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もうすぐ北風が強くなる

石川知裕氏、地裁判決後の記者会見

 9/26、政治謀略としか言いようのない判決を、裁判官は行った。
 何も物的証拠が無し。心証のみで国民によって選出された議員の政治生命を抹殺しようとしている。
 中央選管を所管する総務省が、訂正なら届出で良いと言明していることである。

 その事案で逮捕拘留すると言う検察の暴挙。
 事件でもなければ、まして犯罪でなどは無い。
 このような裁判を許してはならない。

 このような暴挙は裁判とは言えない。
 「気に食わない者は犯罪者にやる」としているのと同じ事だ。
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9/26石川知裕議員記者会見  岩上安身オフィシャルサイトから

http://www.ustream.tv/recorded/17518999#utm_campaign=synclickback&source=http://iwakamiyasumi.com/archives/12712&medium=17518999

2011年9月26日に行われた石川知裕事務所による石川知裕衆議院議員の記者会見です。
サポーター有志による、文字起こしを掲載しています

司会(石川議員秘書)「それでは、石川知裕の記者会見をこれより始めさせて頂きたいと思います。本日はお集まりいただきましてありがとうございました。
当初、司法記者クラブでの会見、その後、自由報道協会での会見と予定しておりましたが、急きょ変更させて頂き、石川知裕事務所主催でこの場をセットさせていただきました。急遽の変更のため、混乱もあったかと思います。申し訳ございませんでした。
本日、司会進行を務めさせていただきます石川知裕の秘書で上垣と申します。よろしくお願いいたします。
皆さんご存じのように今日の公判は長時間に渡りまして、石川も大変疲れております。石川は今まで依頼のありましたメディアに対して取捨選択することなく、全ての取材に対して対応させて頂いております。これからも事務所に問い合わせいただければ同じように対応してまいりますので、本日の会見は短時間にさせて頂きます事をお許し頂きたいと思います。
全体で30分程度と考えておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
ではまず、石川弁護団の主任弁護士であります木下弁護士よりお話をさせて頂きます」

木下弁護士「木下です。まず本日の判決に対する総評的な簡単なコメントをさせて頂きたいと思います。一応、声明という形で紙でお配りしましたものでございますが、今日の判決は一言で言って、非常に遺憾な判決内容で不満であります。
判決文自体はまだ来ておりませんので、サマリーしか持っておりませんけれども、検察官が主張もしていない、それに沿う証拠も出していない、そのような事実について裁判所がいわば独断的というような認定をしておる点が相当いくつかございます。
これは裁判所というのは本来、もっと信頼しておりましたけれども、分かりやすく言えばアンパイヤ―的な立場に立って検察官の主張・立証、弁護人の立場からの反対主張・立証、これを踏まえて検察官の主張立証を認める事が出来なければ却下するというのが本来のいまの刑事訴訟法の下における裁判所のあり方だと思うんですが、そこを超えた判決をしております。
従って我々としては明日一番で即控訴して戦って参りたいと思います。細かい具体的な点についてはあとの質疑応答の中でお答えさせて頂きたいと思います」

石川知裕議員「石川知裕でございます。今日、東京地方裁判所から判決が出ました。
今、主任弁護人の木下弁護士からお話がありましたように判決内容には大変不満を持っております。拘置所の中で検事さんに言われた言葉が忘れられません。
それは『事実と裁判の結果は違うものだ』という言葉でした。今日、検察が主張してきた水谷建設からの5000万円も含めて、私としては到底受け入れる事が出来ない、全く事実でない事を基に判決内容が下されました。
いま、主任弁護人からお話がありましたようにこれからも控訴して断固として戦い続けていきたいと、このように考えております。
なお、冒頭、司会からお話ありましたように今日の昼まで取材依頼のあったテレビ、新聞、又はフリーの方からの取材にはほぼ全て答えております。今日は長時間の公判でございましたので、短い時間でどうかお許しを願いたいと思います」

質疑応答≫

北海道新聞:細川「確認なんですが、今回の有罪判決を受けて石川議員が今後の議員活動を続けられるというお考えに変わりはないかという事が一点。
その場合に、今回の判決を受けて有権者の信頼というのはやはり失われてしまったと思うのですが、どのように北海道の有権者に説明されていくかという事について教えてください」

