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もうすぐ北風が強くなる

ロシアは戦争を否定、米国はネオナチと手を組む

   プーチン大統領 軍事介入せず クリミア併合も否定 3/5 スポニチ  

 ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワ郊外の大統領公邸で記者会見し、ウクライナ南部クリミア自治共和国で軍を使う「必要はなくなった」と述べ、ロシア系住民の保護を目的とする軍事介入を回避する考えを示した。

 ウクライナの政変を批判する一方、ロシア系住民が多数を占める自治共和国を併合する必要性は「今のところない」と否定した。

 欧米諸国に制裁を科された場合の経済的損失に加え、6月にロシア南部ソチで主催する主要国(G8)首脳会議への影響を考慮し、妥協に転じた。ロシア系住民への影響力を確保、ロシア黒海艦隊を長期的に維持する目的も一応達したと判断したとみられる。

 ただプーチン氏は、親ロ感情が強いウクライナ東部の住民から要請があれば「あらゆる手段」を講じる権利があると強調。
 軍の使用は「最後の手段」としながら、武力介入の可能性に含みを残し、親欧米のウクライナ新政権を威嚇した。

 ウクライナの新政権に正統性はないと批判。
 5月25日の前倒し大統領選の結果を「認めない可能性がある」と語った。

 G8会合に関しては「準備を進めているが、嫌なら出席しなくてもいい」と述べ、準備会合への参加を当面見合わせると表明した米国などを突き放した

 米国は3日、ロシアとの軍事交流を全面的に中断すると発表。貿易や投資に関する協議も中止することを決め、対ロ関係の縮小に踏み切った。
 オバマ大統領はウクライナ領内でのロシア軍展開は「国際法違反」と非難した。欧州連合(EU)も制裁を視野に、6日に臨時首脳会議を開くことを決めた。

 インタファクス通信は3日、黒海艦隊司令部がクリミアのウクライナ軍に対し、4日午前5時(日本時間同正午)までに投降しなければ攻撃すると報道したが、同艦隊は強く否定した

 インタファクスなどによると、ロシア外務省高官は4日、2月にウクライナのヤヌコビッチ大統領と現在の新政権代表が締結した合意に立ち戻り、履行するようEUなどに要求した

 ロシアのラブロフ外相は4日、マドリードでEUのアシュトン外交安全保障上級代表と会談。ケリー米国務長官は同日ウクライナ入りした。午後に親欧米の新政権指導部と会談する予定。(共同)
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※ 日本を含む「西側報道」は、相変わらず「ネオナチ」については一切報道タブーにしている。
 しかし、タブーにして事実が変わるものではない。
 解散させられネオナチの暴力の危険にさらされたウクライナ治安部隊は、東部、クリミア、ロシアへ脱出している。ロシアはパスポートを発給している。
 地元ユダヤ教指導者は、キエフなどの都市部からの避難を呼びかけている事態だ。
 ーーーーーーーーーーーーーーーー
   3/3 Paul Craig Roberts 「マスコミに載らない海外記事」から抜粋 

無頓着なアメリカ国民に向けて描き出されつつある構図は真っ赤な嘘だ。
アメリカ国務長官ジョン・ケリーが、“国際法に違反して”“ウクライナ侵略”したと、ロシアを非難した際、情報に通じた人々は、爆笑されたに違いない。
イラク、アフガニスタン、ソマリアに違法侵略し、リビア政府の打倒を画策し、シリアの政権を打倒しようと取り組んでおり、パキスタンとイエメンの一般国民を無人機やミサイルで攻撃し、イランを攻撃すると常に脅迫し、南オセチアのロシア国民に、アメリカとイスラエルが訓練したグルジア軍をけしかけ、ロシア人と、ロシアの戦略上の権益擁護の為に立ち上がったロシアを、経済制裁で脅している国の外務大臣がケリーだ。
ロシア政府は、ケリーは、偽善を新たな水準にまで高めたと述べた。

ケリーはこの質問には答えられない。
“アメリカ合州国政府は、一体いつから、主権と領土の保全という概念に、本気で同意し、擁護しているのか?”

ケリーは、いつもながら白々しいうそをついている。
ロシアはウクライナを侵略してはいない。
キエフで行われている乱暴な反ロシア言辞と行動に鑑みて、ロシアは黒海基地に駐留する部隊に加え、多少の兵員を派兵したのだ。
クリミアのウクライナ軍はロシアに投降しつつあり、ロシア軍兵士の追加派兵はほとんど無用だ。

愚昧なケリーは傲慢さと思い上がりと悪に耽り、ロシアを直接脅迫した。
ロシア外務大臣はケリーの脅しを“受け入れられない”とはねつけた
戦争のお膳立ては整っている。

状況の不条理さにご注目願いたい。
キエフは超国家主義ネオナチに乗っ取られている
超国家主義暴漢の一団は、欧州連合が同盟国として望んだり、あるいは必要としたりする相手の中で、一番望ましくない連中だ。
EUは権力を中央集権化し、加盟諸国の主権を抑圧している。
ネオコン・オバマ政権と、反ユダヤ主義のネオナチとの協力にご留意願いたい。
クリントン政権以来、アメリカ政府を支配してきたネオコン徒党は、実にユダヤ系に偏っており、彼らの多くは、イスラエル/アメリカ二重国籍だ。
ユダヤ人ネオコンのビクトリア・ヌーランド国務次官補や、スーザン・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官は、自分が起こしたクーデターの支配権を、“ユダヤ人に死を”と説くネオナチに奪われてしまったのだ

イスラエルの新聞ハーレツは、2月24日、ウクライナ人ラビ、モシェ・ルーベン・アズマンが“キエフのユダヤ人達に、町から、更には国からさえ、離れるよう”助言していると報じた
ウクライナ・ユダヤ人の統括団体代表エドワード・ドリンスキーは、ウクライナ・ユダヤ人にとって、状況は“恐ろしい”ものだと述べ、イスラエルの助けを求めた。

アメリカ政府は自分が生み出し、擁護している状況がこうなのに、ウクライナ民主主義を抑えつけているといって、ロシアを非難している。
アメリカ政府が転覆させるまでは、ウクライナには選挙で選ばれた民主主義があった

現時点では、正当なウクライナ政府は存在しない

Paul Craig Robertsは、元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えていた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでい る。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the Westが購入可能。

記事原文のurl:www.paulcraigroberts.org/2014/03/03/washingtons-arrogance-hubris-evil-set-stage-war/
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