世界を襲っている大寒波
2014-01-28

ネブラスカ州で火災の消火後
この冬も世界は繰り返し大寒波に襲われている。
近年、日本のマスコミはほとんど欧米の大寒波を報道しないが、読者も検索してみるとわかるが大変な異常寒波である。
夏の干ばつと洪水、冬の異常寒波はここ8年ほど北半球の恒例になっている。
すでに暖房用油とガスが高騰し始めている。
日本のマスコミがほとんど報道しないのは、地球温暖化に水を差すからであろう。
世界で唯一、「温暖化」を論議の対象でなく、「定説」とし、エコとやらを道徳運動にしている政府とマスコミである。
ざっと目につく記事を集めてみた。
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米中西部・東部に再び大寒波、航空便に乱れ 1/21 ロイター
年明けに記録的な寒波に見舞われた米中西部と東部に再び寒冷前線が急速に接近し、21日は中西部で気温が大幅に低下する見通しであるほか、東海岸の一部では最大30センチの積雪が予想されている。
米人事局(OPM)が早朝に送った電子メールによると、ワシントンでは連邦政府機関が閉鎖されている。
また、航空機の運航状況を調査しているウェブサイトによると、21日朝の時点で約2000便が欠航となっている。
気象予報のアキュウェザーによれば、寒冷前線の影響でフロリダ州北部でも気温が氷点下に下がる見通しで、ミネソタ州周辺では21日の日中も氷点下18度を下回る状況が続くとみられている。
米中西部や北東部などは年明けの大寒波で少なくとも9人が死亡し、航空便など交通網に大きな乱れが出たばかり。
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大寒波で海が一瞬にして凍結!? 逃げ切れなかった魚群とヘラジカが無残な姿に=ノルウェー 1/17 東京BREAKING NEWS
ノルウェー海では「瞬時に海が凍った」として大きく話題になっている。沿岸部ロブンドという町では、海が凍っていく速度があまりに速く、凍結から逃れられず一瞬にして冷凍魚になってしまったニシンの大群の姿が撮影されている。
地元の漁師によると、「沿岸部に寄ってきたものの、沖に戻れなくなって凍ってしまったのだろう」という。また、ノルウェー内陸部のコスモ湖では、地元民に愛されていたヘラジカも湖の凍結から逃れられず、無残に冷凍化されてしまった。
異常気象が続くノルウェーではこの未曾有の大寒波に対して、国民に注意を呼び掛けているという。


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寒い!中国で氷点下45.9℃を記録 日テレ
寒波の影響で、中国・内モンゴル自治区の根河市では11日、最低気温が氷点下45.9℃まで落ち込んだ。
町は一面、真っ白の雪に覆われ、走っているバスも見えづらいほど。地元テレビ局のレポーターがひもをペットボトルの水でぬらし、振り回すと、あっという間に凍ってしまった。ポットのお湯をまき散らしても一瞬にして氷になる。
地元の気象台によると、内モンゴル自治区では、14日頃まで寒波の影響が続くという。
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タイで「寒波」、63人死亡 1/23 時事
熱帯の国タイが異例の寒波に見舞われている。
北部や東北部で最低気温が10度以下となったほか、保健省が23日明らかにしたところによると、過去約3カ月で寒波の影響による死者は計63人に達した。
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NY原油先物時間外:小動き-寒波で暖房油需要は急増 1/27 ブルームバーグ
米本土に寒波が到来しヒーティングオイル(暖房油)需要が急増した。
先週の上昇率は2.4%。ヒーティングオイル相場は5カ月ぶりの高値に上昇した。米コモディティ・ウェザー・グループは米本土では1月としては今世紀に入って最も寒くなるとの予報を出した。
(後略)
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天然ガス買い越し、06年以降で最高-寒波で暖房費が上昇 1/27 ブルームバーグ
ヘッジファンドによる天然ガス相場上昇を見込む買い越しは少なくとも2006年以降で最高 となった。寒波で暖房費が3年ぶりの高値に上昇した。
米商品先物取引委員会(CFTC)の週間建玉報告によると、ファンドなど大口投機家のガスの買い越しは21日終了週に21%増えた。CFTCは06年に統計を開始した。
天然ガス相場は先週、10年6月以来初めて100万BTU(英国熱量単位)当たり5ドルを超えた。2月初旬まで北極圏並みの天候が続くとの予報を反映した。コモディティ・ウェザー・グループによると、アラスカ州を除く米本土48州では1月としては1994年以降で最も寒冷な天候となっている。昨年10月31日から1月17日までのガスの在庫からの取り崩し量はこの時期としては過去最高。