石川「今日の判決は不当だと思っておりますので、政治活動をこれからも続けるという事にためらいはありません。
信頼を失ったというのは細川さんがお感じになられている事かもしれません。
私自身としてはこれからもきちんと訴えを続けていって、控訴審で必ず私の今着せられている罪がは晴らせるものだと信じております」

自由報道協会:田中龍作「私はリークについて質問いたします。鈴木宗男前議員が政府に提出した質問主意書を待つまでもなく、検察のリークはあったとみるのが普通の国語を理解できる高校生でも中学生でも分かる事です。
そこで、相当に無理な、検察が記者クラブの記者にリークして新聞テレビがそれを報じればあたかも“真っ黒”であるかのように仕立てあげる事ができます。
ここから質問です。リークが今回の捜査や裁判に及ぼした影響を石川さんはどのように考えているのかという事と、具体的に、これは真っ赤な嘘だというようなリークは何でしょうか?」

石川「まず、与えた影響というのは大きかったろうと思っております。
それと、今回、裁判所によって却下された不採用とされた調書を基にした報道というのがやはり事実に基づかないものだと思いますが、個別については私も精査しておりませんので、あとは皆様の方でお調べいただければと思います」

IWJ:岩上安身「石川さんに端的にお聞きしたいと思います。今回の水谷建設からの闇献金があったという話。検察側は正面から起訴する事を諦めた事案である、
早い話が収賄という事を諦めていながらにしてその判決のなか、私も傍聴していたんですけども、こういうものが判決の中で事実認定されるという非常に意外というか想定すらできなかった事なんですが、これについてどういうふうに感じられているのか、お聞かせ願いたいのと、
もう一点。今日の御三方の有罪判決を受けて、これが小沢さんのこれから始まる裁判にどのように影響を及ぼすとお考えなのか。
取り調べにあたった検事はこの石川さんの逮捕、裁判自体が小沢さんへの階段、梯子だったとか、表現はちょっと忘れましたが、そのような言い方をした。
極めて政治性を帯びた裁判だという事を言われていたとお話になった事がありますが、これについて、今日改めてこういう判決をその裁判の政治性というものについてどのようにお感じになるのか、お考えをお聞かせいただければと思います」

石川「まず、水谷建設からの5000万円の認定に関しては大変驚きましたし、憤りを持っております。
これがもし認定されるんであれば、一方的に私だと。
そして今日の裁判所、これは検察官と同じですが、供述する事によって、川村なる者が自分の不利益な事もしゃべっているという事でしたけれども、これがもし認められるんであれば、私は大変日本の裁判所が一方的に言っている事を認めてしまっているという事になりますので、司法の危機だと思います。
小沢さんについてですが、検察の政治的な主張が、検察の政治的な主張が、今後、どう裁判所が認定するのかというのはちょっと私は分かりませんけれども、政治活動にはやはり今日の判決というのは報道の方々も大きく報道されるでしょうから影響はあるのかもしれませんが、司法の、今後の裁判については私はちょっとそこまで分からないので主任弁護人の方からお話を頂きたいと思います」

木下「小沢一郎議員への今日の判決の影響という点は、あちらの方の裁判の担当をしておりませんので、ただちには読み切れませんけども、小沢先生の方へは今日言われていた4億円が記載してあったかなかったかという問題と、それと共謀、この2つが、他にも争点はあると思いますけれども、大きな点ですから。
しかもそのうち一番大きなところが共謀だと思いますから、そこのところはこちらの裁判で証拠関係は出ておりませんから今のご質問にまっすぐお答えするのは難しいのでちょっと控えさせて頂きたいと思います」

岩上「証拠がなくても、証拠が認められなくても今回、事実認定してしまったわけですよね。そういう手法を含めてどうなんでしょうか?」

木下「そりゃ、そこのところは恐ろしい話ですよ。
だから、ご質問からはみ出るかも分かりませんけれども、最近の検察の行き過ぎた、最近だけじゃない、過去から色々あったんですけど、それを許容してきたのは今日の裁判ですよ。
あそこで裁判所がもっとクールに、最初に申し上げたようにアンパイヤ―としての立場で検察の起訴に対して、駄目なものは駄目だよと言って蹴飛ばす態度をずっと取ってきておれば、検察も分かりやすく言えばツケ上がらなかった、それの集積だろうというふうに思ってますけれどね。
石川議員が言った司法の危機というのは僕はそういう意味合いで受け取ってますけどね」

