小沢氏6/5再び政権交代をめざす
2013-06-09

2013年6月5日(水)「小沢一郎代表を囲む会」姫井由美子後援会茨城支部設立パーティー
茨城県神栖市鹿島セントラルホテル YouTube
生活の党 代表 小沢一郎 衆議院議員 あいさつ 書き起こし「銅のはしご」氏から
姫井君からお話しがありましたけれども,私共,「国民の生活が第一」生活の党という標語と党名を掲げておりますのは,わたくし,本当に,政治とは国民の暮らしを守る事「政治とは生活である」。
そういう基本的な考えに立って政治に取組んで参りました。
それを良しとする多くの同志と共に,今,参議院選挙を目的にして戦っておるわけでありますけれども,ほんとうに今日(こんにち)の状況を見ますと,私共の責任が大きいのでありますけれども(政治が国民生活のためにはなっていない)。
4年前の夏の総選挙で(民主党政権誕生という)政権交代ができました。
わたくしも先頭に立って,皆さんに「国民の生活が第一」ということを訴えた結果,本当に皆さんのご指示をいただいて,誰も想像しなかったような,日本において初めての,本格的な政権交代ができたと。
わたくしも,これで,何とか日本の民主主義国家としての基礎を創ることができたなあと,そう思ったんですけれども,
その後の民主党政権が国民皆さんの期待に反して,期待に応えることができずに,昨年末の惨敗。
そして自民党政権の復活,ということになってしまいました。
本当に申し訳なく思っております。
わたくしは,何としても,旧来の,古い体質をあるいは,中央の官僚支配の,この日本の社会を変えなくてはならない。
そういう思いで,ずうっと闘って来ましたので,それに対します旧体制=官僚の職務を中心とした旧体制側で「何としても小沢だけは抹殺しなきゃいかん」。
こういうことで,ご承知のように,わたくしも全く身に覚えのない嫌疑をかけられまして,3年半のあいだ,ずうっと政治活動を制限されてまいりました。
もちろん,だからと言って(昨年の総選挙の敗北の)私の責任を免れようというわけではありませんけれども,
それほどですね,本当にこの日本を,国民のために,地域社会のために,大改革しようという考え方に対する,旧い体制の反対・圧力というのは,それだけ強いんですよ。
もの凄い力です。
皆さんも色んな機会に,身を以って感じた事があると思いますけれども,日本社会で行政と官僚と本当にして対決して,彼等から意図的にやられたら,商売であろうが政治であろうが何であろうが,事実上活動できなくなってしまいます。
そのぐらい,国民生活の隅々まで,日本の社会の隅々まで,戦前以上にと,わたくしは思います。
この官僚の支配,行政の支配というのが,及んでおります。
そういう意味で,本当に順調に進んでいる時はそれで良いんですけれども,今,世界全体が大変化の時にある。
日本も本当に自分自身で一人立ちして,この荒波を乗り越えて行かなきゃならんという時には,お役所に任せるだけの政治ではダメです。
できません。
私共(政治家)は本当に国民の皆さんに選ばれて,政治に参加してるんですから,自分達の責任で,選んでくれた国民皆さんのために,日本のために,自分自身で決断し,実行していこう。
そういう政治を,わたくしは夢見て,目標として,やって来ました。
非常に,昨年末,その前の民主党政権に,わたくし自身も正に慙愧に堪えないんですけれども。
しかしながらですね,これでね,もうダメだと言ってね,意気消沈してたんでは我々の使命は果たせません。
昨年末の選挙もですね,自民党の票は増えておりません。
ただ我々の,民主党を中心としたサイドのエラーによって自民党政権がもう一度できてしまった,また復活したということであります。
その証拠にはですね,あの総選挙以来,地方選挙が幾つも行なわれておりましたけれども,自民党の候補者はほとんど勝利を得る事ができないで,非自民の候補者が,皆,地方選挙では勝ち上がっております。
そういうことを考えてみましても,わたくしは自由党でしたけれども,我々はあの自由党と民主党というお互いに小さな政党が合併して新しくできた。
