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放射線の影響とこれからのこと:岡山

 このブログで何度も紹介していますが、仙台日赤呼吸器科岡山氏の講演書き起こしがアップされました。
 放射線の影響、これからのこと、防護のこと、放射能をタブー視するこの異常な社会体制をどうするか。
 極めて広い範囲にわたる問題を、長文ですが具体的に実に解りやすく説明されています。
 日赤呼吸器科という激務に勤務しながらの啓発、解説に敬服します。

 昨年7月の講演ですが、以来マスコミの放射能報道タブーは徹底するばかりで、健康被害も除染廃棄物も原発の放射能放出もすべてが改善せずに悪化するばかりです。
 放射性廃棄物に相当する100Bqの食品流通と、ゴミ焼却で、環境の放射能汚染は日本の隅々まで拡散が進んでいます。
 この国の支配層が普通の人間感覚を失った者たちであることが、ますます露呈するばかりです
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     放射線の影響とこれからのこと。 2012/7/8多賀城講演会 2/26 岡山博氏のブログから  
動画はこちら。 (※)はもうすぐ北風の注釈)

放射線の影響とこれからのこと。――知ろう訊こう考えよう―― 講演会in多賀城 岡山博医師 主催「放射線被曝から子どもを守る会 多賀城」 

この文章は、HP録画を見て書き起こし、「未来に続くいのちのために。原発はいらない」誌 第4号に掲載して下さったものを転載したものです。転載にあたって段落を入れ、図表と注釈は省きました。

・・以下、「放射線の影響とこれからのこと」多賀城講演会講演と発言録画書き下ろし・・・
(岡山 博)

      どうぞ、途中でも質問してください

今日は、放射能について、あるいは被ばくについての知識の提供と、それに対して、私がどう考えるか。この考えるというのは、みなさん一人ひとり、みんな違っていいことです。なる程と理解するのは知識のところまでです。

本当にその考え方がいいのだろうか、別の考え方もいいのじゃないだろうか、という議論があった方がいいのです。
いい議論が出来るためには、「それは違うのではないか」というのが出てくることがとっても価値があります。

大切なことは、自分で判断することです。
私の言っていることはいいこともあるし、悪いこともあるかもしれない。
仮に良いことがあったにしても、こことここは正しそうだと、ここはちょっとあやしいから保留しておくとか、そういう聞き方をしてください。
それで、どうぞ、途中でも質問してください。「それは違うんじゃないか。私だったらこう考える」とか、「自分はうまく理解できない」とか、そういう質問をしてください。

今、福島県立医大が中心になってやっている国の被ばく対策というのは、「被ばくに対するストレスが多い。そのストレスを解除するためにサポートすべきである」という立場です。

それで甲状腺の検査をしているのも、「甲状腺の検査をして、早く病気を見つけて治療をしよう」というのではなくて、「不安があるから検査をします」というのが基本的な立場です。

放射能のこととか専門的な話も少しはします。そういう知識は深く理解すると、より深く理解できてとても楽しいです。考える役に立ちます。
しかし、そういうことがなくても、考えることは十分にできますから、面倒くさい話はとばして、全部覚えてくださらなくても結構です。

      放射線とは

放射線というのは紫外線ととても似ています。
紫外線も放射線の一部と考えることが出来ます。

例えば、新聞紙などを日なたに出して置くと、色が黄色くなってボロボロになってきます。
それは新聞紙を作っているいろいろな物質が紫外線で少し壊れて、性質が少し変わるからです。
そういうのを「変性」といいます。
そうではなくて、例えば、新聞紙は火をつけると、ほとんど水蒸気と二酸化炭素と灰になって残りますが、もうこれは始めの新聞紙と全然違いますから、これはまったく別の物質になったものです。

放射線を出す物質を放射性物質といいます。放射性物質から出る放射線というのはアルファー線、ベータ線、ガンマ線というのが主要ですけれども、どういう放射性元素から出るかということによって、放射線の種類と放射能は違っています。

大体100種類くらいの放射性物質が原発で作られます。

放射線を出す能力を放射能といいます。
放射能はだんだん少なくなっていきます。
それを半減期といいます。
ある時間が経つと半分になり、また同じ時間が経つとその半分になるというふうに、ひとりでに減っていきます。半減期の短い放射能はより強力な放射線を出します

有名なヨウ素131は、半減期が8日です。
8日間経つと半分に減り、また8日間経つとさらに半分の4分の1になる。
それで1回の半減期8日というのを10回やると、80日で大体1000分の1になります。この半減期というのは、放射性元素の性質として決まっていることで、人間が短くしたり弱くしたり、無くしたりすることはまったく出来ない。
それが、普通の毒とまったく違う放射能の性質です。

      東電福島原発の爆発

原発では、原子炉の中で燃料のウランが核分裂をしています。
核分裂をするとウランの核が二つにわかれて、この時に元の1億倍もの放射線とたくさんの熱が出ます。
原発1基を1日動かすと、広島原爆の3発分くらいの放射能が出来ます。
それが毎日どんどん、どんどん溜まっていく。

半減期の短いものはどんどん減っていくけれども、半減期の長いものは燃料の中にしっかり残っているわけです。それが厄介な使用済み核燃料です。

3・11では、東電の福島原発で、原子炉の中の核燃料を冷やすことに失敗して、燃料が溶けて、それによって発生した水素が原子炉の外に出てボンと爆発しました。
日本のテレビでは放映されていませんが、インターネットでは良く放映されている3号機の爆発。

上空800㍍まで飛び散って、キノコ雲ができて、上から瓦礫がバラバラ、バラバラ落ちてくる。
原爆とほとんどそっくりです。
細かい砂は風に乗ってウワーっと広がる。
もっと小さいホコリはいつまでも空気中に浮いている。

瓦礫も砂もホコリも、全部放射能がくっついていて、そういうものがあらゆるところに、世界中に広がっていきました。
そして、放射能は空気中にホコリのように浮いていますので、この時、雨とか雪が降りますと、浮いているホコリを全部雨とか雪がくっつけて下に落ちます。

そうすると、空気中に浮いている放射能の量は同じでも、その後、数日から数十年にわたって、地面にどのくらい溜まっているのかというのは、その時の雨と雪とで大いに違ってきます。

      逃げるのが一番重要だった

この時期に一番大切だったのは、いま放射能が来ている。危ないから逃げるということと、この後どうなるか分からないから逃げる。
これがとっても大切でした。

日本列島というのは基本的に西風が吹いていますから、爆発して飛んで行った放射能のホコリは、9割が海の方に流れ、海に落ちました。

しかし、空気の流れ、風というのは毎日一定ではないですから、日によって行ったり来たり、南風になったり、北風になったりいろいろします。

だから、陸上を汚染したのは1割だけでしたが、その時低気圧があったりして、東風だったら今の10倍の汚染があった可能性があるのです。

そういうのが分かったのは、ずっと後のことです。
だから、あの時点では、これからいろんな可能性があるということで、できるだけ逃げる、早く逃げるということが非常に大切でした

