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米軍による暴行拉致監禁!警察は追従し引き渡し後、送検までした!

150222辺野古

   <社説>市民の逮捕送検 米軍の弾圧は許されない  2/24  琉球新報

 名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で普天間飛行場の移設に向けた新基地建設の反対行動をしていた山城博治沖縄平和運動センター議長と男性1人の計2人が刑事特別法違反の容疑で逮捕され、送検された。
 2人が逮捕された22日はゲート前で基地建設に抗議する県民集会が開催された。
 開催前に山城議長らを逮捕し、米軍が長時間拘束したのは抗議行動への弾圧以外の何物でもない

 そもそも山城議長らは基地内に侵入しようとしていたわけではない。
 抗議する市民と県警とのもみ合いを制止しようとしていた。
 しかもゲートの詰め所よりも国道側に近い場所の地面に引かれた基地内の境界線を示す黄色い線に立っていただけだ。
 突然、米軍の警備員が山城議長を引き倒して両足をつかんで基地内に引きずって拘束している。こんな乱暴な拘束が許されるのか

 この行為に在沖米海兵隊報道部は「米海兵隊施設に侵入したとして日本人警備員が『逮捕』した」と説明している。
 警備員の逮捕は私人逮捕だ。現行犯逮捕なら司法警察職員に限らず誰でも行えることが刑事訴訟法に定められている。

 現場には当時、約30人の警察官もいた。
 私人逮捕の場合、現場に警察官が到着するまで身柄を確保することはあるが、現場にはすでに大勢の警察官がいた。
 すぐに身柄を引き渡せばいいはずだ。

 しかし警備員は警察官のいる方向とは逆の基地内に山城議長らを引きずり込んだ。後ろ手に手錠を掛け、基地内の建物に入れてから手錠を解いたようだが、その後約4時間も拘束を続けている。
 刑事特別法を逸脱した人権弾圧だ。


 米施政権下の1957年の伊江島で、強制接収された射爆場内に入ったとして、住民5人が逮捕される事件があった。
 米兵が境界線を示す木製看板を5人の後ろにそっと置き、無断立ち入りで逮捕するという不当逮捕事件が起きている。
 今回の事件と何が違うというのか。


 復帰前の米統治下で繰り返された米軍による人権蹂躙(じゅうりん)の記憶を呼び起こす事態だ。
 暗黒社会に逆戻りさせてはいけない。
 山城議長らは23日夜に釈放された。本来ならば逮捕、送検するべきではなかった
 辺野古への基地建設に反対する意思表示は県民の民意だ。
 米軍は抗議行動をする市民に指一本でも触れることは許されない

 ーーーーーーーーーーーーーーーー
 ※ 「辺野古反対指導者を米軍が暴力拘束、沖縄は全基地撤去を求める!
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
山城議長

   釈放された山城議長との一問一答  2/24  琉球新報

 釈放された沖縄平和運動センターの山城博治議長と記者団との一問一答は次の通り。

 ―2人目も釈放されたが、知っている人か。初めてシュワブゲート前に来た人か。

 「誰だろうと思った。初めて来て、初めて拘束されてびっくりした。
 警察署の中でもカーテンで仕切られて、ほとんど顔も会わせることができなかった。米軍の建物の中で一緒になって以来の再会だ」

 ―不当逮捕と言った理由は。

 「認識があれば、ある程度用意もできるが、機動隊とのせめぎ合いが厳しくなった時、これ以上関係が悪化すれば不測の事態がないとも限らないので、いったん下がろうと言っているところを、後ろから羽交い締めにされて連れて行かれた。
 基地の侵入というなら分かるが、侵入していない。それをみんな見ているはずだ。
 黄色いラインから出ようというわけでもなくて、逮捕されて引きずられるのはほとんど理解できない。
 全くの嫌がらせ逮捕だ
と思った」

 ―倒されてどうなったのか。

 「いったんどこかに座った気がする。そのあと両脚を引っ張られて、フェンスまで引っ張られた

 ―どれくらいの距離か。

 「20~30メートルぐらいかな」

 ―手錠を掛けられた。

 「『フェンス沿いに腰を下ろせ』と言われ、立ったまま手錠を掛けられた
 脚を引っ張ったのは米軍の警備員で、手錠を掛けたのは迷彩服を着た海兵隊員だった。
 海兵隊員に建物の中に連れて行かれた」

