過剰信用と恐慌、焼け太る国際金融資本「家」
2011-10-04
通貨、金利、信用創造の3点セットが資本主義を創りだした。
「通貨、金利と信用創造の特殊な性質」、「国際金融資本の成立」、「信用創造(3)無政府的な過剰通貨」
資本は財の蓄積を自己目的化した運動体であり、資本が過剰蓄積に至り、労働階級が窮乏化すると需給ギャップが発生し、過剰な信用創造によって作り出された過剰な負債(金融側の過剰な債権倒れ)によって信用収縮引き起こして、ここに恐慌が発生する。
これが循環する恐慌であり、資本主義経済体制の宿命である。
上記のこと、旧東ドイツでは高校の政治経済で教えていた。
そのため、サブプライムショックからリーマンショックへ転落した際には当然と思っていたと言う。
その旧東ドイツは計画経済の破綻で崩壊したが、この資本循環と恐慌循環はいずこの経済学でも基本である。
ところが、東ドイツの崩壊、すなわち共産圏全体の崩壊と同時に、労働階級に遠慮の要らなくなった世界の金融資本は妄想の神学と言って良い新自由主義を根拠に、グローバルなデリバティブとレバレッジに突進し始めたのである。
「勤労者の窮乏化は恐慌への道づくり」。
つまり、超過剰な信用創造である。
そして、破裂した。
規制しなかった米国とEUに責任があるのではない。米国もEUも国際金融資本が支配しているのだから。
ヨーロッパ借金不履行を!! 10/2 旋風(つむじかぜ)氏のブログから
いよいよ、世の中はきな臭くなってきた!!
金高騰に暴落の乱高下?!
おまけに原油の急落・商品の急落・・・・
博打金融経済の真髄を垣間見る!
別に経済の専門家でもなくても、容易に想像がつく。経済の根底が詐欺経済だからである。

『信用創造』という経済用語があるが、英語で言えば、credit creationとある。借方創造という意味であろう。deposit creation(貸方創造)とは呼ばないが、同じ事だ。
要するに、複式簿記上の考え方で、『信用創造(credit creation)』すれば、等量のdeposit creation(貸方創造)が発生する。この繰り返しが、通貨の創造に繋がる。
この事は、通貨経済の基本原理である。別に難しい話ではない。初歩の複式簿記を理解している者の常識である。そこまで考える経理マンは少ないが、複式簿記は実に便利なものだ。
投稿者などは、複式簿記を探索するのが好きである。一種の謎解きが可能だからである。時には、複数の複式簿記を合わせ読み解くとマネーロンダリングの意図を読み解くことも出来る。

それはさておいて、現在は信用創造(credit creation)が、deposit creation(貸方創造)に変質している。つまり、普通の言葉で言うと、借金創造が極に達しつつあると言うことだ。
極に達し、爆発寸前である。
どうしてそうなったのか? その理由は明白に分かっているが、誰も口にしない。簡単なことだ。調子に乗って信用創造(credit creation)を拡大するからだ。
調子に乗ってという言い方は、正確ではない。飽くこと無き欲望は、信用創造(credit creation)を無限に拡大した。誰が考えても分かることだが、同時にそれはdeposit creation(貸方創造)、つまり、借金を無限に創造したことでもある。
信用創造(credit creation)については、別に詳しく書く必要があるが、要するに複式簿記は貸借対照であるから、片方が増えれば、もう片方も増える。損益には無関係だ。
そこに目を付けた屁理屈を考えたのが、信用創造(credit creation)である。つまり、準備率制度という魔法がそれである。簡単に言うと、一種の保証金制度である。これについては字数を取るので、詳しくは書かないが、銀行という始まりがそれであって、銀行が保証するというのだ。
銀行と言っても一つでは心許ないので、銀行が結束する。つまり、中央銀行制度で補償するという方式がそれである。中央銀行、つまり、日本銀行とか連邦準備銀行とかが保証する。
この制度では、一定の率、例えば、100倍とか1000倍のお金が信用創造(credit creation)される。10倍どころの騒ぎではない。これは日本銀行の準備率を参照されたい。
