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日銀の国債引受けは臨界点か、罠に嵌った日銀

 ネズミ取器

   危機的レベルになりつつある日銀  1/18  「NEVADAブログ」から

昨年の週刊ダイヤモンドでも特集を組んでいましたが、日銀の国債買い入れで、国債市場(868兆円)がマヒ状態に陥る時期が迫っており、このままいけば国債市場は機能停止する事態も近々にあり得ます。

既に日本国債は日銀が一手買い状態になっており、売り手は金融機関・生保・郵貯・簡保となりますが、それでも足りません。

何せ一年間で80兆円もの国債を追加購入する訳であり、新規国債40兆円を「すべて」日銀が買ったとしましても、「まだ」40兆円足らないのです。

では金融機関は国債を売るでしょうか?
多くの銀行はこれ以上売る計画はないとしています。
何故なら、今や5年債利回りはほぼ<ゼロ%>となっており、コストを勘案すれば買えば買う程赤字が出る<マイナス金利>状態になっており、今ある高クーポンの国債を売りましても次に資金を回す先がないからなのです。

10年債利回りは史上最低の0.25%となっており、とても運用益を稼げるというレベルではありませんし、物価目標が2%となれば、いずれ国債利回りは2%を超えてきます。
その時、0.25%利回りの国債は一体どのような価格になっているか、考えただけでも恐ろしいというのが機関投資家の考えなのです。

日銀が徹底して国債を買い占めている今、リスクは日銀に集中していますが、他の金融機関も運用が出来ないとして頭を抱えているのです。
今の0.25%の国債を買えば、運用コストを考えれば、赤字になるのは目に見えておりさりとて、優良大企業はお金を大量に持っており、お金を必要としていません。
仮に貸し付けることが出来ましても1%を超える利息など到底取れる筈もなく、採算割れに陥ってしまいます。

では住宅ローンはどうでしょうか?
今、住宅販売は二けたの減少を続けており、更に1%前半の利息では到底利益も出ません。

国債もダメ、企業貸付もダメ、個人住宅ローンもダメとなれば、銀行はどこで収益を得るのでしょうか?
投信等を販売して手数料を稼ぐしかありません。
今は、個人への投信販売で膨大な収益を上げていますが、これは銀行本来の収益構造ではありません。
あくまでも一時的な収益であり、仮に株が大暴落すれば、投信販売など吹き飛び、一気に収益獲得策が消えてしまいます。

この先、日銀が新規国債(40兆円)を全て買占め、そして更に年金資金(10兆円売却予定)や地方金融機関等からかき集めましても、40兆円まで到底無理となった時、日銀は危機的状況に陥ります。

即ち、これ以上金融緩和が事実上出来ないという事になるのです。

勿論、銀行が所有する手形やその他の債権(券)を「更に」買い取るという事もあり得ますし、一部では個人の住宅ローン債権を日銀が買えばよいという事も考えられており、ここまでくれば、個人が事実上日銀から借金をして返済するという状態になります。

何でもありの緩和になりますが、果たしてその先には何が待っているでしょうか?

日銀が国債を大半買い占めてしまえば、その後金利が上がれば(物価上昇2%ということは理屈上国債利回りは最低でも2%、通常は3%の利回りになります)、日銀は膨大な損をして国債を売却する事態に陥ります。
(※ その時に誰が買うだろうか?誰も買わないだろう!)

来年度の予算では、日銀納付金等で国債発行額を減らしていますが、日銀が赤字に陥れば反対に国が日銀を救うために支援金を出す羽目になるのです。
今と逆回転になるのです。

しかも、日銀の国債保有額が仮に300兆円としますと、これに10%の損が出れば30兆円もの損となり、とても国が埋めれるような額ではありません

国債の新規発行額全てを日銀が買い占めるという、あり得ない事態を想定しても、まだ40兆円を集めなくてはいけない日銀は本当に大丈夫でしょうか?

