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もうすぐ北風が強くなる

傀儡国家南スーダン、自衛隊が韓国軍に1万発提供

 スーダン
 南スーダンの次はダルフールが狙われているスーダン。

   自衛隊が派遣されている南スーダンは米国が石油目当てに内乱を起こし、ダルフールはイスラエル  12/24 櫻井ジャーナルから

 南スーダンへ派遣されている自衛隊の部隊が韓国軍に銃弾1万発を提供したという。それだけの銃弾を持ち込んでいたということ。

 かつて南スーダンはスーダンの一部だったが、1983年から2005年まで続いた内戦で自治権を獲得、2011年に独立している。
 この内戦のキーワードは石油
 1974年にアメリカの巨大石油会社シェブロンが油田を発見したのだが、その場所が現在のスーダンと南スーダンの国境周辺。
 スーダン西部のダルフールにおける戦闘も資源争いが原因である。

 1980年代に入ると反政府軍が活動を開始するのだが、その集団、SPLM(スーダン人民解放軍)を率いていたジョン・ガラングはアメリカのジョージア州にあるフォート・ベニングで訓練を受けた人物。
 この基地は特殊部隊の本拠地でもあり、ガラングは2005年に死亡するまでアメリカ政府の影響下にあったと考えるべき存在だ。

 なお、フォート・ベニングには現在、ラテン・アメリカの軍人に暗殺や破壊工作のテクニックなどを教えるWHISCもある。
 この施設はかつてSOAと呼ばれ、パナマにあったのだが、1984年に現在の場所へ移動、2001年に名称も変更された。

 スーダンでは1990年代の終盤になると自国の石油企業が成長し、アメリカの石油会社は利権を失っていき、中国やインドなど新たな国々が影響力を拡大し始めた。
 そうした最中、2001年9月11日にアメリカではニューヨークの世界貿易センターにあった超高層ビルへ航空機が突入、アーリントンの国防総省本部庁舎が攻撃される。

 それから間もなくしてジョージ・W・ブッシュ政権は先制攻撃計画を作成しているが、そのリストに載っていたのはイラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、ソマリア、そしてスーダン。これはウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官が統合参謀本部で聞いた話だ。

 ブッシュ・ジュニア政権はイギリスやノルウェーと手を組み、スーダンの南部を拠点にしていたSPLMとスーダン政府を「飴と鞭」で停戦させ、油田地帯が両者で分け合う形になった。
 そして南部は南スーダンと呼ばれるようになるわけだが、その歴史を考えるとアメリカの傀儡国家としての色彩が濃いと言わざるをえない。

 一方、ダルフールでの戦闘は2003年から激しくなったと言われている。
 当初、欧米諸国がダルフールの殺戮を無視していた一因は、南スーダンの石油利権に関する話し合いに影響することを恐れたからのようだ。

 それに対し、アメリカのネオコン(親イスラエル派)やキリスト教原理主義(聖書根本主義派)はダルフールへの介入に積極的。
 この2勢力は「ユダヤ系シオニスト」と「キリスト教系シオニスト」で、1970年代から同盟関係にある。

 そのダルフールの地下にも膨大な石油が眠っていると見られている。
 隣国チャドの政府が反スーダン政府軍へ武器を供給しているのも、石油利権が絡んでのことだ。
 チャドの支援を受けていると言われているのはJEM(正義と平等運動)。チャドの背後にはイスラエルがいるともスーダンでは報道されている。
 生前、リビアのムアンマル・アル・カダフィもダルフールにおける戦闘の背後にはイスラエルがいると主張していた。

 イスラエルがガザやシリアへ強硬な姿勢を示している一因は、地中海の東側で天然ガスが発見されたことにあると言われている。
 サウジアラビアやカタールも資源の存在、そして石油パイプラインの建設などが軍事侵略の動機になっている可能性が高い。

 スーダンにおける資源争いの背後では中国も重要な登場人物。
 アフリカを植民地にして収奪を続けてきた欧米に対する反発もあり、中国の影響力が拡大していることへ欧米諸国の支配層は危機感を抱いてきた。
 カダフィ体制を倒してアフリカ自立の道を絶ってから、欧米諸国は中国の影響力も弱めようと反撃中だ。

 2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に掲載されたシーモア・ハーシュの記事によると、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルの3国がシリアやイランをターゲットにした秘密工作を始めたというが、その年にブッシュ・ジュニア政権はAFRICOM(アフリカ統合軍)の創設を発表している。
 言うまでもなく、アフリカの資源支配が目的。

 しかし、当時のアフリカはリビアのカダフィを中心にして、欧米からの自立を目指していた。
 そこで、AFRICOMは司令部をアフリカ大陸でなく、ドイツの置かざるをえなかったのである。

 そのカダフィは2011年にNATOとペルシャ湾岸産油国がイスラム武装勢力を使い、排除している。
 地上部隊の主力だったLIFGはアル・カイダ系
 カダフィ体制が崩壊してからベンガジでアル・カイダの旗が掲げられたのは、そうした背景があった。
 その様子を撮影した映像がすぐにYouTubeにアップロードされ、デイリー・メイル紙もその事実を伝えている。

 そのリビアではカダフィ体制が倒された後、カタール系(ムスリム同胞団)とサウジアラビア系(サラフ主義者/アル・カイダ)が対立、サウジアラビア系が勝利し、戦闘員の供給拠点になっている。