それから逃げられない人に対しては、絶対に、危ない放射能を食べるな、水は飲んではいけない。
それからホコリをかぶっているから、家に帰った時には、玄関で全部上着を脱ぎ捨てて、すぐにシャワーを浴びて洗い流すということが、とても重要だったのです。

爆発した直後というのは、数分とか1時間とかいう半減期の短い放射能がたくさんあったのです。
だから爆発したはじめの数時間とか数日というのは、そういう強力な放射能を吸いこんでいた可能性がありました。

空気中に浮いているホコリを吸いこむのは、極めて危険です。

それから、そういうホコリは地面に落ちてきて、水とか野菜を汚すわけです。
この時の放射能はとても高いです。

それを食べるのは極めて危険ですから、当然、そういう物を食べてはいけないです。

しかしこの時に、そういうことに対して国が言ったのは、「直ちに健康に影響はない」と。
「まだ放射能は大したことはない」と。

何か新しいことが起こるたびに、可能性の一番軽いものだけを言って、それ以上の悪くなる可能性とか、それから、すでに悪いけれどもまだ測定されていない、もっと悪い可能性については、発表しないだけではなくて、「もっと悪い可能性はないのか」、「これからもっと悪くなる可能性はないのか」という質問をすることも禁止しました。
「不安をあおる」と。
「そういう人を相手にするな」と。


それでマスコミは、政府とか東京電力に質問することもしなくなりました。
それで「これくらいは安全です」ということだけが出てきました。

このころ専門家という人たちが、盛んにテレビに出て解説しました。
「これくらいは大したことではない」、「心配する方がずっと有害だ」と。

飯舘村は非常に強い放射能汚染を受けた所ですけれど、「心配するな。子どもを外で遊ばせなさい。自分の家で作った野菜は、大したことはないから食べなさい」と、わざわざ食べさせました。

そして「どうなるか分からないから、そんなことをしちゃいけない。危ない」と言った人は、不安をあおるといって、みんな仲間外れにされました。
これは社会からもそうだし、家族の中でもそうです。特に小さい子どもを持ったお母さんが心配すると、爺さん婆さんからよく言われました。

「お前は神経質すぎる。国だって県だって、大丈夫だと言っているじゃないか」と。

そういうことで、家族で話が出来なくなって、ほとんど家庭崩壊のようになった家がたくさんあります。

ともかく、政府とか東京電力が、「これくらいなら大丈夫だ」と言ったことを真に受けて信じた人が、避難しないでたくさん被ばくをしてしまった。
飯舘村、福島市でも子どもを平気で雪で遊ばせた、家の野菜を食べさせた、ということが続きました。

      東電は爆発することを知っていた!

それでは、国とか東京電力は本当に安全だと考えていたのか。
3・11に地震があって、原発で事故が起きた。

いろいろやっているけれども、うまくいくかどうか分からないという時点で、東京電力は、「あと7時間半したら大爆発する」ということを予測しました。

この時点で、東京電力は従業員の家族を、福島県からすぐ退避させるという行動をとりました。
爆発する前です。

東京電力の家族が、これは大変だということで、自分の知っている人や、少しでも知っている人にどんどん電話をかけまくった。

それで避難できた人がたくさんいます。それは原発のある浜通りだけではなくて、中通りでもそうです。

東電の人たちがさっさと逃げて、けしからんということではなくて、逃げるのはもっとも正しいことなのです。
悪いのは逃げたことではなくて、他の人に逃げるなと言って逃げるのを妨げたこと、逃げるのが大切だというのを、うんとみんなに知らせなかったことです。

逃げたことが悪いのではなく、逃がさなかったことが悪いのです。

      パッと正しい反応した外国

この時の外国の反応はすごかったです。
パッとみんな正しい反応 をしています。
ヨーロッパの国はほとんどです。
「日本からすぐ避難しなさい。それが出来ない人は関西に逃げなさい」と。

フランス政府は、すぐにチャーター機を何機も頼んだ。
それからアメリカの原子力空母が宮城県沖に来ました。ところが、福島原発からの放射能のホコリで空母が汚染されたということで、退避しました。

それから、震災報道のために、世界のもっとも優秀な報道機関であるイギリスのBBC放送とアメリカのCNN放送というのが、仙台に震災の報道の拠点を作ったのですけれど、福島原発が爆発したときには、すぐに秋田と山形に拠点を移動しました。

日本の大半のマスコミは、記者の安全のために、50㌔以内に記者を入れないことにしました

それから多くの日本の大企業が数日後に、東京だって危ないということで、本社機能を大阪へどんどん、どんどん移転しました。だからみんな危ないということを知っていたのです。

フランス政府は日本に住んでいるフランス人のために、去年(2011年)の12月までに8回も勧告をしています。
「検査体制が不安だ。福島や宮城、栃木、茨城の農作物は要注意である。ちゃんと測定されて確認されている物だけを食べなさい。はっきりしていないものは、注意しながら食べなさい」と。

それから、「基本的には日本に行くのはやめなさい。やむを得ない事情で、この4つの県で生活するようなことがあれば、「外からホコリを家の中に持ちこまない。雨の日は外の汚れた放射能の泥を家に入れないために、靴を家の中に持ち込まないように」と。
ホコリは放射線を出す塊ですから、そのホコリを捨ててしまえばいい訳です。それを放っておくと、30年してもセシウムは半分になるだけで、ずーっといつまでもその毒があるわけですから、そのホコリを「小まめに小まめに拭き取って捨てなさい。
子どもが外で遊ぶのはとっても危険だ。外は放射能だらけだから、外にあるものは決して口に入れないように、子どもが外に居るときは見張っていなさい」などと、日本に居るフランス人のために何度も何度も勧告している。
これは正しいことです。

だけど日本の政府とマスコミは、「汚染はわずかだ。危険はない」と。
「あわてるな、家に留まれ、危ないという人は不安をあおる変な人だ」と。
そして「そんな人の話を聞くな」というふうに言ったわけです。

      世界で作られた拡散の予測図

放射能はどっちに行くか、どれくらい汚染されるかというのは、その時の風の方向と強さと、それから福島の原発からどれくらいの量が拡散して飛び出しているかということ、この3つで計算されるのです。
それが分かれば、風下から離れることが出来ます。

これは、ドイツの気象庁が発表した予測図です。
爆発して飛んで出た放射能のホコリがどういうふうな広がり方をするかという図です。
日本の気象庁が発表した天気関係のデータを使って計算したものです。

日本政府が原発でどのくらい放射能が出ているかということを発表すれば、ここに直接数字を入れることが出来ます。
しかし、日本政府はそれを発表しませんから、ここまでの割合の予測しか出せなかったのです。
それでもこれがあることはとても役に立ちました。

ドイツのような予測図をスウェーデン、台湾、オーストリア、オーストラリアなどが出してくれました。
それをインターネットで見ることが出来たのですが、普通の人は見られなかった。
新聞社とか放送局はそういうのを見て知っているのですけれども、それを放送することをしませんでした

