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もうすぐ北風が強くなる

オデッサで行われたこと(遺体写真に注意)

広場会館

 完璧に米国軍産複合体にに従属する日本のマスコミは、オデッサの虐殺を次のように報道した。
・ オデッサで両派が衝突、火災が発生し40数人が死亡。
・ 親ロ派が警察署を襲撃。

 まるで事実と異なる偽報道である。
 実際に起きたことは、武装したネオナチと傭兵が広場に座り込みをしていた親ロ派の非武装住民を襲撃殺害した。
 隣接する労働会館は警官隊が警備していたので、住民、通行人などはそこへ逃げ込んだ。
 警官隊は持ち場を放棄し、武装ネオナチは労働会館に突入、もともと居た人々を含めて殺害を続け、さらに放火し焼き殺した。多くは殺されてから焼かれていた。
 消防が到着してからも虐殺が続いていた。警官隊はこの事態を放置していた。

 警察はネオナチをまったく排除せず、逆に住民側数百人をを大量逮捕。
 後に住民数千人が警察書に抗議、一部が投石。警察が67人を釈放。

 これが実際に起ったことである。
 マスコミは、非武装住民への武装襲撃を「両派の衝突」とし、ネオナチの放火をまるで自然な「火災発生」とし、銃殺撲殺をすべて「焼死」であるかのようにに見せかけた。
 そして今度は非武装住民の抗議を「親ロ派が警察署を襲撃」と捏造した。

 オデッサの虐殺のような事件が日本で起きても、マスコミはやはり同様に「報道」するだろう。
 機動隊が無抵抗のデモを一方的に襲撃、虐殺したら、「デモ隊と衝突、発生した火災で(あるいは圧迫死で)死亡者が出た。」
 住民が警察署に抗議に押しかけたら、「〇〇派が警察署を襲撃。」
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   キエフと右派セクターによるオデッサ水晶の夜 (写真・閲覧注意!)   5/7  「マスコミに載らない海外記事」から

 F. ウイリアム・エングドール
… 野蛮な5月2日虐殺に関するオデッサの目撃者

[ 編集者注記: これは今朝行わねばならなった実に不快な作業だが、VTでは、我々はこれまでも常にできる限り、死者を提示してきた。

オデッサ

キエフに右派セクターに影響力を及ぼし、つまり国家安全保障への脅威として、彼等を武装解除させ、解散させるため、アメリカとEUが持つ強大な影響力を行使するようにというあらゆる要求を、アメリカとEUは無視してきた。

しかし、シリアや他の場所でテロリスト準軍事代理部隊を利用しても何の罰も受けないで済んでいる欧米大国は、 そうした部隊を利用し続けることに対する"心配無用の" 政策を作り出した。
 根本的な問題は、政治家と政府の犯罪実行者連中が享受している、ほぼ全面的な外交官特権だ。

世界中の国々は、外交官特権を新たに見直す必要があると、ここで何度も私は書いてきた。密接な関係国際犯罪組織や政治首脳を駆り立てているニンジンの一つは、非人道的犯罪や戦争犯罪告訴、安全保障上の事項に分類して隠し、更に訴追免除して、連中が犯す悪事から守ることなのだ。

我々VTは、これまでのところ東ウクライナでは低レベル暴力で済んでいるが、もし右派セクターが独自活動を許されれば、“デモ隊虐殺”がおきるのは時間の問題に過ぎなくなると終始警告し続けてきた。

ロシア人を進撃させて、"だから言っただろう"と言えるようにし、それから本格的経済制裁プログラムを推進する為に、欧米大国がこれに似たようなことがおきるのを期待しているのではというのが我々の懸念の一つだった
 そしてその通りになったが、このようことを行うのは実に邪悪だが、まだ先がある。

ほとんどの人が欧米各国政府がウクライナ国民のことなど全く気にしていないことを知っている。
 西欧は彼等を搾取するだけだ、まさに、ソ連がやっていると非難していたことを。

虐殺

VTとしては、治安をもたらし、 オデッサの民族主義テロリスト連中を逮捕する為に、ロシアが進出しても不満はない…火付け犯連中を国連で扱うべき頃合いなのだから。

アメリカやヨーロッパの国民達が、様々なねじけた政府関係者に、腰が抜けるほど怖い思いをさせる最後のチャンスを使う頃合いだ。

なぜだろう? もし政治的、外交的に、ウクライナのエスカレーションに関与した連中全員が大変な目にあわなければ、我が国のならず者エリート支配者の好きな時に、我々に対しても利用される枠組ができてしまうことになるからだ。
 必ずそういうことになると私は保障する… Jim W. Dean ]

VTは、この素晴らしい調査ジャーナリズムのお手本に対し、エングドールにお礼申しあげる。下記でお読みいただける通り、商業マスコミは“右派セクター”という言葉の報道を避け続けており、自らこの行為の幇助者、教唆者であることをさらけ出している
・・・・・・・・・・・・・・
銃殺

