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オリンピックへ、排除と犠牲、国威発揚

ナチス聖火
 聖火ランナーはナチス支配下のベルリン・オリンピックに始まる。

 国威発揚に活用されてきたオリンピックは、同時に民族主義の高揚、挙国一致の国家主義にも活用されてきた。
 ナチス・ドイツの下に開催されたベルリン・オリンピック「民族の祭典、美の祭典」がよい例である。
 昔の東京オリンピックの準備では、ゴミ箱と共に路上生活者も一掃された。
 
 今度のオリンピックに向けて、また路上生活者が壊滅させられるのは明らかだ。
 挙国一致、国威発揚が狂気の盛り上がりを見せることも疑いない。
 オリンピック開催に都合の悪いことは、すべて排除される可能性。
 これからはとんでもない暴論が公然と主張される…,,だけではなく、実行される危険性が高くなる。

 原発に反対したり、放射能汚染の事実を啓発したり、子どもを被曝から守ろうとする運動などが規制され、報道されず、そんな事実は無いかの如くに排除、葬り去られる危険がある。
 要は、政府、マスコミと経済界は安全、平和、繁栄に見せかけたいので、都合の悪い事実は徹底的に排除抹殺してくるだろう。

 「政府は開催までの7年間に原発事故を本腰入れて収束させよ。」という意見があるようだが、そんな甘いものではない。
 金銭亡者、権力亡者はそんな甘い者たちではない。
 そこに挙国一致と国威発揚の「大義」が発生するのであるから、まったく遠慮なしに異論封殺排除、勤労大衆の犠牲、ホームレスの抹殺を進める「根拠」となる。

 オリンピック開催国は、概ね開催前に暴動が起きるのはそのためなのだが、日本の場合は暴動なしで完全制圧される危険さえあるだろう。
 「1968年メキシコ・オリンピックのこと」の末尾にオリンピック10日前の大虐殺。
 先月はブラジルで貧困を放置してのオリンピックに抗議し、万単位の大デモがあった。

 「大阪弁で世情を語る」氏が挙国一致、国威発揚のいやらしさと共に、路上生活者の危機となるだろうことを指摘している。
 少し甘いと感じるが、政府に勝手な期待などしていないところが優れている。
 ーーーーーーーーーーーー
   オリンピックが来たら…  9/9  「大阪弁で世情を語る」から

「なんで東京でオリンピックやねん!」…と憤慨する、なんでやねん五郎と
「やった! 東京にオリンピックがやってくる!」…と喜んでる、五郎の幼なじみの次郎との会話…

次郎…オリンピックが来たら、子どもたちに夢を与えられるで~

五郎…う~ん、俺、ゼネコンとか、広告会社とか、メディアとか、ホテルとか、
そういう人らが子どもの何倍も大きな夢を見ると思うけどな…

次郎…そんでも、日本代表選手たちが一生懸命競技してる姿を子どもたちが間近で見たら
励みになるんやかないか…?

五郎…俺もな、自国開催で観客の声援が選手の後押しをして、いつも以上の力が出る…とか
そういうのやったら、見ててもええ感じすんねんけどな、
でも、きっと自国開催ってことで、今まで以上に「(金)メダル至上主義」がはびこって
子どもたちを励ます前に、選手が擦り切れてしまわへんか、俺、そんな心配するわ…

次郎…そんなこと言うたかて、順位は一つでも高い方がええやんか

五郎…そんでもな、順位というもんは、あくまでも結果やと思うねん
それやのになんや、さっそく文部科学省は2020東京オリンピックでは
「金メダル獲得数」で世界3~5位という「目標」を掲げてるそうやで
こんなん、モロに「金メダル至上主義」やんか…

次郎…なんか、オマエ、ケチばっかりつけてるなぁ…
そんでも、オリンピックが来たら、被災地が元気になるで~

五郎…いやいや、オリンピックのために被災地の回復が後回しになって、
きっと、被災地の人たちはオリンピックに浮かれてる首都圏(…というか日本全体)の
雰囲気を感じながら疎外感(取り残され感)を感じると思うで…

次郎…そんでも、オリンピックが来たら、東京のインフラが整備されてますます快適になるで~

五郎…まぁ、東京はますます便利、快適になるやろうけど、
そうなったらますます地方との格差が拡がるやろな…

次郎…そんでも、快適になるのはええことやんか

五郎…というたかて、それはどこまでいっても東京の快適さやから
俺らにはほとんど関係ない話やで…

次郎…そんでも、とにかく街が綺麗になんのはええことやん

五郎…「街が綺麗に」…かぁ
俺、その言葉を聞いて、なんか心配になってきたで

次郎…おまえ、変なやっちゃな、「街が綺麗に」って言葉で、いったい何が心配になんねん?

