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小沢氏12/4会見:外国特派員協会

小沢1206花巻
 12/6 岩手県花巻市街頭の小沢一郎氏
 ーーーーーーーーーーーーーー
   小沢一郎 生活の党代表 記者会見 外国特派員協会  12/7  書き起こし「銅のはしご」氏から

 動画はこちら

司会者 ; 私のほうから最初に小沢様に質問するようにと指示されております。 アベノミクスあるいは安倍政権の今までをどう評価されるでしょうか。そして今回の選挙に当たりまして,生活の党は,何を訴えたいと思いますか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 <椅子から立ち上がり,礼>
 腰かけて喋らせていただきますのでお許しください。
 <椅子に腰かける>

 今回の選挙につきましては,安倍さんは「アベノミクスの是非を問う」選挙だと言っております。
 アベノミクスというのは,どういう政策内容を持っているのか,私にもよくわかりませんけれども,いずれにしてもまず,その結果を検証する必要があると思います。
 まずは,株が上がりました。今日も上がったのかな。それは事実でありますが,この株が上がったということによって大きな利益を得た人は,ほんの少数,一握りの人だろうと思います。

 超金融緩和で,為替が,円が,非常に安くなりました。
 これによって利益を得たのは,輸出を大量にしている大きな大企業でありまして,空前の利益を上げた
と言っております。
 安倍さんの考えは,強い企業をどんどん大きくして,そこでいっぱい儲けてもらって,その利益を配分すれば国民皆さんも豊かになると,こういうことであります。

 しかし,その利益は,従業員の人にも,ほとんど還元されておりません。もちろん特定の大企業の正社員については2%ばかし(給料は)上がりましたけれども,その他の95~96%の勤労者は,先日も発表されましたように,実質所得は減っております
 また,大企業を支えております下請けの中小・零細企業は,従来も消費税さえも負担できないという企業が2割を超えてましたけれども,また消費税のアップでたいへん苦しい状況だと思いますが,
 いずれにしても,その下請けに対しましても(大企業は)仕入原価を削減するということを徹底することによって,何の恩恵ももたらしていない,ということだと思います。

 さらに政府は率先して,今40%に垂んなんとしている,この非正規の社員を,もっともっと増やそうと。それによって企業の人件費コストを減らすということになりますが,そういう方向で進んでおります。
 非正規の社員は,収入も正規社員に比べて低いですし,また,その身分が安定しない。
 いつ解雇されるかクビになるか,わからないという状況になるわけです。

 これでは働く勤労者の,とくに若い人たちの将来の生活も安定しませんし,収入も低い,と。
 こういうことになりまして,最近,若い人が結婚できないとか,結婚しても子どもを産み育てられないとかいう声が非常に多く上がっています。
 それは,こういう政府の雇用政策が大きく影響していると思います。

 それから,大多数の一般国民にとりましては,為替が安くなっているということは,輸入価格が上がることでありまして,物価が非常に上がってきていると。
 ところが,今言ったことも含めて,実質賃金,実質収入は減少しているということであると思います。

 アベノミクスで経済を活性化させ景気を良くするということですが,GDPの6割以上は個人消費です。アメリカでは7割以上と言われておりますけれども。
 ですから,個人の生活を安定させ,収入を増やす方策を考えなければ個人消費が増えるわけはない
 個人消費が増えない限りは,景気も良くならないということだろうと思います。

 こういった企業サイドに偏った自由競争優先の考え方の下では,主に都会の勤労者の人も今のような状況ですし,
 また,地方の農林漁業を基盤とした地域は,非常に格差が大きくなり,衰退の方向に進んでおります。

 我々は自由競争を否定しておりませんし,企業が儲けることを何ら否定しておりません。
 ただ,自由競争を強調すれば初期の資本主義と同じことになってしまいます。
 先人はこの初期資本主義の状況から,これでは国家,社会自体が危ういという考え方の下で,いろいろなセイフティ・ネットを考えてきたわけです。
 年金,医療,等々に始まってそういうことで資本主義は,民主主義は,生き延びて今日(こんにち)にきたと思います。

