恐怖のカーチェイス、酒気帯び、起訴:リー
2013-08-23
★ 恐怖のカーチェイス 2009年11月24日 故リー湘南クリニック院長の遺稿「異端医師の独り言」から
在米時(1985~90年)、毎朝アパート(Cedar Circle)前の道は、ちょっとしたラッシュである。この道はフリーウエイにつながるので、郊外から車が集まるのだ。
ちなみにフリーウェイ(free way)とは無料高速道路*の意味である。
道が混んでいたので、少し無理に割り込んだ。すると、後ろの車がクラクションを鳴らした。
バックミラーを見ると、ひげ面の大男。勝ち目はない、逃げるが勝ちとドンドン逃げた。
すると、ひげ面男は、他の車を追い越しドンドン追ってくる。赤信号でつかまり、観念した。ひげ面男が窓をノックした、万事休す。
窓をおろすと「Your rear tire is deflated.」(後輪がパンクしているよ)。
「ふ~、何と親切な方だ」、研究室はこの話で一日盛り上がった。
もう一つ通勤中の話。アメリカ映画で「黄色いスクールバス」を見たことがあるでしょう。
スクールバスが停車中は、追い越してはならず、反対車線の車も停車するのが決まりだ。
知らずに追い越し、危うく警察沙汰になるところだった。
* ちなみに、民主党政権が進める、都市部を除く過疎地の高速道路無料化は、地方の活性化とそれに伴う内需拡大に絶大な効果がある。
バカには分からないだろうが、例えば、アクアラインが無料になれば、都心に近い千葉の土地を安く入手できる。
すれば、養護老人ホームなどを安く建てられる、お年寄りを抱えた都民は大助かり、それに伴い、飲食店などが進出する。これに反対するバカが多いのには、呆れるバカり。
ーーーーーーーーーーーーーー
酒気帯び運転 2010年06月28日
去年のあの痛ましい博多での事故のあとに、記事にしにくいのですが、かなり前の経験です。運転をやめて14年になります、過疎地では、仕方なくレンタカーを運転しますが。
1回目は、医学部4年のころ、自宅で酒を飲んでいて、何かの用事で相模大野駅に運転していった。
駅前で、警官に停車を命じられ、「酒を飲んでいるか?」「はい」
「顔が真っ赤だから、100m先からわかったぞ。冷めるまで交番で休んでいけ」といわれ、駅前の交番に 1時間ほど座っていました。
翌日、「リーが喧嘩でつかまった」とうわさが流れていた。
2回目は、在米時。冬にパティーのあと、アパートの直前でパトカーに停車を命じられた。「ずっとつけてきたが、一時停止と左折禁止違反、お酒を飲んでいますか?」「Yes」。
雪が降りしきる中、道路の白線上を歩かされ、片足立ち。そして、アルファベットを Zから Aまで、逆唱させられた。
そして、「お気をつけてお帰りください、素晴らしい夜を」と最上級の敬語でいわれました。
ーーーーーーーーーーーーー
★ 起訴されて 2009年10月07日
1985年 7月、ロチェスター大学・医学部に赴任し、しばらくの間、学生寮に居た。家具付きの狭い小汚いアパートで、時々、学生が深夜まで大騒ぎするのには閉口した。
職員寮(Whipple Park)に移りびっくり、日本で言えば「軽井沢プリンスホテルのコッテージ」みたいだ。
芝生が敷き詰められた広大な空間に一戸建て(外見は一戸建てだが、4軒からなる集合住宅)と林が点在する。犬を散歩させている光景は、さながら「映画」のワンシーンだ。
僕は犬好きで、早速ペットショップで犬を予約した。
翌日、研究室でその話をしたら、スタッフ全員に取り囲まれ「ペットショップで買ってはいけない」と諭され、新聞を毎日チェックし、「ブリーダー(繁殖家)から直接買わなくてはいけない」といわれた。
何やら、子犬を親犬と早く離すと、犬が自分を人間と思い、留守番ができなくなり、遅くに離すと、心から人間に忠誠でなくなる、そうだ。
とりあえず、ブリーダーから「ミニチュア・シュナウザー(当時、日本では珍しかった)」を手に入れた。
