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もうすぐ北風が強くなる

テレビが伝えない原発の状況

 まとめると次の状況。

 3/14の段階で、第一原発1号機は核燃料の70%が損傷、2号機は30%、3号機は25%が損傷している。
 政府は溶融(=メルトダウン)の言葉を避けているが、言葉の遊びは犯罪的だ。
 損傷して溶融しない可能性は極めて少ないので、まして大量損傷であるから、はっきり溶融(=メルトダウン)である。
 
 それと一部断続的か永続的かは不明だが、再臨界を起こしている。汚染水が極めて超超高濃度であることを考慮すると再臨界は爆発以来続いている。
 また、使用済み核燃料は大爆発で、周辺に吹き飛び飛散している。
 これは、1~4号機の周りを高度汚染している。

 第一原発3、4号機の外から見える様子は、「大爆発を起こした3、4号機の鮮明詳細な写真」に明らかなとおりだ。

 他のことは後手後手で検討ばかりしている政府が、誰に言われたか知らないが、唐突で迅速だった行動は、注水の真水への切り替え、海への汚染水放出、1号機へ窒素注入の三つ。
 
 これで、破壊の状況と大体の辻褄が合うので、実際の現状はこのレベルと考える。

 一応は真水の注入、窒素の注入で当面の方向は定まったようだ。
 だが、これを半年続けられるか、また電力と配管を修復できるか、要は完全メルトダウンを防げるかとなるとハードルは高い。人員も装備も長期戦の体制ではない。政府もだ。
 
 政治能力が無いために、誰かさんに命令されないと迅速な行動が取れない。そのため発表では嘘に近い隠蔽をする。
 だから、飯舘村は見殺しに放置され、海洋汚染で国内外に犯罪行為を結果し、未だに撒き散らす荒唐無けいな「安全神話」で国民を疑心悪鬼にして、パニックと風評を拡大している。
  
  植草一秀氏の「知られざる真実」から
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
2011年4月 8日 (金)
テレビが伝えない福島原発の著しく困難な現況②

福島第一原発から高濃度放射能汚染水が垂れ流されていたが、ガラス凝固剤を用いた対応策を実行した結果、海洋への汚染水放出は停止した。
 
 これで一安心かと言えば、まったく違う。
 
 政府は低濃度汚染水の海洋放出を行うと喧伝したが、これは大きな間違いである。実際に福島第一原発から放出されたのは、低濃度ではなく高濃度放射能汚染水だった。
 
 ガラス凝固剤で放出が止まったのは、「超超高濃度汚染水」であり、放出が続いているのは「低濃度」ではない「高濃度放射能汚染水」である。
 
 福島第一原発で何よりも必要な作業は、核燃料=炉心の冷却である。
 
 冷却水を投入すれば放射能汚染水が海洋に廃棄される。
 
 冷却水の投入をやめれば、核燃料の温度が上昇し、核爆発が再開する。
 
 この「究極の選択」のなかで、再臨界という最悪の事態を回避するために、放射能汚染水の海洋放出と言う二番目の最悪の事態を選択してきたのだ。
 
 今回、ガラス凝固剤の活用で、海洋への超超高濃度放射能汚染水の放出は止まったが、他方で、冷却水の投入を中止したわけではない。冷却水の投入に比例して、超超高濃度放射能汚染水が際限なく発生することになる。
 
 外部から冷却水を投入せずに、循環的な冷却システムを再構築することが求められているが、高濃度放射線が計測されている作業環境の下で、循環的な冷却システムを再構築することは、極めて難しいものと考えられる。
 
 そうなると、際限なく発生する高濃度放射線汚染水の処理が極めて重要な作業になるが、そのめどはまったく立っていないというのが現状であると思われる。
 
 問題の核心は、原子炉そのものの状況であるが、日経BPnetの4月4日付記事に大前研一氏が記述されているように、現状では、第1号炉から第3号炉のすべての原子炉で炉心溶融(=メルトダウン)が生じ、さらに、第1号炉と第3号炉において、原子炉内の格納容器の底に穴が開いて、核燃料の放射性物質が外部に放出されている可能性が高いと思われる。
 
 とりわけ問題は、第3号炉がMOX燃料を用いていることである。
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コメント

残念だが「外圧」に拍手

福島第一原発から海に漏れた放射能
について、米海軍から情報公開圧力
がかかったか。自国の国民が「腐っ
た魚を食わせるな」怒っても、
しかとで公開するつもりなど
さらさら無かっただろうから、外圧
がかかって我々も助かったね。
アメリカ様々だ。

Re: 残念だが「外圧」に拍手

言ったら」悪いが
少しだけ、だけ勉強不足だよ
俺達は、少しでも
勝っていかなければ
ならんのよ
分かって欲しい

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