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もうすぐ北風が強くなる

靖国参拝するゴロツキ政権

靖国
 靖国神社

  何様のつもりなのか 「靖国参拝」強行の安倍首相は日本の恥 12/27  日刊ゲンダイ

 26日、小泉純一郎以来、7年ぶりに首相としての靖国神社参拝を強行した安倍晋三は、自らの行動を驚くべき傲慢な言い訳で正当化した。

「安倍政権1年の歩みを報告し、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのないよう決意を伝えるため、この日を選んだ」

「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける気持ちは全くない。自由と民主主義を守り、敬意を持って友好関係を築いていきたいと願っている」

 国民をドン底に突き落としたA級戦犯が祀(まつ)られている靖国を参拝して、「非戦の決意」とはよく言う。
 中韓が反発することは百も承知で「傷つけるつもりはない」とは、「相手をブン殴って、話し合おうと開き直る“犯罪者”の手口」
(政治評論家・森田実氏)である。

 中韓にとって安倍の靖国参拝は“挑発”以外の何ものでもない
 誰が見たってそうで、だから、米国大使館までもが異例の「失望する」との声明を発表したのだ。

 これで日中、日韓だけでなく、日米関係もますますメタメタになるのは間違いないが、真の問題は外交ではない。
 日本人がこんな破廉恥な男を首相にいただいていることだ

 安倍は中韓に対し「直接説明したい」「誤解に基づく批判だ」と妄言を吐いていたが、靖国を“曲解”しているのはむしろ安倍自身である。

「日本国憲法20条に『国およびその機関は、いかなる宗教的活動もしてはならない』とあります。
 さらに靖国には、第2次大戦後、戦争指導者だったA級戦犯が合祀(ごうし)されています。そこで頭を下げるということは、あの侵略戦争を賛美していることになってしまう。
 安倍首相は、あの大戦を『自衛戦争であり、侵略ではない』と捉えているので、『誤解だ。悪く言われる筋合いはない』と思っているのでしょうが、歴史を直視しない妄動です」(立正大教授・金子勝氏=憲法)

 安倍は「国のために戦った英霊に、哀悼を捧げ、尊崇の念を表す」と言うが、東条英機らA級戦犯は、国民に赤紙を送って死に追いやった極悪人だ。
 戦犯が祀られているから、先祖を靖国に入れたくないという人も大勢いる。
 天皇が靖国参拝しないのも、同じ理由だし、米国のケリー国務長官らが靖国ではなく、千鳥ケ淵の戦没者墓苑に行ったのも同じ理由だ。

 しかし、安倍ら一部の保守だけが、A級戦犯を含めて「英霊」などという言い方をする。
 「英霊」とは戦死者の霊を敬う言葉だが、その背景には「お国のため」「天皇陛下のため」に死んだという戦時下さながらの思想がある。
 戦犯に戦地に送られ、殺されたような戦死者の遺族は、あの戦争のバカバカしさをイヤというほど知っている。
 誰が「英霊扱い」を望んでいるのか。
 時代錯誤も甚だしい。

『英霊』なんて言葉は、軍隊の上の人しか使っていない言葉です。
 私も、兄が戦死して帰ってきませんでしたが、遺族はただただ悲しみをこらえてお墓を作った。
 安倍さんは『英霊』『尊崇』という言葉を、顔をしかめながら使っていますが、戦争を知っている世代からすれば、滑稽でしかありません」(森田実氏=前出)

 結局、安倍にとって靖国参拝は、右翼支持者を喜ばせるための自己満足なのだ。

 安倍側近のひとりは「ずいぶん前から決めていたようだ。首相の政治信条だから」と言っていたが、冷静な判断力や自制心もなく、保守仲間に胸を張りたい、「どうだ!」と言いたい。それだけの話だ。その幼稚性が恥ずかしい。
 歴史認識の乏しさ、欠如が見るに堪えない。

 靖国問題は外交問題以前だ。
 こんな首相を選んでしまったことを直視すべきだ。
 ーーーーーーーーーーーーーー
 ※ 日刊ゲンダイが久しぶりにすっきり真っ当な意見を載せてくれた。
 そのとおりだ。
 