五郎…そやかて、「路上生活者」がいてたら街が綺麗に見えへん…ということで
きっと路上生活者が排除されるんと違うか…?

次郎…そんなことまでするかなぁ…?

五郎…するのは確実やで… そやかて、今でも公園とかから必死で排除してるもんな…

次郎…ホンマか、それ…?

五郎…ホンマやって…
公園のベンチは人が寝そべれないようにギロチンみたいなしきいをしてることがあるし
公共空間で地面が平坦なトコは、なんや、無理矢理デコボコのオブジェみたいなもんを
こさえてるし、こんなんみんな、目につくトコから路上生活者を追い出す作戦やで

次郎…そんでもまぁ、少なくとも東京都民にとってはオリンピックは「ええ話」とちゃうか…?

五郎…おいおい、乱暴なこと言うたらアカンで
排除される路上生活者も東京都民やで!


次郎…オマエ、さっき、被災地の回復が遅れるって言うとったけど
少なくとも東京は、「金銭面」では国には頼らんでもできるで~と、言うとったで

五郎…うん、うん、東京はなんかそんなこと言うてるな

次郎…オリンピックの費用として、もう既に4000億円も積み立ててるって言うからな

五郎…そんでもな、その4000億円は空から降ってきたんと違うやん
ほな、そんな大金、どっから工面してきたと思う?

次郎…そら、まぁ、行政改革とかやって節約したんと違うか?

五郎…「行政改革」かぁ… その節約の一例を挙げると、
東京都は都内の区市町村の国保財政への独自支援額を
320億円から43億円(→なんと1/8)に減額したそうやで…  ※1

次郎…そらまた、すごい「節約」やな…

五郎…俺な、こういう予算の「節約」の結果が4000億円ちゃうんかな…と思てるで
それにな、この4000億円の他にも「招致費用」として既に約100億円予算計上してんねんで

次郎…約100億円ってすごい額やな…

五郎…これだけで驚いたらアカンで、前回立候補した2016年オリンピックの招致費用も足したら
優に200億円を超えんねんで ※2

次郎…なんか俺、オマエの話きいてて、頭クラクラしてきたな…

五郎…俺なんか、東京に2度目のオリンピックを招致しようと言い出したときから
頭がクラクラしっぱなしやで…


・・・ ここで、ともに頭がクラクラしてきた二人は、しばし会話を中断 ・・・
(気を取り直して再開…)

五郎…ところで、2020東京オリンピックって、そもそも何のためにするんやろな…

次郎…そら、なんか「開催の理念」っちゅうのがあるんやろ

五郎…オマエ、オリンピックが来るで~って喜んどったのに、
2020東京オリンピックの「開催理念」も知らんのか…?

次郎…俺、昔から細かいことには関心ないねん…

五郎…「開催理念」が細かいこと…って、そんなええ加減な…

次郎…ほな、今からでも調べるやん、ちょっと待っててや…
あっ、あった、あった、こんなんや↓  ※3
 オリンピックが

五郎…俺も今、初めて知ったんやけど、なんや、ようわからん理念やな

次郎…ちなみに、イスタンブールは「欧州とアジアとイスラムの共存」
マドリードは「経済危機からの回復」やったんやって…

五郎…マドリードが経済危機から回復することが、なんで世界の人たちと共有する理念になんのか
俺、ようわからんけど、東京の理念はもっとようわからんな

次郎…そうかなぁ…、これ、「くれるくれるの法則」で、めっちゃわかりやすいと思うんやけどなぁ
そやかて、
「オリンピックは夢をくれる」→「夢は力をくれる」→「力は未来をくれる(つくる)」…と
めっちゃわかりやすいやん、この「くれるくれるの法則」…

五郎…そんでもなんかこれ、「力がすべて」で、力がなかったら未来もない…と
そんな身も蓋もないこと言うてるんと違うか?
それに、後に続く言葉を読んでたら、結局
「日本が一つになって強くなること」…が目的みたいなことになってるけど
オリンピックやねんから、「世界は一つ」ってアピールせなアカンのとちゃうか?