数ヶ月して、寮の管理人から「犬を手放すか、寮を出るように」いわれた。「だって、みんな犬を飼っているじゃないですか!」、規則が変わったそうである。
仕方なく寮を出て、アパートを探す道を選んだ。
電話帳で片っ端から電話してみたが、ほとんどのアパートはペット不可。
少し遠いが、やっと「Cedar Circle」というアパートを見つけた。その名のとおり、各戸外壁にヒマラヤスギ(cedar)の皮が貼られ、プールを中心に円状(circle)に 20戸くらいが並ぶ。
一階が大型車 2台分のガレージ、半1階がリビングとキッチン、2階にはベッドルーム 2つと風呂。家賃は「500ドル」、敷金・礼金なし、保証人も必要なかった。
リビングからは広大な草原しか見えない。
日曜日、朝からビールを飲みながらテレビを観ていると、隣の「ガキ」2人が、我が敷地(とはいっても、隣のアパートと我が敷地を区切るフェンスはない)に入ってきて、「チャイニーズ…」と私をからかいだした。
ここまで田舎にくると黄色人種は、みなチャイニーズである。
腹が立ったので、ガキの頭の上から大声で「Son of Bitch, Get… away」と雷を落とし、軽くひっぱたいた。ガキはワーと泣きながら逃げていった。
それから、20分位してからだろうか「ピンポーン」と来客。
玄関を開けたら警官が拳銃に手をあて「手を挙げて、出てきてください」。
映画のワンシーンのように身体検査をされ、「あなたを、ハラッスメント(嫌がらせ、とか脅かしという意味)の容疑で逮捕します」。
「は~。事の次第を説明したら警官」は帰ったが。隣のババーに「ハラッスメント」で訴えられた。
職場で相談したら、「弁護士に依頼した方がよい」。下町の弁護士事務所を訪れたら「裁判は必ずしも公平でない…。」。
「いや~な感じ」。
地方裁判所へは、2回出頭。
罪状認否「Not guilty」。判決「Not guilty」。
いつか書いたが、僕を訴えたおババーさん。娘が産まれたとき、どっさりと古着を持ってきてくれた。
在米時(1985~90年)、毎朝アパート(Cedar Circle)前の道は、ちょっとしたラッシュである。この道はフリーウエイにつながるので、郊外から車が集まるのだ。
ちなみにフリーウェイ(free way)とは無料高速道路*の意味である。
道が混んでいたので、少し無理に割り込んだ。すると、後ろの車がクラクションを鳴らした。
バックミラーを見ると、ひげ面の大男。勝ち目はない、逃げるが勝ちとドンドン逃げた。
すると、ひげ面男は、他の車を追い越しドンドン追ってくる。赤信号でつかまり、観念した。ひげ面男が窓をノックした、万事休す。
窓をおろすと「Your rear tire is deflated.」(後輪がパンクしているよ)。
「ふ~、何と親切な方だ」、研究室はこの話で一日盛り上がった。
もう一つ通勤中の話。アメリカ映画で「黄色いスクールバス」を見たことがあるでしょう。
スクールバスが停車中は、追い越してはならず、反対車線の車も停車するのが決まりだ。
知らずに追い越し、危うく警察沙汰になるところだった。
* ちなみに、民主党政権が進める、都市部を除く過疎地の高速道路無料化は、地方の活性化とそれに伴う内需拡大に絶大な効果がある。
バカには分からないだろうが、例えば、アクアラインが無料になれば、都心に近い千葉の土地を安く入手できる。
すれば、養護老人ホームなどを安く建てられる、お年寄りを抱えた都民は大助かり、それに伴い、飲食店などが進出する。これに反対するバカが多いのには、呆れるバカり。
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酒気帯び運転 2010年06月28日
去年のあの痛ましい博多での事故のあとに、記事にしにくいのですが、かなり前の経験です。運転をやめて14年になります、過疎地では、仕方なくレンタカーを運転しますが。
1回目は、医学部4年のころ、自宅で酒を飲んでいて、何かの用事で相模大野駅に運転していった。
駅前で、警官に停車を命じられ、「酒を飲んでいるか?」「はい」
