沖縄の民意を踏みにじり、会見を拒否する非礼な差別ゴロツキ政権
2014-12-27

沖縄の民意、沖縄の意思を無視し、会見を拒否して「丁寧に説明する」と言いはるゴロツキ政権。
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<社説>翁長知事面談日程 安倍政権は逃げず対応を 12/24 琉球新報
自民党が大勝した衆議院議員選挙を受け、特別国会が24日開会し、全閣僚が再任される第3次安倍内閣が発足する。沖縄の米軍基地問題に関与する顔ぶれも総選挙前と変わらない。
変わらない点はもう一つある。新たな基地を県内に造ることを拒む沖縄の強固な民意に向き合おうとしない安倍政権の姿勢だ。
翁長雄志知事の安倍晋三首相、菅義偉官房長官ら主要閣僚への就任あいさつの日程取りが難航している。
政権側は特別国会での首相指名などの政治日程を挙げているが、政府が推進する米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する翁長知事への意趣返しであろう。
新閣僚への引き継ぎがあるわけでもなく、日程は調整できよう。
政府の意向に反する知事とは面談したくない、移設反対のアピールの場を与えたくない-という駄々っ子のような対応だ。
民主主義の価値を掘り崩す行為の積み重ねが県民の信頼をさらに失う要因となり、沖縄との溝は一層深まるばかりだ。
今、全国で政権と対峙(たいじ)せざるを得ない重大な懸案が争点となる知事選に臨まねばならない都道府県
は沖縄を除いてないだろう。
県民は11月の沖縄県知事選で、翁長知事を10万票の大差で選び、衆院選の沖縄全4選挙区で翁長氏を支える超党派勢力の候補者が全勝した。
自民全敗の最大の要因は「辺野古移設ノー」の民意だ。
安倍首相や菅官房長官は「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進める」と繰り返し、沖縄での自民全敗についても「真摯(しんし)に受け止める」と述べた。
だが、実際に取っている手法は沖縄の民意無視と辺野古海上工事の強行など強権発動の連鎖である。
1月に辺野古移設に反対する稲嶺進氏が名護市長に再選された後、首相、外相、防衛相、沖縄の基地負担軽減をあえて担った菅氏も含め、基地問題をめぐり対話する機会は一度もない。
ここで選挙区で敗れた後、比例区で復活当選した自民4議員に望みたい。「辺野古ノー」の民意の洗礼を浴びたことを自覚し、狭量な自党政権に対して新知事と会うよう促す度量を見せるべきだ。
県本部が県内移設に反対している公明党も与党の一員として骨を折ってもらいたい。
沖縄と丁寧に向き合うことを実証するのなら、安倍政権は知事との面談から逃げ回ってはならない。
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翁長知事、閣僚面談日程取れず 12/25 琉球新報
【東京】上京中の翁長雄志知事は25日、就任あいさつで県選出・国会議員の居室を訪ね、県政への支援を求めた。仲里利信、下地幹郎両衆院議員の居室で固く握手を交わし、選挙の労をねぎらった。
一方、沖縄関係閣僚との面談の日程は同日午前に取れておらず、県東京事務所が調整を続けている。
閣僚の日程が取れていないことについて翁長氏は、衆院選のために予算編成も遅れていることに触れ「私のスピード感を含めて、今回(の上京)は異例だと思っている」と記者団に語った。
菅義偉官房長官が24日夜の会見で、翁長氏の面談要請を「私のところにはきていない」などと説明したことに関連し、前県政との対応の違いを問われると「東京事務所を中心に下から(関係を)積み上げていくのが、礼儀かなと思っている。新人の知事なので、これから場数を踏んで来年、再来年には直接電話をかけられればありがたい」と述べた。
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知事、閣僚面談できず 県調整も政府消極姿勢 12/26 琉球新報
【東京】上京中の翁長雄志知事は25日、国会内であいさつのために県選出議員らの居室を回ったが、安倍晋三首相ほか、沖縄関係閣僚との面談はできなかった。
県東京事務所は26日の面談に向け調整しているが、25日中に日程は取れず、実現は不透明。一方、菅義偉官房長官は同日の会見で県から面談の打診について「確認したが、ないと思う」などと述べ、25日の段階でも連絡はないとの認識を説明した。
県によると、翁長知事の閣僚へのあいさつ回りは東京事務所が調整し、外務、防衛、沖縄担当の3大臣に面談を求めているほか、首相官邸には内閣府沖縄担当部局を通じて面談を依頼している。
前県政時、知事が官房長官らと面談を希望する際は、事務方が官邸とじかに連絡を取り合っており、県の対応に変化があるが、政府も消極的になっている。
翁長知事は25日、国会内で県選出・出身国会議員らの居室を訪ね、県政への支援などを求めたほか、国政野党の本部などを回ったが、宿泊するホテルで待機する時間も長かった。
翁長知事は菅氏が面談の打診はないと繰り返し説明していることについて直接の言及を避けたが「(菅氏は)基地負担軽減担当でもあり、(安倍)総理にも東京要請行動の中で要請書を渡した経緯がある。会って意見交換したい」と強調した。
仲里利信衆院議員の居室を訪れた翁長知事は終始和やかな雰囲気で懇談し、今後の連携を確かめた。国政野党へのあいさつ回りでは、共産、維新、社民、生活、次世代の各党本部などを訪ねた。
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菅氏「年内は会わない」 翁長知事上京 12/26 琉球新報
【東京】菅義偉官房長官は26日午前の閣議後の記者会見で、翁長雄志知事が安倍晋三首相や菅氏らとの会談を求めていることについて「年内は会うつもりはない」と明言した。
翁長氏は短時間でも面談したいとして東京に滞在しているが、これを拒否した形だ。
菅氏は、翁長氏が反対している米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関して「決まったことなので、他の事業と同じように進めるというのが基本だ」とあらためて強調した。
翁長知事は同日午前の段階で関係閣僚との面談日程は決まっておらず、都内のホテルで待機している。
午後は防衛省の西正典事務次官らとの会談を予定しているほか、山口俊一沖縄担当相との会談を調整している。
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※ 本土のマスコミは「翁長知事が会えなかった」と、まるで知事側に原因があるかのような、強い政府に弱い県知事という、諦めを誘う報道に終始している。
だが、名護市長選、知事選、衆院選と、連続して示された沖縄の民意、沖縄の意思とどう向かい合うのか。
いったい、どこで「地元に丁寧な説明」をするというのか。
翁長知事は口にこそ出さないが、煮えくり返るほどの怒りだろう。
民意を無視し、会見すら拒否するのは露骨な沖縄差別である。
ゴロツキ右翼政権の資質をよく表している。
沖縄県民は翁長知事と同じに、煮えくり返るほど怒っている。
政権の沖縄関係幹部が沖縄に来たときには、何が起こっても不思議ではない。
それとも、もう来ないつもりか?
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コメント
沖縄以外のケースで同じような事が今後起きた場合(原発再稼働、米軍基地本土移転などなどいっぱい可能性あり)安倍政権は国民の意思をすべて無視し、あまつさえ「仕返し」などやるつもりなんでしょうかね。安倍政権のやり方は必ず行き詰まるでしょうね。まさに「安倍政権の終わりのはじまり」です。
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