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もうすぐ北風が強くなる

キエフ非合法政権が虐殺と挑発を再開

スラビアンスク

 西側の支援を受けたウクライナ非合法政権が、またも東ウクライナに挑発行為を再開している。
 ドネツク州にスラヴャンスク市内に突入し、5名が殺された。
 1万1千名を動員したらしいが、前回と同じく住民側へのかなりの投降も予想されるだろう。
 だが、そのうち武装ネオナチと傭兵の数はわからない。

 そもそも与野党協定をネオナチの武装で反古にした非合法政権である。
 どんな協定も守らない。
 守るような統治能力もない。

 すべては西側にツケがまわるだろう。
 以下は概ね「ロシアの声」から。
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   ウクライナ軍、スラヴャンスクに進軍  4/24  

ウクライナ南東部のドネツク州にあるスラヴャンスク市ではウクライナ軍が自警団に対して銃撃し、その結果1人が死亡した。テレビ「ロシア24」が報じた。

報道によればウクライナ特務部隊は市内に侵攻し、これに装甲車が続いた。
 自警団員らは現在バリケード内にととどまっている。
 これより前、ウクライナ軍は集会参加者らが襲撃を行なった場合、威嚇のために銃撃することを明らかにしていた。
 ポノマレフ市長は市民に対し、外出を控えるよう呼びかけている。
22日、トゥルチノフ・ウクライナ大統領代行はジュネーブ会合での暴力停止合意に逆らい、南部東部の抗議行動制圧のために特務作戦の再開を命じている。
 ーーーーーーーーーーーーーー
   ウクライナとその周辺で状況過熱化  4/24

ウクライナで展開される「ショー」を操っているのは米国だ。ラヴロフ外相は確信をもってこう語っている。
 外相は、ウクライナ暫定政権がジュネーブ会合の合意をひとつも守っておらず、バイデン米副大統領のキエフ訪問の際に、国の南部東部での対テロ作戦の再開を命じたことを指摘している。
 これを背景にロシア政府は、ウクライナ南部東部の住民に対し、抵抗をやめるよう呼びかける道義上の権利を感じていない。

ウクライナに連邦制を求める抵抗運動は続けられている。
 南東部のドネツク市では5月25日に実施予定の大統領選挙への不参加が表明された。
 これにかわって5月11日までの間に反体制派らは地方の主権を問う住民投票の実施を望んでいる。
 こうした行動がとられたのは、現在のウクライナ暫定政権に原因がある。ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は、ジュネーブでのロシア、米国、EU,ウクライナ代表者の会合で、紛争エスカレートを防ぐ措置に合意したにもかかわらず、武力行使再開を宣言し、南部東部での作戦に軍および装甲軍機を用いる命令を下した。

 スラヴャンスク市では24日、ウクライナ軍の襲撃が開始された。
 町の住民らは暴力クーデターの結果、政権の座についた政治家らを認めることを拒否した。
 すでに最初の犠牲者が出ていると報じられている。
 ロシアは、ウクライナ政権が一般市民に対して武器を取ることを命じたことは犯罪だと確信を示している。

 ラヴロフ外相は、しかもこの場合、この命令が米国代表者がキエフに滞在している中で行なわれたことを強調し、次のように述べている。
バイデン副大統領のキエフ訪問時に対テロ作戦の再開が宣言された。キエフ政権がバイデン氏の訪問時にこれを宣言したことは特徴的だ。
 キエフではブレンナンCIA長官の訪問の後に作戦開始の決定がだされた。このことから、このショーを牛耳っているのが米国だということは疑いようもない。

 これを確認しているのは、キエフが良心の呵責もなく4月17日のジュネーブ会合の合意を無視したという事実もそうだ。

 急進主義者らの軍備も解かれず、武装クーデターの際に強奪された建物も解放されていない。
 南部東部での平和的な抗議運動参加者に恩赦を施すかわりに、新政権に同意しない市民は逮捕され続けている。
 政治犯は未だに一人も解放されていない。
 「右派セクター」のネオナチの武装が解かれた例も一例もない。
 こうしたことに西側は自分に腹心へは一切のクレームを出していない。