フリーランス畠山「今回の裁判に限らず、報道で付くイメージというものもあると思いますが、一方で取調べの実態は国民にとってとても見えにくいものだと思います。
石川さんは東京地検特捜部からの事情聴取の全過程を録音したという事ですが、その音声のデータを公開するつもりはないのか。音声を公開する事での影響についてはどうお考えになっているのかという事についてお聞かせ願いたいと思います」

木下「今の点については弁護人の私からお答えいたします。実はあの録音記録は反訳書も含めて小沢一郎議員に対する裁判の方で指定弁護人から証拠請求が行われておりまして、向こうの方でも法廷で取り調べられる、証拠化される予定ですので、その関係もございますので、今こちらの方から録音そのものを公開したりダビングしてお渡しするというのは控えたいという基本的態度で来ております」

ニコニコ動画:七尾「石川さんの話は先ほど質問が出ましたので、ちょっと角度を変えて。議員は先日、首相指名で小沢一郎元民主党代表に投票されました。書籍もございます。小沢元代表に対しては今どういう思いなのでしょうか?」

石川「特にどういう思いもこういう思いもないんですけど、これから小沢さんも10月6日から裁判が始まります。
私もその証人として呼ばれております。
やはりその裁判というのはかなり時間と、精神的にも大きな負担がかかりますので、まず体に気をつけて頑張ってほしいという事。
やはり、国の内外が非常に危機ですので、こういう司法から、強制起訴という事で政治活動を制限されておりますけれども、必ず疑いの晴れるときが来ると思っておりますので、その時には第一線でまた頑張ってほしいというこの2点ですね」

【岩上まとめ】
 記者会見大変短時間でしたが、今日の裁判1時半から始まって5時まで判決文朗読かかりました。確かに肉体的にも負担のかかるものだったと思います。
 傍聴席で見ていましたが、三人の被告、大久保、石川そして池田、の三被告はですね、きちんと背を伸ばしてまっすぐ前を見て、全く微動だにしない姿勢で、ずっと動きませんでした。あのような姿勢を維持し続けるだけでも大変だったろうと思います。

 今日の質問、この会見、非常に不思議な空気に包まれてます。これだけの会見場なんですよ。これだけのメディアの数、プレスの数です。で、自由報道協会に加わっている私と、フリーランスの田中さん、それからニコニコの七尾さん、それから畠山さん。しか、手が上がっていませんでした。あと、北海道新聞の女性記者のみです。
 後は全くここにいた記者達、まるで関心を示すことがないかのごとくです。日ごろの記者会見のときとあまりにも状況が違うので、狐につままれたような感じがあります。
 本日は司法記者クラブと、自由報道協会、別々に記者会見あるはずでしたが、同時に開催していますので、今日のこの会見が唯一の質問機会であったはずなんですね。

 私、想定外のことが起きたというふうに受け止めておりますし、ツイッターにもそう書きました。
 検察が訴え出てもいない、訴因というものに組んでもいない、そして証拠も採用されていない、そういう事案についてですね、一方の主張で裁判所がその枠を乗り越えて、事実認定してしまうということは、あり得るんだということで、ポカンとした気持ちでいるんですけれども。

 非常に不思議なことに、この中継ご覧になっている方はお気づきだと思いますけども、ここにいる全ての記者クラブのメディアの諸君たちは、それが想定外だと驚いた様子がない
 大変なスキャンダルではないか、大変な事態ではないかと。
 異常なことが起こっていると私は思うんですけれども、そのように感じられる気配がないということにまた私は驚いています。

 この判決が、想定内のものであれば、こうしたそっけない態度といいますか、いうのも理解できないわけではないんですけれども、ことが、終わったことが、十分に想定された事態が起こった。
 大きなニュースにはならない、と言いたげなこの様子。
 私たちを取り巻いているメディアの環境、情報の環境というものはこういうものだということを、今、今回改めて感じています。
 司法の異常、司法の危機と同時にメディアの異常、メディアの危機、共にあるのではないかという気がします。

 記者会見場からお伝えしました。 岩上でした。

【文字起こし:ボランティアスタッフ @sekilalazowie】
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