俺、そやから、こういうのは世界の人に呼びかける理念にはなり得ないと思てたら
最後の最後に、「日本の強さ」を世界に知らしめることが、世界の勇気になる…と
かなり強引なこじつけになってるやんか…

次郎…そう言えば、「力がすべて」…っていう言葉で思い出したけど
昔、タイガーマスクというTVアニメの歌に
強ければそれでいいんだ
力さえあればいいんだ
ひねくれて星をにらんだ、ぼくなのさ~

…っていう歌詞があったんやけど、これって、かなり「ひねくれた」考えってことやんな

五郎…うん、俺もそない思うで

次郎…ほな、なにか…?、この2020東京オリンピックの理念っていうのは
「日本は一つになって(みんなで)ひねくれよう!」って、そんなスローガンになってんのか!

五郎…なんか俺、また、頭がクラクラしてきたな…

次郎…俺もや… もうそろそろお終いにしよ

五郎…うん、これ以上は無理やわ、これでお終いにしよ。。。


※1
『しんぶん赤旗』
「東京23区 高すぎる国保料に悲鳴 「払えない」「限界」 役所に殺到」参照

※2
前回、2016年夏季オリンピック招致費用は、約150億円で
今回の招致費用が約100億円です

で、この「招致費用」がどんなことに使われたのか…というたら↓
IOC(国際オリンピック委員会)評価委員会のクレイグ・リーディー委員長は三月七日、二〇二〇年オリンピック招致を目指す東京の現地調査を終え、~「オリンピックは数十億ドル(数千億円)規模のビジネス……。われわれが来日したことでIOCも東京もメリットを享受し、オリンピック運動に役立った」と悪びれず応えた。
 ちなみにNPO法人・東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会は、三月四~七日のIOC評価委来日の「おもてなし」で約六億円かかったと公表した
(『週刊金曜日』「東京都の積み立て基金は約4000億円――五輪開催よりも雇用や福祉を」参照)


これって、単純計算で1日1億円以上の「おもてなし」やね…

(ちなみに、IOC評価委員会のメンバーは11人で、そのうちの何人が来日したかは不明です)

※3
『TOKYO 2020』
「メッセージ・コンセプト」参照

※4最後に…
路上生活者排除の予感をつぶやくtweetをいくつか紹介しておきます

単純な話、過去日本に限らずオリンピック開催された都市では必ず野宿者排除が起こる。2020年より少し前に私がホームレスになってたらと思うとぞっとするわけですよ。5年以上先に自分がどうなってるかなんてわからないでしょ。

ロンドン五輪では、福祉や障害者支援の予算をガンガン削る一方で、パラリンピック発祥の地ロンドンみたいなナショナリズムに利用したのよね。

東京オリンピックが決まって、まず脳裏に浮かんだのは竪川河川敷のテント村の人々のこと。都内各地で野宿の人々への排除圧力が強まるのは確実でしょう。原発事故も含め、問題を不可視化させる力にどう対抗できるかが、問われています。

東京オリンピック開催が決定。 路上生活者は、インフラ整備、治安管理、保安体制、景観整備などの名目で排除される可能性が。 半世紀前には精神科病院に収容された。 私たちは、ホームレス支援の旗を掲げた以上、支援をしますよと手を差し伸べた以上、絶対に国都合の排除を容認するわけにはいかない


1964年東京オリンピックのときに、路上生活者排除との関わりで、
全国に精神病院が乱立したとの情報がありますが、
この出来事について何らかの情報がインターネット上にございましたら
コメント欄より、是非、ご一報下さいませ
 ーーーーーーーーーー
※ 「もうすぐ北風」へでもかまいません。転送します。
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コメント