 ですから私たちは,雇用の分野でも,あるいはもちろん年金,医療,介護等の社会保障の分野もそうですが,食糧自給という観点から見て 私(わたくし)は,農業,漁業等にも一定のセイフティ・ネットを,きちんとこれを作るということによって,国民の生活を安定化させることが大事だと思います。

 結論を申し上げれば,アベノミクスは競争,自由競争を優先させる。
 それによって,私(わたくし)はその結果は国民生活を破壊し,そして国の将来を誤るものだと,そう思っております。

 ですから,今回の争点は,ちょっと長ったらしくなりましたけれども,国民の生活を第一 として考えていくか,あるいは安倍さんの言うように,とにかく強いところをどんどん伸ばしていくと,一般国民の生活はその後だという考え方で経済政策を進めていくか。
 理屈を言うと,そういうところが争点だと思います。以上です。

司会者 ; 有り難うございます。付け加えさせていただけますでしょうか。今まで安倍首相の経済政策についていろいろコメントをしていただきましたが,外交政策など外国との関係について何もお話しをされていないのですが。あるいは政治的思想についても話していないが,どうお考えでしょうか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 安倍さんの政治的な思想と言いますか,考え方を簡単に言いますと,極わかりやすく言えば,戦後体制に疑問を投げかけている。あるいは,否定している,否定する。ということになると思います。
 ですからいつも問題になりますが,歴史認識についても,あるいは極東軍事裁判の点につきましても,安倍さんは常に曖昧な言葉で答えを濁しています。
 安倍さんがこういう政治的なスタンスを取っている限り,日中と日韓は解決をすることが非常に難しいと思いますし,
 とくにまた,日米関係についてもマイナスの影響を及ぼすと私(わたくし)は心配をしております。

【 記者質疑 】

イタリア ; 司会者と同じ気持ちだと思うが私は,小沢さんが,一回首相になってもらいたかったと思う1人です。
 イタリアは日本と幾つか共通点があるが,1つは景気後退。 それより重要なことは,選挙の票の状態。 両国において,最高裁が過去の選挙の結果が違法状態という結論を出している。細かい話しは別として,1票の格差の問題がずっと続いている。
 また,小沢さんは,中国の首脳とも近いのではないかと思うが,イタリア,韓国,日本,各国で最高裁が違憲状態という結果を出しているにもかかわらず,それを是正していない。民主主義国家と主張している国々が,中国に対して民主主義についていろいろレクチュアできるのかが,質問の1つ。
 また,この違憲状態をつくりあげたプロセスにも係わったというふうにも思うので,この状態をどう思うか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 簡単に言うと,定数の是正,1票の格差ということだろうと思います。
 1票は,何倍が適正かどうかは別にして,可能な限り平等にしなくてはいけないと思っております。
 今,日本では衆議院では2倍ということが1つの目安になっておりますけれども,いずれにしてもこれは政党に任せていると なかなか実現できないと思います。
 ですから,これは確かアメリカの下院だったかな? 4年か5年でもって日本で言えば国勢調査かな? 人口移動でもって,第三者機関が強制的に選挙区の線引きをやる,というシステムになっていたと記憶しております。
 ですから日本の場合は 5年に一遍の国勢調査ありますので,同じようのその国政調査の人口に応じて第三者機関,これは裁判所でもどこでも良いですけれども,選挙区の区割りを変えるということに,先ず,するべきだと思います。

 参議院の場合は,他の国でも衆議院とは性格の違う位置付けをしております。
 日本でも本来そうすべきだったと思いますけれども,今は,憲法上は 衆議院と同じような性格付けになっておりますので,同様に1票の格差の問題が生じております。
 今まあ参議院はそんなことも考えて,裁判所は5倍かな,何かの基準を1つ 出してますけれども,最終的には僕は,憲法改正して参議院の性格付けを衆議院とは違ったものにするというのが,一番良いと思ってます。