 戦争に加担したイタリアのファシスト、ムッソリーニはレジスタンスによって処刑され、ミラノの街頭に吊るされた。
 イタリアでは「ファシストは地獄に堕ちた」というのが常套句である。 
 「英霊」だの「陛下」だのという言葉が出てくること自体が、戦争を強行した天皇制国家主義者の素性を表すものだ。

 日本では一見論理性に富んだ発言をする人士が「陛下」などという言葉を平然と吐くことがある。
 そういう言葉を使う者は、そういう言葉で考えているからであり、「侵略ではないアジア解放戦争だった。」などと狂ったことを主張するのだ。
 米英蘭と開戦後に負け始めてから、アジア解放などととってくっつけたではないか。

 特攻隊の飛行兵をともすれば賛美するかのような向きがいるが、これもとんでもないこと。
 戦争末期の狂ったような「一億玉砕」「竹槍精神」のなかで、部隊単位で特攻に志願させられるのであり、拒否などしたら家族、親戚縁者がどんな目に合わされることか。
 彼らは完全に強制的に自殺させられたと同じなのである。
 沖縄で軍が強制した集団自決とほぼ同じなのである。
 特攻隊は戦争犠牲者なのである。
 戦争の犠牲者を美化するかのような浪花節風発言などは、決してしてはならないことである。
 ましてや「英霊」などと。

 北朝鮮とつるむ統一教会の支援を受けて、極右勢力を地盤とし、ネオナチと同じ天皇制国家主義を信条とする者。
 それが安倍、石破、石原、橋下など「右翼のゴロツキ」連中である。
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コメント

ナチスドイツの如く、、。

 安倍氏を始めとして戦前回帰を信条にしている人々は、「保守」と呼ばれる範疇に入る人々では無いでしょう。 「保守」とは、現憲法体系を守り、現憲法体系の思想を自己のものにしている人々のことだと思います。
 ドイツのように「闘う民主主義」の下では、安倍政権に在る人々等は、反体制であり、憲法違反の存在ですので、ネオナチスの如く、憲法違反と断じられ、政治活動は禁じられ、警察の監視対象になります。
 民主主義国であれば、現憲法を破壊することを公言している政党政派が政権に就くことは有り得ません。 安倍政権の実際が明らかになれば、民主主義を原理としている諸国は距離を置くことになるでしょう。 ナチスドイツの同盟国、友好国が極端に少数であった事実を観れば歴然です。

Re: ナチスドイツの如く、、。

> 安倍政権の実際が明らかになれば、民主主義を原理としている諸国は距離を置くことになるでしょう。
すでに首脳会談してくれるのはロシアとインドくらいでしょうか。
一応先進国、新興国なら、誰しもゴロツキと同席して自国での評判を落としたくないですから。
靖国参拝と安倍の極右発言は、いずれも第二次世界大戦の戦勝5か国の共通利害を損ねるわけですからさらに孤立を深めることは確実でしょう。
国民の右傾化がゴロツキを助長しているわけですから、日本人自体が世界から差別されることになるでしょう。
ナチスはほぼ全ヨーロッパを侵略したため、今のドイツは隣接12か国のうち被害国が10か国。
ドイツでネオナチなどを放置したらヨーロッパ中から叩きまくられます。
ドイツを含めて十数か国のシオニストやユダヤ人、国際金融家、労働組合、民主左派、保守派、共産党、キリスト教、マスコミがドイツのネオナチを叩き潰すことになりましょう。
国家主義のゴロツキが発生する余地が無いことはうらやましい限りです。
ナチスの敗戦により新国境の外に数百万人のドイツ人が残されましたが、全資産を没収され追放され、安全保護の機関はなかったために、本国への帰還途上で数百万人が死んでいます。
中にはナチス反対の人も、百年前から住んでいる人も居たかも知れません。
悲劇ですが、このことは歴史研究でこそ語られますが、ヨーロッパ各国の一般のマスコミには決して載ることはありません。
理由はこのドイツ人引き上げの悲劇を公にすることは、ネオナチを利することにしかならないためです。このことがかつての被害国、加害国の共通認識となっているためです。
靖国といい、従軍慰安婦といい、南京大虐殺、738石井部隊といい、浪花節的な感情論で歴史否定をするなどは世界に通用するものではない。
日本人の驚くべき甘さ、お人好し加減です。

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