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もうすぐ北風が強くなる

彼らの頭の中の消しゴム

 消しゴム

  『彼らの頭の中の消しゴム』 6/15 「大阪弁で世情を語る」氏から ※はもうすぐ北風の注釈です。

ぼく、最近のエントリーで、政権に返り咲いた自民党が(歴史)教科書を、自分たちの都合のいいように書き換えようと画策している…
ということについて取り上げ、それを批判してきました

で、彼らがその書き換えの口実に使おうとしてる理由は、ある歴史上の事柄について
①事実が確定していない (事実認定に争いがある)
②学説での対立があり、歴史的評価が定まっていない

ってなことやと思いますけど、たとえ客観的学説によって(ある程度の)事実や評価が定まろうとも
彼らは、自らが信奉する(…というか、信仰するというてもええと思う)トンデモ学説を頑なに主張し
学説上の対立は未だ解消していない…と、強弁し続けるであろうことはもうミエミエです

(∵そうすることによって、国内では永遠に学説が対立しているこになり、その結果、
歴史的事実も評価も永遠に定まらないことになるから…)
 ※ おまけに子どもは教育で、大人はテレビで「そうなのか」と思い込むために、たまに海外から批判されるとにっちもさっちも「理解できない」。島国を利用されて井戸の中の住人になっている。

そして、自民党は今、近現代史について、
「学説が確定しない事項は確定的に記述をしない」…ということを決めようとしてるので
彼らにとって都合の悪い歴史的な事柄は、永遠に確定的な記述ができないことになり、それは遠からず、記述そのものができないことになるはず…というのが、

ぼくの(当たって欲しくないけど自民党が政権についてる限り多分的中するであろう)悪い予想です

それは、彼らの根底にある教科書観を考えるとわかります
例えば、安倍首相は「日本人としての誇りや自信を持つことが教育の基本だ」…と語り
それを受けて、下村文科相は「日本に生まれて良かったと思える歴史認識を教科書に書き込む」…と
はっきり国会で答弁してるので、この答弁から

日本人としての誇りを傷つけるような不都合な事柄は教科書に書かない」…という
結論が導かれるからです

ここで、彼らの教科書書き換えの3つ目の理由が出てきました

③不都合なことは書きたくないねん、そやかて日本人の誇りが傷つけられるから…
(この理由がすべて…と言うてもええかと思います…前述の理由①②はあくまで「口実」なので)

そして、彼らが具体的に頭の中で(教科書から)消したい…と思ってる歴史的な事柄の代表は
「南京大虐殺」と、いわゆる「従軍慰安婦」のことになると思います
(この二つの事柄については、自民党の議員がはっきり「教科書に載せるのは非常に問題だ」…と
国会で言うてて、その指摘に安倍首相や下村文科大臣が同調してましたからね)

さて、ここまでは今までのエントリーでも書いた内容なんですけど
今回はもう一歩進んで、彼らの頭の中の消しゴムが消そうとしてる事柄が、はたして、この二つにとどまるのか…ということを考えてみたいんです

ここで、みなさんもちょっと考えてみて下さい

・・・・・・・・・・・・

みなさん、どんな事柄が浮かんできましたか…?

ぼくがすぐに思い浮かんだ事柄はね、まず「731部隊」のことです
これは、旧日本軍が細菌戦に使用するため生物兵器の研究開発をさせてた通称731部隊が、生物兵器の使用や、人体実験までしてた…というもんなんですけど、

これもやっぱり、①事実が確定していない…ってなことで、消されるやろな…と予想します

(現時点での政府の公式見解かて、細菌戦、人体実験いずれにおいても
「(それを示す)資料は、現時点まで確認されていない」というもんですからね)
・・・と書いてきて、ハッと気ーついたんですけど、731部隊のことって

もしかして、もともと日本の(歴史)教科書に載ってなかったですか!?
(インターネットで調べたけど、わからへんかった…)

う~ん、これはぼくの早とちりかも知れへんな…
(そやけど、これ、もともと載ってなかったとしたら、それはそれでビックリする話やで…)
 ※ 731部隊の医官たちは、戦後人体実験の成果を米軍にもたらしたことで戦犯に問われず、九州大学を中心に学会を牛耳ります。ミドリ十字は彼らのメーカーです。
 従って戦後米軍支配と日米安保により、教科書には載っていないはずです。
 森村誠一氏の「悪魔の飽食」で世に知れました。
 しかし、戦時中から満州の現地日本人社会の間では、「石井部隊」の名で知られていたことです。中国人の間では当然です。

