APECで露呈した日米の凋落
2013-10-10
オバマ不在のAPECは中国の存在が中心を占めた。
安倍某の政権はほぼ相手にされず、プーチンがやっと相手してくれる始末。
米国が大統領不在でパワーをなくすのは凋落の証。
米国に追従する日本だが、戦争犯罪加担思想のゴロツキ右翼政治家では誰も相手にしない。
世界の孤児となりつつある日本だが、この連中を権力につけた日本国民の責任も問われている。
以下の「陽光堂主人の読書日記」にはほぼ同意です。
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APECで露呈した日米の凋落 10/10 「陽光堂主人の読書日記」から
8日に閉幕したAPEC首脳会議はオバマ大統領が欠席し、代わって存在感を高めていたのが中国で、習近平国家主席は余裕の表情で会談をこなし、記念撮影でも前列中央に陣取っていました。本来なら、米国大統領が納まる場所です。
APECなどの会議は中国が取り仕切るようになり、ホスト国インドネシアの英字紙は、「今回のAPEC首脳会議により、21世紀のアジア太平洋地域のリーダーが米国ではなく中国だと確認された」と書いています。
ヨイショしている部分もありますが、米国に次ぐ大国ですから当然の成り行きと言えます。
これに対し、我らが安倍晋三はオバマ大統領の代わりを努めようとしていたようですが、殆ど相手にされなかった模様で、記念写真でも後ろの方に映っています。
斜陽の米国の腰巾着ですから、一緒に沈没してゆく運命なので致し方ありません。
険悪になっている中韓の首脳と握手したとか、言葉を交わしたとか言って我国のマスコミは騒いでいますが、中国外務省の才媛・華春瑩副報道局長は「非常にくだらない」とにべもない有り様です。
日本の威信の低下は覆うべくもありません。
安倍政権は米国一辺倒ですが、歴代政権の中で右翼という点で突出しています。
が国力を低下させる中、中国や新興国が力を増し、これまでのような傍若無人は許されなくなって来ました。昨日報じられた中国の駐米大使の言葉は、こうした現状をよく表しています。
「YOMIURI ONLINE」は、次のように報じています。(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131009-OYT1T00888.htm)
日本の政治家、国際秩序を認めよ…駐米中国大使
【ワシントン=今井隆】中国の崔天凱・駐米大使は8日、ワシントン市内で講演し、第2次世界大戦の勝利は中国や米国を含む連合国の人々のものだとした上で、「日本の政治家はこれが第2次世界大戦後の国際秩序だと認めるべきだ。これに挑戦してはならない」と主張した。
崔氏は、「日本の一部の政治家は、米国に2発の原子力爆弾を投下されたから第2次世界大戦で負けたと思い込んでいる。だから、米国の反発さえ買わなければ何をやってもよく、他の国々の懸念を気にかける必要はないと信じている」とも語った。
多くの日本人には受け入れ難い話だと思いますし、異論もあることでしょう。
しかし、崔氏の「日本の一部の政治家は、米国に2発の原子力爆弾を投下されたから第2次世界大戦で負けたと思い込んでいる。だから、米国の反発さえ買わなければ何をやってもよく、他の国々の懸念を気にかける必要はないと信じている」という指摘は鋭いものがあります。
この見方は、白井聡氏の『永続敗戦論』(太田出版)と同じですが、戦後の日本の在り方を見事に表現しています。
現政権の考え方もこれと同じで、米国の顔色しか見ていません。中国などから見ると、日本は反省しているようには見えないわけです。
こう言われてびっくりする日本人は多いと思いますが、本当のことを教えられていないのですから無理もありません。
何故戦争になったのか、どう後始末したのか闇に葬られたままです。
日本の国体の根幹に位置する天皇家が関わっていますから、学者も本当のことを言わずに誤魔化してきたのですが、
戦後復興が進んで経済成長している内は蓋を出来たものの、もうそれは通用しなくなっています。安倍政権は右翼的傾向が顕著なだけに反発を受けやすいのです。
これまでのように金をバラ撒いて周辺国をひれ伏させるということはできませんから、そうした手法は改めて、遅まきながら歴史の真実を明らかにして戦前の総括をすべきです。
明治維新の時から軌道が外れてきましたから、出来うればこの時から見直すべきです。
少子高齢化なので、国力の低下は免れません。内向きになって内政重視に転換した方がよいでしょう。
汚染水処理に関して世界中から厳しい目を向けられていますから、内政に専念しても批判されることはありませんし、そうすることを各国は望んでいるはずです。
既得権益層は米国にぶら下がって甘い汁を吸って来たので、方向転換するのは無理でしょう。
民主党政権時代初期に、鳩山-小沢コンビがアジア重視への転換を試みましたが、寄ってたかって潰してしまいました。
そのツケが今回ってきたのです。バカなことをしたと言わざるを得ません。