日本政府も原発事故に備えて、スピーディという予測を作る優秀なコンピュータを大変なお金をかけて作っていたのです。
それを政府はアメリカ軍には伝えたけれども、国民には伝えない
福島県には届いていたけど、県民に伝えない。ということで、みんな早く逃げることが出来なかったのです。

      私が非常に心配していること

現在も放射能はあります。
一つは、原発からまだ放射能のホコリが出ています。
原発から水蒸気がウワーッと上がっていますが、当然あの中には放射能が入っている。
それから非常にレベルの高いホコリもいっぱいありますから、風で当然舞い上がるわけです。
非常に大量です。

それは原発が爆発した時と比べれば、はるかに少ないけれど、しかし、普通の日常的な世界であったら、どの1日があっても世界的な大事故になるようなレベルのものが、今でも出されている。

もう一つ、私が非常に気にしているのは、全国で牛肉が、セシウムで汚染されて出荷停止になった。
その原因は、全国で宮城県の稲わらが牛の飼料にいいというので使っていた。
その稲わらがセシウムで汚染されていたからです。
ということは、稲わらだけじゃなく、周辺にある草や落ち葉が、同じように汚染されているということです。

こういう稲わらや落ち葉を、普通どうしていたかというと、飼料にする以外は、全部野焼きでどんどん燃やしていたのです。
宮城県の稲わらが多い時で1㌔当たり1万数千ベクレルという非常に高い放射能が出ましたけれども、いま、放射能の付いた枯草を野焼きしたら、放射能は煙と一緒に飛んでいくか、後の灰に残るのです。

高速道路を走っていて野焼きの煙で先が見えないことがありますけれど、それはみんな近くに落ちるわけです。

燃やして重さがうんと少なくなって、放射能が全部灰に残って、重さが全体の20分の1に減ったとします。
そうすると放射能は減りませんから、燃やしたために重さ当たりの放射能は20倍になるということです。
今でも野焼きを続けています。
どんどん燃やしています


私は、この野焼きが危ないと、あちこちで言ったのですけれども、結局ちゃんと取り上げられなくて、野焼きは全然規制されていないのです。

その結果、放射能の煙を呼吸しています。
野焼きだけでなくて、薪ストーブが同じようにとても問題なのです。
農村部とか山間地帯に行くと、自分の敷地内にある木を切って乾かして、それを燃料にしたりいろいろ使っているのです。
それから残った灰は、焼畑農業と同じで、全部肥料として畑に返しているのです。

これは考えればすぐわかることです。
それを規制するということは非常に簡単な話ですけれど、それをやっていないです。

そういうことで、農村地帯の野焼きとかゴミ焼きや薪ストーブ、これによる大気汚染、呼吸器からの内部被ばくは、もしかすると、原発の大爆発によって起きた空気による汚染よりも高いかもしれない。でも、そのデータはまったくありません。それを心配しています。

      放射能は消えない

原発の事故が起こる前から文部科学省の指示で、どの県も降下放射能というのを測っていたのです。
降下放射能というのは、上から落ちてくる放射能です。

普通何マイクロシーベルトというのは、地面からくる放射線ですけれど、降下放射能というのは、放射線を出す粒が空気にフワフワ浮いている。それが落ちたものを測っているのですけれど、福島県と宮城県は地震でこの計器が壊れました。

福島県は2か月もしない内に測り始めたのですが、宮城県は機械が壊れたからと言って、12月まで測りませんでした。

それで、放射能で汚染された稲わらを食べた牛の牛肉がうんと汚染されたのが分かって、その原因は上から落ちてきた降下放射能ですが、これは全然測っていない。
その後、野焼きとかでどのくらい降下放射能があったのか、宮城県はデータをとっていないので、まったく分からないのです。

福島県はばく大です。
山形県も相当やられています。

山形県よりも宮城がはるかにやられているはずなのだけれど、それを東京に持って行って測ればよいことを怠ったのです、宮城県は。

それで現在はどうなっているかというと、フワフワ浮いていた放射能のホコリは風で遠くに飛びます。
雨と雪ではどさっと落ちます。

この放射能はもう消えない。
セシウムなら30年経つと半分になるというだけですから。
それ以外は移動しない限りそこにある

そうすると、雨で落ちてきたホコリは水と一緒に流れていき、水溜りになります。
水溜りになったものは乾きます。
でも乾くのは水だけで、放射能は全然なくなりませんから、水溜りにどんどん溜まってくる。

それから藁とか枯草というのは水をうんと吸いますから、吸って乾いてを繰り返して、放射能がうんと溜まっていきます。

それから、山の中では放りっぱなしですけれど、公園とかでは人が落ち葉を集めます。当然、落ち葉や草はだんだん腐ったり乾いたりして容積が小さくなっていく。

すると放射能は全然変わらないから、重さ当たりの放射能はどんどん高くなっていく
そういうようなところが、宮城県にはいたるところにあります。

      福島は原発の一番いい立地場所だった

福島原発を東京電力が造った時に、一番いい立地を考えたのです。
その後はだらだらと基準を下げて、どこへでも造るようになりましたけれど。

つまり、事故が起きた時、東京から離れていて、東京が汚染されないで、放射能は海の方へ行く。
太平洋に面していて、放射能が出たら湾の中じゃなくて全部大海に流れ出して、しかも大きな海流で運び出してくれる。
そして、そこへいつでも西風が、陸から海へ吹いている。

そういう立地を福島県に見つけたのです。

その前に茨城県に原発を考えた時も、同じでした。

あの時の風向きで放射能は宮城側に来ました。
その後、白石まで来たところで風向きが北風に変わったので、福島の中通りが汚染されたのです。
もし、この時にあと数時間同じ風向きが続いていたら、仙台は福島と同じです。

これは後になってわかったことです。
だから仙台でも汚染される可能性があったから、仙台の人も福島の人も、あの時点では出来るだけ逃げなければいけなかったのです。

今、福島とか郡山も非常に汚染がひどいのです。立ち入り禁止にできなくても、本当は住んではいけない、それくらいのレベルです。

     非常に汚染された海

次は海です。
海は非常に汚染されたのですが、陸地と違って水があって希釈されるし、流れていくものです。
はじめに一番多かったヨウ素は、今はもうほとんどありません。

この図はアメリカ海軍が作ったものです。

黒潮の海流が南から、親潮の海流が北から来ます。
二つの大海流です。

福島から出た汚染水は、親潮の大海流で南に運ばれる
。それで黒潮とぶつかって東に行く。
それから互いがぐるぐるぐるっと渦を巻く。
渦を巻いて仙台に行くのです。

そして空気と違って、海流は常に一定していますから、何か月も同じような状況が続いています
こういう図があると、どういうふうに注意したらいいか、とすぐにわかるわけですけれど、日本政府は発表しないのです。

     「餓死しても食べてはいけない」

今度は食品の問題です。

去年の事故が起きた後、国は暫定基準を作りました。
その内容は、ヨーロッパで作っている暫定基準とほとんど同じものです。
ヨーロッパではなぜ放射能に対してきちんとしたものを持っているかというと、原発事故というよりは、アメリカとソ連の間で核戦争が起きて放射能の汚染が起きた時にどうするか、ということを非常に心配して、真剣に取り組んでいます。