ちょうど去年の暮れに惨敗して,元の振り出しに戻った格好なんです。
ですけれども,今言ったように,国民皆さんは,総選挙の票の結果を見ても,その後の色んな地方選挙の結果を見ても,なにも自民党政権を積極的に良しと思ってやっているわけではない,
ということを,わたくしは確信しております。
ですから,我々のほうがもう一度,本当に「国民の生活が第一」「政治は生活だ」「国民の暮らしを守る」それが政治の役割だと。
我々は,「いのち」と「暮らし」と「地域」を守る。そういう標語を掲げて、モットーを掲げて,今,生活の党の活動をしているわけでございます。
あまり時間もありませんので長話しは止めますけれども,安倍政権・自民党政権ができてですね,新聞もテレビも囃し立てるもんですから,何か国民皆さんも,良い事あるのかなあという感じになっているかと思いますけれども。
大幅な無茶苦茶な金融緩和により,一時,株も上がりました。そして円は安くなった。今日はまた株が大暴落して,まあ,正にマネーゲームなんですね。
一般国民の人には金融緩和したって,本当にお金が必要な所には全然回って来ないで,金融機関の“上の方”にジャブジャブしてますから,結局そのお金を使ってマネーゲームという形になってしまった。
ですから(株価が)上がったり下がったり大変な状況ですけれども,いずれにしろ上がろうが下がろうが一般の国民の人達が,それによって利益を受けるわけでもない。
まして円安はですね,物価が上がるだけで,何も国民にとっては良い事はありません。
ひたすら儲かるのは輸出を中心とした大企業だけであります。
皆さんもご承知の通り輸出する企業は,その輸出した製品にかかる消費税は払っておりません。消費税は,返って来る。
だから消費税なんぼ上がってもですね,どこであれ輸出大企業は全然痛くも痒くもない。消費税は返ってくるんですから。
ですからそういう意味で,本当に特定の大きな企業だけは利益を,莫大な利益を上げますけれども,一般の国民の暮らしには,生活には,何ら良い事はないというのが,今日(こんにち)の「アベノミクス」とマスコミが囃したてる政治の実態であります
なんか「アベノミクス」と言うけれども,その文字の中から「ク」を除くと「アベノミス(安倍のミス)」と言う言葉になってしまう。(会場の笑いと拍手が大きく続き2~3語聞きとりできません)
本当に大変な,国民生活にとって大変な大きなミスをする事になりかねないような政策だと思っております。
ですから私達は何としても,国民皆さんにも,もう一度あきらめずに,もう一度本当に国民の暮らしを守るために地域社会を守るための,そういう政権を,皆さんの一票一票でつくってもらいたい。
そうお願いしているわけであります。
(姫井由美子氏,東 祥三氏等の紹介など。拍手大きく,一部聞きとれません)
いずれにしましても、この参議院選挙で,次の総選挙で政権をもう一度奪取するための,その基盤をつくる。(会場・拍手大)
政権交代し易いように,わたくしは小選挙区制度を導入した。
ですから4年前には民主党が政権取れるわけないと思っていたのが,取れたでしょ。今度は民主党が国民の期待に反したり,良い政治をしなかったから自民党に取って代わられた。
だけども,その実態を調べてみると,さっき言ったように国民は本当に,積極的に自民党政権を望んだわけじゃあないんです。
何とかして国民サイド,国民目線と,本当に「暮らし」を守る,「地域」を守る,「いのち」を守る政権であってほしいという気持ちは,いまだ,わたくしは強く持ち続けていると思います。
ですから我々は,この参議院選挙を全力で戦って,それを基盤にして次の総選挙で政権交代。
どうか皆さんの更に一層のご支持,ご支援を賜りますよう重ねてお願いしてご挨拶に代えさせて頂きます。
有り難うございました。(会場拍手・「頑張れよ!」の声)
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