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もうすぐ北風が強くなる

小沢一郎氏の冒頭意見陳述

 小沢一郎氏の冒頭意見陳述  10/6 産経 (産経による注釈はすべて省略)

(指定弁護士が起訴状の読み上げ終了)

裁判長「それでは、意見を述べてください」

小沢「よろしいんですか」

裁判長「座って述べても結構です」

小沢 
それでは裁判長のお許しをいただきましたので、意見を述べさせていただきます。

違法捜査により得られた調書を唯一の証拠としているこの裁判は、直ちに打ち切るべきです。

百歩譲って裁判が続けられるとしても、私が罪に問われることはありません。
虚偽記載ではなく、まして共謀の事実は断じてございません。

国民からなんの付託も受けていない検察という一捜査機関が国家権力を乱用したもので、日本憲政史上の汚点として後世に残されるでしょう。

虚偽記載自体、マスコミや特定団体など、第三者から指摘されたものです。
収支報告書の誤りは、自主申告して修正することが大前提です。

贈収賄の事実もないのに、不適切な供述調書をもとに捜査することは、国民に選ばれた政治家の活動、国民の自由を侵害する恐れがあります。

収支報告書の誤りは、修正することで処理されてきました。
この事件が立件された後もそのような処理がなされてきました。

唯一、私とその団体が犯罪を犯した証拠もないのに強制捜査を受けました。
贈収賄など実質的な犯罪は行われていない。

現行法の精神を無視し、なぜ捜査を受けなければならないのか。
捜査を終結すべきなのに続けたのは常軌を逸している。

国家権力が小沢を標的に行ったもの。
根拠ないのに、明白な権力の乱用で、民主主義国家における暴力行為です。小沢を表舞台から外す社会的な抹殺で、暗殺より残酷と言えます

何の証拠もないのに、野党第一党代表を狙い撃ちしたもの。
衆院選挙は国民が直接、権利を行使し国の代表を選ぶ唯一の行為です。
政権交代が行われようというその選挙の前に、権力の乱用を許すなら民主主義国家と呼べません。

日本は戦前、権力が結託し、政党政治の抑圧を許しました。
それが敗戦の悲劇につながりました。
そのような過ちを繰り返すのでしょうか

震災や原発事故の復旧はいまだなされておらず、世界経済も混迷状態にあります。
偏狭なナショナリズムやテロが台頭し、日本の将来が暗澹(あんたん)たるものになる。
国家権力の乱用をやめ、民主主義を取り戻さなければなりません。

まだ間に合うと私は考えます。
裁判所には、見識ある判断をお願いし、私の意見を終えます。
ありがとうございました。
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