食糧・石油高騰:日銀の騙し記事
2011-03-05

いわゆる市民的類型人
3/4、日銀は次の「レビュー」を発表した。
「レビュー」だそうで.......................!
毎度、根拠も原因の分析もない、糞のような内容を、よく恥ずかしげもなく発表するものだ。
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最近の国際商品市況上昇の背景
― 世界的に緩和した金融環境とコモディティの金融商品化の影響 ―
2011年3月4日
国際局 木村武、木全友則、稲村保成、武藤崇
(要旨)
国際商品市況は、2009年以降上昇基調を続けており、そのテンポは2010年秋頃から速まっている。新興国を中心とする世界経済の成長持続を背景としたコモディティに対する実需の増加が、投資資金の増加と相俟って、商品市況を基調的に押し上げていると考えられる。また、近年、多くの金融投資家がコモディティ先物市場に参入していく過程で、株式市場など他の金融資産市場との連動性が強まり、国際商品市況の変動パターンが大きく変化している。金融投資家は、コモディティを、株や債券など伝統的な金融資産にかわるオルタナティブ投資として位置付けるようになり、コモディティの金融商品化が進んだ。その結果、国際商品市況は、コモディティの現物需給だけではなく、投資家のポートフォリオ・リバランスの影響を受けやすくなっている。かつて国際商品市況は株価との相関が低かったが、最近は正の相関を強めているのはその表れである。国際商品市況の上昇基調を解釈するうえで重要な点は、コモディティの実需増加というファンダメンタルズにせよ、あるいは、コモディティの金融商品化に伴う投資資金の増加にせよ、いずれにしても、世界的に緩和した金融環境が関連している可能性があるということである。
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昨年の秋からアメリカの第二次金融緩和、すなわち6000億ドルの大増刷による流動性の過剰供給で、商品市場に過剰な資金が入り込むことによって、原油・食糧の高騰が続き、途上国はすでに直撃を受けており、さらにアメリカを含む貧困化した先進国の大衆の生活を直撃し始めている。
日銀は今頃になって、なんと寝ぼけて惚けたことを言っていることか。
新興国の実需増加がメインであり、そこに「各国」の金融緩和が商品価格を上げている可能性もあるんだそうだ。
日銀は基軸通貨たるドルの大量増刷供給と、他通貨の区別すらもつかないらしい。
各国の何処の通貨が投機に廻っているかを言えないのか。
日銀はねずみの糞くらいの金融緩和しかせず、頓珍漢な財政破綻論に迎合している。
デフレを推進する日銀。国民一人あたり79万円しか円を発行しない日銀。
政権も政権なら、日銀も日銀だ。
誰に言われたのか、マスコミや政権とタイアップして、この国を窮乏化させる日銀である。
こんな「レビュー」なるものは、国民をよほど馬鹿と思っているのだろう。
まさに「経済騙し記事」である。
はっきりと言おう。
非常に腹が立つ。 日銀の脳はねずみ並だ。
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