日本の刑事司法は中世の名残だ:国連
2013-06-03

農奴制度、残虐な領主の拷問処刑、異端審問に魔女狩り。
ヨーロッパの中世は「暗黒の中世」と呼ばれます。
自白に頼る日本の刑事司法の前近代性を追求されて、「笑うな、シャラップ!」と言い放った日本政府代表。
何たることか。
この国の政治家も官僚もゴミそのものだ。
猛烈に臭い、腐った生ゴミ!
なんでやねん五郎さんです。
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日本の刑事司法は中世……。 6/2 「大阪弁で世情を語る」氏から
ぼく、もう刑事ドラマを見なくなって久しいんですけど
昔の刑事ドラマは、捜査官が必要のない暴力を被疑者にふるったり、あるいは
取調室で、大声を張り上げる、イスを蹴る、被疑者の胸ぐらを掴む、肩を揺する、あるいは殴る…と
こういうシーンがそれはもう当たり前のようにあって、
ぼくは子どもの頃からそういうTV番組を見てきたせいで
被疑者に対する威嚇的態度や暴力的な取調べというのは、そういうもんなんやろな…と思ってたんです
ところが、アメリカやヨーロッパのTV番組や映画なんかに出てくる捜査の場面を見ると
被疑者が身柄拘束されると、すぐに弁護士が飛んできて保釈…とか、
取調べを録音、あるいは録画してたり…とか
取調べに弁護人が付き添ってたり…とか、
そういうシーンがこれまた当たり前のように出てくるようになって
こらいったいどういうことやねん…と、疑問に思うようになったんです
…と、ここで正直に言うとね、最初は、海外のドラマや映画を見ながら、
そんな甘っちょろいことして、どないして犯人捕まえんねん!…と、
TV見ながらツッコんどったんです (→めっちゃアホな私…)
そんなアホなぼくでも、いろんな情報に接するようになって
どうやらこれは、日本の捜査(…というか、裁判を含めた司法手続き全体)がおかしいんやないか…
ということに気がついてきたんです (→かなり遅すぎた私…)
…と言いつつ、ここで日本の司法手続きの「おかしさ」を細かく説明していく知識もないし
それを調べてからブログに書くとなると、それこそいつになるかわからん話になるので
誠に手抜きなんですけど、日本の司法手続きが海外から見ていかに「遅れてる」のか…について
書いてはる人のブログを勝手に拝借して、
みなさんにご紹介したいと思います。
『小池振一郎の弁護士日誌』
「日本の刑事司法は『中世』か」(2013.5.29)から、全文転載で…
日本の刑事司法は『中世』か
5月21日、22日の2日間、ジュネーブの国連で拷問禁止委員会の第2回日本政府報告書審査が開かれた。私は、日弁連の代表団の一員として、委員会を傍聴した。
第1回日本政府報告書審査は2007年だった。このとき私は、周防監督の「それでもボクはやってない」(英語版)を自ら持参してジュネーブで上映し、委員の人たち何人かに見てもらい、素晴らしい勧告が出された。今回は、それから6年振りである。
最終日の終了時間が近づいてきたころ、アフリカのモーリシャスのDomah委員(元判事)が、「(日本の刑事司法は)『中世』」とコメントした。衝撃的だった。
それまで、各委員から、
取調べに弁護人の立会がないのはなぜか、と質問され、日本政府が、取調べの妨げになるからなどと答えたり、
取調べ時間が制限されていないという指摘にも、誠意をもった回答をせず
…というように、日本政府が不誠実な官僚答弁に終始していたから、委員たちはいらだっていた。
そこで、Domah委員の「弁護人に取調べの立会がない。そのような制度だと真実でないことを真実にして、公的記録に残るのではないか。弁護人の立会が(取調べに)干渉するというのは説得力がない…司法制度の透明性の問題。ここで誤った自白等が行われるのではないか。…有罪判決と無罪判決の比率が10対1(正しくは100対1の間違い?)になっている。
自白に頼りすぎではないか。これは中世の名残である。こういった制度から離れていくべきである。日本の刑事手続を国際水準に合わせる必要がある。」と、ズバリとメスを入れたコメントになったのだと思う。
これに対して、過敏な反応をしたのが、最後に日本政府を代表して、日本語で挨拶した上田人権人道大使だった。
「先ほど、『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と開き直った。びっくりしたが、大使はあわてて、「人権先進国の一つだ」と言い直した。
これに対する会場の、声を押し殺して苦笑する雰囲気を見て感じたのか、なんと、大使は、
「笑うな。シャラップ!」と叫んだ。
会場全体がびっくりして、シーンとなった。
議長が慌てて、「時間がないところで、(いらいらさせて)申し訳ありません。」などと取り繕っていた。
日本の傲慢さを目の当たりにした印象だ。アフリカの委員にまで言われたくない、という思いがあったのだろうか。戦前、このジュネーブの国際連盟で日本が脱退した時も、こんなだったのではないかと、思わず連想してしまった。
外務省の人権人道大使でありながら、条約機関の意義(当該政府と委員会の建設的対話)を理解しているのだろうかと不安に思った。
ちなみに、この「人権人道大使」というのは、10年前の第1次安倍内閣のときに設けられ、上田氏は2008年に任命されたようだ。
本当は、この『中世』j発言と「シャラップ!」は新聞の1面トップに大きく報じられて然るべきだと思うのだが。
5月31日に出される拷問禁止委員会の日本政府に対する 第2回勧告が注目される。
(※文字強調は、なんでやねん五郎によるものです→ちょっと勝手な私…)
国連の拷問禁止委員会の専門家の目から見て、日本の弁護人の立会のない取調べは
自白偏重の結果であり、それは『中世の名残』であるそうです…
(それにしても、『中世の名残』って、強烈な一撃やね…というか、 これって、それだけ日本の捜査手法が強烈ということやん…)
しかし、専門家からの、そういう強烈な…というか的確な指摘に対して黙ってへんのが、
日本の「人道人権大使」で、なんと、「日本は世界一の人権先進国だ!」…という
これまた強烈なギャグをかましてくれたかと思ったら、それを失笑されたことに立腹し
国連の拷問禁止委員会の委員たちに向かって
「笑うな。シャラップ!」と叫んだ…って言うねんから
俺、もう、日本の市民として何というてええかわからんほど恥ずかしくなると同時に
申し訳ない気持ちになるやんか…
(こういう輩が「人道人権大使」…って、これも強烈すぎるギャグと違うのん?)
それにしても、こういうことが報道されないのは、日本のメディアの本質的欠陥やと思うと同時に
この「人道人権大使」は、すぐさま日本に召還してクビにすべきやと思うで
・・・ということで、日本の人権人道大使のご乱心…というオマケまでついてしまいましたが
国連の専門家の目から見て、日本の捜査は『中世のまま…』ということで、よろしいかと存じます…
えー、またまた正直に白状しますと、実は、この情報はぼくが自分で見つけたんではなく
以下のブログの記事で知りました
興味のある方は、こちらのブログ記事も是非ご覧下さい…
『Afternon Cafe』
「国連拷問禁止委員会で証明されてしまった日本の人権後進国ぶり」
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