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もうすぐ北風が強くなる

核燃料は本当に冷却しているのか

 1、2、3号機の原子炉の核燃料はメルトダウンし、メルトスルーしているらしいとの発表。
 3号機の使用済み核燃料プールは爆発で吹き飛び、核燃料は飛散して殆んど残っていない。
 共用プールまでがふつふつと煮えたぎり蒸気を噴出している。

 循環冷却していると言いながら、ほぼ毎日どこかが故障している。
 ここに台風や余震が来たら、超高濃度汚染水で、人間は近づくこともできなくなるのではないのか
 メルトスルーしていて、圧力容器に何ほどの核燃料が残っているのだろう。

 一体何をどれだけ冷却しているのか、さっぱり不明な「循環冷却?」なのだ
 格納容器、そして地下、コンクリートの亀裂から地下へと流れ落ちた核燃料の状態も温度も何もわからない。
 
  「反戦な家づくり」から
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核燃料は本当に冷却されているのか?

今、世界最大のミステリーは、福島第一原発の燃料棒がどこにあるのか、ということ。
なにせ、世界中の誰もが、その正確な所在をご存じない。

政府や東電は、自らの犯罪の後始末を自ら評価するというペテンを「工程表」とか「ステップ1」と呼んでいる。
実態は、子どもでも欺されないような書き割りをならべて、できたできたと騒いでいるに過ぎない。

その象徴が、ほぼデイリーで故障する汚染水浄化装置であることは言うまでもない。
7月20日の時点で、稼働率が53%だという。
トラブル率47%の機械なんて想像もできない。
そもそも、装置とか機械と呼ぶに値するのか。

■■ 循環 のウソ

「冷却水の循環」と、細野や菅は胸を張っている。
循環というのは、閉じた環の中をぐるぐる回ること。

しかし、現在の仕組みはこうなっている。

20110726-1.jpg
          (2011.7.20 毎日より)

水を注ぎ込む格納容器や圧力容器は、何がどうなっているのか、正確にはわからない。

圧力容器は穴が空いて、水はじゃんじゃん漏れている。
格納容器も穴が空いて、じゃんじゃん漏れている。
その外側は、そもそも水を貯めるようには作られていない、建物の地下室だ。

そこから地下に流れ出す水もあるだろうし、逆に雨や地下水も流れ込む可能性が高い。
さらに、装置の途中でも、しょっちゅう漏れている。

もっと深刻なのは、ふくいちカメラを見てもわかるとおり、原子炉建屋の上にはじゃんじゃん蒸気が立ち上っている。
当たり前だが、穴が空いている容器の中で高温の物に水をかければ、蒸気になって大気中に拡散していく。

こういう状態を、とても閉じた環とは言えない。
循環と呼ぶのは、それ自体がペテンなのである。

せいぜい、冷却水の再くみ上げと汚染低減という程度である。
稼働率53%の。

■■冷却 のウソ

1~3号機の燃料棒が、今どこでどうなっているのか、誰も知らない。

とにかく水を注入しているけれども、それが溶け落ちた燃料にどれだけ届いているのかもわからない。
とりあえず、温度計がべらぼうな数字にならないから おそらく冷えているんだろう という程度の話である。

しかも、温度計の数字が跳ね上がると、温度計の故障という話になって発表されなくなるし、おそらく燃料があるだろうと思われている格納容器の温度は測っていない。

20110726-2.jpg
       (原子力安全・保安院 7/25発表資料より)

すでに空になっているかもしれない圧力容器のほうの温度を測って、100℃前後になっているから冷却されている と自慢げに発表しているのである。
アホちゃうか ほんま。

まったく、何を信じて良いのかわからないなかで、たぶん冷却されている、というのが、「事故の収束に向けた道筋」とご立派な名前のついたものの実態である。

■■安定的 のウソ

週刊現代が、独自に放射線量の調査をしている。
3.11以降、福島県内を走っていた車のエアフィルターを調査した。
そこで、核分裂によって生じるテルル129mという物質が出てきたという。

以下、「福島市の大気 恐るべき検査結果を初公開」より引用する

欧州放射線リスク委員会の科学委員長であるクリス・バズビー博士が解説する。
「テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータですね。なぜならこれは、核分裂によって生じる物質なのですが、半減期が33日ととても短い からです。半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つ まりは再臨界を起こしている可能性を示唆しています。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できませんが、再臨界が起きて いたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきです」
(引用以上)
つまり、3.15に大量にテルルが放出されていれば、まだ残っていてもおかしくないが、そうでなければ、比較的最近に核分裂が起きているかもしれない、ということ。
これまで、テルルなんてニュースにもならなかったのだから、3.15で大量にばらまかれたとは考えにくい。
安定的 に核分裂が起きている のだとしたら核爆発に至る一大事だが、おそらくは、小出先生が指摘するように、一時的に臨界が起きて、すぐに止まる、ということが起きているのではないか。
少なくとも、そのような可能性が否定できないのに、安定的に冷却されているなどと、どの口で言えるのだろうか。

■■「事故の収束に向けた道筋」の破綻は必至
マインドコントロールや自己暗示にかかっていない限りは、この道筋がすでに暗礁に乗り上げており、早晩破綻を認めざるを得ないことは、誰の目にも明らかだ。
菅直人は、おそらくその時を待っている。
玄海原発で海江田を切り捨てたように、この問題で細野を切り捨てて、自分だけ格好つけようと狙っている。
小沢よりだったり、自分を脅かす可能性のあるものを、原発担当や震災担当にして、下手を打たせて追放する。
それを、自らの演出だと心得ている節が、菅にはある。
このまま、では、世にも恐ろしいことになりかねない。
震災と原発で大変だからこそ、まともなリーダーが必要だ。
おそらく菅は、オバマラインの現アメリカ政権から、原発を収束(ごまかす)ことを条件に延命を約束されている。
同時に、太陽光の利権もオバマラインには大きな問題であるようだ。
10年後20年後に日本人が大量にガンになるくらいはどうでもいいから、爆発的事象だけは避けて燃料を冷やせ。
国民には被害を最小に見せろ。
再生エネルギーをじゃんじゃん宣伝しろ。
対する前原誠司は、ブッシュ政権以来のジャパンハンドラーズたちによる利権争奪の先兵である。
菅とは、ミッションが違う。
原発については、結局やることは同じだろうけれども、優先順位が違う。
「復興と未来のための日米パートナーシップ」を表看板に、被災地での荒稼ぎが至上命令である。
けっきょく、どちらが政権をとっても、日本人、なかでも被災者にとっては地獄である。
がんばろう日本 などといって、くそも味噌も一緒にするのは間違っている。
被災者と、関西の我々とは、状況は違いすぎる。
誰がリーダーになるかによっても、さらに状況は大きく変わる。
一億総懺悔のようなスローガンではなく、原発収束、被災者救援、事故責任追及、という明確な方向性を出すべきだ。
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