Singapore Business Times ; アベノミクスについての疑問点と,安倍首相の問題点,例えば憲法解釈や秘密保護法,外交政策についていろいろ指摘されたが,しかし今まで国会の運営を見ていると野党からこういう点についてあまり大きな声が出ていないと我々は感じている。
 こういう状態で,野党はどうやって今の選挙で大きく躍進できると思うか。生活の党自身もどれぐらい躍進できるかと思うか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 野党が,「何党だ」「何党だ」「俺の党だ」「他人の党だ」そういうことを言っている限り,政権は獲れないと思います。
 ですから私は,このまんまの状態が仮に続くとすればまさに“新55年体制”ではないかということを,ちょっと言ったことがあります。
 しかし,今の安倍内閣,自民党内閣に,非常に不満を持ち批判をしている人たちは,大変,国民の中に多いと思います。
 私も ずうっと言い続けてきたんですけれども,大きな基本の問題の一致はもちろん必要ですけれども,自民党に替わる野党の,政権担当できる受け皿を,皆で力を合わせて,ひとつの受け皿を作れば,例えばこの選挙でも,私(わたくし)は,国民は安倍政権ではなく,野党の統一体を選んだと思います。
 残念ながら今回はできませんでしたので,新聞テレビで報道されるようなことに当然の結果として,なるんだろうと思います。

Singapore Business Times ; 生活の党は議席数はどのぐらい確保したいと。

小沢 一郎 生活の党 代表
 それはもう,候補者全員当選を願ってます。

ドイツ(フリーランス) ; 最近の世論調査では,自民党は前回より多くの議席を確保するのではないかと言われている。こういう状況の中では,どのような戦略をこれから展開されるのか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 ですからそれは今申し上げましたように,きちんと野党の各党が一体となって 受け皿を作れたら,必ず私は 政権交代が可能だったと思いますけれども,それができなかった。
 結局それぞれの各党で個別に戦う以外ないという現状ですので,それを大幅に打開する方法はなかなか難しいと思います。

オランダ・金融新聞 ; 小沢さんは,1994年に 『日本改造計画 Blue Print of Japan 』 を書かれた。我が図書館にコピーもあります。それを書かれてから日本の経済はどんどん停滞して,国と地方の債務がどんどん膨張してきている。
 それにより今はアベノミクスという今までなかったような刺激策でこれに対応しようとしているわけだが,今の現状を見て新しい本をお書きになる計画,お考えはありますか。
 またこれも大きな質問だが,日本が債務不履行に陥るという可能性のリスクはどのぐらいあると思われるか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 私(わたくし)が 『 日本改造計画 』を世に出しましたときに私(わたくし)は日本の霞が関のいわゆる行政,国の統治,霞が関支配,これ自体を やはり根本的に変えないといけないだろうという(ことを)個々の政策の前提として考えておりました。

 これは短期間で言えば戦後ずっとますます強大になった官僚機構ですし,永く言えば明治以来の行政の機構ですから,そう簡単には転換,大改革というのは,できないんですけれども,
 その考え方としては,今なお私はそれをやらなければ,根本的な日本の体質にメスを入れることはできない
 そう思ってます。

 私はそう言っても,官僚を否定しているわけではありません
 ただとくに国の官僚は,国家的なレヴェルでもって考え,そして仕事をすべきだと。
 (※ 省庁利害でなく、国家としての利害を追求させなければならない)
 国会議員もやはり,同様に国家レヴェルのことでそれを前提として活動しなくては,政治活動しなくてはいけない。
 そういう意味で申し上げてるだけです。

 その意味で予算も,地方に関係することは,これは医療や介護なんかも ほとんど地方の役割なんですけれども。年金は別としても。
 いろんな問題につきましては,地方に全部お金もやり,権限もやり,そして地方の知恵と努力によってやらせるべきである,と。その中から,大変な,大きな,無駄を省くことができる

