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心肺停止という妄想の報道規制

心肺停止

 真っ当な記事ならば、少なくとも見出しは「死者36人か」とし「医師により12人の死亡が確認された。また現場には既に心肺停止が確認された遺体が24人」となるだろう。
 驚くべき権威的な官僚のご都合主義である。
 医師がいなかったら、いつまでたっても死者は出ないらしい。

 既に数日も経って生きているのか、生き返る可能性があるのか、それとも死んでいる遺体なのか。
 そういった常識的なことさえ不明にしたいのだ。
 何がご都合かといえば、大惨事を軽く見せたいために都合の良い言葉を拾って統一報道規制しているわけだ。 
 この警察発表をそのまま報道するマスコミの神経が疑われる。

 世間の一般常識、普通の言葉ではない。
 海外マスコミは面食らい、翻訳報道に苦労したようだ。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   御嶽山噴火でも使われた「心肺停止」 なぜ「死亡」といってはいけないのか  9/29  jーcastニュース
2014/9/29 19:11

長野、岐阜県境にある御嶽山の噴火で、山頂付近に残された人たちの救助活動が難航している。
警察は「心肺停止の状態」で発見したと発表している。被災者の身が案じられるが、果たしてどのような状態なのだろうか。
 海外メディアでは日本独自の表現だと説明している。

  海外メディアでは「死亡」「遺体」と断定的なところも

御嶽山が噴火したのは2014年9月27日11時52分。週末だったこともあり、山頂付近は約250人の人でにぎわっていたと推測されている。
捜索の進展とともに、被害状況が明らかになり、29日14時30分現在で32人が心肺停止の状態で発見された。
 その後に救出、搬送が進み、28日夜に同様の状態で運ばれた4人の男性と合わせて、10人の死亡が確認された。
 あくまで心肺停止の状態と死亡した人は別に数えられている。

御嶽山の噴火は海外メディアでも大きく取り上げられているが、「心肺停止の状態」の報じ方は大きく違う。
 "cardiac arrest"や"heart and lung failure"などと英訳されており、いずれも日本語に直訳すれば「心肺の停止」だ。
AFP通信は"cardiac arrest"を「医師が死亡を宣言する前に使われる」と説明。
 ウォール・ストリート・ジャーナルは「死亡しているおそれがあるが、医療的に正式な死亡が宣言されていない」と補足する。
"heart and lung failure"を使ったAP通信やワシントンポストは「日本の当局による、医師が診断する前の遺体の慣例的な言い方」と説明した。
 英語圏以外では、中国の中国新聞網が「無生命跡象(生命の兆しがない)」と書いており、生存にかなり悲観的な表現だ。

海外メディアは見出しで"At least 31 people believed dead(少なくとも31人が死亡したとみられる)"(AP通信)、"Mt Ontake rescue teams find 31 bodies(御嶽山のレスキュー隊が31の遺体を発見した)"(BBC)と断定的に書いており、心肺停止の状態と死亡が確認された人を一緒にカウントしている記事が多い。

   日本は死亡確認に医師の診断が必要

  関西福祉大学の勝田吉彰教授によると、「日本で心肺停止の状態とは、心音が聞こえない『心臓停止』および『呼吸停止』の状態を指します」という。
 死亡確認にはこの2つだけでは十分ではなく、「脈拍停止、瞳孔散大と合わせて、4つすべてを医師が診断することが必要です。医師が宣言し、初めて死亡が確定します」と語る。
 海外ではこうした手順が踏まれるとは限らないため、日本と大きな違いが出ているようだ。
長野県警も、「医師の診断がまだできておらず、心音と呼吸が停止していることから判断」(同広報)して、「心肺停止の状態」と発表している。

