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もうすぐ北風が強くなる

世界通貨戦争(5)日本国債も財政も良好

 自国通貨安により、他国を踏みつけにして自国の実体経済を守ろうとする通貨戦争。
 欧米は、いよいよ、あやしい様相が現れてきた。

 アメリカFRBは今後8ヶ月で6000億ドルを増刷して供給すると言う。
 ヨーロッパはアイルランド、ポルトガルに続いて、スペイン、イタリアの国債利回りが上昇を始めた。

 アメリカのドル増刷はいままでどおり投機市場に向かい、雇用回復には向かわない。対外債務と国内債務の泥沼はますます深くなる。商品価格は上がり、ドルの下落によりインフレが進む。同時に貧困化と需要縮小によりデフレも進むだろう。

 ユーロは基軸通貨でないため。増刷は速やかに通貨価値下落を招くが、故にヨーロッパは対外債務の膨張に耐えられない。と見られて各国国債が利回りが上昇した。資金が欧州国債から離れ始めた。
 ソブリン・ショックの可能性に近づく。
 ユーロ安で産業ブロックしても、ユーロ暴落ならば元も子もない。
 インフレと増税は両立しないだろう。

 欧州は、自国通貨安を進めなければ実体経済が潰れるが、暴落したら財政破綻と金融破綻だ。

 日本の財務省とマスメディアは、相変わらず「財政破綻」の危機を煽り、財政出動どころか、財政縮小ばかりを煽動している。
 だが、事実はまったく異なる。この国は慢性黒字国で、対外債務ほぼゼロ、莫大な外貨準備。おまけに小さな政府。
 日本の場合は公共で財政出動ができるし、最も効果がある。
 
 hillser氏から引用します。

(引用開始)
 日本国債はGDP比で165%。これが欧米や新興国なら、とっくにデフォルトしている数字だ。しかし日本国債はこんな状態でも国債利回りが跳ね上がるような事態に陥っていない。金利が今に上昇するぞ...!! という主張を繰り返す人が多いが、そのような指摘はいまだに実現していない。
 なぜだろうか?
 とにかくこういうエコノミスト達は、大ボケ評論家であるということだけはハッキリしている。

 なぜ日本国債は世界一安全なのか?細かいものまで集めるとキリがないが、主要な事実だけを掲載していく。

◎ 国内の投資家が、日本国債を95%保有している。
◎ 国民の個人金融資産(主に預貯金)が、ズバ抜けて高い。
◎ 日本は世界最大の債権国家である。
◎ 日本国民という信用力。
◎ 通貨 「日本円」 に実力がある。

 個人金融総資産では世界2位だが、預貯金といった、今日・明日にでも引き出せる現金資産額は、紛れもなく世界1位だ。
 ちなみに日本は800兆円強、米国は600兆円弱。ドイツは236兆円、英国は174兆円、フランスは147兆円程度である。

 さらに日本円に実力があることも、疑いの余地はない。個人資産だけでなく、技術力も世界のトップ。将来性のある環境関連技術においては、他国を寄せ付けない。もちろん将来性については技術だけではない。
 日本円という通貨も、今後はジワジワ上昇していくのは明らか。そもそも日本国民の信用性も抜群だ。どんなことでも、“借りた金は返す努力をする” といった国民性は世界の人が知っている。

 平気で貸し倒れをさせたり、契約書を破棄するような中国人ではないし、平気でデフォルトするロシアやアルゼンチンとは違う。
 そして今回の金融危機の引き金を引いた米国のように、どんなに間違いを犯し、迷惑をかけても謝罪すらしようとしない。米国のデフォルトも2年後にやってくるのは事実。(すでに半分は破綻状態に陥っているのも事実)

 何度も言おう。 仮に日本が破綻する事態が来るとなれば、せいぜい世界で200番目に訪れるだろう。

 言い忘れたが、輸出の割合も世界で最も低い国のひとつである。
 最近の円高になっても、企業は最高益を出すまでになっている。株価も以前ほど敏感になっていない。とにかくマスコミのウソ報道を直接信じることなく、ほんのちょっとだけ考えてみれば、全然理解できる話なのである。
(引用終わり)

 日本はデフレ脱却の好機。この時期に財政出動し、内需拡大循環を進めるチャンスなのだが。
 クズドル

 
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