スウェーデンでは、大きな洞窟に飲料水をたくさん貯め込んでいます。

それで、暫定基準というのは、「3日以内くらいに安全なものを支給するから、汚染された水は飲むな、食べるな。どうしてもこれ以上食べないでいると、餓死してしまうかもしれないというときでも、これ以上は食べるな」という基準です。
それとほとんど同じものが、日本政府が発表した暫定基準です。

暫定基準というのは、今言ったように、「餓死しても食べてはいけない。どうしても我慢できないときには、これくらいはやむを得ない」というような基準です。

ところが、日本政府は、「暫定基準は安全だ。これ以下の量を心配するのは、心配し過ぎだ。不安をあおる悪質な行為だ」というふうにずっと言ってきたのです。

宮城県知事は、牛肉が暫定基準以上に汚染されて出荷停止にしましたが、4週間後に解除しました。
詳しいことは言いませんが、あの大きな牛の体の中にあるセシウムが、4週間では1割も減りません。
だから減って解除したのではなくて、禁止した時には高いレベルの牛を測ったから禁止したと。
解除するときにはもともと低い牛を測ったから解除したと。
それだけの話です。

でも、解除してからは全頭検査をすることにしたのです。
検査して解除するという記者会見をした時に、記者から質問が出ました。
「これからどういうふうに安全を確保するのか」と。

知事は「それはちゃんと測って、安全であるということを消費者に知らせる」と。
その時の新聞記者の質問は「測ったら測定値を発表するのか、しないのか」という質問でした。

知事は「消費者はそんなことを言っても理解しないから発表しない。安全だというだけで十分だ。安全であるということは、今の暫定基準よりも高くないことである」と言いました。
だから、500ベクレルまでは食べさせるという基準です。

      食べものは、「100ベクレル」で安全(※?!)

そして、今年(2012年)の4月から、食べ物の放射能が暫定基準から新基準に変わりました。
飲料水は200ベクレルから10、牛乳は200から50に変わりました。

それで多くのマスコミではこれを歓迎しています。
厳しくなって安全になったからいいだろうと。

私は違うと考えています。
例えば、牛乳は50ベクレルになりましたけれども、牛乳というのは、地域とか農家ごとに測っているのではなくて、たくさんの量を集めて、混ぜたものを測るのです。
だからどこか一軒でうんと高いのがあっても、全体が薄められて、測定値が低くなってくるのです。

そうすると、今まで原発がどうなるか分からないという時期に、一番高いものでも30ベクレルでした。
今はかなり安定してきましたから、大体見通しが立つわけです。そうすると50ベクレルに変えたところで、何もしなくてもいいという値なのです。

普通の食べ物は、今まで500ベクレルだったのを100にしました。
しかし、これには例外が三つあるのです。
米と牛肉と大豆です。政府の説明は、「市場の混乱を避けるために、この三つについては、新しい基準を使うのは遅らせる。
米と牛肉は半年後の9月30日まで、大豆は12月31日までは、今までの基準でよろしい
。加工食品は賞味期限まで売ってよい」と。
米の場合、「新米が出来るまでに、今までの汚染された米は全部売ってしまいなさい。売りきれなかったものは米の粉にしたり、煎餅や餅に加工して商品にしておきなさい。そうすれば今まで通り売って全然構わない」ということです。

この三つの品目が、新しい基準になったことによって、もし、流通量がその分減ったら、はじめて有効だと考えられるわけだけれども、実際は汚染食品の流通は、まったく減らないです。

だから、被ばくを少なくするためにはまったく役に立たない
それは新基準が被ばくを少なくすることを目的としているのではなくて、「出来るだけ汚染された食品を食べさせる」ために、形の上で決めたものだからだと思います。

別の考え方があったら、どうぞお話して下さい。

      原発で 「100ベクレル」は、危険なゴミ(※放射性廃棄物!)

1か月くらい前に、東京電力の新潟県にある柏崎・刈羽原発に、どこかのテレビ局がインタビューしました。
「放射能で汚染されたものを、どういうふうに処理しているのか」と。
そうしたら、「法律通りきちんと、今までの基準でやっています」と。

その基準というのは、「1㌔㌘当たり100ベクレルを超えるものに関しては、原発の敷地から外に絶対出さない。
焼却処分をして容積を減らし、ドラム缶に詰めて何十年も原発の敷地内で保管
します」と。

原発の敷地から外に持ち出してはいけない、普通の人を近寄らせてはいけない、これが1㌔㌘100ベクレルです。

これは食べる量でなくて、危険だから、原発から運び出してはいけない基準だということです。

それから、原発は必ず、放射能を空や海に出していますが、この時、汚染水として海に流してはいけない基準は、1㍑つまり1㌔当たり90ベクレルです。

事故の後の飲み物の暫定基準は、200ベクレルでした。原発から海に流してはいけない基準の倍以上でも、飲んでいい、その5倍以上の500ベクレルを食べていいと。
食べていいどころか、心配して食べないというのは不安をあおる行為だと、そういうふうに国は説明しました。

      毒物の測定の仕方

新基準が出来る前から、野菜についてどういうふうに取り組んできたかというと、例えば、静岡県、神奈川県でも、キャベツが汚染されているとわかると、仕方がないから測るわけです。

そうして、500ベクレルを超えると、基準を超えているから出荷停止にするのです。

しかし、測った畑は出荷停止にするけれど、その隣の所は測っていないから停止しないのです。

それから同じ畑の中でも、キャベツは測ったけれどほうれん草は測っていないから、ほうれん草は出荷停止にしないのです。
そういう測定の仕方をずっとしてきました。

国とか自治体は、消費者の皆さんに安心していただくために、「安全を証明します」という測り方です。

ところが、毒物の検査というのは、毒がないのかどうか、毒がありそうなところを探して測らなければいけない
放射能は、一番放射能がなさそうなところを測るものだから、いくら測ってもそれが全体の傾向を示さないのです。

それから、宮城県でも米とか牛肉とかいろいろ汚染されましたけれど、それをコンピュータで県とか国の役所のデータを調べても、最近1週間のデータしか出さないのです。

だけど私たちが本当に知りたいのは、いつごろ、どれくらいまで出ていたのだろうか。その後どうなったのだろうか、ということなのですけれども、それを知らせないのです。

いっぱい測っているけれど、いっぱいクズのようなデータを集めて、肝心のデータを埋もれさせてしまって使えない。これはちょっといい過ぎかも知れない。
いろいろな考え方があります。

      国は内部被ばくを無視している

今度は内部被ばくの話です。
外で測って何㍉シーベルトとかいいますが、これは主にセシウムです。
ガンマ線を出すゴミが地面にいっぱいあるわけです。
これを測っているのです。これが外部被ばくになります。

