尖閣ビデオの流出
2010-11-09
尖閣事件の際に海保の撮ったビデオが11/4の深夜にNetに流出し、5日の朝にJR川口駅前に放置された段ボール箱から同一の物(DVD)が現れた。
最高検は検察内部からの流出は無いと断定し、現場海保を捜査する方向である。
以上が事実関係。
マスコミは11/5の内にTVも新聞も大々的に報道し、一般的には、識者の意見として情報公開につながる流出として肯定的な意見を出すと同時に、個別的には、情報管理に瑕疵ありと自民党と共に与党政権を揺さぶっている。
これが、マスコミの方向。
このビデオの評価が様々に分かれているようだが、一応評価してみよう。
私もビデオを見たが、漁船が衝突しているように見える。しかし、衝突直後に巡視船がエンジン全開で漁船が隠れていしまうほどの黒煙を吐きながら遠ざかる(逃げている?)。などの、不自然な情景が少なからずある。漁船の航跡は左舵を示すが、巡視船の航跡は殆んど見えず、漁船の進行方向をふさいで衝突させたと言う感じも否定出来ない。
一般に漁船が船体強度で格段に差のある武装艦に特攻するのも考えにくい。
そもそも、この流出ビデオ自体が5、6時間に及ぶだろう元ビデオを検察向けに編集したものであることを考えれば、解釈次第で、いかようにも見える。ここが味噌かも。
流出ビデオの評価としては、次のことが言えるだろう。
公務執行妨害罪の物証としても、プロバガンダとしても、不十分なものである。
公判維持の物証としてはあまり役に立たない。しかし、反中を盛り上げるには結構役立つ。
編集されたものは何種類もあったはずなので、そういう目的に見合ったものを選んだ。とも言えよう。
つまり、白黒の評価は不十分なものである。それよりもマスコミが盛り上がっているのは衝突の物証が現れた(実は不十分なのだが、情緒的な報道にとっては十二分。)こと。
それと、もうひとつは情報管理ができない、官僚を統制できない菅政権と言うフレームアップと考える。
当事者である中国は日本のマスコミの盛り上がりに抗することができない。
このビデオ流出による、利害はどうなのか。
管政権はダメージを食らった。胡錦濤政権は横浜APECで日中首脳会談の可能性が極めて困難となった。
日中対立が深まることで、オバマ政権は漁夫の利を得る。
いや、もちろん偶然に好都合なタイミングで流出したのかも知れません。
11/5早朝にJR川口駅で発見されたDVDは4日の深夜にNetからコピーしたものだろう、と言うことでその後の報道はもちろん消えている。
5日の未明段階では、未だ貴重な流出であったはず。コピーしたものを即時に捨てるとはとても考えられない。
Netにアップしてから、誰かさんのゴミに混ぜるなどは、誰でも思いつきそうで、その位のレベルと考えると、一緒に出てきた民主党批判ビラなども辻褄が合いそうだ。
現場海保から流出というのは現場末端公務員の性質(賃金は良くないが将来退職金等は良い、不祥事は全て失う)からも可能性は少ないと考える
可能性としては学歴等で転職や天下りが効いて、アメリカと交流のある、上層部の者がタイミングを考慮して、外部の若い者にさせた、と考えるのが自然で妥当と思います。
参考:「あまりにひどい尖閣事件」「仕組まれた尖閣」「敵は中国ではない」「尖閣(釣魚)は領土問題」
最高検は検察内部からの流出は無いと断定し、現場海保を捜査する方向である。
以上が事実関係。
マスコミは11/5の内にTVも新聞も大々的に報道し、一般的には、識者の意見として情報公開につながる流出として肯定的な意見を出すと同時に、個別的には、情報管理に瑕疵ありと自民党と共に与党政権を揺さぶっている。
これが、マスコミの方向。
このビデオの評価が様々に分かれているようだが、一応評価してみよう。
私もビデオを見たが、漁船が衝突しているように見える。しかし、衝突直後に巡視船がエンジン全開で漁船が隠れていしまうほどの黒煙を吐きながら遠ざかる(逃げている?)。などの、不自然な情景が少なからずある。漁船の航跡は左舵を示すが、巡視船の航跡は殆んど見えず、漁船の進行方向をふさいで衝突させたと言う感じも否定出来ない。
一般に漁船が船体強度で格段に差のある武装艦に特攻するのも考えにくい。
そもそも、この流出ビデオ自体が5、6時間に及ぶだろう元ビデオを検察向けに編集したものであることを考えれば、解釈次第で、いかようにも見える。ここが味噌かも。
流出ビデオの評価としては、次のことが言えるだろう。
公務執行妨害罪の物証としても、プロバガンダとしても、不十分なものである。
公判維持の物証としてはあまり役に立たない。しかし、反中を盛り上げるには結構役立つ。
編集されたものは何種類もあったはずなので、そういう目的に見合ったものを選んだ。とも言えよう。
つまり、白黒の評価は不十分なものである。それよりもマスコミが盛り上がっているのは衝突の物証が現れた(実は不十分なのだが、情緒的な報道にとっては十二分。)こと。
それと、もうひとつは情報管理ができない、官僚を統制できない菅政権と言うフレームアップと考える。
当事者である中国は日本のマスコミの盛り上がりに抗することができない。
このビデオ流出による、利害はどうなのか。
管政権はダメージを食らった。胡錦濤政権は横浜APECで日中首脳会談の可能性が極めて困難となった。
日中対立が深まることで、オバマ政権は漁夫の利を得る。
いや、もちろん偶然に好都合なタイミングで流出したのかも知れません。
11/5早朝にJR川口駅で発見されたDVDは4日の深夜にNetからコピーしたものだろう、と言うことでその後の報道はもちろん消えている。
5日の未明段階では、未だ貴重な流出であったはず。コピーしたものを即時に捨てるとはとても考えられない。
Netにアップしてから、誰かさんのゴミに混ぜるなどは、誰でも思いつきそうで、その位のレベルと考えると、一緒に出てきた民主党批判ビラなども辻褄が合いそうだ。
現場海保から流出というのは現場末端公務員の性質(賃金は良くないが将来退職金等は良い、不祥事は全て失う)からも可能性は少ないと考える
可能性としては学歴等で転職や天下りが効いて、アメリカと交流のある、上層部の者がタイミングを考慮して、外部の若い者にさせた、と考えるのが自然で妥当と思います。
参考:「あまりにひどい尖閣事件」「仕組まれた尖閣」「敵は中国ではない」「尖閣(釣魚)は領土問題」
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