次はどんなことがあるかな…?
関東大震災のときに起こった「朝鮮人虐殺」も教科書から消されるんと違うかな…?いや、これは既に現実になってるか…↓

関東大震災の朝鮮人「虐殺」記述の削除――都教委の回答に反発

(週刊金曜日 5月8日(水)18時52分配信)

東京都教育委員会が、都立高校の日本史副読本『江戸から東京へ』の関東大震災における朝鮮人虐殺の記述に関し、「虐殺」の文言を削除して「命を奪われ」たと改訂したことが問題になっている。研究者や市民運動家などで組織する「関東大震災朝鮮人虐殺の国家責任を問う会」はこのほど、削除理由の説明などを求めた都教委に対する公開質問状を提出して回答を得たが、内容に納得できないとして引き続き追及する構えだ。

問題となっているのは、『江戸から東京へ』のコラム中に登場する、都内・両国の「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」の説明文。二〇一二年度版には「数多くの朝鮮人が虐殺された」と解説されていたが、一三年度版から「(碑文に)『朝鮮人の尊い命が奪われました』と記されている」と変更されている。~


『命を奪われました』…という表現やったら、地震で亡くなったみたいに受け止める人が多いと思うけど
これもやっぱり、彼らの頭の中の消しゴムの効果やんね…
 ※ 虐殺とは残虐に虐めて殺すこと、生きたまま切り刻んだり、生きたまま井戸に放り込んだり、生きたまま辱めてから斬り殺すなどのこと。
 ただただ単に生命が奪われることとは、まったく異なるものです。

他に何があるかな…

あっ、あった、あった
「戦争中の沖縄の集団自決」のこともあるな
あの出来事も、旧日本軍の関与(…というか事実上の命令)があったかなかったか
 ※ 正しく言えば「日本軍による住民の強制自決事件」です。これも731部隊と同じく現地では誰もが証言していた「事実です。

①事実が確定していない…ってなことで、やっぱり消されるかも知れへんな

さらに、歴史になってない現在進行形の話についても、将来どうなるかな…と考えてみると
例えば、日本の公害を代表する水俣病のことなんか、
かなり薄く消されてしまうんやろな…という予感がするな

そやかて、これは現在の政府が、水俣病の患者を
できるだけ少なくしようと必死になってる当事者そのものやから
やっぱり、将来の教科書ではその被害が小さく小さく書き換えられてしまうねんやろな…

そして、これまた現在進行形のフクシマの原発事故かて、
その原因はみんな「千年に一度の津波のせい」…にして
これから予想される健康被害かて、あれも関係ない、これも関係ない…と、薄く消してしまうやろな

ということで、こういう自民党の悪しき企ての標的になるのは、
何も古い話や外国人が犠牲になった話だけではないということを、ぼくはしっかり指摘しておきたいんです
(というか、「南京大虐殺」とか「従軍慰安婦」のことなんか、
まだ「歴史」にもなってない事やと思うけどね…)

ぼく、昔、『私の頭の中の消しゴム』という日本のドラマを元にした韓国映画を観たことがあって
その「頭の中の消しゴム」とは、若くしてアルツハイマー病に侵されてしまった
主人公の女性の病(やまい)のことを指してるんですけどね、

こういう、歴史の内容を書き換える、あるいは、歴史の一部をなかったことにする…だけでなく
現在進行形の出来事についても正しく記録、記述しない姿勢がアリアリの自民党政権をみてると
「彼らの頭の中の消しゴム」もまた、深刻な病(やまい)である…と、

ぼくは、強烈に思うわけであります。。。
 ーーーーーーーーーーーーー
 ※ 北風:私たちの年代は数年から十年上の先輩などが丁度父親が従軍した世代で、よく先輩から「うちのおやじがこう言っていた」と言う形で聞いています。
 中国への侵略、住民虐殺、村の焼き払い、生きたままの暴行腹捌き、口にするのをはばかるほどの事をやっています。
 石井部隊も住民強制自決も当然の歴史事実です。

 「違うという説もある」などと言って誤魔化せることでは無いのです。
 世界中が知っていることです。
 世の中には多少の誤魔化しが謝罪と反省で許されることもあるかも知れません。

 しかし、このような事実は誤魔化すことが、また大きな犯罪行為だと言わねばなりません。
 謝罪しないのもまったく同じです。
 もちろん、謝って済むことでは無いのですが、誤りもしないなら誤魔化しと同じ歴史犯罪です。
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