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検審起訴の新たな局面

 2年間にわたり検察の総力を挙げた捜査にもかかわらず、小沢一郎氏は不起訴となり、検察のストーリーは崩壊してしまい、完全な潔白となった。
 ところが、数年前に検察審査会法の改正で成立した「起訴相当」2回で強制起訴(指定弁護士が起訴)の制度を、彼らは使ってきた。
 もともとこの「事件」なるものは

 o 2004年10月の世田谷の土地取得:2005年1月まで収支報告書に記載しなかった「虚偽記載」の疑い:農地を宅地に転用する手続きを経て、登記後05年1月に記載。ごく普通の処置。
 o 陸山会による2004年10月の土地取得時、資金4億円を臨時に小沢氏から借りた。2004年の収支報告書に、借入の記載がない....現実には、最初に郷原氏が指摘のとおりで「借入金小澤一郎4億円」としっかり記載あり。つまり、嘘。
 
 たったこれだけの事実しか無いのである。軽犯罪法にさえ、何の法律にも抵触しない。従ってマスコミは未だに罪の内容を説明できない。
 検察は1年半にわたりマスコミと共に政治介入、弾圧を続けて、民主党代表から落とし、党幹事長から落とし、政権を対米隷属のオリジナル民主党に切り替えた。
 検察としてはこれ以上は公判維持できないため、墓穴を掘ることとなる。その結果、無実となってしまったのは当たり前である。

 検察はほぼ用済みとなり、新たな局面が展開されている。
 小沢氏が黒か白かは既に検察で白と決定してしまったので、今度は白か黒かは関係なく、検審の強制起訴で裁判の結果が白だろうが黒だろうが問題外の、刑事裁判被告人にでっち上げる方向である。最高裁まで十数年小沢一郎氏を被告人として、叩き続けて抹殺する。こう言う方針である。
 つまり、白か黒かは、彼らは既に放棄しており、刑事被告人として十數年間マスコミで叩き続ければ抹殺できる。と言う方針である。

 十数年にわたる裁判闘争を闘うことははっきり言って必要が無い。
 何故なら、「証拠上の無実」は既に決定されており、裁判で仮に白と出ようが黒と出ようが、マスコミに踊らされなければ「黒」でも軽犯罪以下のものである。優秀な弁護団で控訴するだけのことである。
 刑事被告人として「静かにしている」なら、彼らにとっては思う壺だろう。だが、逆に被告人のレッテルなど無視して活発に存分に政治闘争を闘うなら道は開ける。

 小沢氏は直後のコメントで「離党も辞職もしない」と言っているので、当然、政治の場で戦い続ける考えだろう。
 
 追記
 郷原信郎氏のツイッターより

 昨日の段階では、議決書の冒頭の被疑事実(不動産取得時期、代金支払時期の期ズレだけ)が、当然、そのまま起訴すべき犯罪事実になっていると思っていたが、よく見ると、添付されている別紙犯罪事実には、検察の不起訴処分の対象になっていない収入面の虚偽記入の事実が含まれている。(続く)

 (続き)検察の公訴権独占の例外として検察審査会議決による起訴強制が認められている趣旨に照らして、不起訴処分の対象事実を逸脱した被疑事実で起訴相当議決を行うことは許されない。今回の起訴相当議決は無効であり、強制起訴手続をとることはできない。
 (引用終わり)

 裁判所が上記を認めれば、最初から公訴棄却。
 筆者はその他にも、例えば検事役の指定弁護士が公判維持できず、取下げしてしまうとか。色々なケースが大いにあり得るかと思っている。
 
 追記の2。それともうひとつの局面。

 反小沢派は昨夜きっと考えただろうが。
 小沢氏が政治的に抹殺されると、言うことは、強力な小沢グループの前で反小沢、脱小沢を飯の種にした連中は存在価値を失う。このことである。

 例えば、その筆頭は菅直人氏であろう。野田、仙谷。なにせ、この国の政治は20年にわたって、小沢氏をキーマンにしてきているので、小沢氏がいなくなると存在価値の無くなる反小沢政治家は、与党にも野党にも老若男女が数多く居るのである。

 これらの政治家は反小沢に依拠してきたために、実際の政治力(政策、交渉力、指導力)が、からきし「無い」(オリジナル民主党と同程度)ことが特徴である。

 政界再編の動きは加速するかも知れない。

 (文中で「彼ら」と書いているのはアメリカ軍産複合体と日本のマスコミです。)

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 追記
 「強制起訴」という言い方はマスコミの偏向的な操作と考えるので、「検審起訴」と言い換えました。
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