「買占め」は最終的に無理を重ねる訳であり必ず破たんし、「買占め」を停止した途端、市場は大混乱します。
スイスが良い例です。
スイス中央銀行が徹底的に介入して相場を維持してきましたが、もはやこれ以上は無理となり介入を停止した途端、スイスフランは30%も暴騰したのです。
そしてスイス中央銀行の信認は地に堕ちました。

日銀が国債を徹底的に買い入れ相場を作っていますが、これが停止した時、相場は大混乱することになりますし、膨大な国債を売ることなどできるものではありません。
一旦売りに出せば暴落するからです


日銀はもはや逃げることが出来ない罠に陥ったと言えます。
スイス中央銀行は物凄い犠牲を払い、何とか罠から逃げ出しましたが、日銀は900兆円近い国債を暴落させるというアクションを取れるでしょうか?

近々(22日)に追加緩和を発表すると見られていますが、日銀の危機は刻一刻と迫ってきていると言えます。
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コメント

借り換え国債110兆円を日銀が全額買わなければならないことになれば大変なことになる。これから借り換え国債の利まわりが0.2になれば
銀行も借り換えを止めたいでしょう。
日銀はいくらでも国債をかえるのでは、ないのか?
ふと思いました。借り換え国債の償還分の 、国債の利子は発行された昔と同じでは無いでしょう?
銀行とか、金融機関が、もう借り換えをやめたら。どうなるのでしょうか?
借り換え国債の利子はどう決めるのでしょうか?
教えてください。
先に市中でに国債を買わせてから、日銀が高く買い戻すのでしょうか?
買い戻したお金は、現金で渡さず、日銀内当座預金の 超過準備預金として積み上げるのでしょうか?
これは10年国債の金利が0.5以上の時にだけできる裏技なのでしょうか?0.5%以上ならこの裏技は何とか使えますね。
昨年、国債発行180兆円として、日銀が買った国債は90兆
超過準備金積みあがり70兆円。90兆円プラ70兆円で160兆円となります。なんとなく数字があってきます。
しかし利回り0.2では銀行はもう償還分は再度買うの嫌になる。
日銀に預けても金利0.1では飯が食えない。
しかし銀行は保険と違って、長期の民間事業投資はやりにくいのですよね。普通預金分は長期投資にまわせませんね。と言って定期預金の金利もひくいから定期預金は増えませんし。日本の定期預金は早期解約しても罰金がほとんど無いというところもおかしい。

Re: タイトルなし

黒田日銀は住宅ローンまで買うのでは?という噂までありますからね。
ブタ積みだろうが、国家財政への「供給」だろうが、なんでもありの破れかぶれの様相です。
借り換え債の金利は当然公募によるので、現在の超低金利となります。
日銀が直に買うので損失が出ないだけです。
行政指導と同じで、日銀が牛耳っているので、もはや「国債市場」というものは機能していません。官製談合と同じことです。
それと、銀行も民間長期投資はやっていますよ。
ただ、銀行の基本である預金と貸出金利差による利益は酷いことになっているでしょう。
今の銀行は投信、保険の窓販手数料と住宅ローンで糧を得ているようなものでしょう。
お察しの通り、こんなこと(異次元量的緩和)をしていると、そのうち金融機関は採算がとれなくなります。

Re: タイトルなし

国債の売買が具体的にどのように為されているかは、吉田繁治氏に説明があります。
2013年5月の長期金利上昇について6月の怪説です。
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1816.html
からの抜粋です。
 ーーーーーーーーーーーー
国債も、
・金融機関の間で売りが多ければ、価格が下がり(利回りは上がり)、
・買いが多ければ価格が上がって、利回りは下がります。
金利は、国債が売買されるときの、価格に対する利回りで決まります。

10年債で、満期までの残存期間(デュレーション)が7年の、表面金利0.6%の国債があったとします。期待金利が1%に上がると、この国債は、下の計算で価格が下がります。

計算:額面100万円×(1+0.6%×デュレーション7年)÷(1+1%×デュレーション7年)=100×(1.042÷1.10)=94.7万円

価格は94.7%になり、100万円に対し5.3%も下がってしまいます。
一般に、満期まで7年の債券は、金利が1%上がると、その金利の調整されるため、価格が5%の割合で下がります。

ある生命保険が、30兆円の国債を持ち、平均デュレーションが7年なら〔30×5.3%=1兆5900億円〕のキャピタル・ロスが、一瞬で生じてしまいます。
(注)金利の0.3%や0.4%変動は1日で起こっています。

100万円の、デュレーション7年の国債が、94万7000円でしか売れなかったから、金利が1%にあがったということです。

国債は、常に、安全資産と言われてきました。
金利と価格は、日銀の政策で、コントロールされていた。
金利は低くても、満期には額面100%の償還がある。
価格変動の大きな株(リスク資産)とは違う、ということです。