 今,補助金や政策経費でもって,50兆円から60兆円の予算があります。
 ですから今言った,地方のことは地方へ,という形で大改革をするならば,そこから 2割ないし3割の無駄を省くことができる
 それは,一挙両得だと。そのように思います。
 もちろん中央の政府については,スリムにすることなんですけれども,しかしそれと同時に,日本は,憲法以下,どの法律にも,行政にも,危機管理,非常事態のシステムがまったくありません
 その一事を取って見ても,スリムではあるけれども強力な中央政府を,私(わたくし)はイメージしております。

 ああ,それから? そうだそうだ,忘れてた。(笑いながら) 本については,次の,続編を書こうと思って原稿はかなり書いてますけれども,今まだ出版するタイミングでないので,そのままにしております。

 それから何だっけ,最後(の質問)って。 <声「日本の債務不履行」>
 日本の国家が,財政が,債務不履行という恐れないかということですが,
 これは当分,私は日本は大丈夫だと思います。と言うのは,国富としてかなり,年金であれ何であれ,いっぱい,郵貯であれ何であれ,ありますので。
 日本の国の財産というのは,まだありますから。
 まあ,このまんま,ずるずる,ずるずる何十年も続けていけば別ですけれども,当面,債務不履行に陥るなんていうことは,あり得ないと思います。
 ただ,予算,財政が非常に硬直化してしまいますので,これは,借金は,できるだけ減らす努力はしないといけないと思います。

フランス ; 最近の世論調査ではいろんな予測が出ているが,多くは,だいいち何故こんなに急に選挙が行なわれるかを,多くの人たちが良く理解できないという結果が出ている。
  理解できていないが,しかしながら自民党が圧勝するんじゃないかというような予測が出ている。
 これは,非常に相反するような状況ではないかと思う。
 過去にも このような相反する状況はあったかと思う。何故,日本人はこういう相反するような状況を続けることになるのかを説明いただけるでしょうか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 日本人の意識と言うか,ある意味,外国の皆さんにはちょっと理解できないかも知れません。
 例えば安倍さんの政治的なスタンス,あるいはアベノミクスと呼ばれるような経済政策でも,私が指摘しましたように,誰も良いと思ってないんですね。
 これも世論調査すると,大部分の人が「NO」なんですね。

 ところが,安倍内閣を支持するとか,あるいは選挙は,これはさっき言ったように野党の責任が非常に大きいんですけれども,政権を 替わって担当する政党がないというようなことで自民党が結果的に勝つということなんですが,私は もっともっと日本人が積極的に自己主張し,その自分の考えに基づいて行動すると。
 これはもう,ずうっと何十年も前から,私言ってることですが,自立した個人個人にならないと,日本の民主主義は定着しない
 ということで 皆さん(外国の記者の方々)がちょっと疑問を持つということについて,本当に私(わたくし)もそういうことを心配している1人です。 

デューク・イシカワ(フリーランス) ; 14日の選挙では,ちょっと届かないと思うが,小沢さん今72歳。80歳,85歳までやるとしても,あと2回は仕掛けるチャンスがあると思う。
 そのときに2009年のあのときのような興奮を日本国民につくれるかどうか。その余力がありますかどうか。

小沢 一郎 生活の党 代表
 まあ私今まで余りにもいろいろなことがありましたので結構草臥れてますし,歳も取ってきましたので(少し笑いながら)そういうふうにご質問いただくと,何と答えていいかわからないんですが,
 しかしながら,私が,長期政権の自民党を離党してそして今日(こんにち)まで,ある意味で苦労を重ねながらまいりましたのは,何としても日本に議会制民主主義を定着させなければいけない,と。
 そのためには少なくても,二大政党。政権を担当し得る政党を,最低2つは作らなければいけない


 そういうことで政治が切磋琢磨して,与党,野党の中で,より良い政治を目指していくと。
 まさにそれが,民主主義の最大の機能だと思っておりまして,私はこれを生涯の目標にいたしております
 ので,80まで85まで(笑顔で)やれるかどうかは別として,もうしばらく,何とかその実現を見るまで,もう少し頑張りたいと思ってます。(笑顔)

<記者会見場・拍手。小沢氏立ち上がり礼> 有り難うございました。
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