 ―警察と地検に何を聞かれたか。どれぐらいの内容を聞かれたか。

 「軍の中に呼び出された時には逮捕状も示さない。
 逮捕状もないから、弁護士呼べとも言えない。向こう(米軍施設内)で『これは一体何の拘束なんだ。不当拘束もいいかげんにしろ』『一体何時間たってるんだ』とずっと言っていた
 逮捕とも言わないし、ただの嫌がらせかと思った。
 機動隊がちょっと拘束することと同じと思って、やがて帰されるだろうと思ってたら、身柄を警察に引き渡すと言われたとき、また外されていた手錠を掛けられて、車に乗せられた。(ゲート前で)赤嶺政賢議員が演説の最中だったから、2時前くらいだったと思うが、その時も逮捕状は示さない
 刑特法の何条違反で、身柄を送致されたので、名護署に連れて行くという簡単なコメントがあった。その時も逮捕状はない。
 名護署にも地検にも、逮捕状を示さないで逮捕はあり得ないと伝えた

 「ここ(名護署)で取り調べられたのは、身上調書、それから事件の調書。
 午前中と午後の早い時間の取り調べは一切黙秘をした。不当逮捕だから答えられないと言った。その後、弁護士接見があって住所氏名くらは言った方がいい、と言われたので住所氏名を言った。
 また、自分の言いたいことは言った方がいいという弁護士のアドバイスがあったので、私はみんなを下げるために中の方にいたのに、回り込んで皆さん下がろうと言ったまでだ。
 その際に後ろから襲い掛かってきた軍の警備員との押し合いの際に脚を引っ張られて、引きずられるように基地の中に連れて行かれた。これが真実だと言った。
 それ以上のことは分からないと警察には伝えた。地検の方でも同じことを伝えた」

 「特に地検が問題にしたのは、軍側が刑特法違反だと伝えたので、私たちがどこに立っていたのか、黄色いラインだったのか、それが内側だったのか、それを盛んに強調していた。
 私が伝えたのは、機動隊と最初、仲間が押された時に激しく抗議した、その際確かに抗議の際に、1歩ほど、半歩ほど中に入ったのは事実だと伝えた。
 しかし2回目は道路側の内側には立っていない。直接の容疑になった際には中には入っていないと伝えた。
 警察に確認をして一応の取り調べを終えたところだ。とにかくラインの内側だったか外側だったかを気にしていた感じだ。
 運動としてラインのことは気を付けますかと聞かれたので、ラインのことは気を付けますと答えた」

 ―県民集会の日に拘束されたことについて。

 「嫌がらせだと思う。軍の海兵隊や軍警が出たのは初めて。
 きょうは県民大会だから警備がやたら厳しいとしか思わなかった。
 もしも県民が怒って基地の中に乱入するのを止めるためにいるんだろうな、としか思えない。
 まさか引っ張るとは夢にも思わなかった
 結果としては、憤る県民の怒りに恐れをなして、もう先制攻撃で、黙らせるようにという行動だったと思うけれど、それはそういかない。
 ますます怒りに火を付ける。何にもしてないのに襲い掛かるなんて、あり得ない。
 軍側がやっぱりよっぽど恐れているとしか思えない。そういう思いがあらためて強くなった」

 ―引きずられた時にけがは。

 「頭だけ気を付けた。ガリガリ引っ張られるので、頭だけ押さえていた

 ―手錠をされた場所はどこか。

 「基地に向かって左側のフェンス。連れて行かれました」

 ―プラスチックの手錠か。

 「金属製の手錠だ

 ―地検が勾留請求をしない理由について、何か言っていたか。

 「勾留する必要がないからだ。書面に勾留する理由がない 釈放と書かれていた
 私と彼は一緒にいたんですよ。拘束された後もずっと私が、何をするにも先に行動していた。
 彼も別々に連れて行かれた。別での聴取もあったようだ。
 彼の取り調べが終わるまで、ずっと部屋にいた。大変なことがあったと思う」

 ―あらためて今後の運動の展開の仕方は。

 「米軍がしゃかりきになってることがよく分かった。つまり私たちの抗議が効いているということだ。
 第3ゲートでのフェンスの囲い込みから始まり、米兵らが出てくるのは今までにない
 よっぽど警戒しないと、いつテントに襲いかかるか分からない。
 昨日捕まった時に、もしかしたら私がいないうちに襲い掛かるのではと気掛かりだった

 運動はさらに警戒が必要だ。用意周到に、彼らに付け込まれない運動が必要だと思う。
 合法的にかつラジカルにしっかり声を上げて運動していきたい
 ーーーーーーーーーーーーー
※ 米軍警備員による暴行拉致監禁、それに協力する警察、4時間も監禁状態を放置し、引き渡されてから取り調べし、送検までするという、売国警察。
 違法な刑事犯罪を犯したなら、現場に30名もいた警官はなんなのだ。
 現場の警察は違法な犯罪行為とは認知しなかったということではないか!