もう一つ、体の中にセシウムを取り入れてしまって、それで被ばくするというのがあります。
これが内部被ばくです。
これは極めて重要です。
国の内部被ばくの危険性に対する評価は非常に低い、あるいはほとんど無視している。
そういう専門家がリーダシップを取って今の政策を作っています。

      外部被ばくが心配です

会場からの発言
【内部被ばくの話に入る前に……。娘が通っている幼稚園が裸足での保育を奨励しているのですが、土を測ったらセシウムが100ベクレル。
その外部被ばくをとても心配して、何とか説得して娘に靴を履かせているのですが、足に外部被ばくで100ベクレルくらいだと、どのような状況なのかということを、聞いて帰りたかったのですが。】

外部被ばくの場合は、セシウムから出るガンマ線は、これは紫外線とかレントゲンとそっくりです。
光がポッと飛んでくるのです。
普通の光だと、紙1枚でも止められますが、レントゲン線もガンマ線も鉛や鉄の板でないと止められない。
みんな通り抜けていきます。

つまり、靴を履いていてもガンマ線はまったく避けられないのです。
ガンマ線の100ベクレルという量は、そんなに高い量ではないから、それ自体は裸足で歩くかどうかということはあんまり問題にならない。
裸足で歩くと小さい傷を作って、そこから放射能を取り込んでしまって、内部被ばくになるかもしれない
そちらの方がむしろ問題です。これでいいですか?

      被ばくと距離の違い

放射線というのは、例えば、電球で明かりをつけた時に、そのうんと側では明るいけれど、離れると暗くなります。
あるいは電球にうんと近づけると熱いです。離れると熱くないです。」放射線は距離の2乗に比例して少なくなる。
だから1㍍の所で被ばくしたのか、100㍍の所で被ばくしたのかでは、距離が100倍違うから100の二乗、100×100は1万。だから1㍍と100㍍では100倍、1㌢と1㍍でも100倍だから、被ばくとしてはそれぞれ1万倍の違いがあるわけです。

そういう放射能を飲み込んでしまったら、距離はほとんどゼロですから、危ないわけです。
環境で外部被ばくする場合は、そこを通り過ぎてしまえばいいわけだけれども、内部被ばくの場合は、その距離がうんと近づいているから危ないというのと、体に入ったものはずっと残っているわけです。

そういう意味で内部被ばくは厳しい。

      セシウムとストロンチウム

セシウムを取り込んだ場合ですと、体の中の水に溶けて存在しています。そしてくるくると体の中を動いていますから、体中をまんべんなく放射線で被ばくさせるわけです。
子どもだとだいたい1か月で半分くらいがオシッコから捨てられて、半分だけ残り、2か月から3か月でその半分くらいになります。

それに対してストロンチウムは、ベータ線だけで、ガンマ線を出さないので、普通の測定機で測るのは難しい、ということを口実にして、あまり測っていないということがあるのです。

セシウムよりは少ないけれども、ストロンチウムもたくさんあるはずで、これは体の中に入ると、ほとんどカルシウムと同じ動きをします。
セシウムのように、水の中に溶けてぐるぐる動くんじゃなくて、骨の中に固まってしまうのです。
固まったが最後出ていきません。
何十年でも残っている、という点で厳しい。

もう一つは、骨というのは体を支える働きとは別に、血液を作る働きがあります。
赤血球も白血球も全部、骨の中で作られています。骨の中にストロンチウムがあると、血液を作っている細胞は、すぐ側から放射線を浴び続けます。

同じ内部被ばくでも、ストロンチウムとセシウムとは被ばくの仕方が大分違うところがあります。
どちらにしても内部被ばくというのは、外から放射線を浴びる外部被ばくと違って、放射能の塊りを飲み込むと、その塊りの大きさと、それがどこにくっつくのか、ということで大いに違うのです。いずれにしても内部被ばくというのは、外部被ばくとは違って特別な意味があります。

それで、初めに放射線は紫外線とちょっと似ていて、いろいろなものを少し壊すということを言ったわけですが、内部被ばくをしていると、体の中のすべての物質を少し壊して、少しボロボロにするのです。
たんぱく質や糖なども少し壊す。皮膚のカサカサしているのもそうですけれど、その中には遺伝子もあるわけです。

普通の細胞というのは、ほとんど毎日一定の数を壊して新しい細胞を作ります。
その新しい細胞を作る時には、遺伝子を全部複製しているわけです。

その遺伝子が一個壊れてしまうと、その細胞から作られてくる細胞の遺伝子は、ぜんぶ壊れっぱなしです。
そうすると、急性障害だけではなくて、時間が経ってからいろいろな障害が出てくる。
その一番代表的なのはがんですが、遺伝子だけではなくて細胞も少し壊れます。

それは老化と同じで、老化に伴ういろんな病気が出てきます

ところが、日本の政府と政府が根拠としているICRPというところは、こういう作用を全く認めていません。
一切ないと断言しています。
認めているのは長期障害としては、甲状腺がんと白血病だけです。

      被ばくを避けるために

それでは、食べ物と空気でどういうようなことを注意すると被ばくが避けられるか、という話です。
フランス政府が日本に住んでいるフランス人のために指導していましたが、それと同じことです。

一番重要なのは、汚染されている物を食べないことです。
本当は、汚染されている危ない物は流通させないというのが一番いいことで、それが一番簡単なのですけれど、日本政府はそれをやっていなくて、むしろ流通させていますから、いろいろ測ってみないと危ない。

それで測って安全だと思うところは食べたらいい。
ただし、国が言うから安全だというのは、ダメです。
さっき言ったように、原発から持ち出してはいけない100ベクレルの5倍、500であっても安全だと言っていますから、ダメです。

そうではなくて、どのくらい放射線が出ているか、そして、それを自分は安全と考えるかどうか、それを自分が決めることです。

まず、危ない所で作られたものは、安全だという根拠がなければ、避けた方がいいです。

これは「原発事故が起きたから、汚染されたってしょうがない」ではなくて、その後の対応の仕方です。

いろんなお母さんたちの運動があって、福島でもちゃんと管理されていて大丈夫な物がある。
ただ、それはちゃんと確認してから食べさせましょうと。

それをしないで地元だからとか、被災地を助けるためにといってやってしまうと危ない。

特に測定するのが、一番危なさそうな物じゃなくて、一番少なさそうなものを狙って測っているから、危ないところがあります。

      ストロンチウムは食べない

会場からの発言
【先ほどのストロンチウムのことが、私も気になっていたのですが、例えば、福島の牛乳が不検出で、宮城のよりも安全かもしれないということなのですが、カルシウムと同じように入るということは、牛乳にもストロンチウムが入る可能性があるということ……。】

ストロンチウムはほとんど測っていないので、分かっていないのです。
チェルノブイリでたくさんの放射能被害が出ましたが、そのうち最も重要な物の一つがストロンチウム被害です。
チェルノブイリ原発というのは、ソビエトのとても広い、世界で最高レベルの農業地帯の、陸の中にある原発です。
だから放射能が全部陸に落ちたわけです。

