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経済学と経済思想のずれ

 ラスコー

 1990年のソ連崩壊以来、ライバルのいなくなった先進資本主義国は利益率の限界を求めて市場原理主義の花を咲かせた。
 マルクス理論どころか修正資本主義的な経済政策さえ「社会主義」とのレッテル貼りにより制圧された。
 
 この市場原理主義の快進撃は、実際のソ連崩壊前から始まっているので20数年続いたことになる。
 
 快進撃の結果は……………過剰与信とデリバティブで金融経済と実体経済の遊離は恐ろしいまでになり、作られた需要(有効需要では無い)に異常な過剰供給設備。これは実体現物を無視した架空の均衡である。
 
 2007年のサブプライム住宅ローンで焦げ付きが始まる。即時に、過剰与信は破裂した。インターバンクの崩壊。金融恐慌である。
 
 各国は蓄積された経験則により資金投入して取り繕ったが、貸し借りはいずれ精算であり、含みの大出血である。2008年のリーマンショックを経て、実体経済に波及し、2010年現在、日米欧の雇用、賃金総額、消費需要はさらに下降を続けている。
 
 これは需給の均衡点では終わらない。家計も企業も、いわゆる将来不安が払拭されるまで下降が続くだろう。
 
 経済思想の面では、アダム・スミスとフリードマンの市場原理主義は後退し、ケインズとマルクスが復活した。
 理論至上の市場原理論は、マルクスによって歴史実体の発展論から批判された。ケインズもまた同様であるが有効需要論により批判した。
 
 アダム・スミスに始まる市場原理派は理論的整合性としては十分過ぎるほどだが、それを現実に適用するには社会意識は常にはあまり経済合理性で動かない。
 誤解を恐れずはっきり言えば、社会が「完全に」経済合理性で動くことは、一瞬たりともあり得ない。

 従って、空論でない経済学は常にある程度、社会思想としての経済思想なのだと思うのです。
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