マレーシア機は操縦席に30mm機関砲を打ち込まれている
2014-08-01

マレーシア機撃墜事件は、米国の主導で捜査の前に犯人を発表するという前代未聞の展開から始まったが、
ロシア国防省の管制、衛星データ公表により「ロシアの支援による義勇軍の犯行」というシナリオは覆され、西側は方針転換を求めてあいまいにする方向に逃げ込み始めたようだ。
機体の残骸に弾痕があることが一部でして指摘されていたが、これについて航空専門家、軍事専門家からも指摘され、公表された。
米国のウクライナ軍の犯行隠しというか、米国によるウクライナ軍を使った対ロシア戦であるが、捜査の輪はだんだん狭くなってゆく。
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[ジム・ストーン氏]葬り去られた証拠が戦闘機によるMH17/370便の撃墜を物語る 〜シャンティ・フーラ翻訳チーム〜 8/1 「shanti-phula.net」から
翻訳チームからの情報です。
ジム・ストーン氏がコクピット部分の残骸と思われる1枚の写真から撃墜のシナリオを描いています。
写真をよく観ると“内向きと外向きの弾痕”があることから“両側から板挟みに狙撃された”と推理しています。
下の動画は、こちらから抜粋させていただきました。
この動画でも指摘されているように撃墜されたボーイング機に2機のスホーイ25が接近したことが確認されており、その“スホーイ25は、二連装30mm機関砲を、装備”しているということで、写真の穴のサイズも口径30mmの砲弾によるものというのは納得です。
また欧州安全保障協力機構(OSCE)広報担当のマイケル・ボッチュルキフ氏も「素人目にも分かりますが、機体の表面の傷は、機関銃弾を受けたかのようです。」と発表しています。
(編集長)
この翻訳記事は、「マレーシア航 空機はロシア側のミサイルで撃ち落とされた」という欧米の主張に対する、軍事・航空の専門的な視点からの反論です。
本日のRT報道によると、イギリスは、元ロシア連邦保安庁アレクサンダー・リトビネンコ氏の亡命先(ロンドン)での暗殺事件の調査を、約8年も経ってから急に再開しました。
とにかく何が何でも&あらゆる面でロシアを悪者にしたいという西側の滅茶苦茶な論調から、現在#blameputinというハッシュタグがツイッターで大流行中。「今日は雨が降らない」「仕事に行く気がしない」「車が動かなくなった」等々→「#プーチンのせいだ!」という調子。だってそれで通じるんでしょ?という、一般市民の大手メディアへの反撃のようです(笑)
翻訳者(Yutika)のコメント
—————
葬り去られた証拠が戦闘機によるMH17ないしは370便の撃墜を物語る
転載元より翻訳) jim stone freelance journalist 14/7/31
このコックピットの残骸が証明している。まずは、下の写真をクリックして拡大版を別画面でよく見てほしい。(※ 記事の末尾に掲載。)
とりあえず簡単に言うと:もしこれが(※ 地上からの対空)ミサイルでの撃墜だとするならば…
1.コックピットは粉々に分解されず、墜落現場から離れた所に落ちる筈。ミサイルなら機体の中心部分を狙うのだから。
2.榴散弾(※ 弾体の中に多数の弾子を込めたもの。)の弾痕は全て、内向きに開いていた筈。
3.コックピットは、おそらく原形を留めていた筈。
では何が起こったのか?
コックピットだけを標的にした一斉射撃がなされたってことだ。
この飛行機の残骸写真から分るように、内向きと外向きの弾痕が両方出来たのは、コックピットが両側から板挟みに狙撃されたからだ。
つまりやったのは、100%間違いなく戦闘機だと証明している。
コックピットを吹き飛ばすのに、少なくとも弾丸一巡り分【=「マシンガンに装填された弾帯1セット分」という意味?】は使用されている。
風速550MPH強【キロに換算すると885KPH】の風が、コックピットのあった場所にぽっかり開いた穴へと直撃し、超過圧力によって大型のボディパネル部分が機体から分離した。
広範囲に渡って大きな残骸が散らばっているのはそのせいだ。
飛行機の前面のみが標的にされ瞬時に爆発したのなら、機体は煙流を上げることなく地面へとコースト・ダウン【=惰行】するだろう。
このシナリオが全ての疑問への答えだ!