原発が爆発した次の日から、いろいろ隠したこともあるのですけれども、日本のように、わざわざ放射能を含んでいる物を持ってきて、食べろなんて馬鹿なことはしていないし、1日で5万人の町を全部移動させるということもやったのです。

ああいう原発の大事故というのを、まだ人間は経験していなかったということもある。
ソビエトの政府が悪かったということもあるけれども、被ばく対策が、特に食べ物の対策が良くなかったのです。

ホコリになって落ちてきた放射能の中に、ヨウ素とストロンチウムとセシウムの三つが最も多いですから、ヨウ素をたくさん吸ったり、食べたりしたために甲状腺がんがたくさん出た。

それからセシウムのためにいろんながんが出た。
そしてストロンチウムが草の表面にいっぱいついた。
それを飼料として牛に食べさせて、牛乳の中にストロンチウムが出て、その牛乳を通してストロンチウムにうんと汚染された。

日本の場合は、一番危ないのは魚です。
ストロンチウムは骨に溜まります。


普通の海草と違って、小魚の骨には固まってしまったストロンチウムが水の中よりもはるかにたくさんあります。それを食べたちょっと大きい魚が全部それを吸収して骨に固まる。
それをさらに大きい魚が食べてまた固まる、というふうにして、ストロンチウムの場合はどんどんどんどん生物が濃縮していきます
これは極めて大切です。

これはヨウ素とかセシウムにはないです。魚は注意で、とにかくストロンチウムの入った物は食べない。

      茹でてセシウムを減らす

今、実際に話題になっているのはほとんどセシウムです。
これは細胞の中の水にたくさん溶けています。だから割と調理の仕方で工夫できる。

どういうことかというと、細胞を壊してしまうと、セシウムが中の水といっしょに外に染み出てくる。
だから、茹でるとセシウムは外に流れ出します

野菜でも麺類でも、3分間茹でるものがあったとします。
そうしたら鍋を二つ用意して、お湯を沸かしておいて野菜を入れる、あるいはそばを入れる。
それで2分間グラグラと茹でます。
そこで、ざるを使って湯をパッと切ります。
新しいお湯をジャーッと入れて、残り1分間茹でる。
そうすると、計算では、1回目で10分の1に、2回目でその10分の1になるので、結局1%まで減らすことが出来る。
これは私のお勧めです。

それから米のヌカ。
ヌカは米の周りにあった膜が乾いたものです。
乾いたというのは水はなくなるけれど、ヌカの中には放射能が残っています。
これはよーく研いで捨ててしまえばいいのです。
ゴシゴシと洗って、粉になったヌカをなくす。そうするとかなり無くなります。

      カリウムも有害な放射能

会場からの発言
【セシウムとカリウムを比較して、テレビなんかでも、カリウムがあるから大丈夫なんだと言っていますが、セシウムとカリウムの毒性っていうのは、どういうふうに違うんですか。】

ほとんど同じだと考えていいです。
人間の体はかなり放射能を持っていて、一番多いのはカリウムです。
大体60㌔㌘くらいの体重の人で数千ベクレル持っているのです。

そうすると、そこにセシウムが100ベクレル入ったところで、それほど大きな違いはないのではないかと考えています。

カリウムというのは体にとって非常に重要で、それがないと生きていけないから、カリウムの濃度というのはきちっと調節されているのです。
だから、カリウムをたくさん摂ると、どんどんオシッコになって捨てられる。
少ししか摂らないと、体にとってはとっても大切だから溜め込む。
カリウムはたくさん摂っても、少ししか摂らなくても体の中にある量はあまり変わらないのです。

だから実際に、いま問題になっている食品のセシウムよりはカリウムの放射能は多いです。
それでもセシウムの放射能を避けるための一番の原則は、それを食べないということです。
食べた物を捨てるみたいな努力というのは、あまり重視すべきではない。
いろんなサプリがあるけれども、あれは全部詐欺みたいなもので、あんなのをやってはいけません。

私がお勧めするのは、カリウムをたくさん摂ることです。
そうすると、カリウムと一緒にセシウムが尿に排せつ
される。

恐らくカリウムが全然放射能を持っていなければ、人間や動物はもう少し病気が少なくて、もう少し長生きしていると思います。
カリウムは自然の放射能だから、人間の進化の中で適応してきて大丈夫だというけれど、そんなのは正しくなくて、恐らく有害だけれども、それを必要な物として使ってきたというだけの話です。

よろしいでしょうか?

      東電がまともな補償をしないために

今、どういうふうに食品の放射能を避けるかということをお話しましたけれども、スーパーに行って、安全な地域の食品を手に入れようと思って買います。
それはそれでいいのですが、被ばくについて関心のある消費者は、汚染された地域の物は買いません。
だから売れる量がうんと減っています。しかし、それは処分されていません。
ということは、誰かが買っているのです。

だから個人で避けることが出来る物はかなりあるのだけれども、避けた分は社会的に避けたことになるかというと、その分誰かが食べているということで、全然避けたことにならない。

なぜ、こういうふうになっているかというと、汚染された野菜や肉、魚などに対して、東電がちゃんと補償していないからです。
それは国がグルになってやっているからです。
つまり、ここは汚染地域だから作るな、流通させるな、食べるな、その分全部補償する、というようにやればいいのだけれど、そうではなくて、非常に高い基準値を作って、それ以下の所では作りなさい、売りなさいと。

それで売れなかった分、あるいは、売ろうとしたけれど値段は安くなった分、その分だけは補償しますと。
これが今のやり方です。

だから農家は汚染した物は作りたくないと思っても、作らないとお金が入ってこない。
多くの農家は、いやだと思いながら作っている。

だから、汚染食品を食べないように注意するだけでは、全体としては全然解決しない。
そういう変な社会のあり方、そういうことを変えないと、本当の解決にはならないと思います。

      セシウムの本当の危険性は分かっていない

会場からの発言
【先程のカリウムとセシウムの話なのですが、前テレビで村井宮城県知事さんがカリウムとセシウムの内部被ばくのことを話に出して、はっきりと、カリウムは普通にたくさん体の中にあるものだから、セシウムも全然大丈夫です。心配しないでいいとはっきり言っていたのですけれども。先生のお話を聞いていて、セシウムはそんなに怖わがらなくてもいいものなのかなと、ちょっと今思ってしまったのですけれども、そうではないのですか。】

それについては、セシウムはとても有害だから注意しなければいけないし、避けなければいけないのです。
ただ、セシウムの内部被ばくがどのくらいの量が、どのくらい有害なのかということは、はっきり分かっていないのです。
誰も実験していませんから。

ただ、体にカリウムがあるから、セシウムは大したことはないというのは、全然間違いです。
まして30ベクレルではなくて何百というのを摂ったら、体のカリウムよりはるかに高くなるから、セシウムが安全だという根拠はまったくないです。

実はチェルノブイリの後、たくさんの健康被害があったというのは、「老化が進んだ、いろんながんが増えた、子どもの発育が悪い、先天異常が増えた、早期出産が増えた、低体重の子どもが増えた、知能の伸び方が悪い」など、こういう調査とか論文が何百もあるのですけれども、ただそれをICRPとか日本政府が認めていないのです。

甲状腺がんと白血病だけしか認めていない。
認めていないというのは、知っていても、知らんぷりして認めていないのもあるし、知った上で認めていないのもある。

それは、チェルノブイリの後、被ばくを受けた地域で、そういう健康障害が出たというデータは出せるのだけれども、その原因が放射能なのか、事故の後、ソビエトという国が崩壊してメチャクチャになってしまったので、経済状態が悪くなったためなのか、何が原因なのかが分からないのです。

それで安全だと言っている人たちは、そういう健康障害は全部精神的なストレスの結果だと断言しています。
放射能の汚染をうんと受けた地域で、たくさんの被害が出ているということは事実としてあっても、その原因について放射能だという証拠がないと言って認めない人たちが、精神的なストレスだと断言する証拠もないのに、精神的なストレスだと断言しているのです。

いいですか?

