進む東京湾の汚染、6月最大点は48倍
2013-09-21
東京湾の放射能汚染データが出ている。
やはり河川口と湾中央部の汚染が高い。
汚染はさらに強まるだろうし、水産物はすでに食物連鎖で濃縮している。
(※ )は北風の注釈。
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東京湾の海底土セシウム濃度 福島事故以前より、この夏最大で48倍増 政府データで判明(FGW) 「江戸前のお魚」も要注意 9/20 Finance GreenWatch

規制委員会は19日、東京湾の海底土の放射線濃度(セシウム134,137)の測定結果を公表した。
それによると福島事故以前の濃度に比べ、今年6月採取分の放射能濃度は基準点で16倍、最大で48倍の高濃度を記録した。
福島事故後に発生したブルームの影響で、首都圏に降下した放射能物質が東京湾に堆積し続けていることを裏付けた。
調査は、今年6月に、東京湾の20か所の地点の海底にある土を採取してセシウム134,137の含有量を調べた。
2011年3月11日の東電福島第一原発事故以前の、東京湾の放射能データは、10年が1kgあたり3.5ベクレル、09年が4.0ベクレルだった。
これに比べて、今年のデータは、過去の調査時点と同一対照地点で、総セシウム量が66ベクレル、もっとも高いところでは、192ベクレル、最も低いところは2.28ベクレル。
09,10年の数値を下回ったのは、この2.28ベクレルの一か所だけで、他の19か所はすべて上回った。
最も低かった一か所は、東京湾の外洋との入口付近で、汚染土壌が外洋に流出したとみられる。
反対にもっとも汚染度の高かった地点は千葉県の木更津市の沿岸部で、汚染物質が川から流入して堆積したとみられる。
(※ 東京、神奈川側の河川口、沿岸部は比較測定点が無い。しかし、流域、流量共に千葉側より大きいと思われるので、さらに高汚染と考える。)
今回のデータで、福島事故の影響によって東京湾の海底土が汚染されたことは明らかといえる。
これらの汚染が海底に生息する生物、それらを捕食する魚類にどう影響するかの調査はまだ十分には行われていない。
(※ 数量的には十分に精密でなくとも、当然すでに食物連鎖で濃縮されていることは疑いない。さらに濃縮が進むことにも疑いはない。)
東京湾は海水の出入り口が一か所だけの閉鎖性水域であることから、汚染された海底土の自然浄化が進むとは思えない。
(※ 放射性の元素ですから「自然浄化」はあり得ない。希釈されるだけ、総量は増えるばかりとなる。湖沼などの内水面はさらに深刻。)
食卓で注意が必要なのは、福島県産・茨城県産の水産物だけではなく、残念ながら「江戸前」もよく吟味する必要があるといえる。
(※ 100Bq/kg未満なら食べても良いと思う人は別だが、そうは思わない人は決して食べてはいけない!)
規制委員会による元データ
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8135/24/425_0919.pdf
やはり河川口と湾中央部の汚染が高い。
汚染はさらに強まるだろうし、水産物はすでに食物連鎖で濃縮している。
(※ )は北風の注釈。
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東京湾の海底土セシウム濃度 福島事故以前より、この夏最大で48倍増 政府データで判明(FGW) 「江戸前のお魚」も要注意 9/20 Finance GreenWatch

規制委員会は19日、東京湾の海底土の放射線濃度(セシウム134,137)の測定結果を公表した。
それによると福島事故以前の濃度に比べ、今年6月採取分の放射能濃度は基準点で16倍、最大で48倍の高濃度を記録した。
福島事故後に発生したブルームの影響で、首都圏に降下した放射能物質が東京湾に堆積し続けていることを裏付けた。
調査は、今年6月に、東京湾の20か所の地点の海底にある土を採取してセシウム134,137の含有量を調べた。
2011年3月11日の東電福島第一原発事故以前の、東京湾の放射能データは、10年が1kgあたり3.5ベクレル、09年が4.0ベクレルだった。
これに比べて、今年のデータは、過去の調査時点と同一対照地点で、総セシウム量が66ベクレル、もっとも高いところでは、192ベクレル、最も低いところは2.28ベクレル。
09,10年の数値を下回ったのは、この2.28ベクレルの一か所だけで、他の19か所はすべて上回った。
最も低かった一か所は、東京湾の外洋との入口付近で、汚染土壌が外洋に流出したとみられる。
反対にもっとも汚染度の高かった地点は千葉県の木更津市の沿岸部で、汚染物質が川から流入して堆積したとみられる。
(※ 東京、神奈川側の河川口、沿岸部は比較測定点が無い。しかし、流域、流量共に千葉側より大きいと思われるので、さらに高汚染と考える。)
今回のデータで、福島事故の影響によって東京湾の海底土が汚染されたことは明らかといえる。
これらの汚染が海底に生息する生物、それらを捕食する魚類にどう影響するかの調査はまだ十分には行われていない。
(※ 数量的には十分に精密でなくとも、当然すでに食物連鎖で濃縮されていることは疑いない。さらに濃縮が進むことにも疑いはない。)
東京湾は海水の出入り口が一か所だけの閉鎖性水域であることから、汚染された海底土の自然浄化が進むとは思えない。
(※ 放射性の元素ですから「自然浄化」はあり得ない。希釈されるだけ、総量は増えるばかりとなる。湖沼などの内水面はさらに深刻。)
食卓で注意が必要なのは、福島県産・茨城県産の水産物だけではなく、残念ながら「江戸前」もよく吟味する必要があるといえる。
(※ 100Bq/kg未満なら食べても良いと思う人は別だが、そうは思わない人は決して食べてはいけない!)
規制委員会による元データ
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/contents/9000/8135/24/425_0919.pdf
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コメント
地下原発
Re: 地下原発
東京に地下原発の話はありましたね。
冷戦時代にシェルターは作ったはず。
その電源としての可能性は捨てきれないかも知れません。
冷戦時代にシェルターは作ったはず。
その電源としての可能性は捨てきれないかも知れません。
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「必ずしも福島が原因ではないかもしれない」
というお話です。
ちなみに日本を非難した韓国のソウルの方が
東京より放射能汚染はひどいそうですよね。
どの国もとんでもないですね。
http://blog.goo.ne.jp/adoi/e/b5e4de9a8d9603d12aae26eb39a34132