下記の証言ビデオは、40人以上の人々が亡くなり、百人以上が負傷した恐怖の5月2日の中心で、生き残ることができたオデッサ住民女性によるもの。

ウクライナの地方警察とキエフ政府の黙認を得て、ウクライナ右派セクターが武装させたマフィア暴漢メンバーによって残虐な意図的に計画した攻撃の記録としての撮影された多数の写真やビデオが増えつつある。

以下は、ウクライナ語を話せる友人が送ってくれたばかりの要約だ、“このビデオは、5月2日という恐るべき日を生き抜いたオデッサ在住の女性の証言だ。彼女は重要な証人で、自分が見聞きしたことを語っている。YouTubeビデオ中の彼女の発言概要は以下の通り。
・・・・・・・・・・・・・・
- “親ロシア派”活動家達は武器は待たず、棒かこん棒だけだった。

- 火炎瓶が建物の外から飛んできた。

- (親キエフ、あるいは反ロシア派)過激派(後に主に右派セクターと判明-編者注)が労働組合会館を襲撃し、間もなく、侵入に成功した。

- ビデオに映っている女性は、他の三人の女性と、約12人の男性と既に死亡した二人の男性(火炎瓶の火と煙で窒息)一緒に、別の部屋にいたと言った。男達が二人の亡くなった男性を、女性達が応急手当てをするように運んできたが手遅れだった…
彼等は、部屋の入り口をキャビネットや箱で塞ぐことに成功し、15分程、閉めておくことができた。

- この時、立てこもった16人の人々全員が廊下での銃声を聞いた。

- すると誰かがドアをドンドン叩き、入れてほしいと請うた。彼等は自分達も自治推進派(つまり、反キエフ)活動家だと言った。

- わずかの時間、考えたり話し合ったりした後、室内の男性達がドアを塞いでいるキャビネットを動かし、ドアをわずかな隙間だけ開け、状況がどうなっているか見ようとした。
すると若い暴漢達(連中はウソをついたのだ)は即座にドアの狭い隙間から、16人がいた室内に向かって射撃を始めた。

- 女性(ビデオに映っている)は暴漢を直視した。男は黒いマスクを被っており、笑いながら、彼女をピストルで撃ったが、幸いに、狙いが外れ、仲間達に叫んだ。“コロラディンを殺したぞ!”(自治州連邦を要求する人々を意味する俗語)。

- すると暴漢は、4つほど何かのガスが入った風船を部屋に投げ込み、2-3分後に、ガスで中にいた男性達が倒れ、連中はドアを壊して開けるのに成功し、部屋に入った。

- そして、すぐさま男性全員を撃った。それでも生きていた人々を、彼等はバットで殴打して殺害した。
この時に言っていた言葉が、“銃弾を節約して、やつらを殺そう…”
このけだもの連中は、女性達が彼等はもう死んでいると叫んだにもかかわらず、亡くなっている二人の男性も殴打した…

- すると暴漢達は、死者を地下室に運びたいと言い出した。

- 4人の女性は連中に助命を請い… この女性(ビデオ中の-編者注)は彼等に幼い子供がいるので、…

- 4人の女性は廊下に引き出されたが、そこは本当の地獄だった。多数の遺体が至るところにあり、階段にまであった。
テロリスト暴漢達の多くがわいせつなジョークを言いながら、遺骸を引きずりだして、地下室になげこんだ。

- すると暴漢は、4人の女性の一人をとらえ、どこかへ連れ出した。
証人(ビデオ中の)は彼女の叫び声だけ聞こえた… その女性の声は聞こえなくなってしまった。

- (ビデオ中の)女性は約15分間尋問された。テロリスト暴漢は、彼女に自分はロシア人だと本当のことを言えと要求した。ところが、彼女はウクライナのパスポートを所有しており、住所はオデッサと記述されていた。

- こうした混乱の中、彼女は会館から脱出することに成功したが、その時には消防士と警官達が立っていた。
消防署は労働組合会館と道路をはさんだ向かいにあるのに、消防士が来たのは1時間20分後だ。
テロリスト暴漢に活動するのを阻止されたと彼等は主張した。

キエフのウクライナ政治家全員無辜の市民の虐殺を称賛した。テロリスト暴漢は報奨金を得た。

後に、会館の地下で、多くの遺体が見つかった。他にも多くの人々が行方不明だ。

ウクライナSBU治安警察が、後で更に報復できるよう、彼等から全ての個人データを差し押さえた為、病院に送られた人々は間もなく病床から逃亡した。”

虐殺1

・・・・・・・・・・
ウクライナ語ビデオ:(余計な訳注:生き延びたという女性の証言ビデオ。約29分。記事の通りのウクライナ語かどうかは良くわからない。地域的、政治的にロシア語かもしれないと想像する。質問している男性の音声は意図的にマスクされているようだ。本当に証人であれば、命を狙われて当然だろう。あまりに不都合な存在なのだから。)
http://www.youtube.com/watch?v=ovX9tVTq6KI