これは実質の通貨の100倍とか1000倍が借金化されてくることを意味する。つまり、実際の生産額をそれだけの倍数見込んで将来に投資される訳であるから、経済は活性化される。しかし、ほとんどは借金経済であることはお分かりになるであろう。
これが金融資本主義の本質である。
これが実体経済だけならまだしも、所謂、実体を伴わない金融取引に拡大しているから、その額は膨大になる。数字はその質を表現しない。賭け事も経済と観るとその質は大きく変わってくる。
今は、レバレッジを効かせた多くの金融商品が数多ある。それらも同じ経済数値と観るから、気違い沙汰の通貨が信用創造(credit creation)されている。と言うことは、気違い沙汰のdeposit creation(貸方創造)、つまり、借金が創造されると言うことだ。
これはゆっくり考えると、足し算引き算が出来る知能があれば、すぐに諒解出来る。かけ算割り算で充分すぎる話である。
問題は、保証と言うがこれがすこぶる怪しい。大体、詐欺師は『お任せ下さい。』と胸を張るが、当てには出来ない。それと同じで、保証など出来る代物ではないのだ。
言い換えれば、銀行は詐欺師と同じだ。『儲かりまっせ。』と言うことで、多額の資金を融通して、多額の利息をほとんど無資本で信用創造(credit creation)する。銀行は左うちわである。
しかし、deposit creation(貸方創造)、つまり、借金はうまく行かない場合もある。ましてや、実体の伴わないレバレッジを効かせた多くの金融商品の場合は尚更だ。そして、それらは連関したものであるから、一部でクレジットクランチ(credit crunch)を起こすと、大事になる。
借金返済が出来なくなるのは、儲けないからという見方もあるが、早々は儲けないものである。ましてや、博打となれば半分半分であろう。だから、借金は必ず焦げ付く。短期的には必ず、資金繰りに逼迫する時はあるものである。

従って、永遠に資金繰りが保証されれば、焦げ付きはないかも知れないが、そうはいかない。クレジットクランチ(credit crunch)というのは、貸し手の用語で、つまり信用収縮と訳されるが、言い得ている。信用収縮は銀行の一方的都合によるものだ。元々は、ないモノの創造であるから、無限に拡大するかと思いきや、ある時、収縮させる。
信用創造(credit creation)もクレジットクランチ(credit crunch)=信用収縮も実は銀行=銀行グループ=中央銀行の手の内にあると言っても過言ではない。彼らはその制度を牛耳っているからだ。
つまり、世界は銀行によって支配されている。経済は銀行の手の内にあってコントロールされていることが良く諒解される。銀行の手口は、本質的に詐欺師の手口そのものであるから、詐欺師に対する債務不履行こそ、採りうる手段に他ならない。
そういう時代を迎えたと言うことだ。
【転載開始】ユーロとEUをつぶして銀行家にメッセージを送ろう
ヨーロッパの中央銀行家たちは、人々には責任のないウソとニセの借金で世界を奴隷にしようとしている。
銀行家たちが最後の手段として財務テロを利用するなら、ヨーロッパは金融派生商品の債務不履行を行い、ユーロを投げ捨てればいい。
今、民間の中央銀行家に対して世界中で財政的な反乱が起こるのを我々は目にするようになった。
この銀行家たちは世界中で起こっている飢饉や疫病の多くの責を追うべきである。彼らは、人々の命は自分たちにとって何の価値もないものだと考えている。
発展途上国の政治家や独裁者たちは同じ銀行家に買収されたりお金をもらったりしていて、国が産業を発達させたり、生活標準が上がったりするのを邪魔をしている。
銀行カルテルは母なる地球を救うことを正当な理由として、人々を無益な悲惨さに陥れている。
世界銀行は地球を救うという名目で、ウガンダの村民を恐怖に落とし入れ、子供を撃ったり、無実の人々を土地から追い出している。
生物多様の名のもと、メキシコ南部からマヤ人たちを自分たちの古代の土地から移住させているのも同様だ。
これらの銀行家は人間性のかけらもない病んだ者たちだ。【転載終了】
。
【元記事転載】Let the Euro and the European Union Collapse to Send the Bankers a Message
