カダフィの傭兵部隊はイスラエルの会社
2011-03-03
カダフィ政権の路線転換はそこまで行っていたか。
ROCKWAY氏から。なお、PressTVとはイラン国営TVのこと。
イスラエルは傭兵をカダフィに送っている
◆3月3日
反イスラエルだったリビアのカダフィ政権に、イスラエルの会社がイスラエル政府の許可を得て、5万名のアフリカ人傭兵をリビアに送り、19倍のピンはね(給料2000ドル/日の内、傭兵100ドル・会社1900ドル)をしている、という。
これを計算してみた。1900ドルx50000=95000000ドル つまり、9500万ドルだ。日本円で9500万x80円=76億円となる。一日で76億円だ。本当に傭兵5万名全部が既にリビア入りしているのか、あるいは全部がこの会社の手配した傭兵なのか。話半分としても30億円が毎日入ることになる。
カダフィ政権が生き延びようと倒されようと、いずれにしても、濡れ手で粟の金儲けが出来るならば、反イスラエルの国の政府にさえ、その政府を守る傭兵を供給するという、正に【死の商人】の面目約如の行為である。あきれるね。
またこのイスラエルの行動を援護射撃するかのように、アメリカはこれらの傭兵が戦争犯罪者として裁かれないような措置を国連安保理が取るよう、要請している、という。これにもあきれるね。
世界は一筋縄ではいかないことがこういったことからも分かる。昔、「欧州の天地は複雑怪奇なり」、と言って総辞職したどこかの国の内閣があったが、このイスラエルの行動は分からないでもない。要するにカダフィ政権が生き延びて、反政府勢力と対峙するようになれば、統一的なリビアはともかくも、崩壊し分裂し弱体化したリビアが残ることになる。またそうなるまでに内戦状態が継続し、続々と傭兵が送り込まれれば、ますます自分達の懐が肥え、リビアはますます疲弊する。
どっちにしても東部の石油は欧米・ユダヤ側が握る。また傭兵達の弾圧で殺害されていくのは、この傭兵であるアフリカ人と反政府勢力とはいえ、リビア人達であり、そのような反イスラエルのリビア人が減ればそれに越した事はない。何千人、何万人殺されようが少しも痛くもかゆくもないのがイスラエルの立場であろう。
そのように読んだから、イスラエルはそのような行動を取っていると思われる。
さて、彼らの思惑通りに事が運ばれるかどうかは、分からないのだが・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●イスラエルは傭兵をカダフィに送っている
http://www.presstv.ir/detail/167814.html
【3月2日 Press TV】
イスラエルの武器販売会社である<Global CST>は、イスラエル政府の承認の下、リビアの反政府勢力を弾圧するためにカダフィ政権にアフリカ人傭兵を送っていると言われている。
エジプトからの情報によれば、イスラエルのこの会社は、今までに5万名のアフリカ人傭兵をカダフィ政権に送ったという。
この武器販売会社はアフリカのある国で不法販売で有罪になったことがある、とNews-Israelのウェブサイトで報じられた。
いくつかの情報筋では、このGlobal CST社は、前もってイスラエルの高官から傭兵をカダフィ側に送る許可を受けていたと言っている。
以前、この会社の専務がイスラエルの諜報機関長とエフード・バラク国防大臣と面会し、この商売に対する許可を獲得していた。
この会社の代表者たちは、リビアの諜報機関長であるアブドゥラ・サヌシとチャドで会い、最終合意に向けて詳細な話し合いを行った、とこの報告は伝えている。
トリポリで民衆に対する弾圧行為を行っている傭兵たちは主にチャドから来ている。
カダフィ政権は各傭兵に日当の2000ドルを支払っている。傭兵はこの内100ドルだけ受け取り、残りはイスラエルの会社である Global CSTの収入になるという。
一方、アメリカは国連安保理(UNSC)に、リビア民衆の殺害に対する傭兵達に対する戦争犯罪規定を取り除くよう要請している。
この要請は、国際刑事裁判所のメンバー国でない国の者は誰も、リビアでの行動についてこの裁判所から告訴されることはない、という決議案を示せ、ということである。
リビア革命は、最近2週間ほど前に起きたのエジプトとチュニジアの革命によって鼓舞されたものだ。
リビア政権の反政府勢力に対する激しい弾圧は今までに数千人の犠牲者を出している。
