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もうすぐ北風が強くなる

デフレ脱却できないままに食糧・石油が高騰してくる

 アメリカの金融緩和による過剰な流動性供給が、世界的なインフレを招くこと。「ドルのインフレ政策」。
 実体経済の資金需要が無いところに供給された資金は、所詮は投機市場に回ること。「日米の2011年」。

 石油と食糧の高騰が途上国の国民を襲っている。「遂に親米政権との闘いが始まった」、「途上国を襲うインフレと食糧危機

 ドルの大増刷が途上国の騒乱を招いている。 
 投機市場について言うならば「市場の強欲が貧困な大衆を襲う」ているのである。

 前回2008年の商品価格高騰はもっぱら原油市場が中心であり、またリーマンショックで投機は崩壊した。
 今回は食糧、貴金属、資源と軒並みで、しかも前回のように短期とは考えにくい。

 デフレ循環で年々、真綿で首を締めるように貧しくなる日本。今までは円高によって緩和されていたが、遂に原油・食糧高騰の津波が回ってきたようだ。
 日本は派遣、請負、パート、契約社員などと雇用の質が悪化している。

 アメリカでさえ、給付付き税額控除なり、フードスタンプなりの制度がある。
 社会保障もセーフティネットも不備な日本は、この津波にどう向かうのだろうか。

 以下は新聞引用。
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値上げの春、食品やガソリン… 原材料高騰、暮らし直撃

 食品やガソリンなど暮らしに関わるさまざまな品物で、値上げの動きが広がっている。原材料となる農産物や原油などの価格が、新興国市場の需要拡大や投機資金の流入で高騰を続けているためだ。「値上げの春」が暮らしを直撃しており、景気の足を引っ張る可能性もある。

 食用油大手のJ―オイルミルズは、4月から家庭用食用油の出荷価格を1キロ当たり30円以上引き上げる方向で小売り側と調整に入った。早くも今年2度目の値上げとなる。

 ネスレ日本(神戸市)は、家庭用インスタントコーヒーの価格を今月1日に平均11%引き上げた。コーヒー豆相場の高騰が続けば、今年秋以降に一段の値上げも検討するという。味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は1月、レギュラーコーヒー2品の容量を減らすと発表したが、4月に別のコーヒー商品を値上げする。

 輸入小麦も4月からの政府の売り渡し価格が主要5銘柄の平均で18%上がり、製粉各社は小麦粉の値上げの検討に入った。

 タイヤ最大手のブリヂストンは「主原料の天然ゴム価格の相場は異常で、企業努力の限界を超えている」として、乗用車用タイヤの出荷価格を6月から平均8%引き上げる。

 石油元売り各社は、2月26日出荷分からレギュラーガソリンの卸価格を1リットル当たり3円強引き上げた。全国平均小売価格は1リットル当たり140円の大台に迫っている。
 (共同)
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コーヒー、食用油、小麦…値上げの春、家計に厳しく
2011.3.1 22:15

3月以降に予定される主な値上げ【拡大】
 原材料価格の高騰が家計を直撃し始めた。コーヒー大手が3月以降、値上げを実施するほか、食用油も4月以降の値上げが予定されている。政府は小麦の売り渡し価格を4月に引き上げることを決定しており今後、即席めんやパンなど幅広い食料品に波及することは必至だ。消費を冷え込ませ、景気回復の重しとなる可能性がある。

 コーヒー大手のネスレ日本は1日から、インスタントや業務用などを平均11%値上げした。他の大手も4月までに値上げする。背景にあるのは、コーヒー豆の先物相場が2007年平均の2倍に上昇していることだ。

 高岡浩三社長はこの日の記者会見で、「これほどの上昇は想定外。企業努力で吸収できる問題ではなくなった。高い状態が続けば秋にもう一段値上げしないといけない」と再値上げの可能性を示唆した。

 先物相場の上昇を支えるのは中国をはじめ新興国の需要増と投機マネーの流入だ。コーヒーだけでなく、大豆、トウモロコシ、原油など食糧、資源の相場は一様に上昇している。

 政府は4月から小麦の売り渡し価格の18%引き上げを決め、製粉各社は原則として小麦粉などの価格を値上げする方針だ。現行価格の在庫が残っており、「実際の値上げはまだ先」(製粉大手)になる見通しだが、小麦はパンや麺類、菓子など幅広い食品に利用されているだけに家計への打撃は大きい。

 一方、タイヤ各社も天然ゴムの価格の高騰を受け、4~6月にかけて乗用車タイヤの値上げを予定。ガソリン1リットル当たりの価格は140円に突入する勢いだ。電力・ガス大手全社は4月に値上げに踏み切る。

 現在のエネルギー価格は、北アフリカ・中東の政情不安による資源価格高騰をまだ織り込んでいないため「今後さらに高くなる」(関係者)との見方が一般的だ。

 失業率は高止まりし、雇用・所得環境は改善の兆しがみえないまま。消費者の生活防衛意識がさらに強まり、景気を腰折れさせる懸念が強まりそうだ。
 (産経)
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 (引用終わり)

 小麦は政府売渡価格18%。電気・ガスは20~64円。食用油は15~20%。コーヒーは10~20%。タイヤは7、8%。
 と言うが、大手マスコミのことゆえ、パニック買いを想定して、かなり抑制した数値と考えるほうが良い。この2倍位にはなるだろう。
 他に加工食品に非常に多くに使われているコーンも高騰している。

 原油は輸送価格にに反映する。資源と食品全般に波及するだけではない。思いもよらぬ多くの必需品価格に織り込まれているため、想定外の物も高騰するだろう。 
 実際、これらの品目の高騰は、国際取引価格に反映する中で、さらに多くの品目に波及するのが通例である。

 現実には下の各グラフを参照してほしい。
 08年春のピークはサブプライム・ショックの信用恐慌対策で各国が金融緩和と言う名の流動性供給を行ったマネーが利益率の高い投機に回ったためである。

 その後の底値はリーマン・ショックによる信用恐慌による撤退。
 そして現在ドルが巨額の流動性供給を行い、新興国を巻き込む世界通貨戦争の仕掛けがマネーを再び商品市場に雪崩こませている状態である。
 (ユーロも増刷しているが量が少ないことと、世界基軸通貨でないために影響はない。)

 これにさらに、中東の騒乱が投機には好材料として価格波及する。
 Chartはフジ・フューチャーズから引用です。
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 原油
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 小麦
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 大豆
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 コーン


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