小沢氏5/27会見:誤報でないならメディアは橋下と闘うべき
2013-05-28

衆議院議員 小沢一郎 生活の党・代表/誤報でないならメディアは橋下市長に怒り,質すべき。 5/28 「銅のはしご」から
5/27 小沢一郎生活の党代表定例記者会見
http://www.youtube.com/watch?v=mGk0BD0BxxA&feature=player_embedded
お断り:(カッコ)の中は,メモ中の個人的な補足です。(※ボールドは北風)
日刊ゲンダイ ; 株価が先週から暴落している。週明けも乱高下が続いていて安定しない。
専門家に,は日銀・黒田(東彦)総裁が恣意的に物価上昇させるために「異次元」と言って金融緩和をやり過ぎて,市場を壊してしまったのではないかとする見方がある。
この状況についての見解を。
小沢一郎代表
ひとつは,これは日本だけじゃなく特にアメリカ,世界の金融市場がかなり投機的な資金=マネーによって動かされているという要素が,背景としてはあるんじゃないかと思いますが。
そういう状況の中で,かなり日銀のほうで,(専門家のエコノミストが)仰るように強引に人為的な処置を講じた事がですね,色んな意味で,
自制的な株式市場の株価形成に(大きな影響をもたらしたのではないか)それは崩れたと言いますか,そういう様な傾向に拍車をかけてしまった結果になってるんじゃないかなと思います。
具体的な株価が上昇するような政策が,実行されたわけでもありませんし,
ただ単に日銀の「金融緩和」いわゆる国債をほぼ今までと比較すれば「無制限に買い入れる」的なやり方で,意図的にどっかの金融緩和によって物価の上昇を図ろうとした。
やっぱり,そういう事が,市場から完全に信頼されていないのではないかという感じが,僕はしてますね。
朝日新聞 ; みんなの党が橋下氏の一連の発言を受けて維新との連携,選挙協力をもうやらないと言った。その後に先週,民主党はみんなの党と選挙対策委員長レベルで会談し,1人区で未擁立の選挙区に関して競合を避けると言う事でこれから話し合いを進めて行くとした。
野党全体での協力が中々進まない現状の中で,個別の協力が各党間で進んでいるとは思うが,これをどう見るか。
小沢一郎代表
その事自体を,とやかく言うつもりはありませんけれども,やはり,大分前に,あれは,社民,みどりの風の方かな,が,主体となって,私共はそれで民主党に声をかけて「選挙協力をしよう」という事を呼び掛けたんですが,
その所には民主党は出席しなかった。
その中で,今のような事が起きたり,或いはこれ,それに加わってた社民との連携の,一部の選挙区ですが,あったりという事で,どっちもどっちみたいな気がします。
けれども,やはりもう少し,何て言いますかねえ,正面から,フランクに,お互いに話し合い,協力し合うという態度で臨んだ方が,僕は良いと思いますけどね。
なんか,その場その場の場当たり的なやり方というのは,必ず綻びますから,
その意味で,また申し上げれば,ぜひ,野党第1党の民主党がもう少しイニシアティヴをとって,広く皆なと協力体制を作るという形が望ましいのではないかと,
私は思います。
IWJ ; 大阪市の橋下市長の一連の「従軍慰安婦」及び沖縄での「風俗業活用」発言について。
橋下市長は,大阪府知事になる以前,違法売春が行なわれている大阪市の西成区の飛田新地という遊郭街で顧問弁護士を勤めていた経歴がある。
私共IWJの取材では,今も,飛田新地という遊郭街では違法売春が行なわれている事実を確認している。
橋下市長は,行政の長として更に公党の(共同)代表として,違法売春を取締る責任があると思うが,現在の所,何のアクションも示していない。
私共IWJの取材では,橋下市長の定例会見でもこの件を問い質したが,明確な答えをもらえなかった。橋下市長は,行政の長として政治責任についてどのように考えているのか。
この経緯についての見解を。
小沢一郎代表
いつも言いますように,政治家は,それは自分自身の判断で出処進退,あるいはその責任論を考えるべきだと思っております。
この度の一連の橋下さんの発言については,前にも申し上げておりますように,とても,国内の国民はもちろん,対外的にも受け入れられるようなものではない,という事は,明らかになっておりますし,
私もそう思います。
今の(記者の)言った事は,私は全く知らない事実ですので,それは,メディアの方で,しっかりと橋下さん自身に問い質しながら判断すべきであろうと思います。
朝日新聞 ; 橋下氏の関連で,もう1点。
今日,日本外国特派員協会で橋下氏が講演をした。沖縄の在日米軍に対して「風俗業活用すべきだ」の発言については撤回したが,一方で「慰安婦の利用を容認した事は一度もない」と釈明し,一連の騒動は「1つの言葉が切り取られて報道された事がきっかけだ」と,誤報が原因だったと,報道の責任を主張するような場面もあった。
毎日毎日,何時間も記者会見に応じている橋下氏であり,その中で出て来た話しではあるが,この一連の流れに対する受け止めを改めて。
小沢一郎代表
一連のなあに?
朝日新聞 ; 一連の騒動のがきっかけは,誤報が原因だと橋下氏は主張している。
小沢一郎代表
本当に誤報だったら,それはいけないね。
誤報でないんだったら,メディアの方が橋下さんにしっかりと怒る。言うべきじゃないですか。質すべきじゃないですか。
僕はその場で聞いたわけじゃないから,誤報なのか事実なのか分かりませんから,特に朝日新聞が誤報でないと言うんだったら,徹底的にやったら良いんじゃないですかね。 (小沢氏・少し笑,記者席・大笑)
はい,どうも有り難う。
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