クーデター並みの事態へと進んでいる
2013-11-22

2001/12/26 アル・ワフド紙(エジプト)
憲法の機能を反古にする特定秘密保護法は、実質的にはナチスの授権法に匹敵する効果を持つ。
実際にはクーデターに等しい事態が進行していることに注意してほしい。
現在の日本に当時のドイツ人のような熱狂的なナチス支持が無いことを指摘するものがいるが、そうではない。
ナチス支持が圧倒的になったのは、授権法によりヒトラーのナチスが独裁権力を手に入れるや間髪を入れずに即日共産党の殺戮と社民党の収容所送りを開始して、その結果によってナチスはドイツ人の圧倒的な支持を手に入れたのである。
つまりナチスが独裁権をもったその日までは、強力な共産党、半ば武装した強力な労働組織と社民党が厳然と存在していたのである。
クーデターを可能にする権限、機能を持ってしまった権力は、機会を作って(創作して)全面的な独裁を完成させる。
米国の9.11以降の事実が示しているとおりである。
以下はその創作キャラクターであったビンラディンについて。
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米国のクーデター計画を始動させた9/11の「主犯」とされたビン・ラディンはいつ死んだのか? 11/21 櫻井ジャーナルから
日本では現在、クーデターが進行中である。憲法の機能を停止させるための法案を安倍晋三政権が成立させようと暴走中なのだが、この手法はアメリカが1980年代から行っていたこと。
1982年にロナルド・レーガン大統領がスタートさせたCOGプロジェクトとは、憲法の機能を停止させてアメリカを一気にファシズム化するための準備だった。そのプロジェクトを始動させたのが2001年9月11日の衝撃的な出来事。つまりニューヨークの超高層ビルに航空機が突入、国防総省本部庁舎(ペンタゴン)への攻撃。その直後、攻撃を実行したのはオサマ・ビン・ラディンが率いるアル・カイダだとジョージ・W・ブッシュ政権は断定し、中東/北アフリカへの軍事侵攻を始めた。
その出来事の2カ月前、2001年7月にビン・ラディンが腎臓病を治療するため、アラブ首長国連邦ドバイの病院に入院していたとル・フィガロ紙は報道している。その入院患者を見舞うために家族のほか、サウジアラビアやアラブ首長国連邦の著名人が訪れているのだが、それだけでなく、CIAのエージェントも目撃されている。
そうした病人が山岳地帯でゲリラ戦を指揮しているという話に疑問を持つ人は少なくない。しかも、エジプトで出されているアル・ワフド紙の2001年12月26日付け紙面にはオサマ・ビン・ラディンの死亡記事が掲載されている。その10日前、肺の病気が原因で死亡し、トラ・ボラで埋葬されたというのだ。
しかし、アメリカ政府によると、ビン・ラディンはその後も生き続け、2011年5月にパキスタンで特殊部隊のSEALチーム6が殺害したことになっている。が、襲撃された家にオサマ・ビン・ラディンは住んでいなかったと住民は主張している。
現地のテレビで放送された証言によると、襲撃されることになる家の上空に1機のヘリコプターが飛んできて、10人から12人を屋根に降ろして飛び去り、20分ほどして戻ってきて降りていた人を回収したのだが、爆発で炎上してしまったという。この作戦に参加していた人びとはパシュトゥーン人の言葉を話していたと住民は話している。
COGを始動させた9/11には謎が多すぎる。「アル・カイダ」と呼ばれるイスラム武装集団を動かしているのがサウジアラビアであり、アメリカ、イギリス、フランスなども作戦遂行のために利用、イスラエルも敵視していないことがリビアやシリアの戦闘で明確になった。ブッシュ・ジュニア政権が始めた「テロとの戦争」は歴史に残るイカサマだった可能性が高い。
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事実を「創造して」絶好の機会として独裁権力へと移行する。
以下はビンラディンに関する項目。
二度死んだオサマ・ビンラディン
米国によるオサマ一家惨殺事件
ビンラディンは201年に死亡、9.11は内部犯行
ナチスの権力奪取について。
麻生が学ぶナチスの暴力と世論操作
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