一方でロシアはウクライナのロシア語系住民に対し、強い影響力をもっていないとして、制裁発動の脅威にさらされている。
 ラヴロフ外相は「ロシアはウクライナ南部東部で、地元の軍隊が一般市民に対し武器を取るよう命ぜられたことを考慮すると、これらの地域が一方的に何かを行なうよう、これに圧力をかける道義上の権利を有していない」と語っている。
しかも、南部東部への軍の配置換えの理由について、キエフ側がロシアからの防衛の必要性を挙げた事実はまったく受け入れ不可能だ。

ラヴロフ外相は、ロシア軍は自国のテリトリーにたっており、なんらかの国際的な義務で禁止されたことは何も行なっていないとして、次のように語っている。
ロシア軍はロシア領内にとどまっている。2011年の信頼・安全保障の強化策についてのウィーン文書およびオープンスカイ協定に即し、軍の検査実施についての要求は満たされている。
 検査官は軍事演習に参加している軍の駐屯地を訪問しており、航空機も演習の実施テリトリー上空を飛行している。
 米国、ウクライナ、ヨーロッパの検査官のうち、ロシアが危険な軍事活動を行なっているかのような事実を指摘した人は1人もいなかった。


ところがウクライナとそれを支援する西側のスポンサーらは状況を加熱させることを望んでいる
 23日、ポーランドには軍事演習参加のため、米軍のパラシュート部隊が現地入りした。
 150人の米軍人、地元のシロビキのほかにポーランド軍指導部はウクライナ語を操る若手ボランティア170人を動員した。今週末にはさらに450人の米国軍人がリトアニア、ラトビア、エストニアに入り、同じく合同軍事演習を行なう。
 さらに、米国政権は、ロシアにサインを送る目的で、わざとこれを隠そうとしていない。ロシアは状況を注視し、国際法に完全にのっとって行動する権利を手元に残すと警告を発している。
 ーーーーーーーーーーーーーー
  プーチン:キエフ政権が国民に軍隊を使用した場合、それは重大な犯罪 4/24
 
もしもキエフ政権が住民に対し軍を使用したら、それは非常に深刻な犯罪である。プーチン大統領がサンクトペテルブルグで開かれたメディアフォーラムで述べた。

プーチン大統領は、ドネツク州における軍事行動についてはメディア報道で初めて知ったという。
 法的にはウクライナの大統領であるヴィクトル・ヤヌコヴィチさえ、それをする権限があったにも関らず、キエフのデモ掃討のために軍を使用することはなかった。
 「キエフの現政権はそのような権限を有さず、彼らの行動は部分的にしか合法的でない。現政権は臨時政権に過ぎぬ」と大統領。

大統領は、ドネツク州の一件は「その実行を指令した者にも国際関係にも影響をきたす懲罰作戦」であったと規定した。
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   スラヴャンスク、シロビキによる義勇団の犠牲者が5人に 4/24

 (※ 北風:シロビキとは軍、警察、保安、検察などの武装力をもつ機関の総称。)
ウクライナ東部ドネツク州のスラヴャンスクでは24日、ウクライナの特務部隊の攻撃による義勇団の犠牲者の数が増え、5人に達した。義勇団の代表が記者団に対し明らかにした。

24日、ウクライナ政府軍はスラヴャンスクに進軍し、義勇団を攻撃した。
 ロシアのラヴロフ外相は声明を表し、住民がウクライナ連邦制を求めているスラヴャンスクでのこの事態について、ネオナチ集団に依拠する現ウクライナ政権の無責任な政策の結果だと非難した。
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
   ショイグ国防相、ウクライナ南・東部に戦闘員1万1千人以上が動員 4/24 RT