オリンピック招致を名目に消費税増税、インフラ設備、その他弱者切捨てが進むでしょうね。法案が次々と可決されてアメリカの愛国者法同然の事態に気づいたらなっているかも。
 オリンピック招致で喜ぶのは一部の利権者のみで大多数の国民は恩恵を受けられず、福祉を削られ、国内も見れば東京は安全と言うお墨付きをIOCからもらい、福島は。。。
 国外も見れば原発の放射能は矮小され原発が乱立ということになるやも。
 消費税増税もインフラ設備で喜ぶ企業もTPP入ってしまえば外資に全部持っていかれるだけです。
 コンビニからアダルト雑誌が消えたりホームレスが排除されたり。オリンピック招致による悪行が既に。

【オリンピックの陰で】 住民説明会より先に 「都営住宅取り壊し決定」http://tanakaryusaku.jp/2013/09/0007861
『田中龍作ジャーナル』

容易な事態ではない

仰るとおりと思います。
原発事故の収束から年金破綻まですべてをオリンピックに隠し、異論を封殺してオリンピック教国家にする。
60年代と異なり後から財政は拡大しないので、財源は勤労大衆から収奪して大手企業に事業としてまわす。
このゴロツキ右翼政権には、そのパターンしか頭に無いのが明らかです。
彼らはオリンピックという「錦の御旗」を手に入れてしまった。
暗澹たる気持ちですが、これは容易な事態ではない。

 近代オリンピックが国威発揚に利用されている面は多々有ると見受けられますが、それ以上に近代オリンピック(近代スポーツ)その成立時から、英米的自由競争文化の普及ツールとして万博と有る面セットで行われた面が大きいのでは?と思います。またそれは、開催国の(西欧)文明化のメルクマールとも言えそうで。そうしてそれは、各国固有の遊び(社交・スポーツ)文化を破壊し世界共通ルールにおける競争原理に作用を為したと(その辺り、1900・1904・1908のオリンピックがパリ万博のエキビジションとして開催された事からも推察出来ると思えます)。
 そうしてそれは、同時期米国で成立した多くのプロスポーツ同様、勝者が多くの物(金銭等)を得ると同時に敗者は全てを失い排除されるという自由競争文化・原理を普及させる役も果たしている様に思えます(古代ローマの剣闘士を連想したりもします)。他万博等は、当時のフランス政府のバブル経済志向の象徴とも思えますし。
 兎に角、オリンピックの開催~自由競争社会への転換~弱者(敗者)の排除に至ることは確かな様で・・・・。
 詰まらない事を長々と書いてしまいました。ご容赦を・・・。

まんまナチスですわ・・・

 オリンピックはもはやスポーツの祭典なんて嘘っぱち。完全にビジネス、金儲けの舞台と化しています。ただでさえ日本はオリンピックにやたらと熱い国民性ですから一気にそっちに流れを作られてしまうでしょう。

 ついでに拙文もTBしておきます。

ますたさんへ

コメントをありがとうございます。
近代スポーツなるものが実は資本主義とりわけ帝国主義と国民国家を反映したスポーツである。と言う点は御説のとおりと思います。
資本主義の民族主義と国際主義のマッチポンプ形態とも思われます。
職人的なスキルの自由競争原理は労働力の教育訓練と同一の思想です。さらにそれを資本の利益に還元すること。その双方でもありましょう。
国民を受動的にする「パンとサーカス」でもあると思います。

Re: まんまナチスですわ・・・

> ただでさえ日本はオリンピックにやたらと熱い国民性ですから一気にそっちに流れを作られてしまうでしょう。
まったくです。
東京五輪音頭の国ですからね。
「民族の祭典、美の祭典」とされた盛大なベルリン・オリンピックはドイツ国民のナチスへの熱狂の中で開催されました。
物価を安定させ、失業をなくし、アウトバーンを建設し、オリンピック開催は熱狂的な支持だったわけですが、その影では膨大な共産党員が街頭や自宅で無法に殺され、社会民主党員は既にできていたダッハウの強制収容所の中に居たのです。
近隣諸国民から「ドイツ人は狂っている」と言われた時代です。

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