「通貨、金利と信用創造の特殊な性質」、「国際金融資本の成立」、「信用創造(3)無政府的な過剰通貨」
資本は財の蓄積を自己目的化した運動体であり、資本が過剰蓄積に至り、労働階級が窮乏化すると需給ギャップが発生し、過剰な信用創造によって作り出された過剰な負債(金融側の過剰な債権倒れ)によって信用収縮引き起こして、ここに恐慌が発生する。
これが循環する恐慌であり、資本主義経済体制の宿命である。
上記のこと、旧東ドイツでは高校の政治経済で教えていた。
そのため、サブプライムショックからリーマンショックへ転落した際には当然と思っていたと言う。
その旧東ドイツは計画経済の破綻で崩壊したが、この資本循環と恐慌循環はいずこの経済学でも基本である。
ところが、東ドイツの崩壊、すなわち共産圏全体の崩壊と同時に、労働階級に遠慮の要らなくなった世界の金融資本は妄想の神学と言って良い新自由主義を根拠に、グローバルなデリバティブとレバレッジに突進し始めたのである。
「勤労者の窮乏化は恐慌への道づくり」。
つまり、超過剰な信用創造である。
そして、破裂した。
規制しなかった米国とEUに責任があるのではない。米国もEUも国際金融資本が支配しているのだから。
ヨーロッパ借金不履行を!! 10/2 旋風(つむじかぜ)氏のブログから
いよいよ、世の中はきな臭くなってきた!!
金高騰に暴落の乱高下?!
おまけに原油の急落・商品の急落・・・・
博打金融経済の真髄を垣間見る!
別に経済の専門家でもなくても、容易に想像がつく。経済の根底が詐欺経済だからである。

『信用創造』という経済用語があるが、英語で言えば、credit creationとある。借方創造という意味であろう。deposit creation(貸方創造)とは呼ばないが、同じ事だ。
要するに、複式簿記上の考え方で、『信用創造(credit creation)』すれば、等量のdeposit creation(貸方創造)が発生する。この繰り返しが、通貨の創造に繋がる。
この事は、通貨経済の基本原理である。別に難しい話ではない。初歩の複式簿記を理解している者の常識である。そこまで考える経理マンは少ないが、複式簿記は実に便利なものだ。
投稿者などは、複式簿記を探索するのが好きである。一種の謎解きが可能だからである。時には、複数の複式簿記を合わせ読み解くとマネーロンダリングの意図を読み解くことも出来る。

それはさておいて、現在は信用創造(credit creation)が、deposit creation(貸方創造)に変質している。つまり、普通の言葉で言うと、借金創造が極に達しつつあると言うことだ。
極に達し、爆発寸前である。
どうしてそうなったのか? その理由は明白に分かっているが、誰も口にしない。簡単なことだ。調子に乗って信用創造(credit creation)を拡大するからだ。
調子に乗ってという言い方は、正確ではない。飽くこと無き欲望は、信用創造(credit creation)を無限に拡大した。誰が考えても分かることだが、同時にそれはdeposit creation(貸方創造)、つまり、借金を無限に創造したことでもある。
信用創造(credit creation)については、別に詳しく書く必要があるが、要するに複式簿記は貸借対照であるから、片方が増えれば、もう片方も増える。損益には無関係だ。
そこに目を付けた屁理屈を考えたのが、信用創造(credit creation)である。つまり、準備率制度という魔法がそれである。簡単に言うと、一種の保証金制度である。これについては字数を取るので、詳しくは書かないが、銀行という始まりがそれであって、銀行が保証するというのだ。
銀行と言っても一つでは心許ないので、銀行が結束する。つまり、中央銀行制度で補償するという方式がそれである。中央銀行、つまり、日本銀行とか連邦準備銀行とかが保証する。
この制度では、一定の率、例えば、100倍とか1000倍のお金が信用創造(credit creation)される。10倍どころの騒ぎではない。これは日本銀行の準備率を参照されたい。
これは実質の通貨の100倍とか1000倍が借金化されてくることを意味する。つまり、実際の生産額をそれだけの倍数見込んで将来に投資される訳であるから、経済は活性化される。しかし、ほとんどは借金経済であることはお分かりになるであろう。