ロシアは東ウクライナでの攻撃拡大を受けて、ウクライナ国境付近で広範囲に渡る軍事演習を開始した。

(キエフから)市民に対する軍事作戦の命令が既に下されている。そして、軍事力行使を止めなければ、多くの犠牲者を生むだけである。」とセルゲイ・ショイグ露国防相は、モスクワでの公式会見にて述べた。

「ポーランドやバルト三国に展開しているNATOによる戦争ごっこは状況を正常化させることができていない。ロシアは(ウクライナ東部の危機的)状況に対応しなければならない。」

ショイグは、軍事訓練は南部と西部の演習場での軍隊の進軍と配備の演習と、別に空軍演習が行われた。

ショイグは、(ウクライナ東部において)11000人のウクライナ戦闘員、160台の戦車、230台の装甲車、そして少なくとも150台の大砲が反政府活動家に対する軍事作戦に投入されている、と語った。

国防軍とライトセクターの極右活動家達は、穏健な市民に対して、銃口を向けている。
ダンバスと呼ばれる対テロリスト部隊も同様である。
又、ルンガンスクとドネツクへ派兵された別地域の治安部隊は、異議を申し立てている
。」

ショイグは、ウクライナの破壊活動部隊がロシア国境付近に配備されたと、付け加えた。

対照的に、親ロシア自警団は2000人ほどで、地方警察署から押収した100丁の銃を保持しているだけだ。
「双方の武力が違いすぎて、フェアでない。」とショイグは語った。

ウクライナ暫定大統領のアレクサンダー・ツチノフは、軍事演習をウクライナに対する脅迫だと非難し、ロシア軍に国境から兵を引くように要求した。
ツチノフは、短い言葉で、「テロリストが国境を越えて、ウクライナを愛する国民を捕虜にして殺害した」と主張した。彼はまた、ロシア政府に内政干渉しないよう呼びかけた。

木曜にスラビャンスクで発生した激しい戦闘で、ウクライナ内務省は、少なくとも5名の『テロリスト』が死亡したと発表した。

NATOは少なくとも4万人の軍を国境付近に集結させていると試算したが、ロシア政府は、その地域への軍の集結を否定した。しかし、国内での軍がどこに行こうが、それはロシアの権利であると述べた。

NATOは水曜日にポーランドで軍事演習を開始した。また来週にもバルト三国で、軍事演習を開始する予定である。イタリアの米軍基地から.150人のパラシュート兵がポーランドに派兵された。さらに450名が派兵される予定。

ポーランドのシコルスキー外相はNATOに1万人の部隊を、彼の国に派遣するよう要請している。
水曜日に米フリゲート艦USSテイラーが黒海に入った。NATOは、バルト海に緊急展開部隊を派遣した。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
   露外相、ウクライナの違法団体の軍縮  4/24

ウクライナで起こったのは違法組織の非武装解除だ。」ラヴロフ外相は24日、レバノンのバシル外相との会談を総括して、こうした声明を表した。

ラヴロフ外相は2月21日の合意は文字通り、その翌日に起きた国家転覆の結果、破られたと指摘し、「そのあと、政権を乗っ取ったものらがキエフと国の中に基本的な秩序を打ち立て、急進主義者をおさえる能力も無いことが露呈した」と語った。
ラヴロフ外相は、今スラヴャンスクで起きていることは超国粋主義的なグループに依拠した政策の結果だとの見方を示し、ウクライナ危機の脱却で主要な条件は現政権の違法行為の停止に集約されるのであり、ウクライナ国民に対し、軍隊を使うことは犯罪的な決定だと非難した。

ラヴロフ外相は、キエフ政権がせねばならない最初のアプローチはロシアを非難することではなく、あたかもキエフにおいて『天使が到来した』かのように言われるすべては正しくないことを提示することだと語り、米国が現キエフ政権を擁護することは、ウクライナに民族統一政府の形成を米国が望まないことを物語っていると補足した。
 ラヴロフ外相は、米国はキエフ政権に起きたことに対する責任を実現するよう強いるため、あらゆる影響力を使うことが出来、また使わねばならないと語っている。
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