「顔が真っ赤だから、100m先からわかったぞ。冷めるまで交番で休んでいけ」といわれ、駅前の交番に 1時間ほど座っていました。
翌日、「リーが喧嘩でつかまった」とうわさが流れていた。
2回目は、在米時。冬にパティーのあと、アパートの直前でパトカーに停車を命じられた。「ずっとつけてきたが、一時停止と左折禁止違反、お酒を飲んでいますか?」「Yes」。
雪が降りしきる中、道路の白線上を歩かされ、片足立ち。そして、アルファベットを Zから Aまで、逆唱させられた。
そして、「お気をつけてお帰りください、素晴らしい夜を」と最上級の敬語でいわれました。
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★ 起訴されて 2009年10月07日
1985年 7月、ロチェスター大学・医学部に赴任し、しばらくの間、学生寮に居た。家具付きの狭い小汚いアパートで、時々、学生が深夜まで大騒ぎするのには閉口した。
職員寮(Whipple Park)に移りびっくり、日本で言えば「軽井沢プリンスホテルのコッテージ」みたいだ。
芝生が敷き詰められた広大な空間に一戸建て(外見は一戸建てだが、4軒からなる集合住宅)と林が点在する。犬を散歩させている光景は、さながら「映画」のワンシーンだ。
僕は犬好きで、早速ペットショップで犬を予約した。
翌日、研究室でその話をしたら、スタッフ全員に取り囲まれ「ペットショップで買ってはいけない」と諭され、新聞を毎日チェックし、「ブリーダー(繁殖家)から直接買わなくてはいけない」といわれた。
何やら、子犬を親犬と早く離すと、犬が自分を人間と思い、留守番ができなくなり、遅くに離すと、心から人間に忠誠でなくなる、そうだ。
とりあえず、ブリーダーから「ミニチュア・シュナウザー(当時、日本では珍しかった)」を手に入れた。
数ヶ月して、寮の管理人から「犬を手放すか、寮を出るように」いわれた。「だって、みんな犬を飼っているじゃないですか!」、規則が変わったそうである。
仕方なく寮を出て、アパートを探す道を選んだ。
電話帳で片っ端から電話してみたが、ほとんどのアパートはペット不可。
少し遠いが、やっと「Cedar Circle」というアパートを見つけた。その名のとおり、各戸外壁にヒマラヤスギ(cedar)の皮が貼られ、プールを中心に円状(circle)に 20戸くらいが並ぶ。
一階が大型車 2台分のガレージ、半1階がリビングとキッチン、2階にはベッドルーム 2つと風呂。家賃は「500ドル」、敷金・礼金なし、保証人も必要なかった。
リビングからは広大な草原しか見えない。
日曜日、朝からビールを飲みながらテレビを観ていると、隣の「ガキ」2人が、我が敷地(とはいっても、隣のアパートと我が敷地を区切るフェンスはない)に入ってきて、「チャイニーズ…」と私をからかいだした。
ここまで田舎にくると黄色人種は、みなチャイニーズである。
腹が立ったので、ガキの頭の上から大声で「Son of Bitch, Get… away」と雷を落とし、軽くひっぱたいた。ガキはワーと泣きながら逃げていった。
それから、20分位してからだろうか「ピンポーン」と来客。
玄関を開けたら警官が拳銃に手をあて「手を挙げて、出てきてください」。
映画のワンシーンのように身体検査をされ、「あなたを、ハラッスメント(嫌がらせ、とか脅かしという意味)の容疑で逮捕します」。
「は~。事の次第を説明したら警官」は帰ったが。隣のババーに「ハラッスメント」で訴えられた。
職場で相談したら、「弁護士に依頼した方がよい」。下町の弁護士事務所を訪れたら「裁判は必ずしも公平でない…。」。
「いや~な感じ」。
地方裁判所へは、2回出頭。
罪状認否「Not guilty」。判決「Not guilty」。
いつか書いたが、僕を訴えたおババーさん。娘が産まれたとき、どっさりと古着を持ってきてくれた。
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