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もうすぐ北風が強くなる

小沢氏4/20むつ市ぶら下がり「TPPは生活を根本から破壊」

 小沢むつ
 むつ市の保育園にて小沢氏と平山議員(手前)
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  生活の党 代表・小沢一郎 衆議院議員 青森記者ぶら下がり取材  4/20 書き起こし「銅のはしご」氏から

記者 A ; カナダがTPPの日本参加を今日承認した。改めて日本はTPP交渉に参加表明をする見通しだが。

小沢代表 ; 色んな政党がありますけれども,私共,生活の党,我々だけがTPP交渉に参加すべきではないという事を主張している唯一の政党なんだけれども,それは,私自身は,別に自由貿易を否定する訳でも何でもない。
 TPP交渉の,特にアメリカの思惑・狙いと言うのは,単純な自由貿易,お互いに出来る限り関税を廃止して自由にしようやと言う,単純な,そういう原則的な話しではなくて,
 やはり,アメリカのルールを日本に取り入れさせようと言う話しであるし,それからもう既に,各国が全部,協議して,殆ど全部決めちゃってるんだよね。

 今から参加して,お願いしてまで参加する話しじゃ,僕は,ないと思うんだけどもねえ(笑)。(政府は)一生懸命お願いしてる訳でしょ。
 それで,ようやく今の話しのように,カナダが渋ってたのを合意してくれて良かった,良かった,と言う話しではないんだと,僕は思うけれども。

 いずれにしても,これから結論を出そうと言う時に,日本が参加して日本の固有の事情を,農業であれ漁業であれ,その他のものであれ,主張して通ると言う保証はまったくない
 そしてもう単純に,この農業,漁業は直接的な被害を,特に東北・北海道は壊滅的な被害を受ける訳だけれども,国全体としては,それだけではなくて,例えば医療の問題で混合診療の枠を拡大するとか,自由診療の問題とかなれば,結局,健康保険の医療制度そのもの(国民皆保険を実現している)も崩壊してしまうし,
 そういった諸々の日本の国民の生活を守るための仕組みを,根本から破壊する惧れがあるんで。

 僕は,アメリカとね日本政府がサシでね,対等に話し出来るのだったら良いよ,って言うんですよ。
 だけど今は,とてもアメリカと対等に話しして,日本の主張を実現すると言う事はまず不可能だと,私は思います。
 そういう事で特に農業,漁業は,これはきちっと(将来を見据える必要がある)。
 私等,農業では個別所得補償ちゅうのを入れ,漁業にもしようと思っていた所だったんだけど。
 セーフティ・ネット。国内の生産者が安心して再生産できる,生活できる,そういうセーフティ・ネットをきちっと作った上でないとね。

 今さっき組合長さんともお話ししたけども,この陸奥湾のホタテだって,本当にもうやって行けなくなっちゃうし......
 北海道,青森,我々の岩手もだけれど,生産額が半分にもなっちゃうと言う。
てという事はもうやって行けないっちゅう事だよね。
 そういう色々な意味で,日本の国民の暮らし,特に地域社会をきちっと守って行くためには,今,アメリカの意向に沿ってTPP交渉に参加すると......まあ,交渉といったって(笑)交渉の余地が殆どない訳だから,
 ただ結果を押し付けられる様な事になっちゃうんで。
 それは今,参加すべきではないと言う我々の主張は変わらずに今後も,あらゆる機会でして行きたいと思ってます。

記者 B ; 改めて,むつ市の視察の目的について。

小沢代表 ; 今,平山君(平山幸司 ひらやま こうじ参議院議員)が,夏の参議院に向けて一生懸命頑張ってますので,私もまあ隣の県だし,事情(地方暮らしのの厳しさ)は,もう似たり寄ったりだし,
 そういう事で皆さんに少しでもお願いして,今言ったようにTPP参加すべきでないと言ってるのは,我々だけだから,ぜひともそれを青森県民の皆さんに理解してもらいたいと,その一助になれば良いと,思いまして。
 大雑把にはだいたい3回来て,津軽の方もこっちも,北の方は。

記者 C ; 自衛隊施設を見た感想。

小沢代表 ; 自衛隊は,ひとつは,やはり北の海の守りだからね。5つある総監府の1つだから,大湊の港,むつの軍港,基地ですから。それと個人的には,私の息子が江田島(=海上自衛隊第1術科学校)出だからその縁もあってね。

記者 D ; 参院選の対応について2点。1点目,民主党の候補者選考が難航し本日常任幹事会が開かれている。協力の余地があるのかどうか。2点目,県連で2月頃から話し合っている参院選比例の候補者選考の進捗状況。

小沢代表 ; いわゆる野党と言うか,非・自民の政党が力を合わせないとね,選挙戦は非常に厳しいという認識はずっと持っているし,言い続けて来ました。

 ですから,この青森の場合は平山君が現職でいるから,協力つっても各党がぜひ現職・平山君を応援してもらいたい。この青森についてはそう思ってます。

 例えば岩手なんかは,民主党の議員がいなくなっちゃったもんだから(苦笑)こりゃあもう我々,候補者立てる予定でいますが,協力できるならしようと,民主党やその他の政党が,その気持ちになるまで候補者の限定は待とうという事で,今,岩手では候補者選考には入らずに門戸を開けている。
 他の県でも,皆そうで,特に1人区はバラバラで戦ったんじゃ勝てる訳がないんで。
 ようやく県民,国民の皆さんも,去年の総選挙に比べるともっと冷静に見ているように,僕は思います。