 現場の警察には米軍に説明を求め、身柄を解放させる義務がある。
 日米協力の沖縄暴力支配。
 国民は鈍いが、沖縄県民の意思は明瞭だ。
 決して暴力支配など許さない!
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コメント

自民党は無人党、安倍氏のやりたい放題に声を上げる人はだれ一人いない。自民党であることを惨めに思わないのだろうか
 籾井NHK会長、西川氏、そして首相自身の野次に、国民は茫然とし、絶望しているというのに・・・

 それでも子を産みたいと思う人がいるだろうか?今、社会は政府にならい、正義も道理もなくなってるから、学校は子供を守ることもできなっているのではないのか

続けて・・
要するに、安倍氏は、沖縄をアメリカに売り渡したということか?日本政府の対応は、沖縄を放棄したということか?「丁寧に」答えなくていいから、「わかるように」答えてほしい。

Re: タイトルなし

敗戦と米軍支配からサンフランシスコ講和で本土だけ「独立」したかのようになっていますが、ここからして違います。
米軍の超法規的な支配を続けるための「日米地位協定」、そのために必要な「日米安保」、さらに「日米安保」のために必要な「サンフランシスコ講和」だった。
沖縄はそのまま米軍支配なので、沖縄にとっては日米から捨てられた「屈辱の日」。
本土もまた、表面だけの「独立」なので、沖縄は「本土復帰」の後も、本土の基地が沖縄に移駐しただけ。
米軍支配については、直接支配から、日米地位協定による支配に変わりましたが、米軍基地の密集と治外法権は変わらず。
米軍の直接支配から、米軍とかいらい日本政府の共同支配になってしまった。

沖縄では米がほとんど取れません。
平坦な良い土地はみな治外法権の米軍基地です。飛行場、軍港、住宅、病院、兵舎、演習場などです。
住民はほとんどが傾斜地に暮らしています。
これが現実です。

別段、安倍が売り渡したとかいう話ではありません。

こんにちは。
 少し蛇足のような無駄なコメントとなりますが,ご容赦ください。
 昨日2月24日の生活の党と山本太郎となかまたち定例記者会見で,山本代表も「日米同盟・不当逮捕事件と呼んでもいい。日米地位協定を変えるしかない話し。平成20年に三党合意=民主党・社民党・国民新党が改定案を出したが,従米=占領されたままで行く,となっている。自国の法令が適用されないことは,侮辱だ。これからの政治として,そこに風穴を開けていく。」という発言をしていましたね。
 安全法相法制に関してなど,まだ余分な修飾が多く,言葉づかいが荒削りな部分の多い山本代表ではありますが「日米地位協定を変えるしかない」と明言したのは,評価できるとは思いました。
 それにしても,大マスコミとくにNHKは,質量とも,まともに報道していませんね。

表記ミス訂正いたします

さっきのコメントですが,「安全法相法制」→安全保障法制 と訂正いたします。以上どうぞよろしくご覧ください。

コメントをありがとうございます

コメントをありがとうございます

山本太郎氏は肝心なポイントをはっきり掴んで婉曲話法で胡麻化さないので良いですね。
政治の闇の世界ではどこまで通用するかはわかりませんが。
小沢氏は、なんとかなる、強く成長できると考えたのでしょう。
私は山本氏は、小沢氏の折り紙つきと思っています。

なにせ、憲法の上前を跳ねる超法規の日米地位協定。
日米合同委員会(米国側は米軍、日本側は各省庁。これが日米地位協定の「運用」を決めている。)
婉曲話法は本当に疲れるし、困ったものです。
山本氏は危機感も有るようですし、
少なくとも、鋭い感性を感じます。

最近、TV新聞のことを「メディア」「メディア」と呼ぶ人が多いですが、それってマスコミ側の自賛フレーズだったはず。

 米軍支配は変わらないと言っても、ここまで、あからさまではではなかった。政府は沖縄に戦争を売っていると思う。沖縄がこんなに怒っているのに知らんぷり。あからさまな侮辱、植民地そのものだ。
 

Re: タイトルなし

そうなんです。
一人でも、二人でも、多くの人がこのことに気づいてほしい。

沖縄の事は、各自治体も逆らったら、同じ目に合うということだ。怖いね
福島をあくまで欺き、見捨てつづけ
生きてゆけない低年金者の金額も、当たり前のように「一律減額」・・・

国民の命を守る気なんかない

続けてのコメントすみません

Re: タイトルなし

所詮は金持ちのための政治なのですが、これほど露骨な政権はかつてなかったのでは。
シリアの人質殺害について、菅は「交渉はしていない」とはっきり言ってます。
株が上がって金持ちは大喜び。
沖縄はわずか1%だ、暴力で痛みつけてやれば諦めるさ。
聞こえるようですね。
不平等な社会を正さなければ」ならない。
と思うのですよ。
諦めてはならない。
それは敵の思う壺。
諦めてはならない。
少しでも、わずかでも進むことが、後退を食い止める力になる。

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