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もうすぐ北風が強くなる

通貨戦争(36)米国の経済悪化は必至、沸騰する世界

 米国が債務上限額引き上げの議会承認と引換に、大幅な歳出削減を約束させられた。
 このことで、米国の急速な経済悪化は必至となり、まさしく再三の過剰流動性供給しかソフトランディングの手はなくなった。

 実体経済の回復はもう殆んど望めない。
 ドルの下落は勢いを増し、世界的な物価高騰は続くだろう、
 中期には一部の新興国以外は世界的な飢えと貧困にさらされるだろう。  

 一貫して下がり続けるのは、基軸通貨であるドルのみである。
 世界通貨戦争は、新たな激しい段階に入った。
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通貨戦争「新時代」に突入か-米減速による追加緩和観測でドル安加速

  8月4日(ブルームバーグ):ブラジルのマンテガ財務相が通貨切り下げ競争の「休戦」を宣言してからわずか8カ月。日本とスイスが円とスイス・フラン相場の押し下げに動き、外国為替市場の緊張は再び高まった。勢いを失いつつある米経済の動向がドル安を加速させていることが背景にある。
 
 日本は4日に介入を実施。円はドルに対し一時4%以上も下落した。過去1カ月では5%上げていた。スイス国立銀行(SNB、中央銀行)は3日、フラン高に歯止めを掛けるため緊急利下げに踏み切った。フランは過去1年で約36%上昇。

  欧州債務危機と米国の債務上限引き上げをめぐる政治混乱が投資家を安全な円とフランに追いやった。米国にリセッション(景気後退)再来の恐れが生じ、米連邦準備制度理事会(FRB)が新たな量的緩和を開始するとの観測がドル安を加速させている。昨年のドル下落の結果、アジアの10大経済は全て、自国通貨上昇阻止に向け何らかの措置を取った。

  スタンダードチャータード銀行の通貨調査世界責任者のカラム・ヘンダーソン氏(シンガポール在勤)は「通貨戦争の新時代に突入したようだ。ドル下落に対処しているのは新興市場ばかりでなくなった」と指摘。「今後は介入がはるかに活発になるほか、ドル相場についてのとげとげしい空気も増すだろう」と述べた。

  全米経済研究所(NBER)で景気循環を判定する委員会では9人中5人が、米経済に減速の兆しがあるとみている。メンバーの1人、ハーバード大学のマーティン・フェルドシュタイン教授はリセッション再来の確率を50%とみる。

        G7当局者が電話会議
 
 主要7カ国(G7)の財務当局者らは3日に電話会議を持ち、欧州ソブリン債危機と米国の債務上限引き上げをめぐる政治こう着について協議したと、G7当局者が明らかにした。

  5日発表の米雇用統計では7月の失業率が9.2%と、前月と同水準にとどまると見られている。3月の8.8%を0.4ポイント上回る水準だ。バークレイズ・キャピタルのアナリストらは、9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控えて「量的緩和第3弾(QE3)の観測が高まっている」と指摘した。

  ブルームバーグ・データによれば、主要16通貨の中で、スイス・フランとニュージーランド・ドル(NZD)、円、ブラジル・レアル、シンガポール・ドルが過去3カ月に米ドルに対して最も大きく上昇している。
  ブラジルのマンテガ財務相は昨年11月に休戦宣言したが、レアルはその後に米ドルに対して約10%上昇。同財務相は先月、いわゆる戦争はまだ続いていると発言した。ブラジルはドル買いや投機的な取引の抑制策によってレアル上昇に歯止めを掛けようとしている。

          沸騰する「通貨戦争」

  ニュージーランドのイングリッシュ財務相はNZDが変動相場制移行以来の高値を更新した後、為替相場の流れを変えるために政府ができることはほとんどないと発言している。これに対して、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)のシニア通貨ストラテジスト、スー・トリン氏はニュージーランドなどの諸国が利上げを遅らせる可能性を指摘した。

  スタンダードチャータード銀のヘンダーソン氏は、日本とスイスが主要10カ国(G10)のメンバーであることを強調する。G10諸国が日本を除き介入をしなかった2000年代初めから、時代が変化したと指摘。「通貨戦争は泡立ち続け、さらに深刻化していく」と予想した。
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