ROCKWAY氏から。なお、PressTVとはイラン国営TVのこと。
イスラエルは傭兵をカダフィに送っている
◆3月3日
反イスラエルだったリビアのカダフィ政権に、イスラエルの会社がイスラエル政府の許可を得て、5万名のアフリカ人傭兵をリビアに送り、19倍のピンはね(給料2000ドル/日の内、傭兵100ドル・会社1900ドル)をしている、という。
これを計算してみた。1900ドルx50000=95000000ドル つまり、9500万ドルだ。日本円で9500万x80円=76億円となる。一日で76億円だ。本当に傭兵5万名全部が既にリビア入りしているのか、あるいは全部がこの会社の手配した傭兵なのか。話半分としても30億円が毎日入ることになる。
カダフィ政権が生き延びようと倒されようと、いずれにしても、濡れ手で粟の金儲けが出来るならば、反イスラエルの国の政府にさえ、その政府を守る傭兵を供給するという、正に【死の商人】の面目約如の行為である。あきれるね。
またこのイスラエルの行動を援護射撃するかのように、アメリカはこれらの傭兵が戦争犯罪者として裁かれないような措置を国連安保理が取るよう、要請している、という。これにもあきれるね。
世界は一筋縄ではいかないことがこういったことからも分かる。昔、「欧州の天地は複雑怪奇なり」、と言って総辞職したどこかの国の内閣があったが、このイスラエルの行動は分からないでもない。要するにカダフィ政権が生き延びて、反政府勢力と対峙するようになれば、統一的なリビアはともかくも、崩壊し分裂し弱体化したリビアが残ることになる。またそうなるまでに内戦状態が継続し、続々と傭兵が送り込まれれば、ますます自分達の懐が肥え、リビアはますます疲弊する。
どっちにしても東部の石油は欧米・ユダヤ側が握る。また傭兵達の弾圧で殺害されていくのは、この傭兵であるアフリカ人と反政府勢力とはいえ、リビア人達であり、そのような反イスラエルのリビア人が減ればそれに越した事はない。何千人、何万人殺されようが少しも痛くもかゆくもないのがイスラエルの立場であろう。
そのように読んだから、イスラエルはそのような行動を取っていると思われる。
さて、彼らの思惑通りに事が運ばれるかどうかは、分からないのだが・・・
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●イスラエルは傭兵をカダフィに送っている
http://www.presstv.ir/detail/167814.html
【3月2日 Press TV】
イスラエルの武器販売会社である<Global CST>は、イスラエル政府の承認の下、リビアの反政府勢力を弾圧するためにカダフィ政権にアフリカ人傭兵を送っていると言われている。
エジプトからの情報によれば、イスラエルのこの会社は、今までに5万名のアフリカ人傭兵をカダフィ政権に送ったという。
この武器販売会社はアフリカのある国で不法販売で有罪になったことがある、とNews-Israelのウェブサイトで報じられた。
いくつかの情報筋では、このGlobal CST社は、前もってイスラエルの高官から傭兵をカダフィ側に送る許可を受けていたと言っている。
以前、この会社の専務がイスラエルの諜報機関長とエフード・バラク国防大臣と面会し、この商売に対する許可を獲得していた。
この会社の代表者たちは、リビアの諜報機関長であるアブドゥラ・サヌシとチャドで会い、最終合意に向けて詳細な話し合いを行った、とこの報告は伝えている。
トリポリで民衆に対する弾圧行為を行っている傭兵たちは主にチャドから来ている。
カダフィ政権は各傭兵に日当の2000ドルを支払っている。傭兵はこの内100ドルだけ受け取り、残りはイスラエルの会社である Global CSTの収入になるという。
一方、アメリカは国連安保理(UNSC)に、リビア民衆の殺害に対する傭兵達に対する戦争犯罪規定を取り除くよう要請している。
この要請は、国際刑事裁判所のメンバー国でない国の者は誰も、リビアでの行動についてこの裁判所から告訴されることはない、という決議案を示せ、ということである。
リビア革命は、最近2週間ほど前に起きたのエジプトとチュニジアの革命によって鼓舞されたものだ。
リビア政権の反政府勢力に対する激しい弾圧は今までに数千人の犠牲者を出している。
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