 例えば,青森の市長選挙も,ありました。福島の郡山市長選挙でも自公は敗北しました。東京の小平市という所でも,これは.自・維・公・みんなの4つがくっ付いて戦った候補者がダブルスコアで負けて,我が方が勝った。宝塚市,伊丹市でも,維新が完全に惨敗したという事もありますんで。
 自民党,或いは自民党と同一歩調を取る政党に対する国民の皆さんの目は,厳しくなっているのではないかと思っております。
 それはそれとして,我々としては,ぜひ協力体制を作って行きたいと,そう思っております。

 TPPについても,自・公は勿論だけど維新もみんなも大賛成でしょ,TPP推進のほうだから。(苦笑) 消費税も,賛成って言うしね。
 そういう事では,生活守れないという事で,我々と考えを同じくする人達とぜひ協力体制を,最後まで模索して行きたいと思っております。

 比例区で立候補したいと言う人はけっこういるんですけど,僕は選挙にはちょっと厳しいものだから,きちっとした(民意を汲み上げる事のできる意志に基づいた)背景と基盤をまず作って来なさいと,
 そうでなきゃ公認という訳に行きませんという事を言って,皆な一生懸命5月までには,というような事で数人の人が頑張っています。我々のプロパーでもね。

記者 E ; 生活の党の青森,岩手以外での候補者擁立は。

小沢代表 ; 我々が小さい政党ですから,全部(の選挙区)に擁立するという事は難しいんですけども。
 ですから私はいつでも,青森ではうちの平山君を応援して下さいと,あとの所は,我々の候補者がいない所は,民主党などの候補者を応援しますと。そういう(協力)体制を作って行きたいと思ってます。

記者 F ; 民主党・海江田代表や細野幹事長から選挙協力について,具体的な話しは来ているか。

小沢代表 ; いや,来ていません。多分,党内では中々そういう方向性がまだ打ち出せないのかな。なんか最近,民主党の事は分かんないから(笑)

記者 G ; TPPについて,追加の質問。TPP反対をしている議員も他の各党の中に多くいるが,連携は考えているか。

小沢代表 ; 具体的に?

記者 G ; はい,具体的にです。

小沢代表 ; 幹事長レベルやなんかで話し合いをして,協力関係を作ろうじゃないかと,お互いに呼びかけ合ってるようです。
 まだ,党首,代表の集まって合意という所ではないけれども。そういう動きをお互いにしているやに,聞いております。  はい。どうも有り難う。
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コメント

 昨年末の衆院選、メディアの世論調査、選挙マシーン「ムサシ」による不正選挙の疑惑、私の中では今もすっきりしません。
 ネット選挙解禁とのことですが、それも時代の要請ならば・・と思いつつ、暴力団や過激な右翼左翼、精神的に不安定な人、極端な人によって、ネット世論が暴言などに屈服させられることを危惧します。

 私はネット選挙は「半分解禁」でとおもいます。
ごめんなさい。ネット選挙に無知なままでの発言です。
 「選挙期間中」は、匿名の誹謗中傷のサイトは、閉鎖(更新不可)とする、とか、ネット選挙に関われるサイトを許可制にするとか(規制は不可能?)、推薦ラベル(各政党、各団体、その他の機関をサイトに添付するとか、ルールというよりマナーのレベルにしかならないと思うが、
 ネット選挙で予知されるリスク、なりすましなど、卑怯について野放しにせず、認識し、共有し、対峙する姿勢を構築していけたら、いいですね。
 言ってることが変でしょうね。

 ネット選挙って、なんだか、よくわかりません。リスクも大きいでしょうね

コントロールされる危険性

 具体的に考えると、何故か規制とか取締り的な発想になりがちなのはよく解ります。
 しかし、誹謗中傷やなりすましを「実際に規制」すると、その限界はどこか?
 規制当局なりネットサーバがネット選挙をコントロールできることになってしまわないでしょうか?
 日本はこの点、対抗勢力とのバランスが弱い後進国並なので、中国のネット規制のイメージに近づくような気がします。
 欧米は実名が多いようですが、彼らの社会は階級社会が自覚されていて曲がりなりにも権力バランスが日本よりはあると思うのですよ。
 ところが日本では圧倒的にテレビなど大マスコミが「空気」を作り、国民が「同調」する社会。一方的な風潮に即流れやすいために、あえて匿名がはびこっている。
 といった現状では?(私も防衛のために匿名ですが。)
 若い人など携帯にスマートフォンが急増しているようですが、もう簡単に特定、選別が可能になっていますので、意図的なコントロールがますます可能になっていると思います。
 「個人がまるごと把握されるスマートフォン」http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-1128.html
 ネット選挙がコントロールされないためには、いっそ完全解放しかないのでは。
  




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