残骸写真を見るだけでも、その真実性を証明できる。
下の写真をクリックしてほしい。これ自体大きく見えるかもしれないが、クリックして現れる写真に比べたら何でもない。
コックピットが確実に射撃された様子が、はっきりと分る絶対的証拠になってる。
(※ 記事の末尾に掲載。)
欧州安全保障協力機構広報担当 マイケル・ボッチュルキフ氏(チェコ共和国):
素人目にも分かりますが、機体の表面の傷は、機関銃弾を受けたかのようです。それ以外の原因で、金属にこの様な穴が開いたのは、見たことがありません。
ドミトリイ・コチェトコフ記者:
重要な事ですが、現代の軍用機は、機関銃を装備していません。OSCEの代表が言ったのは、機関砲の事でしょう。
ロシア防衛省は、ボーイング機に、ウクライナ空軍のスホーイ25が接近したのを、確認しましたが、スホーイ25は、二連装30mm機関砲を、装備しています。装備弾数は、250発です。
なので、元のサイズの写真を見るのが重要だ。
軍用機パイロット セルゲイ・エキモフさん: 高速で連射できる航空機用機関砲で、発射速度は、一分間に4000発です。
つまり、ちょっと撃っても、一秒間で80発から100発が、発射されます。パイロットが、少し、例えば、0.5秒発射ボタンを押しても、すでに、50発が、発射されます。
(※ Su25の30mm機関砲は機首下部のやや左側に2連装で装備。)

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コメント
mさんへ
榴弾と榴散弾(現代ではいずれもそうした形式を言っているわけですが。)が区別されていないように思います。
銃弾も砲弾、ミサイルも、弾体の基本形式は金属弾、炸裂弾、炸裂散弾の三つの原理です。
ピストル、機銃は金属弾。機関砲、大砲は大まかには炸裂弾(榴弾)。ミサイルは炸裂散弾(榴散弾)の進化形と言い切って良いかと思います。
ジム・ストーン氏の解説の補足要約します。
仮にミサイルでの撃墜ならば、
1 定速の旅客機で機体先端で爆発の可能性はないため、コックピットは粉々にならず。
2 ミサイルの弾体は榴散弾形式、近接爆発により弾痕はすべて内向きとなるはず。
3 コックピットは原型をとどめていただろう。
実際は、
1 機銃弾痕である(十数mm以上の航空機銃は榴弾形式(榴散弾ではない。)の弾体を使用するので、通常それ以上のものを機銃でなく機関砲と呼ばれている。弾丸の威力が異なるが原理は同じもの。)。
(30mmは航空機関砲では最大級だがこれを榴散弾形式の弾体にすると、爆発時に散弾銃程度の威力になってしまう。)
2 内向きと外向きの弾痕が両方できている。(前方2機から左右に打ち込まれた。)
3 合わせて(たぶん)弾丸一巡り分(カセット交換ではないので250発と思われる。)。 (損傷と内側からの風圧で)大型のボディパネル部分が機体から分離した。
広範囲に渡って大きな残骸が散らばっているのはそのためだ
以上により、ミサイルではなく機関砲で撃墜されたと主張している、と私は読みますがね….。
銃弾も砲弾、ミサイルも、弾体の基本形式は金属弾、炸裂弾、炸裂散弾の三つの原理です。
ピストル、機銃は金属弾。機関砲、大砲は大まかには炸裂弾(榴弾)。ミサイルは炸裂散弾(榴散弾)の進化形と言い切って良いかと思います。
ジム・ストーン氏の解説の補足要約します。
仮にミサイルでの撃墜ならば、
1 定速の旅客機で機体先端で爆発の可能性はないため、コックピットは粉々にならず。
2 ミサイルの弾体は榴散弾形式、近接爆発により弾痕はすべて内向きとなるはず。
3 コックピットは原型をとどめていただろう。
実際は、
1 機銃弾痕である(十数mm以上の航空機銃は榴弾形式(榴散弾ではない。)の弾体を使用するので、通常それ以上のものを機銃でなく機関砲と呼ばれている。弾丸の威力が異なるが原理は同じもの。)。
(30mmは航空機関砲では最大級だがこれを榴散弾形式の弾体にすると、爆発時に散弾銃程度の威力になってしまう。)
2 内向きと外向きの弾痕が両方できている。(前方2機から左右に打ち込まれた。)
3 合わせて(たぶん)弾丸一巡り分(カセット交換ではないので250発と思われる。)。 (損傷と内側からの風圧で)大型のボディパネル部分が機体から分離した。
広範囲に渡って大きな残骸が散らばっているのはそのためだ
以上により、ミサイルではなく機関砲で撃墜されたと主張している、と私は読みますがね….。
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Peter Haisenko 『Shocking Analysis of the "Shooting Down" of Malaysian MH17』でゴーグルすれば出てきます。
Haisenko氏のWebsiteは www.anderweltonline.com です。 英語でもドイツ語でも読めます。 右側に記事の紹介があります。
ジム・ストーンはハイシェンコ氏をオランダ人と勘違いまでしています(笑)。
ハイシェンコ氏の洞察を否定出来ない米国は、“榴散弾はミサイルより発射された”とキチガイじみた見解を出してきました。