実際には所得の減少に猛烈な物価上昇が襲いかかっている
2014-08-01
「賃金が上がっている」とよく見たら、大手企業だけの集計。
「高級品が売れている」とよく見たら、高級百貨店の一時的な売上で、そんなもののない地方都市には関係なし。
「景気が良くて人手が足りない」とよく見たら、建設関係だけの話で、世間一般は非正規雇用のますますの増加と違法な過重労働の蔓延でブラック雇用に恐れをなして求職が減っただけだった。
マスコミも政府も報道は余程の資産家階級か、輸出大手の幹部社員だけを読者か国民としているようだ。
同時に襲っているすさまじい物価値上げ。
マスコミに踊らされて、ばくぜんと「景気は回復基調なんだろう」などと思っている人は危ない。
事実は報道と違って、甘くない。暗澹たる黒雲が覆っている。
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生姜焼き定食はゼータク品…凄まじい物価上昇 品目別一覧 7/31 日刊ゲンダイ
29日公表された6月家計調査(総務省)で、個人消費の減速が鮮明になった。
消費支出は前年同月比で3%減と3カ月連続のマイナス。
消費増税前の駆け込み需要の反動減で、家庭用耐久財が20・1%減、自動車も9・3%減だった。
「体感としての物価上昇はハンパではありません。消費を控える家庭が続出し、支出が減ったのでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3・6%上昇だった。消費増税による変化率(理論上は2・9%)を差し引くと0・7%アップになる。
これだと大したことないように見えるが、品目別の上昇率を調べたら、仰天! 生鮮品を中心に2ケタ増が目白押しだ。大幅値上がりは、いわし(24・8%)、さけ(30・9%)、えび(20・8%)、かぼちゃ(29・2%)、ごぼう(30・4%)など。

■可処分所得は8%マイナス
ランチの定番「豚肉のしょうが焼き」を作るとどうなるか。
食材や調味料は上昇ラッシュで、豚肉(ロース)9・1%、たまねぎ36・4%、しょうが9・5%、清酒5・3%、醤油2・4%…。
彩りを加えるレタスは13・5%アップだ。
サイドデッシュにポテトサラダを料理すると、じゃがいも19・8%、きゅうり7・3%、にんじん6・2%の上昇。
マヨネーズは16・0%も上がっている。デザートのすいかは10・2%アップ。
電気代やガス代も値上がりなので、
しょうが焼き定食(ポテトサラダ、すいか付き)は平均すると約12%の上昇率となる。
もはやランチの定番でさえ、ガマンしなきゃいけないのか。すいか割りなんてチョー贅沢だ。
それでも給与が上がれば何とかしのげるが、6月家計調査によると2人以上世帯の可処分所得は前年同月比で8%マイナスだった。
「臨時収入・賞与は実質7・4%減です。6月支給の夏ボーナスの増額は、家計調査では確認できなかったことになります」(第一生命経済研究所の藤代宏一氏)
ボーナス増に沸いたのは一部の大企業だけだ。
一般サラリーマンの給与は上がるどころか減少し、一方、モーレツな物価上昇が襲ってきている。
政府の景気回復宣言を信じていたら、知らないうちにスッカラカンになってしまう。
現状をきちんと自覚し、生活防衛を強化しなければ生き残れない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ 黒田日銀の異次元金融緩和を含むアベノミクスとやらは、実際には国民への生活破壊攻撃だ。
そして生活の窮乏から消費需要の減少で、国民経済への破壊工作になっているのが事実だ。
しつこいようだが、こんな政策を「景気対策」と勘違いして投票した人たちは、いまどう思っているのだろう。
まあ、その人たちのほとんどは、いまも「景気は回復基調」と信じているのでしょう。
なんとかにつける薬はないですね。
「高級品が売れている」とよく見たら、高級百貨店の一時的な売上で、そんなもののない地方都市には関係なし。
「景気が良くて人手が足りない」とよく見たら、建設関係だけの話で、世間一般は非正規雇用のますますの増加と違法な過重労働の蔓延でブラック雇用に恐れをなして求職が減っただけだった。
マスコミも政府も報道は余程の資産家階級か、輸出大手の幹部社員だけを読者か国民としているようだ。
同時に襲っているすさまじい物価値上げ。
マスコミに踊らされて、ばくぜんと「景気は回復基調なんだろう」などと思っている人は危ない。
事実は報道と違って、甘くない。暗澹たる黒雲が覆っている。
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生姜焼き定食はゼータク品…凄まじい物価上昇 品目別一覧 7/31 日刊ゲンダイ
29日公表された6月家計調査(総務省)で、個人消費の減速が鮮明になった。
消費支出は前年同月比で3%減と3カ月連続のマイナス。
消費増税前の駆け込み需要の反動減で、家庭用耐久財が20・1%減、自動車も9・3%減だった。
「体感としての物価上昇はハンパではありません。消費を控える家庭が続出し、支出が減ったのでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3・6%上昇だった。消費増税による変化率(理論上は2・9%)を差し引くと0・7%アップになる。
これだと大したことないように見えるが、品目別の上昇率を調べたら、仰天! 生鮮品を中心に2ケタ増が目白押しだ。大幅値上がりは、いわし(24・8%)、さけ(30・9%)、えび(20・8%)、かぼちゃ(29・2%)、ごぼう(30・4%)など。

■可処分所得は8%マイナス
ランチの定番「豚肉のしょうが焼き」を作るとどうなるか。
食材や調味料は上昇ラッシュで、豚肉(ロース)9・1%、たまねぎ36・4%、しょうが9・5%、清酒5・3%、醤油2・4%…。
彩りを加えるレタスは13・5%アップだ。
サイドデッシュにポテトサラダを料理すると、じゃがいも19・8%、きゅうり7・3%、にんじん6・2%の上昇。
マヨネーズは16・0%も上がっている。デザートのすいかは10・2%アップ。
電気代やガス代も値上がりなので、
しょうが焼き定食(ポテトサラダ、すいか付き)は平均すると約12%の上昇率となる。
もはやランチの定番でさえ、ガマンしなきゃいけないのか。すいか割りなんてチョー贅沢だ。
それでも給与が上がれば何とかしのげるが、6月家計調査によると2人以上世帯の可処分所得は前年同月比で8%マイナスだった。
「臨時収入・賞与は実質7・4%減です。6月支給の夏ボーナスの増額は、家計調査では確認できなかったことになります」(第一生命経済研究所の藤代宏一氏)
ボーナス増に沸いたのは一部の大企業だけだ。
一般サラリーマンの給与は上がるどころか減少し、一方、モーレツな物価上昇が襲ってきている。
政府の景気回復宣言を信じていたら、知らないうちにスッカラカンになってしまう。
現状をきちんと自覚し、生活防衛を強化しなければ生き残れない。
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※ 黒田日銀の異次元金融緩和を含むアベノミクスとやらは、実際には国民への生活破壊攻撃だ。
そして生活の窮乏から消費需要の減少で、国民経済への破壊工作になっているのが事実だ。
しつこいようだが、こんな政策を「景気対策」と勘違いして投票した人たちは、いまどう思っているのだろう。
まあ、その人たちのほとんどは、いまも「景気は回復基調」と信じているのでしょう。
なんとかにつける薬はないですね。
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