しかし、13年4月・5月の日銀が、利下げをしようとし、
・20兆円の、長期債の買い切り出動したときから金利が逆に動き、
・国債価格は下がり、金利は上がっています。

金利が上がった原因は、日銀の買い切り(2ヶ月で20兆円)以上に、金融機関からの、国債の売りが多かったということです。

40兆円や60兆円分の売りがあったと思えます。
これは、異常な事態です。

日銀は、説明の言葉を失い、もごもご言う。
黒田総裁は意味のある部分を探すと「市場との対話がもっと必要」
と言うだけです。

【国債市場は相対(あいたい):OTC】
国債は、東証等の市場で売られるものはごく少ない。売買は、金融機関の間の、デリバティブのような相対取引(OTC:Over The Counter)です。

市場とは、銀行や保険会社のカウンターです。全部で290社(銀行、生命保険、社会保障基金、政府系金融)という、ごく少数の関係者
です。

日銀が言ったのは「銀行や保険と、日銀担当が、事前によく話し合って、売る価格を決める」という談合です。

あるいは、売らないでくれという圧力です。黒田日銀は、金融機関の、国債取引担当の信用を得ていないふしがあります。

一体、何が起こったのか?
これから、どうなるのか?

株価よりはるかに、950兆円の残高の、国債の金利問題は大きい。
経済に与える影響では、株価の10倍は重い。
 ーーーーーーーーーーーーー
国債市場は官製談合です。金利に反映しません。
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1990.html
 ーーーーーーーーーーーーー
これに関連する「金融抑圧」については
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2075.html
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2076.html
 ーーーーーーーーーーーーー
家計の窮乏化で消費需要が伸びないので設備投資が伸びず、貸出しが増えない。といったデフレ構造のままで、量的緩和(財政ファイナンス)をやっているので、大きなインフレになっていないスレスレというところでしょう。
このまま続けるなら全額買い取り(引受)になるでしょうが、それでもブタ積みマネーは実体経済には流通しないでしょう。
黒田は2年を目処としたのは、限界だからだ。
日銀は本当に住宅ローン債券にまで手を出すかも知れませんが、その前に通貨と国債の信認が崩壊する方が早い。
基軸通貨ドルの米国金融緩和が7年めで危険となり縮小テーパー軸に入ったのですから、国内以外に何も需要のない円と日本国債の「異次元量的緩和」は2年がよいところ。
ところが「引き返せない罠」に嵌っている。
http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-2626.html

Re: タイトルなし

> 利回りが1%から2%に上がれば理論上は 国債は半額になると言う説
・ その説の詳細は知りませんが、概ねそのようなことかと思います。
 何故かというと、利回りが二倍になったときに半分の利回りの国債がいくらで売れるかということで、金融機関相手の相対取引ですから、一般に低利回り時の国債は売れません。
 ので金融機関は予想する損益分岐点の少し向こうで買うことになる。となると10年国債なら逆複利計算して割引価値を算出するでしょう。
 まあ、「買い叩きの理論」ですけれどね。

リフレ理論は長期デフレ下の日本では使い物になるとは思えないが、日銀が大損をこくという理屈には異論がある。そもそも損の定義とは何なのか?損とは稼いだ所得を投資に回したが赤字になった、もしくは借りた金を投資に回したが赤字になったというものだろうが、日銀はそもそも所得を稼いでいないし借金もしていない。徴税さえしていない。日銀は無から金を造り出して債権を購入しているのである。無から造り出した金で債権購入し、それが不履行を起こしたとしても日銀は何も傷つかない。日銀は民間銀行と違って決して倒産しないのである。これを解ってない奴が日銀のバランスシートが毀損してどうのこうのと馬鹿なことを言う。
それから民間銀行は持ってる国債を必ず売り抜けなければいけないわけではない。株式とは違うのである。国債は額面保証されてる債権であり、期日がくれば必ず償還される。低利の国債の市場での価格が下落してるなら、そのまま償還期が日来るまでが売らずに保有していればいいだけの話だ。

日本銀行の資産は、国債は、マネタリーベースと連動し、国の借金はすぐ減っていく
http://ameblo.jp/tasan-ame/entry-12051781187.html

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