なお、心肺停止の状態から息を吹き返すケースはある。たしかに、街中で倒れた人が心臓マッサージやAEDを施されたり、病院で強心剤を投与されたりして蘇生することはある。
 ただし、あくまで迅速に必要な手当てがされた場合がほとんどだ。
 「山頂付近に残る人たち」の一刻も早い「救出」が望まれるが、有毒な硫化水素が充満しており、二次災害の恐れから捜索は打ち切られ、再開は30日に持ち越されている。
 ーーーーーーーーーーーーー
   火山噴火による死者を「心肺停止」と報道するマスコミ 9/30  「院長の独り言」から抜粋

 どうやら「権威のある」医師が診断しない限り、死亡したと認めない という官僚大国にいつの間にかなったようです。おそらく、これは福島原発での死亡事故も「心肺停止状態」として発表していることにもつながるのでしょう。
 3日間も頂上で放置された「心肺停止状態」の登山者が「死亡」と判断できない脳死状態になっているマスコミ記者、報道各社。もっとも、いつものことながら、昔ながらそうだと主張する人もいます。(※ 木下黄太氏のこと。)

  まるで、「敗退」を「転進」あるいは「戦果多数」と表現した大本営をそのまま垂れ流した戦時中のマスコミを彷彿とさせます。
 これならば、医師さえいなければ、このように死者はいない。などというふざけた話になりかねません。
 やくざの抗争で殺されても、「心肺停止状態」のやくざ と発表するのでしょうか。

 あまりにもひどいので、白骨死体も「心肺停止状態」の白骨 と表現するのか? と揶揄しましたところ、それは「心肺喪失状態」ですよと返されてしまいました。

 いつまで、このばかげた権威主義、形式主義、官僚主義を続けるのでしょうか。
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コメント

福1の現場で「心肺停止状態で搬送」すれば
新聞上では「死亡」とならない。

連日御嶽山で「心肺停止」と連呼すれば
「死亡」確定までの時間稼ぎが可能。

巧言令色少仁に過ぎる日本語。
公用語を英語にした方がストレートになるのか?と出来もせずに思うこの頃です。
お帰りを楽しみに待っていました。

Re: タイトルなし

この警察発表用語の問題と全マスコミ足並みそろえての用語統一の問題。
この2つが報道統制を可能にしています。
原発安全神話の電力会社広告を、広告とわきまえていたはずの原子力学会幹部が信じ込んでいたことも同様ですが、
政府はこの報道統制された「過小な死亡者数」に影響されて現地出動が後手に回ったともいえます。
阪神大震災をテレビで知った当時の首相官邸ですが、近年の報道統制の中ではここでも「心肺停止」といって「死亡」「遺体」などの数を減らすうとするでしょう。
まさしく旧ソ連も青くなるほどの情報統制です。

英語にした方がストレートになるのか?
表意文字である漢字を幼児期から仕込まれた日本人は、医療用語を知らなくても「心肺停止」の何となくのぼんやりした意味は分かると思うのです。
これが英語などの表音文字になると同じ単語でその分野、業界などで意味が異なるので、一般の庶民では誤解と意味不明が増大するようにも思います。
一般庶民のテレビ、新聞離れを誘って、洗脳されないようにするには、その方が良いかもしれませんね。

看護学校で「死亡の判断基準」は習ったけど。「心肺停止」の「判断基準」は、習わなかった。心肺停止は医師以外でも出来るけれど、死亡はレスキュー隊もできないのか?
 本当に、医師でないとできない判断なのか?

Re: タイトルなし

>  本当に、医師でないとできない判断なのか?
呼吸と心拍が止まっていて何時間も、あるいは胸部が損傷または喪失してしまった人体は復活で来ないのは医師でなくとも普通の人の常識でしょう。
そんなことは世界中で常識でしょう。
死亡は遺体という「事実」の表現。医師が認定するにしても便宜上のことであり、医師でなければ確認できないと言うものではない。
なんでもそうですが、医師でなければ死亡の認定はできないと拡大し、だから死亡でなく「心肺停止」である、などというのは世界の非常識。
大惨事に見せたくない警察官僚の姑息で異常な言葉の操作であるし、それを足並みそろえてそのまま区別して報道するマスコミ側の報道統制です。
日本の奇っ怪さはここにも表れました。

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