      1000人に1人死んでもOK?

チェルノブイリの後で、がんが増えたということですが、私がここでお話しておきたいことの一つは、日本人は70過ぎると、というか日本人の半分はがんになります。

20ミリシーベルト被ばくすると、1000人に一人ががんで死ぬと。
これは国も認めている数字ですが、この1000人に一人ぐらい死んでも、たかが知れているというのです。
なぜかというと、日本人は半分ががんで死ぬから。

これは私はとっても人を欺くひどい理屈だとふうに考えています。
どなたかそれ、なぜ、私が変だと考えたと思いますか? ……。

日本人は半分ががんになり、3分の1はがんで死ぬんだから、1000人に一人くらいがんで死ぬ人が増えても、大して変わらないだろうと。
これはこういうことです。

老人ががんになるというのは老人病です。
一つのがんは年齢が倍になる
と大体30倍出るのです。
年齢が4倍になると900倍。
だから全体で平均すれば、日本人の半分はがんになるけれど、20代、30代でがんになるのは非常に少ないです。

若い人が何十倍も増えてがんで死んでいってもいいというのですか。
それはないでしょうというのが一つ。

それからもう一つは、放射線で1000人に一人がんで死ぬといいましたが、自分の人生であるいは子どもの人生で、1万分の1くらいのリスクだったら決めることは、いくらでもあります。

例えば、子どもを学校に毎日通わせます。
そうすると家で引きこもっているよりは交通事故の危険性は増えます。
だけど、みんなは子どもを学校に行かせる方が、交通事故を心配して引き込ませることよりも利益が大きいことを知っています。

放射能の場合には利益もないのに、勝手に向こうから押し付けてきたものです。
これを当然という、これはとても変なことです。

それからもっとまずいことがあります。
自分の人生で1万分の1のリスクを承知して、何かを手に入れるということはあるけれども、これは個人の判断です。県知事とか教育委員長が自分の責任を持っている人が、例えば生徒が10万人いたとする。その10万人に対して、20㍉シーベルト*被ばくして、1000人に1人死んでもOKよ、と言ったら、100人ががんで死にます。
1000分の1というのはそういう数字です。

個人にとってみれば1000分の1ですけれど、10万人に責任ある人が1000分の1でもOKと言えば、必ず100人死ぬのです。
誰が死ぬのか分からないけれど


今の社会でその人がやるべきことをやらないで、これくらい構わないと言って、その結果100人が死ぬ。
こういう権限を特定の個人に与えていいのか、平気でそんなことを言っていいのか、言わせていいのか。
これは、ものすごく恐ろしい社会です。
そういう意味で私はまずいと思う。

こういうのは医学の問題でなくて、考え方の問題だから、誰でも考えるとすぐに分かる話です。

      自由に、一緒に考えられる社会に

これが最後です。

今の日本の社会というのは、原発が爆発して、放射能の問題が出ても、避難や被ばく措置を日本政府はとらなかった。

外国と大企業は逃げた。それで外国と大企業の人が、危ない所から逃げる、避けるということをやるのは正しくて非難されない

しかし、福島や郡山から、お母さんだけが子どもを連れて逃げた人がたくさんいますけれど、そういう人たちは非難される
そういう人たちの中で離婚した人がとても多い。

それから戻った時の理由というのは、安全だから戻ったのではなくて、仕送りがしてもらえなくなったから戻った。
そういう人がとってもたくさんいます。

今、放射能の話をすることがタブーだから、それに対して問題意識を持っている人は、みんな非難されて、家族生活も近所とのつながりも、全部できなくなった。

そういうお母さんたちが学校の給食を、特に牛乳が心配だから測ってほしいと言っても、これはいまは測るようになったけれど、何か月も測らなかったです。

そういうことを申し入れると厄介者扱いされて、2回言いに行った人は、「あなたは気にし過ぎだから、精神科の医者を紹介します」とまで言われた人さえいます。

給食の放射能を測ってほしいと言っても測らないから、子どもに持ってこさせてそれを測ると、これを窃盗扱いにするのです。
そこにいた教師、放射能問題に関心を持って、子どものことを心配していた教師が、別にそれに関わっていないのだけれど、窃盗をそそのかしたと言って教育委員会から指導を受けているのです。
この指導、3回受けると処分です。

学校は子どもに不安を与えてはいけない。だから、勝手なことを言ってはいけないという理由で、学校の先生は放射能のことについて、自分の意見を言うことをすべて禁止されています。

学校の先生が、自分が正しいと考えることを言うこともできないところで、子どもの教育がされているという、これは放射能の問題と同じくらいに、あるいはそれ以上に、とても恐ろしいことだと私は考えています。

さらに深刻なことは、福島県立医大では放射能について話題にすることも出来ない。
研究をすることも出来ない。
実質的には禁止
されています。
戦後初めてのことです。
戦前は軍国主義の中でたくさんありましたが、それくらいのことが、いま起きています。

特に異常なのは、事故を起こした責任者らを処罰しないで、今でも原発の事故とそれから原発の指揮をしている。

東電は、原発から飛び散った放射性物質は東電の所有物じゃない。したがって、除染の責任は持たないと。
基本的に国も認めています。

そして原発の危険性を批判して、こういう対策をすべきだと言ってきた専門家をずーっと排除したままで
す。
今でもそうです。
そのために避けられるべき対応をとらずに、間違いを拡大したのがいくつもあります。
細かいことは省略します。

ということで、自由にものを言ったり、議論したりすることが出来ない社会、本当はこれが一番大きな原発の事故の原因である、と私は考えています。
自分で放射能を避けるための努力をすることはとても必要だけれども、ここまでものが言えない社会を、もっと自由で、安心してものを言って、一緒に考える、そういうことが出来る社会、そういう人間関係を作っていくことが、とても大切だと考えています。

