ウナギ、ズワイガニも産地偽装に注意
2013-06-05

全国流通 福島産ウナギ「産地偽装」の裏側 6/4 日刊ゲンダイ
高級店に「四万十川産」「利根川産」として
<ジャーナリストが告発>
ウナギの「産地偽装」は中国産だけではなかった――。天然モノは言うに及ばず、養殖用の稚魚も不漁続きで、値段が高騰。「今年は1キロ200万円前後になっている」(漁業関係者)というから、尋常じゃない。
養殖ウナギの価格が上がり、もともと捕獲量が少なく貴重だった天然ウナギとの差が縮まってきた。おかげで、天然ウナギの需要が高まるという“逆転現象”も起きている。
そんな中、福島県産のウナギが他県産として偽装され、全国に流通しているというのだ。事故原発のある浜通り地方を流れる「夏井川産」のウナギだ。
福島県が4~5月に行った検査では、いわき市沖で取れたヒラメ、アイナメ、メバルなど複数の魚から基準値(100ベクレル/キロ)を超えるセシウムが検出されている。近くを流れる「夏井川」の魚も汚染されていておかしくない。
福島県在住で食問題に詳しいジャーナリストの吾妻博勝氏が言う。
「汚染されているのは海水魚だけではありません。夏井川は、原発事故直後に避難指示の出た田村市などを通っています。
阿武隈川水系ではイワナ、ヤマメから基準値超えのセシウムが検出されているため、同水系の全魚種休漁が打ち出されている。
しかし、夏井川の漁協は全魚種の釣りを承認しています。そもそもウナギは、放流しないため、漁業権がない。趣味でやっている漁師がいっぱいいます。
彼らも安全性に不安を持っていますから、地元では食べないし、小遣い稼ぎとして卸業者に流しています。
それが天然モノを売り物にしている店や高級料亭に、千葉県産や利根川産、四万十川産として出回っている。
偽装の実態は、漁協も店側も知らないのです」
ほかにも、相馬市沖のズワイガニは日本海の業者に流れている。
「業者が買い取ったあと、全国のどこに流しているかは分からない」(吾妻氏)という。安心して食べられる魚介類はないのか。
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※ 昨年、福島産の米袋を満載したトラックが新潟県内で魚沼に向かっているのが目撃されている。
牛乳、米などの液体、粒ものはブレンドするので「産地偽装」ならない。
〇〇産〇〇など特定産地銘柄でないものは、「産地偽装」にさえ引っかからない。
この国の食品安全政策は最大の危険性である放射能汚染食品を完全に公認している。
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