安倍某の政権はほぼ相手にされず、プーチンがやっと相手してくれる始末。
米国が大統領不在でパワーをなくすのは凋落の証。
米国に追従する日本だが、戦争犯罪加担思想のゴロツキ右翼政治家では誰も相手にしない。
世界の孤児となりつつある日本だが、この連中を権力につけた日本国民の責任も問われている。
以下の「陽光堂主人の読書日記」にはほぼ同意です。
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APECで露呈した日米の凋落 10/10 「陽光堂主人の読書日記」から
8日に閉幕したAPEC首脳会議はオバマ大統領が欠席し、代わって存在感を高めていたのが中国で、習近平国家主席は余裕の表情で会談をこなし、記念撮影でも前列中央に陣取っていました。本来なら、米国大統領が納まる場所です。
APECなどの会議は中国が取り仕切るようになり、ホスト国インドネシアの英字紙は、「今回のAPEC首脳会議により、21世紀のアジア太平洋地域のリーダーが米国ではなく中国だと確認された」と書いています。
ヨイショしている部分もありますが、米国に次ぐ大国ですから当然の成り行きと言えます。
これに対し、我らが安倍晋三はオバマ大統領の代わりを努めようとしていたようですが、殆ど相手にされなかった模様で、記念写真でも後ろの方に映っています。
斜陽の米国の腰巾着ですから、一緒に沈没してゆく運命なので致し方ありません。
険悪になっている中韓の首脳と握手したとか、言葉を交わしたとか言って我国のマスコミは騒いでいますが、中国外務省の才媛・華春瑩副報道局長は「非常にくだらない」とにべもない有り様です。
日本の威信の低下は覆うべくもありません。
安倍政権は米国一辺倒ですが、歴代政権の中で右翼という点で突出しています。
が国力を低下させる中、中国や新興国が力を増し、これまでのような傍若無人は許されなくなって来ました。昨日報じられた中国の駐米大使の言葉は、こうした現状をよく表しています。
「YOMIURI ONLINE」は、次のように報じています。(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131009-OYT1T00888.htm)
日本の政治家、国際秩序を認めよ…駐米中国大使
【ワシントン=今井隆】中国の崔天凱・駐米大使は8日、ワシントン市内で講演し、第2次世界大戦の勝利は中国や米国を含む連合国の人々のものだとした上で、「日本の政治家はこれが第2次世界大戦後の国際秩序だと認めるべきだ。これに挑戦してはならない」と主張した。
崔氏は、「日本の一部の政治家は、米国に2発の原子力爆弾を投下されたから第2次世界大戦で負けたと思い込んでいる。だから、米国の反発さえ買わなければ何をやってもよく、他の国々の懸念を気にかける必要はないと信じている」とも語った。
多くの日本人には受け入れ難い話だと思いますし、異論もあることでしょう。
しかし、崔氏の「日本の一部の政治家は、米国に2発の原子力爆弾を投下されたから第2次世界大戦で負けたと思い込んでいる。だから、米国の反発さえ買わなければ何をやってもよく、他の国々の懸念を気にかける必要はないと信じている」という指摘は鋭いものがあります。
この見方は、白井聡氏の『永続敗戦論』(太田出版)と同じですが、戦後の日本の在り方を見事に表現しています。
現政権の考え方もこれと同じで、米国の顔色しか見ていません。中国などから見ると、日本は反省しているようには見えないわけです。
こう言われてびっくりする日本人は多いと思いますが、本当のことを教えられていないのですから無理もありません。
何故戦争になったのか、どう後始末したのか闇に葬られたままです。
日本の国体の根幹に位置する天皇家が関わっていますから、学者も本当のことを言わずに誤魔化してきたのですが、
戦後復興が進んで経済成長している内は蓋を出来たものの、もうそれは通用しなくなっています。安倍政権は右翼的傾向が顕著なだけに反発を受けやすいのです。
これまでのように金をバラ撒いて周辺国をひれ伏させるということはできませんから、そうした手法は改めて、遅まきながら歴史の真実を明らかにして戦前の総括をすべきです。
明治維新の時から軌道が外れてきましたから、出来うればこの時から見直すべきです。
少子高齢化なので、国力の低下は免れません。内向きになって内政重視に転換した方がよいでしょう。
汚染水処理に関して世界中から厳しい目を向けられていますから、内政に専念しても批判されることはありませんし、そうすることを各国は望んでいるはずです。
既得権益層は米国にぶら下がって甘い汁を吸って来たので、方向転換するのは無理でしょう。
民主党政権時代初期に、鳩山-小沢コンビがアジア重視への転換を試みましたが、寄ってたかって潰してしまいました。
そのツケが今回ってきたのです。バカなことをしたと言わざるを得ません。
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