主催者:ここで質問のある方は挙手をして、どうぞお話し下さい。
質問
【多賀城市はまだ土の放射線を測っていないのですけれども、ある保育所で自主的に測ってみたら、400ベクレルくらい出たということを聞いたのですが、どんなことに気を付けたらいいのか教えてほしいのと、セシウムが土や砂に付着して、雨が降ると、セシウムだけがそこから溶けだしていくものなのか、付着したままなのかと。それから、給食は2学期から測ることになったのですけれども、その測定機器は測定限界値が25ベクレルだそうです。その問題点と、最後に、一番聞きたいのですけれど、今年度の予算を見ると、子どもたちの健康を守る予算は、国からは1円も来ないのです。
そんなことで多賀城市の子どもの命を誰が守るのですか、って市長さんに詰め寄りましたら、返答がありませんでした。甲状腺がんの検診をするのは、天文学的な知識というか技術がいるから、誰でも出来るもんじゃないみたいなことを言われる先生もいて、じゃあ一体、子どもたちの健康をどんなふうにしたら守っていけるのか、ということを……。】

土とセシウムの話ですけれど、普通の石や土と同じに考えたらいいんです。粘土は顕微鏡で見ると、小さい土がいっぱいあるので、そこに入り込むのです。
石の粉のような砂はつるつるしているから、滑っていくのです。
粘土とか枯葉とかそういうものがいっぱいある所はしっかり溜め込む。
それから全体が細かくなったような石の場合は、割と通っていく。
それでもだいたい1年間に数㌢下に沈んでいいくだけであろうと。

だから地面の表面にあるセシウムというのは、10㌢よりも深い所にはほとんどなくて、いまだったら5㌢の所を取っただけで、ほとんど取れるということです。

その保育園で400ベクレルということですが、いま場所によっては、ゴミが集まって乾くような場所とか、ゴミをどこかにどさっと集めた所というのは、恐らく数万ベクレルの所はいっぱいあると思います。

だから学校、保育園をどうするかということだけではなくて、そういうことの全体が問題なのです。

いま除染活動というのを盛んに言っていますけれど、放射能というのは人間の力では、何をしても全く減らすことができないのです。
勝手に半減期で減るのを待つだけです。
人間の出来る除染活動というのは放射能を移動させることでしかないのです。
だから、除染というのは人間にとって危なさそうなところから集めて、一か所にまとめて管理する、これが除染活動です。

だから除染活動をきちんとやるためには、集めた物を、どこに、どれくらいの量で、どういう形で集めるかという最終処分場です。
最終処分場を決めてから、除染活動というのがはじめて出来るのです。
ところが国はそれをまったくやっていないのです。

これは考えれば非常に簡単です。
東電の福島原発の周りは、人が住んではいけない所ですから、それをきちんと理解して、そこに全部集めて厳重な管理をする。
それ以外に方法はない


焼却して放射能が何十倍にも濃縮された灰を作ったり、まして、煙にして大気に拡散すべきではありません

放射能というものは有害な物だから、出来るだけ少なくしなければいけない。
ここまでだったらOKという値はない。放射能に関しては法律は何十もありますけれど、みんなそういうふうになっています。
これが基本です。だから、ここまでは安全というのはないのです。

あとで測れといういろいろな要求が来てから測るようになったけれど、食品の放射能も本当は測ること自体が無駄なのです。
測るのではなくて、はじめから生産させない、流通させない、これが一番なのです。

国の総予算でしょ。国の基本的な立場は、「これくらいの放射能は有害ではない。心配してストレスの方が有害だ。だから国と行政は心配しないように援助することが必要だ。そのために施策をする」と。
だから今くらいの放射能で被ばく障害は出ないから、そんなことに対して対策は必要ない。
そういうことを、本当に、そう言っているんです。
だからそういう予算になります。
酷い話なのです。答えになっているでしょうか、それで。

      検査について

質問
【先生のお考えだと、例えば、私は子どものために、もう少ししたら甲状腺エコーとか、エコーはまあ刺激がない検査なので、それは受けさせようかなとか、何か突然死とかも増えたとかいう話を聞いたものだから、心電図ぐらいは刺激のない検査だから受けさせようかなとか、あと腎臓とか膀胱とかに溜まりやすいと聞くものだから、薬局とかでもタンパクとか簡単に調ベられる試験紙とか売っているので、そういうのを買って、自分で定期的に子どものオシッコを調べてみようかなとか、ちょっと思っていたのですけれど、そういうことは必要ないのですか、どうかなあと思って……。】

そういう検査をする価値はあります。
ただ甲状腺がんの場合はちょっと違いますが、他の病気はもともとすでにいっぱいあるものですから。

一般的に、そういう病気をチェックするためにやる、という意味はあると思います。

だから例えば、心電図検査をすることで放射線障害につなげようと、ま、そういう気持ちはわかりますけれども、心電図を見ていると心疾患のあるものは見つけることは出来るという意味で、それをやるのは私はいいと思う。
ただ、仮に何か見つかった時にそれが放射線が原因であったかどうかについては、一人ひとりについては分からなくて、何百人、何千人のうちの数人がそうだっただろうという話になると思います。

     親がこどもにできることは?

質問
【これからずっと、放射能とのおつきあいは長いと思うのですけれど、親が子どものために出来ることというのは、食べ物を気を付けてあげるということと、後は何をしてあげたら……。】

一番大切なことは、放射能は危ないかもしれないということを、真面目にみんなで話し合える、学校でもどこでも、そういう社会にすることが一番大切だと思います。

それから放射能は害はない、ストレスだと言って、わざわざ放射能を全国に拡散したり、汚染された食べ物を作らせて売らせたり、こういう悪い政府、社会を変えること
自分のことを気を付けることはとても大切だけれど、それと同時に、とても異常な社会だから、それを何とかしようということが、一番大切だと思っています。

         講師プロフィール
岡山 博(おかやま ひろし)
略歴:1973年 東北大学卒業、東北大学第1内科、3年間米国NIH
(国立衛生研究所)勤務
研究:遺伝子解析、呼吸器、循環器
現職:1998年より仙台赤十字病院第2呼吸器内科部長
臨床:呼吸器内科(慢性気管支炎、気管支喘息、肺気腫、肺結核など)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講演会を準備して下さった「放射線被爆から子どもを守る会」と、書き起こし、「未来に続くいのちのために。原発はいらない」誌に掲載して下さった「PKO法『雑則』を広める会」の皆様に感謝いたします。
          
「放射線の影響とこれからのこと。―――知ろう訊こう考えよう―――」多賀城講演会2012.7.8、録画(講演と質疑)が「放射線被爆から子どもを守る会 多賀城」HPにあります。
                     よろしければごらん下さい。
 http://ameblo.jp/tagajyomiraie/entry-11299713395.html
 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 このブログで紹介してきた仙台日赤岡山氏の記事。
放射線被曝を避けるために
被曝をどう避けるか
原発事故後おきている事
電力会社の社会的能力責任
放射性廃棄物は焼却せず正しい管理を
給食の放射能と食品の新基準
健全な議論を妨げる日本社会
大飯原発再稼働に賛成・容認するおおい町と福井県の皆さんへ
サプリメントの殆どはでまかせ
瓦礫広域処理に反対する全国組織:岡山
瓦礫は集めて津波記念公園に、署名呼びかけ:岡山
岡山氏インタビュー:なぜ「秘密会」は行われたか
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