殺された母親から取り出された新生児が死亡、続くガザ虐殺
2014-07-31

以下はいずれもイラン国営放送から。
なお、下記の新生児救出については田中龍作ジャーナル「ガザ発、殺される命と生まれる命と」が救出時の報道しています。
ーーーーーーーーーーーーー
パレスチナ人新生児が死亡 7/30
シオニスト政権イスラエルのガザ攻撃で死亡した母親から生まれてきたパレスチナ人の新生児が、死亡しました。
プレスTVによりますと、この未熟児の母親は、27日日曜、イスラエル占領政権の空爆で殉教しましたが、医師の手によって、取り上げられました。
この母親は23歳のパレスチナ人で、妊娠8ヶ月でした。
彼女はシオニスト政権軍によってガザ中部デイロルバラフの自宅を攻撃され、死亡しました。
誕生した女児には、母親と同じシーマーという名がつけられましたが、この女児も29日火曜、母親の殉教の3日後の29日火曜、に亡くなりました。
国際社会の圧力にもかかわらず、今も続けられているシオニスト政権のガザ侵攻で、パレスチナ人1285人が殉教、数千人が負傷しています。
シオニスト政権の最新の攻撃で、ガザに住む子ども少なくとも6人が殉教しました。この中には11歳の障害を持つ少女と16歳の少女が含まれていました。
ユニセフは、過去3週間のシオニスト政権のミサイル攻撃と砲撃の中で、これまで239人の子どもが殉教したと発表しています。このうち157人が男児で、82人が女児であり、全員生後3ヶ月から17歳までとなっています。
ユニセフによれば、この攻撃の犠牲者の中には12歳以下の子ども166人が含まれている、ということです。
パレスチナイスラム抵抗運動ハマスの軍事支部もまた、シオニスト政権の攻撃に対して、ミサイルを発射しました。イスラエル占領政権はガザ戦争での死者を53人と報告していますが、ハマスの情報筋は100人のイスラエル兵士が死亡したとしています。
ーーーーーーーーーーーー
イスラエルがガザ地区の電気・水道施設を攻撃 7/30
シオニスト政権イスラエルが、ガザ地区での犯罪を続ける中で、ガザ地区の送電施設を破壊したあと、この地区の水道施設を攻撃しました。
アルアーラムチャンネルによりますと、シオニスト政権は非人道的な措置を行う中で、井戸や水道施設を標的とし、8年前からも封鎖によって深刻な飲料水の不足に苦しんでいるガザの人々は、今回も人道的な悲劇に直面しています。
ガザ地区の水道局の責任者の一人は、アルアーラムチャンネルのインタビューで、「ガザ地区の多くの井戸がシオニスト政権の直接的、間接的な攻撃によって破壊され、ガザ地区各地の水道施設も深刻な被害を受けている。
このためガザ地区の住民の半数が、飲用水を利用できなくなっている」と語りました。
また、「下水道の排水システムもまったく機能せず、多くの下水処理施設が稼動停止している」と述べています。
シオニスト政権はガザ地区の主要な発電所に対しても攻撃を行い、これによりこの地区の送電施設が機能しなくなっています。
パレスチナ占領政権イスラエルは国際法規を無視し、ガザの人々に対する攻撃を激化しています。
ーーーーーーーーーーーーーー
アメリカで、イスラエルに反対する抗議者が逮捕 7/30
アメリカの警察が、ガザ地区での犯罪行為を理由に、シオニスト政権イスラエルに反対する抗議運動を行っていた人々のうち、50名を逮捕しました。
プレスTVによりますと、ニューヨークの国連イスラエル代表部前で29日火曜、アメリカ市民や活動家が抗議デモを行ったということです。
デモ参加者は、ガザ地区への攻撃とパレスチナ人の大量殺戮の停止を強調したプラカードを掲げていました。
この報告によりますと、100名以上のニューヨーク市警が抗議者50名を逮捕したということです。
この抗議デモに参加していた、アメリカの政治学者ノーマン・フィンケルスタイン教授は、アメリカ国民に対し、民法に従わずシオニスト政権に対する抗議をアピールするよう求めました。
