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もうすぐ北風が強くなる

安全無視し、反対派対策に固まった原子力村

 50年にわたる、原発反対派排除の結果は、原発推進派内の「安全派」まで排除してしまった。
 今、テレビと全国紙に出ている御用学者は、すべてが単なる原発推進派ではなく、歴代反対派、安全派を排除して来た「筋金入り」の積極推進はである。

 だから、彼らの言う言葉はすべてが同じだ。
 「安全だ」、「心配はない」、「直ちに健康に害はない」、「レントゲンと比べれば」、「CTスキャンと比べれば」もうたくさんだ。
 彼らの言葉は電力会社のリーフレットそのままであり、ほかの言葉を知らないのである。
 
 彼らの言う言葉は皆同じで、頭の中も皆同じである。
 電力会社の宣伝広告がぎっしりと詰まっているから、同じ意味の言葉ばかりが出てくるのである。
 「原子力村」の村人はそんな連中である。
 
 安全? 電力の宣伝広告であるから、住民の安全などは、全く頭に無かったのである。
 彼らにとっての安全は、せいぜい「原子炉の安全」しか無かった。
 
 新ベンチャー革命から
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
  人災の東電福島原発事故:安全対策より原発反対派対策優先の過誤

1.佐藤・前福島県知事の証言にて、東電の不作為の罪が暴かれる

 3.11東電福島原発事故に関して、各界から人災という声が日に日に強まっています。とくに、福島県民を代表していた佐藤栄佐久・前知事(冤罪で東京地検特捜部逮捕、失脚)の東電との交渉のいきさつが本人の口から外国特派員を含む海外マスコミに語られ始めています(注1)。そして東電は佐藤前知事の懸念をことごとく無視してきたことがあきらかとなっています。

 佐藤前知事のみならず、他からも再三警告を受けていたにもかかわらず、東電は福島原発老朽機の安全対策を無視してきました。

2.謙虚な安全対策より原発反対派の封じ込めを優先

 東電を筆頭に、産官学の原発推進勢力は、原発反対派を敵視しており、佐藤前知事も彼らにとって手ごわい天敵のひとりだったのです。

 世界で唯一、原爆被害に遭っている日本人はことのほか、原子力アレルギーが強い国民です。そこで、50年代から進められてきた原発建設の推進勢力は、当初から原発反対派との闘いに直面して今日に至っています。

 半世紀以上も原発反対派と闘った原発推進派にとって、いつしか、安全対策より、反対派対策にエネルギーを使う習慣が身についてしまったのでしょう。

 その結果、憎き原発反対派の警告に謙虚に耳を傾ける習慣が廃れて久しくなったわけです。

3.原発推進派は天敵の警告を徹底的に無視する習慣がついた

 長年に渡る原発反対派との闘いで、原発推進派には、反対派に対する感情的反感が醸成されていると思われます。

 人間誰も、敵意を持つ相手の言うことを素直に聞こうとは思いません。おそらく、反対派を敵視する東電関係者は、反対派の言うことは意地でも聞かないというような習慣を身につけてしまったのです。

4.安全対策より安全神話つくりを優先

 原発推進派は本音では原発が危険であると知っています、その証拠に、東電は自社の原発を首都圏には一切、建設していません。万が一の事故が起きたら大変なことになるとわかっています。

 そこで、原発立地周辺住民を説得するため、原発は安全だというプロパガンダを発信し続けなければなりません。

 このような活動をパブリック・アクセプタンス(PA)活動と言います。原発立地地域の反対派は、それなりに勉強しており、それを支援する専門家もいます。その人たちを言論封鎖するには、原発は安全だと強弁し続けるしかありません。

 こうして、原発推進派は、原発事故リスクの真摯な追究や安全対策に関心が行かず、反対派をいかに言論封殺するかにしか関心が行かなくなったのです。

5.原発推進派に本質的安全をチェックする人間がいなくなった

 原発推進派は、安全神話つくりに血道を挙げるようになり、基本に立ち返って、本質的安全をチェックする人が誰もいなくなったと思われます。

 そして、原発推進派は反対派対策に注力するあまり、原発の安全性、とりわけ老朽原発の安全性を議論することすら内輪でタブーとなってしまった可能性があります。

 その結果、東電福島の老朽原発は、反対派からの追及を恐れるあまり、その危険な状態を国民の目から隠ぺいする方向に行ってしまったのではないでしょうか。

 東電の原発関係者は本音では老朽機の脆弱性や危険性に感づいていたにもかかわらず、それを補修・補強をすると、反対派が老朽機の問題を引き合いにだして、その他の原発すべての再点検を要求することが予想されました。

 現に、2002年、老朽機の検査報告書改ざんが発覚したとき、東電は全原発の運転停止に追い込まれた苦い経験があります。そこで、またそうなっては大変だから、老朽機の補修・補強は必要とわかっていても、あえて放置し、国民の目から隠ぺいしてしまった。
 しかしながら、自然はそれを決して許さなかったのです。そして、東電は2011年3月11日という運命の日を迎え、不作為の罪が暴かれたのです。

注1:ゲンダイ・ネット、2011年4月19日
http://gendai.net/articles/view/syakai/130029
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