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サイクス・ピコ密約から米国のイラク侵略、そしてISIS

 第一次大戦でオスマン帝国を壊滅した英仏とアメリカは、その広大な帝国領土を十数の国家に分割し、支配した。
 独立を餌にオスマン帝国に対するアラブの反乱を煽り、支援しておきながら、アラビア半島とレパントを英仏で分割し、砂漠は残虐獰猛なワハブ派に預けた。
 これが「二枚舌」として有名な「サイクス・ピコ密約」である。

 その後も米英仏の帝国主義は常に干渉侵略を繰り返し、第二次大戦後はシオニズムを支援して、彼らをしてアラブ人を迫害追放し、イスラエルを建国する。
 ナセルやアラブ復興社会主義を打倒させたのは米英仏のスエズ運河、石油の利権である。

 戦後のブレトン・ウッズ協定によるドルの基軸通貨は、米国の金準備がなくなり、1971年に早くも崩壊する。
 以後ドルの基軸通貨性は石油の決済通貨が最大の拠り所となった。
 既にドル基軸の危険性を見た欧州はユーロを圏域通貨とした。

 最大の危機が見えてきた米国と軍産複合体は、9.11事件を起こし、アフガン、次いでイラクに侵攻、征服することでドルの信認を保ってきた。
 米国の戦争は第一次大戦の英国に学んだものである。英国が凶暴なワハブ派の半島征服を支援したように、米国派イスラム過激派を支援、育成し、アルカイダという化け物を生み出したのである。
   
 そして軍産複合体、CIAとシオニスト国家イスラエル、そしてサウジは、ISISのテロリズムを生み出した。
 彼らが創りだしたテロリズムをどう処理するか?
 国際金融資本と軍産・シオニストの矛盾である。
 ーーーーーーーーーーーーーー
   アメリカの仕掛けた『イラク戦争』に大義はあったのか  2/8  「ひょう吉の疑問」氏から

サイクスピコ
サイクス・ピコ協定。濃い赤はイギリス直接統治、濃い青はフランス直接統治、薄い赤はイギリスの、薄い青はフランスの勢力圏。紫(パレスチナ)は共同統治領
(ウィキペディア より)

地図を見てわかるように、現在のイラクは第一次大戦後、イギリスの統治下にあった。つまりイギリス利権の強い地域であった。
しかし列強が勝手に敷いた直線的な上置国境により、国境の内側には民族同士の対立や、宗派間の対立が残された。

2003年のイラク戦争は、国連の承認のもとに行われたと勘違いしている人もいるようだが、イラクを攻撃したのは、アメリカとイギリスだけである。
他のフランス・ドイツ・ロシア・中国は強硬に反対している。
こんななかで時に日本の小泉政権は真っ先にイラク戦争を支持した。

その2年前の2001.9.11の同時多発テロが、ビン・ラディンをリーダーとするアルカイダ組織によるものだと勝手に断定したアメリカは、サダム・フセインのイラク政府とアルカイダの関係を探そうとしたが、それがうまくいかなかったので、今度は『大量破壊兵器の製造』という疑惑を作り上げ、これを口実として、イラク戦争を仕掛けた。

実は、9.11テロの起こる前年、2000年11月に、イラク大統領ののサダム・フセインは、『石油の売上代金をそれまでのドルではなく、ユーロで受け取る』と宣言していた。
いうまでもなく、イラクは莫大な石油産油国である。

1971年の『ニクソン・ショック』で金とのリンクを失ったアメリカのドルが、世界の『基軸通貨』の地位を維持していたのは、ひとえに世界の石油代金がドルによって決済されていたからである。
アメリカが起こしたイラク戦争は、実は自国通貨ドルの世界の基軸通貨としての地位を守るために仕掛けられたものである。

その結果、圧倒的な軍事力でアメリカはイラクを占領した。
しかし、イラク戦争の口実となった『大量破壊兵器』はどこをどう探しても見つからなかった
アメリカの大義はこれで完全に失われた。

しかも、2006年12月のサダム・フセインの処刑後、
2008年3月、アメリカ国防総省は正式に「フセインとアルカーイダの関係を示す決定的証拠はない、認められるのはパレスチナ武装勢力との関係のみ」とする報告書をまとめた。
なお、報告全文は当初インターネットでの公開が予定されていたが、直前になって突如文書頒布のみに切り替えられた。

このようにアメリカは、戦争を起こしたあとで戦争の原因になった原因はなかったとか、人を処刑したあとで処刑する理由はなかったと発表する。
これは国家による人殺しである。

復興業務には「ハリバートン」社、「ベクテル・インターナショナル」社らアメリカの民間企業がいくつも参加していた。
「ハリバートン」社は、アメリカのチェイニー副大統領が副大統領就任前に同社のCEOを務めていた(1995-2000)。彼らは自ら破壊したものを自ら再建し、莫大な利益を得た。

その後、アメリカ占領下でのイラクの復興がうまくいっていないことは周知の事実である。
フセイン政権を構成していたスンニ派は、新しくできたシーア派のマリキ政権に迫害され、追いつめられた。
その結果、彼らがテロ行為に走り、イスラム国の運動につながっていく
イラク戦争の大義がどこにあるのかは、いまだ歴史の謎である。

アメリカはその後、2011.5.2日にパキスタンに潜伏していたとされるビン・ラディンを米軍による特殊作戦により殺害し、写真も公表しないまま、即日『水葬』にして海に流すという、証拠隠滅を行っている。
 ーーーーーーーーーーーーーーー
※ 関連ページ。
二度死んだオサマ・ビンラディン
米国によるオサマ一家惨殺事件
ビンラディンは2001年に死亡、9.11は内部犯行
9.11疑惑と軍産複合体の動向
9.11からの幻覚症状による世界の混乱とその終わり
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