また、「イスラエルをボイコットすべきだ」とした上で、「イスラエルの措置に対する抵抗の拡大が必要である」と述べています。
ーーーーーーーーーーーーーー
ガザ国連学校への攻撃で、パレスチナ人20名が殉教 7/30
ガザ地区の国連が運営する学校に対するシオニスト政権イスラエル軍の砲撃で、少なくともパレスチナ人20名が殉教しました。
フランス通信によりますと、30日水曜未明、シオニスト政権軍がガザ北部のジェバリヤ難民キャンプの近くにあるUNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関の運営する学校を砲撃し、少なくともパレスチナ人20名が殉教、数十名が負傷しました。
国連の関係者は、この学校が攻撃されたことを認めています。
この関係者は、「ジェバリヤ難民キャンプにある学校の2つの教室が攻撃を受け、このキャンプにいたパレスチナ人数名が殉教した」と述べました。
ガザの救援機関は以前にも、先週24日木曜のシオニスト政権によるガザ北部の国連の学校への砲撃で、17名が殉教、200名以上が負傷したことを発表していました。
この攻撃で、UNRWAの職員も死亡しています。
30日水曜、ガザ地区に対するシオニスト政権軍の攻撃の継続により、少なくともパレスチナ人の青少年6名が殉教しました。
フランス通信がガザから伝えたところによりますと、3名の児童を含むパレスチナ人6名が、30日、ガザ北東部へのシオニスト政権軍の戦車の攻撃で殉教したということです。
パレスチナ筋は、障害を持ったパレスチナ人の少女が、シオニストのロケット攻撃で、二人の家族と共に死亡した、と伝えました。
シオニスト政権軍はさらに、ガザ中部の難民キャンプの民家を激しく砲撃し、パレスチナ人の16歳の少女が殉教しました。
7月8日から始まったガザ地区に対するシオニスト政権軍の攻撃で、この23日間に少なくともパレスチナ人1285人が殉教、7000人以上が負傷しています。
ーーーーーーーーーーーー
※ 問題となっているのは67年間にわたって延々と虐殺し、土地を奪い、牢獄としてきたシオニスト国家イスラエルの犯罪行為と、逃げず国土を捨てずに踏みとどまって英雄的に抵抗してきたパレスチナ住民なのである。
長期の経験から、虐殺に抵抗しなくともいずれは殺されるか国土を奪われるなら、同じ殺されるなら抵抗して戦う住民。
「少なくとも人々はイスラエルの抑圧と攻撃を甘受するだけで抵抗しない「いい犠牲者」ではありたくはない。」
ガザ・インタビュー「子どもたちの眼に誇りをみたい」ラジ・スラーニ氏。
- 関連記事
-
- ロシア、欧米の経済制裁に報復措置 (2014/08/08)
- 死者1850人負傷9000人以上、「撤退報道」の裏で集中虐殺行為 (2014/08/05)
- 「世界は恥辱を晒している」UNRWA(国連パレスチナ機関) (2014/08/03)
- 続く大虐殺、それでもパレスチナは闘う (2014/08/02)
- マレーシア機は操縦席に30mm機関砲を打ち込まれている (2014/08/01)
- 殺された母親から取り出された新生児が死亡、続くガザ虐殺 (2014/07/31)
- 軍産複合体、国際寡頭勢力の対ロシア戦 (2014/07/30)
- マレーシア機撃墜の真相 (2014/07/28)
- ガザ大虐殺を容認し、ウクライナ住民虐殺を支援する米国 (2014/07/26)
- シオニストの犯罪をなくすには、政権を消滅させること:ハメネイ (2014/07/26)
- ガザ空爆を見世物として楽しむ人々 (2014/07/25)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
http://bator.blog14.fc2.com/tb.php/2403-278ec15e