同様な報告の別英語情報源の二本目ビデオはここ。
http://ersieesist.livejournal.com/813.html
(余計な訳注:ロシア語、英語並記文章と、この記事に使用されている多数の元写真らしきものがある。閲覧はくれぐれもご注意を!「ひどいものを見せるな」とお叱りをいただかないよう事前にお断りしておく。ビデオは一番下にある。時間的には短く、2分程だが、英語字幕がある。) 

ジャーナリストによる最新報告によれば、オデッサのビデオの女性は、以来脅迫されており、ウクライナ国外へ緊急亡命しようとしている。

妊婦

始まりに過ぎない… 

現在、アメリカ政府からの全面支援を得て、どうやら、右派セクターは、テロと犯罪的獣欲を遂行する白紙委任状を与えられたつもりになっているようだ。

目撃者でRT特派員イリーナ・ガルシコがオデッサから報じている最新ツイート報告では、金曜の衝突に貢献していたと評する向きもあるイワン・カテリンチュクという現地警察の新署長は、後で、オデッサの右派セクター・テロリスト暴漢連中に、自分もマイダン広場にいたと語り(右派セクターが抗議行動サイトを極端な暴力で支配していた場所-編者注)、“右派セクターが助けとなり、熱心であるよう期待します (原文通り)”と述べた。

大衆に向けた最初の演説を、彼が右派セクターの伝統的スローガン“英雄に栄光あれ”で始めると、群衆は伝統的スローガン“敵には死を”で応えた。[1]
地域の新警察署長に指名されると、右派セクターの暴漢連中の声援を受けて、カテリンチュクは即座に“分離主義は違法で、 非合法だから、プロパガンダだ”と宣言した。[2]

目撃者の報告では、更に何千人ものそうした右派セクター暴漢や他のネオナチが東ウクライナやオデッサ地域に流れ込んでいるという。
4月24日、オデッサ虐殺8日前、右派セクター暴漢ドミトリー・ヤロシ、右派セクターのトップで、その大統領候補とされている(原文のまま)、この団体が、本部をキエフから東ウクライナに移したと宣言した。

“私は本部をドニェプロペトロフスク移した。狙いはクレムリンの悪影響の蔓延を防ぐ為だ”ドミトリー・ヤロシはドニェプロペトロフスクでの記者会見でそう宣言した。

彼は、東部での、約800人の訓練されたテロリスト暴漢による新たな準軍事旅団、“ドンバス”と呼ばれる戦士の特殊部隊の創設も認めた。

ヤロシは更に述べた“我々の全ての行動を、ウクライナ国家安全保障国防会議、内務省やウクライナ保安機関の指導部と整合している”。[i] クーデターが据えつけた国家安全保障国防会議新議長は、激しい反ユダヤ主義のスヴォボダ党党首オレフ・チャフニボクと共にネオナチのウクライナ社会民族党の共同創立者でもあるアンドレイ・パルビーだ。

“ドンバス”戦士には、ソ連解体以来、一種グラディオ-Bとして、NATO になり代わって、ロシア人兵士や民間人チェチェンやグルジアで、そして今や本拠地ウクライナで殺害に関与してきた、破壊的な“汚い戦争”でNATO訓練を受けた、ウクライナ民族アンサンブル-ウクライナ民族自己防衛が含まれていると消息筋は強く疑っている。
現地マスコミは“ドンバス”部隊は、5月2日にオデッサで無辜の市民を虐殺した類の約800人の暴漢で構成されるだろうと報じている。

約1000万人のロシア語話者の市民と、それ以外との間の東ウクライナにおける全面内戦のお膳立てが整えられつつある。
主要欧米マスコミは、今日に至るまで、この出来事における右派セクター犯罪人の役割については、石のように押し黙っている。

とんでもない愚行が更に広がることが許され、どこかの時点で、プーチンを引きずり込んでしまい、ビクトリア・ヌーランド、スーザン・ライス、サマンサ・パワーやCIA長官ジョン・ブレナンが心底から切望しているであろう世界大戦殺戮が実現してしまうことのないよう願いたい。

注:
[i] RT、ウクライナの極右指導者、本部を東部に移動し新戦隊を編成、RT.com、2014年4月24日,
http://rt.com/news/154452-right-sector-yarosh-unit/

[1] イリーナ・ガルシコ、ツイートは https://twitter.com/IrinaGalushkoRT
[2] 同上

編集: Jim W. Dean
記事原文のurl:www.veteranstoday.com/2014/05/05/kiev-and-right-sector-kristallnacht-odessa-extreme-graphics/
 ーーーーーーーーーーーー
※ 写真の中には、強姦し、殺してさらに焼いた遺体もある。彼らネオナチが政治的対立などという存在ではないことを示している。むき出しのファシズムの狂気である。
 「発生した火災による死亡」などではない。
 行われたことはビルに追い込んでの大虐殺であり、殺された者もまだ生きていた者もガソリンで焼いたのである。
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