これが金融資本主義の本質である。
これが実体経済だけならまだしも、所謂、実体を伴わない金融取引に拡大しているから、その額は膨大になる。数字はその質を表現しない。賭け事も経済と観るとその質は大きく変わってくる。
今は、レバレッジを効かせた多くの金融商品が数多ある。それらも同じ経済数値と観るから、気違い沙汰の通貨が信用創造(credit creation)されている。と言うことは、気違い沙汰のdeposit creation(貸方創造)、つまり、借金が創造されると言うことだ。
これはゆっくり考えると、足し算引き算が出来る知能があれば、すぐに諒解出来る。かけ算割り算で充分すぎる話である。
問題は、保証と言うがこれがすこぶる怪しい。大体、詐欺師は『お任せ下さい。』と胸を張るが、当てには出来ない。それと同じで、保証など出来る代物ではないのだ。
言い換えれば、銀行は詐欺師と同じだ。『儲かりまっせ。』と言うことで、多額の資金を融通して、多額の利息をほとんど無資本で信用創造(credit creation)する。銀行は左うちわである。
しかし、deposit creation(貸方創造)、つまり、借金はうまく行かない場合もある。ましてや、実体の伴わないレバレッジを効かせた多くの金融商品の場合は尚更だ。そして、それらは連関したものであるから、一部でクレジットクランチ(credit crunch)を起こすと、大事になる。
借金返済が出来なくなるのは、儲けないからという見方もあるが、早々は儲けないものである。ましてや、博打となれば半分半分であろう。だから、借金は必ず焦げ付く。短期的には必ず、資金繰りに逼迫する時はあるものである。

従って、永遠に資金繰りが保証されれば、焦げ付きはないかも知れないが、そうはいかない。クレジットクランチ(credit crunch)というのは、貸し手の用語で、つまり信用収縮と訳されるが、言い得ている。信用収縮は銀行の一方的都合によるものだ。元々は、ないモノの創造であるから、無限に拡大するかと思いきや、ある時、収縮させる。
信用創造(credit creation)もクレジットクランチ(credit crunch)=信用収縮も実は銀行=銀行グループ=中央銀行の手の内にあると言っても過言ではない。彼らはその制度を牛耳っているからだ。
つまり、世界は銀行によって支配されている。経済は銀行の手の内にあってコントロールされていることが良く諒解される。銀行の手口は、本質的に詐欺師の手口そのものであるから、詐欺師に対する債務不履行こそ、採りうる手段に他ならない。
そういう時代を迎えたと言うことだ。
【転載開始】ユーロとEUをつぶして銀行家にメッセージを送ろう
ヨーロッパの中央銀行家たちは、人々には責任のないウソとニセの借金で世界を奴隷にしようとしている。
銀行家たちが最後の手段として財務テロを利用するなら、ヨーロッパは金融派生商品の債務不履行を行い、ユーロを投げ捨てればいい。
今、民間の中央銀行家に対して世界中で財政的な反乱が起こるのを我々は目にするようになった。
この銀行家たちは世界中で起こっている飢饉や疫病の多くの責を追うべきである。彼らは、人々の命は自分たちにとって何の価値もないものだと考えている。
発展途上国の政治家や独裁者たちは同じ銀行家に買収されたりお金をもらったりしていて、国が産業を発達させたり、生活標準が上がったりするのを邪魔をしている。
銀行カルテルは母なる地球を救うことを正当な理由として、人々を無益な悲惨さに陥れている。
世界銀行は地球を救うという名目で、ウガンダの村民を恐怖に落とし入れ、子供を撃ったり、無実の人々を土地から追い出している。
生物多様の名のもと、メキシコ南部からマヤ人たちを自分たちの古代の土地から移住させているのも同様だ。
これらの銀行家は人間性のかけらもない病んだ者たちだ。【転載終了】
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【元記事転載】Let the Euro and the European Union Collapse to Send the Bankers a Message
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