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もうすぐ北風が強くなる

米国国際資本カーギル、OSIの子会社「上海福喜食品」

   中国期限切れ食肉、米ヤムが親会社OSIとの取引打ち切り  7/24 ロイター

米食品卸売会社OSIグループ傘下の中国企業・上海福喜食品が使用期限切れの食肉を出荷していたとされる問題で、ケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハットを運営する米ヤム・ブランズは23日、OSIとの取引関係を打ち切ったと発表した。

中国・上海の警察当局はこれに先立ち、上海福喜のトップや品質担当マネジャーを含む5人を拘束したと明らかにした。

ヤムは声明で「ヤム中国は、(OSIグループの中国法人である)OSI中国からの全ての仕入れを直ちに停止することを決定した」と表明した。
上海福喜はOSI中国の傘下企業

中国で6400店舗を展開しているヤムはまた、オーストラリアと米国でもOSIとの取引関係を打ち切った
ヤムによると、OSIは主要な仕入元ではなく、関係を打ち切っても事業に影響はないという。

OSIグループは声明を公表し、中国当局がその他全ての施設を検査しており、問題は見つかっていないと明らかにした。

同グループのシェルドン・ラビン会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で中国の顧客に謝罪した上で、今回の問題に対処する専門チームを設けたと強調。
「上海福喜で起きたことは全く受け入れられない」とし、「われわれはこれら過失の責任を負うとともに、再発防止に努める」と表明した。

一方、中国で2000店舗超を展開する米ファストフード大手マクドナルドは、OSIグループとの関係を維持するとの声明を発表した。

中国国営の新華社はまた、上海の食品監督当局の話として、上海福喜における食品安全規則違反は個人の行為ではなく、組織ぐるみだったと伝えた。

さらに上海の食品監督当局は、中国のOSIから出荷された安全基準違反が疑われる1000トン以上の食肉製品を差し押さえたと明らかにした。
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上海福喜

   中国の期限切れ肉、背景に外資たたきも 異例の告発報道  7/25 朝日

(前半省略)
 食品業者による不正が後を絶たない中国では国産品への信頼が低い一方、外資系企業は「国際基準で厳格に管理されている」と比較的信頼されていた。

 それだけに米資本の上海福喜で起きた今回の事件の衝撃は大きい。共産党機関紙「人民日報」は24日の記事で、「外国企業はなぜ中国へ来ると変質してしまうのか」と問いかけた。
 中国料理協会の辺疆副会長は「有名ブランドでも問題が起きたことで、より厳しい措置が必要なことが露呈した」と話す。
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※ 叩く際には、大きい者から叩け。
 OSIとはなにか?
 国際穀物資本カーギル傘下で世界最大級の卸売企業である。
 カーギルもOSIもいわゆるユダヤ系国際資本である。
 OSI代表のシェルドン・ラビンが「(OSIは)だれも名前を聞いたことのない世界最大の企業のうちの1社だ」。というとおりである。
 その子会社が「上海福喜食品」というわけである。

 社内上訴して解雇された元従業員が告発してから、上海のテレビ局は極めて異例の三カ月にも及ぶ潜入調査を行った。
 このことは国際資本と米国の圧力にさらされるであろう、食品取り締まり当局が捜査をあいまいに終わらせることを阻止するべく引き返せないように、完全な裏付けを取るためということで納得ができるだろう。

 中国食品工業会の腐敗と堕落は、同時に取り締まり当局の腐敗堕落でもある。
「外国企業はなぜ中国へ来ると変質してしまうのか」。それも同根の事実だ。
 腐敗と堕落はもちろん大手から叩かなければならない。
 大手から先に取り締まりするのが、もとより取り締まりの鉄則である。

 米国と国際資本の圧力を覚悟の上で摘発したことは、今後の対米自主宣言に等しいだろう。
 KFC、ピザハットなど小売業界との矛盾を突いたことで、今のところは順調なようである。
 中国の対米自主取り締まりは、これからも多くの業界と産業で進められるだろう、国内資本についてはもちろんである。

 中国の人民大衆は?
 もちろん、既に「習近平主席万歳」である。
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