接漏れ落ちてしまう非常に多くの機会を作り出してしまいます。私は、この現象がまさに福島原発で起ったのだと信じております。格納容器は、通常の炉心の圧力処理を行うには、既に不適当です。
これは、オークリッジ国立図書館で、1989年に【沸騰水型BWR炉心圧力容器底部の欠陥モデル】として報告されている概要です。

3.格納容器圧力限界の信頼性の問題

私が三つ目に憂慮すべきことは、NRCは、沸騰水型原子炉の”オペレート=動作”と呼ばれる処理力の増量を承認しました。
これは、加圧水型原子炉で許可されている類似の電力増加よりも、はるかに大きい動作をします。アップグレードプロセスの一環として、多くの原子炉は、その有効吸入ヘッドに関する連邦政府の規制からの免除を申請している。
これは、一般的に格納容器の圧力限界の信頼性と呼ばれています。
NRCは、マーク1設計の格納容器圧力限界の信頼性について、繰り返し許可していました。
昨年10月、NRCスタッフは、諮問委員会と原子炉安全査問委員に通知しました。彼らは、格納容器装置が漏洩する可能性はゼロだと想定しました。
この決定は、NRCスタッフが主要な安全規制を無視すること、原子力産業がそれを一度に放棄する許可を与えています。
福島原発の三つの原子炉格納容器は、総て失敗し、放射能は漏れ続けています。この事は、NRCが間違っていることの証明です。 
NRCは、直ちに原子炉の電源を引き下げて、格納容器の圧力限界の信頼を確保すべきです。

4.核燃料保管プール使用済み核燃料の危険性の問題

四つ目の私の憂慮は、三つの福島原発建屋が爆発し、核燃料と核燃料プールが直接外気にさらされました。
ブルックヘブン国立研究所が示す1997年の報告書が出ています。火と沸騰水型原発プールが少なくとも187,000人を殺すのだと。
福島原発4号機での燃料火災の恐怖は、NRCが福島から百キロ以内の米国市民に退避を勧告した主要な理由なのです。
医師ゴードン・トンプソンによると、これまでに実施されたすべての地上核実験が放出したセシウムよりも、使用済燃料のセシウムの方が、より多くあるのです。
原子炉建屋で100フィート以内に燃料プールがあるのは、マーク1型設計の別の不十分な側面です。


この様な理由により、もう沸騰水型原発マーク1格納容器は、稼働継続すべきではないと思います。

真の知恵の意味とは、いつ何を変更するか知り、いつ停止するかを知ることです。

時には、すべての王の馬とすべての王の民(=首相・議員と国民)は、再び共にハンプティダンプティ(=事故を起す原発)を置くべきでない。

発言と記録の機会を頂き、ありがとうございました。

議長:ガンダーセンさん、ありがとうございました。

-END-
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