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もうすぐ北風が強くなる

見てみないふり、思考停止や死んだふり(2)

 4月の末頃に、武田邦彦氏を引用して「見てみないふり、思考停止や死んだふり」を書きました。
 武田氏の「専門家」への批判がヒントとなったものです。

 危機的な状態になると、人の本性が出る。この震災と原発事故の対応、報道、説明などを見てくると、実に、「危機に対応できない人間」、「危機管理能力が無い人間」が多いことに驚く。

 危なくなるとただ逃げようとし、怖いと「見てみぬふり」とか、思考停止。
 1日で決めることを5、6日かけて逃げまわる。
 即日または翌日実行したのは、米国に指示された三つの事(海水から真水、海中放水、窒素注入)のみ。
 3.jpeg


 会議の乱造、安全基準の大幅緩和、そしてただただ安全だの一点張り。(政府~東電)

 既に思考停止から、「死んだふり」に進んでいるのかも知れない。
 器量のうーんと小さい人間は、理解できない事態に直面すると思考停止したり、昆虫のように死んだふりをする者までいるが、テレビに出ている政府、東電、御用学者の人たちは、皆こんな人達なのだろう。

 逆か。器量のうーんと小さい人間だから出世したのだろう。
 この国の60年代くらいから続く病弊の結果か。 
 
 これらが、政府権力、マスコミ、財界、御用学者だけの実態ではない。
 この国の異論を排除されて、マスコミを盲信洗脳された新中間層に、さらに盲信洗脳されている勤労階級。
 政府・マスコミの連日執拗な風評宣伝が作り出す洗脳と不信。
 ストレスとノイローゼ。

 見てみないふり、思考停止、死んだふり。これらは権力層だけではなく、立場は違うが、一般国民も同じ状況に追い込まれつつある。
 続く不安と恐怖が終わる展望もなく拡大してゆくために、そんな中で毎日笑顔で通勤し、深夜帰宅するまで働かねばならない。そのためさらに増してゆく疲労ストレス。
 何もできないことを心配しつづけていると、病気になる。

 見ないふり、この不安にふたをして思考停止になっている人々が大衆的に増加している。
 状況を把握しよう、行動しようとする人達との乖離が大きくなっている。
 そこに柔らかく妬みと嫉みが重なり、一種の対立への流れが始まっているように感じている。

 米国と財界による、どさくさ紛れの火事場泥棒やら、ショック・ドクトリンが襲いかかろうとしているこの国内状況のなかで、非常に危険な兆候だ。

 飯山一郎氏から
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆2011/05/25(水) 最後は原発推進派が勝つ! (3)

先月まで,私は一日に何回も文章を書いては,皆さんに読んでもらっていた.
それが今は,一日に一回という日が多い.
「飯山,何やってるんだ?」と,何人もの仲間が心配してくれる.

文章を一日に一回しか書けなくなった理由は,電話である.
とにかく深刻な電話が多いのだ.
最近は,鼻血,下痢,めまい,嘔吐,倦怠感など被曝の初期症状以外に精神疾患
が激増している.

3.11以来,2ヶ月半が過ぎても,放射能災害は一向に収束しない.
むしろ日々放射能地獄への恐怖は高まるばかりだ.
実際,東電福島の原発事故の現場は,日に日に悪化の一途をたどっている.
「もうイヤだ! いつまで放射能が降るんだ? 怖い! もう耐えられない!」
と,気がヘンになったとしても,これは仕方がない.

こうして2ヶ月半もの間,関東東北の住民は,放射能の恐怖に怯えてきた.
いっぽう,現実に濃密な放射性物質が降り注いでいるのに,脳天気な無関心層.
いや,実際は,脳天気でも無関心でもないのだ.
考えたくない!考えたって何もできない.忘れていたい!という思考停止派なのだ.

いま,意識の高い関心派と,思考停止の無関心派は,完全に分裂してしまった.
あまりの認識の違い(パーセプション ギャップ)に,「放射能離婚」といった悲劇的な
破局さえ発生している.
夫婦でさえこうなのだから,親しかった友人関係など簡単に終わりになってしまう.
「わざとらしくマスクなんかしてぇ.自分だけ助かりたいってわけ?」
とまで嫌がられるマスク着用者.
彼らが「諦め派」という「思考停止派」になるのは,時間の問題だ.

静かなる諦観.おとなしく静かに諦めることは,日本人の美徳とされてきた.
日本人は,どんな激甚な災害や天変地異に遭遇しようとも,静かに諦めてきた.
今回の大災害の最中,多くの外国特派員が,本国に次のように打電した.
「普通なら暴動が起こっても不思議ではないのに,日本人は文句も言わず黙々と
秩序正しく並んでいる….」

いままた,ふたたび,日本中が諦めはじめている.
前回は,大地震と大津波という自然災害に,日本人は,諦めきった.
今回は,放射能災害という人災(=「菅災」)に,日本人は諦めはじめている.
恐ろしいことに,これは,原発推進派の「計画」どおりなのである.

見事な「計画」であった.
原発推進派は,先ず,テレビをフルに使って「一億総諦観」を画策した.
この「計画」はドツボにはまり,一億人の日本人が深い諦観に沈んだ.
そして2ヶ月が過ぎ,3ヶ月が過ぎる頃,内部被曝は不可逆となる.

あとは黙っていても,時間の経過と共に,一億人の日本人が病気になる.
放射能疾患は,先ず,激しい倦怠感と下痢から始まる.
これで人間は無気力になる.「闘う」などということが不可能になる.
「一億総諦観」とは,じつは,「一億総無気力」ということだったのだ.
まさしく思う壺だ.

これ,原発推進派の完全勝利である.


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