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リーマンショック前の最高値に近づく暖房油価格。チャートはフジ・フューチャーズ
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コメント
日本のマスゴミは、、。
Re: 日本のマスゴミは、、。
> これでは、小氷河期が実際に始まっても、大本営発表で、温暖化が原因で寒冷化した等、と発表することでしょうね。
・ ここ数年冬になると欧米の寒波がニュースになるのですが、一昨年あたりから日本のマスコミは非常に小さな記事にするようになっています。
そして、どこかに必ず「温暖化の影響による寒波」という根拠のない記事が添えられています。
「温暖化が原因で寒冷化した」なる珍説は既に用意され、使われています。ますます頻繁に使われるでしょう。
なぜなら、実際に大寒波が増えていますから。
地球温暖化CO2説が論議の対象ならまだしも、この国はこれを問答無用の「定説」として予算でしばり、教育とマスコミで「エコ」などという正体不明の道徳運動、宗教運動にしてしまいました。
いまさら引くに引けない非科学的な信仰国家にしてしまいました。
どだいCO2による温暖化などは水蒸気の百億分の一単位程度なもの。
都市熱を考慮しない温度統計がここ百年間上がっているのは当然で、逆に両極は氷が増している。
2007年くらいからドイツ産ワインの質が落ちています。
また、世界的に干ばつと洪水、冬季の寒冷が進んでいます。
メキシコ湾流が弱くなっています。
つまり、いわゆる「小氷期」は既に始まっていると思うのですよ。
この小氷期が第五氷河期へとつながるかどうかはわかりません。
それには数千年が必要です。
1万2000年前に温暖化した後に9000年前に北米氷河の溶解によると考えられているメキシコ湾流の停止と偏西風の北方化によって1000年の「寒のぶり返し(ヤンガードリアス期)」が起こりました。
そのためいったんは草原と森林になったサハラは再び砂漠化し、概ね8000年前に大草原期、エジプト古王朝時代にはまだ遊牧民の文化が興隆していました。
地球はその後今に至る6000年間、緩やかに寒冷化乾燥化しています。
ときおり数百年の温暖期とやはり数百年の寒冷期をおりまぜながら。
17世紀の小氷期ピークから400年。年輪は再び小氷期に向かい始めて当然な時期に来ていると思います。
農業をはじめ、様々な分野での寒冷化対応の研究開発が進められなければならないところと思います。
・ ここ数年冬になると欧米の寒波がニュースになるのですが、一昨年あたりから日本のマスコミは非常に小さな記事にするようになっています。
そして、どこかに必ず「温暖化の影響による寒波」という根拠のない記事が添えられています。
「温暖化が原因で寒冷化した」なる珍説は既に用意され、使われています。ますます頻繁に使われるでしょう。
なぜなら、実際に大寒波が増えていますから。
地球温暖化CO2説が論議の対象ならまだしも、この国はこれを問答無用の「定説」として予算でしばり、教育とマスコミで「エコ」などという正体不明の道徳運動、宗教運動にしてしまいました。
いまさら引くに引けない非科学的な信仰国家にしてしまいました。
どだいCO2による温暖化などは水蒸気の百億分の一単位程度なもの。
都市熱を考慮しない温度統計がここ百年間上がっているのは当然で、逆に両極は氷が増している。
2007年くらいからドイツ産ワインの質が落ちています。
また、世界的に干ばつと洪水、冬季の寒冷が進んでいます。
メキシコ湾流が弱くなっています。
つまり、いわゆる「小氷期」は既に始まっていると思うのですよ。
この小氷期が第五氷河期へとつながるかどうかはわかりません。
それには数千年が必要です。
1万2000年前に温暖化した後に9000年前に北米氷河の溶解によると考えられているメキシコ湾流の停止と偏西風の北方化によって1000年の「寒のぶり返し(ヤンガードリアス期)」が起こりました。
そのためいったんは草原と森林になったサハラは再び砂漠化し、概ね8000年前に大草原期、エジプト古王朝時代にはまだ遊牧民の文化が興隆していました。
地球はその後今に至る6000年間、緩やかに寒冷化乾燥化しています。
ときおり数百年の温暖期とやはり数百年の寒冷期をおりまぜながら。
17世紀の小氷期ピークから400年。年輪は再び小氷期に向かい始めて当然な時期に来ていると思います。
農業をはじめ、様々な分野での寒冷化対応の研究開発が進められなければならないところと思います。
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夏の高温は、針小棒大に報道するくせして、冬の異常な寒波は、無視しています。
気象庁も寒波については、沈黙していることが多いので、早朝の冷え込みが急激になっても予想気温は高めです。 天気予報まで恣意的にしているのか、と勘繰りたくもなります。
これでは、小氷河期が実際に始まっても、大本営発表で、温暖化が原因で寒冷化した等、と発表することでしょうね。