 ブッシュ・ジュニア政権が2001年の終わりに作成した攻撃予定国リストは、戦争ビジネスやネオコンの意向が反映され、エネルギーの影も見える。
 スーダンも例外ではない。日本政府が自衛隊を派遣した下心も見える。
 押し込み強盗の仲間になりたいのだ
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南スーダンでの日韓軍の武器融通事件にて日韓政府の説明食い違いが露呈:日韓国民が自国の置かれた隷米状態の情けなさに気付くチャンス到来  12/25  新ベンチャー革命から

1.自衛隊の韓国軍への弾薬提供ニュース:あれれ、話が違っている!日本政府大恥をかく

 本ブログ前号No.832にて自衛隊が南スーダンにて韓国軍に弾薬を提供したニュースを取り上げました(注1)。

 本件、今日のニュースによれば珍現象が起きました、日本政府と韓国政府の説明・言い分の食い違っていることが発覚しました(注2)。
 日本政府は戦後初めて、憲法違反をしてまで、安倍政権の独断で、武器を他国に供与したわけで、これは緊急事態の特例だと言い訳していました。
 ところが、韓国政府によれば、韓国軍は弾薬を十分もっているが、予備として自衛隊から供与を受けたと説明しています。
 まったく話が違うわけです。そんな話なら、韓国軍は緊急に本国から弾薬を取り寄せれば済む話です、いったいどうなっているのでしょうか。

 ネットでは本件に関して、日韓軍が仲が良いとわかって大騒ぎとなっています、とりわけ、アンチ韓国のネトウヨが動転しています。

 ところで、南スーダン紛争の実態については櫻井ジャーナルに的確に解説されています(注3)。ネトウヨは国際情勢をもう少し勉強すべきでしょう。

 案の定、本ブログ前号No.832にて指摘したとおり米国戦争屋ネオコンCIAと彼らのお仲間・イスラエルが石油利権奪取のため、スーダンで蠢いているということです。

なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログNo.816の注記をご覧ください。

2.安倍政権と日本政府は米国戦争屋に振り回されていることがミエミエ

 米戦争屋は常に世界の石油利権を求めて軍事行動します、そして必要に応じて、ターゲットの石油利権地域にて工作を行って、その地域を大混乱に陥れます、これは彼らの常套手段なのです。
 なお、彼らの最優先ミッションは、決して米国の国益ではなく、米戦争屋ボスの私益を最大化することです。
 そのためには、平気で米国民すらも利用し犠牲にします。
 今の米国連邦政府が財政破綻寸前なのは、過去、米戦争屋が政権を獲っていたときに米軍を米戦争屋の私益のために利用し、戦争で国家予算を浪費したからです。

 ところで、彼ら米戦争屋の極東戦略は伝統的に、分断統治戦略でした(注4)。
 そのため、日韓と日朝と日中を互いに犬猿の仲にするプロパガンダが行われてきました。
 その結果、日本には反韓、反朝、反中の国民が大量生産されて日本中に蔓延しています。

 現在の安倍政権支持者の多くは、このような日本人であり、ネトウヨも含まれます。
 彼らは米戦争屋ジャパンハンドラーの極東分断統治戦略に基づいて行われてきたプロパガンダに洗脳されています。
 一方、中国、韓国にも多数の反日が育っていますが、これは戦後の中韓政府の反日プロパガンダに洗脳された人たちです。

 さて、その米戦争屋は、今、米政権から下野しており、苦境に立っていますから、彼らの属国・日韓は最後の砦(ラストリゾート)となっています。
 そこで、今の米戦争屋は日韓分断統治戦略をいったん引っ込めて、自衛隊と韓国軍を米軍代わりの傭兵として世界中の石油利権地域にて派兵させる戦略を優先し始めたのです。

 このような米戦争屋の極東戦略チェンジにて、日韓政府が右往左往する事態が起きているということです。

 南スーダンPKOにおける日韓政府の対応のチグハグは、ご都合主義の米戦争屋に振り回された結果ですが、米戦争屋の言いなりになって、まったく主体性を失っている今の安倍政権と日本政府も真底、だらしないと言えます。

3.国民が日本国の置かれた危うさに気付くチャンス到来

 今回、日韓政府の対応のチグハグさが露呈して、お人好し日本国民が、日本の置かれた情けない対米隷属状態に気付くチャンスが到来しました。

 今回の騒動にて、もっとも動転しているのは安倍信者のネトウヨでしょう。彼らが熱狂的に支持する安倍政権がよりによって韓国軍を支援するのはなぜなのか、彼らは理解に苦しむでしょう。
 なぜなら、ネトウヨは韓国人を敵視しているからです。
 彼らネトウヨは日韓戦争を欲しているほど狂っています。そうなったら、真っ先に徴兵されて犬死させられるとも知らず・・・。

 今の米戦争屋は日韓軍を米軍代わりの傭兵としてタダで利用しようとしているという本音の魂胆が読めない限り、ネトウヨは、安倍政権の対韓協調行動が理解できないはずです。

 一方、日本を敵視する反日韓国人も、日韓軍が友軍になることは我慢できないでしょう。

 しかしながら、今回の事件がきっかけで、日韓両国民が、自国の置かれた隷米状態の情けなさに気付くチャンスが到来したともみなせます。

 われら国民は気付きましょう、自衛隊PKOは日本の国民には何の利益にもならないのです、だまされないようにしましょう。

 近未来の日本において、自衛隊の若者が、米戦争屋の石油利権のために犬死させられる危険が高まっています。
 みんな櫻井ジャーナルをよく読んで目覚めてください。ここに書かれていることが実態です、
 米戦争屋に牛耳られる日本のマスコミは絶対に報じませんから・・・。
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