炉心核燃料はすべて溶融、原子炉には無し(地中!)
2015-03-20

従来から炉心核燃料はほとんどが既に原子炉から落ち、薄い格納容器を溶かして地中に落ちていると指摘してきました。
宇宙線透視の結果、当然ですが原子炉圧力容器にはなかったことをようやく認めました。
まだかなりとぼけた発表をしていますが、要はふつふつと再臨界しながら地中に深く深く溶融しつづけている。
廃炉の展望は既にない。
言いごまかしもだんだん効かなくなっている。
原発冷却水は8割が漏れている、核燃料は地下水脈に達している
炉心核燃料はほぼ全量が落下していた!
未だ廃炉の展望は何もない状態:小出
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透視調査で「原子炉に核燃料なし」 福島第一原発 3/19 NHK
東京電力福島第一原子力発電所で行われている、レントゲン写真のように建屋を透視して溶け落ちた核燃料を捜す調査で、1号機では原子炉の中に核燃料が見当たらないことが分かりました。
ほとんどの核燃料が原子炉の底を突き抜け、格納容器に溶け落ちている可能性が強まり、廃炉の厳しい現実を改めて示す形となっています。
福島第一原発の事故では、3つの原子炉で核燃料が溶け落ちましたが、極めて高い放射線量に阻まれ、4年たった今も溶け落ちた核燃料がどこにあるのか分かっていません。
このため、高エネルギー加速器研究機構などのグループは、先月から、さまざまな物質を通り抜ける性質がある「ミューオン」と呼ばれる素粒子を捉える特殊な装置で、レントゲン写真のように原子炉建屋を透視し、核燃料のありかを突き止めようという調査を進めてきました。
その結果、1号機では、使用済み燃料プールにある核燃料は確認できましたが、原子炉の中には核燃料が見当たらないことが分かりました。
1号機ではこれまで、コンピューターによるシミュレーションでも、ほとんどの核燃料が原子炉の底を突き抜け、その外側にある格納容器に溶け落ちている可能性が高いとみられてきました。
今回の調査結果はこうした推定を裏付けていますが、原子炉から溶け落ちた核燃料が多いほど取り出しが難しくなるだけに、廃炉の厳しい現実を改めて示す形となっています。
専門家「原子炉突き抜けたか」
今回の調査を行った高エネルギー加速器研究機構の高崎史彦名誉教授は「原子炉の中で核燃料があるべきところに何も確認できなかったので、おそらく1号機は核燃料がすべて溶け落ちたのではないか。
原子炉の底にも燃料の塊らしい形が見られないので、原子炉を突き抜けて格納容器の底に落ちてたまっているのではないか」と話しています。
そのうえで、「今回の調査で、格納容器や原子炉、使用済み燃料プールなど、原子炉建屋の内部が外から透視できたことは大きな意味がある。
今後、調査の範囲を広げて核燃料がある場所を特定できれば、福島第一原発の廃炉にさらに貢献できると考えている」と話しています。
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※ よくまあ、こんなとぼけた発言ができるもので、NHKもさることながら「専門家」とやらもたいした面の皮ですね。
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