既に50人ぐらい甲状腺癌が出ている可能性:井戸、山田
2013-02-21
「 そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある」2/20井戸弁護士→環境省→山田医師 「kiikochan.blog」から
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987←集会全ての動画はこちら
司会:井戸先生お願いいたします
井戸弁護士:
先程からですね、
最初の話に戻るんですが、
甲状腺がんの今回の問題に対してあまりにも皆さんに危機感のない事が驚きなんですけれど、
今回確定診断が3名、疑いのある方が7名ということですが、
7名は全員細胞診でクロだという判断が出ている人ですから
ほとんど10人甲状腺がんが発見されたといっている、そういう事なんですね。
それからこの10人というのは平成23年度の3万8000人の中からの10人です。
そのなかでB判定186人からの10人です。
で、24年度はすでにB判定が548人出ています。
これらの中で当然二次検査をっしている筈ですが、それについては一切公表されていません。
180人から10人出たという事は18分の1の確率で甲状腺がんが出たという事で、
そしたらですね、24年度は548人から18分の1で出る可能性がある。
しかも、24年度のB判定というのは548人だけではなくて、
さらに200人ぐらいは追加されるだろうというふうに、これは福島県立医大自身が言っています。
そうなると748人。
そこからの18分の1という事になると約40人になります。
そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある。
そういう事態になる可能性がある。
さらに言えば、
ヨウ素131を大量にばら撒かれたいわき市方面は、まだ検査すら行われていません。
25年度の予定です。
そちらにも相当数の甲状腺がんが出ている可能性があります。
今すでにそういう状況だという事ですね。
チェルノブイリの例で言えば、翌年から数人単位です。
ベラルーシにしても甲状腺がんは、初めは数人単位。
そして4~5年経ってから桁がかわっているんですね。
桁がかわって出ているんです。
日本ではすでに2年目で数十人の単位で出ている可能性がるという事になってですね、
これから4~5年経ったらいったいどういう事になるのか?
これは本当に戦慄すべき状況ではないかというふうに思っております。
そういう状況はすぐに目の前で、充分に明らかになっている中でですね、
今までのような検診体制、あるいはその避難に対する支援、
あるいは先程から出ている保養に対する問題、いろんな問題があります。
今までの様なことでいいのか?
まさにこれから科学的に因果関係が調べられるだろうという話が出ましたけれども、
それで因果関係が1年後に認められたとしても、
その間子どもたちはモルモットになって被害者になるわけですから、
早急に抜本的な対策が必要なんじゃないか、というふうに思っています。
ーー:何かコメントはございますか?厚労省とか。
環境省 やまぐち:
えっと、環境省です。
えーっと、まぁ、あのー、えーっと、これはあの~、えっとあのー、
2月13日の検討委員会の発表の事だと、まァあのご説明いただいたとおりだと・・しております。
で、あのー、えーっとですね、まぁ、あのー、
先程は100万人に1人、えーっと、これまでの日本人における、その、えー、甲状腺がん、
小児の甲状腺がんのマニュアルについて百万人にという話がでましたけれど、
えーっと、これはあの~、まぁ、あのー、えー、ま、
国立がんセンターの統計で、えーっとまぁ、10歳から14歳の方は 万人にひとりで、
15歳から19歳位だったと思うんですけど、
えー、ま、ぐらいだと14万人にひとりと、
その後は年齢とともに上昇しているんですけれども、
で、えーっと、ま、甲状腺がんの成長の速度というのは、えーっと、かなりあのゆっくりしていまして、
あのー、ですので、あの~、
まずそのあのー、一回目にスクリーニングをすると、あのー、
すでに甲状腺がんをもっていた方で自覚症状がなかった方の分も全て、あのー、えーっと、
み、見つけ出すという事になりまして、これはスクリーニングガイダンスというもので、あの、
先ず一回目は沢山見つかるという事は、えっと、大学には充分考えられる事であります。
その後あの~、本格検査が、あのー、平成26年の8月から行われて、
で、あのー、ま、20歳以下の方は、あの~、2年に一度と。
えーで、まぁ、20歳以上の方は5年に一度という事で、あの、定期的にあの、がん県立医大の、
福島県立医大が生涯を見守っていくというふうにメッセージを出しておりまして、あのー、えー、
継続的に、あのー、検査を行っていくという体制を、あのー、ま、つくっておりますので、
あのー、ま、今後、あの~、あの、計画についてしっかり していきたいと思っております。
ー:それが信用できないっていう事をご理解いただけない?
司会:マイクをもってお話しいただけますか?
ー:今は環境省ですけれども厚労省の認識はいかがなんですか?
司会:厚労省の方、いらっしゃいますか?今日はお見えじゃないんですかね。山田先生お願いいたします。
山田医師:
あの、今の回答を聞いていても非常にその、予断に満ちたというか、
ようするに甲状腺がんの進展速度みたいなものが、非常にゆっくりだという事が割合前提になっていて、
そういうわけではなくて、チェルノブイリでもかなり早いものがあったというふうには言われているわけです。
で、普通医学的に考えれば、
ある程度経験的にそうであっても、しかしそれとは違う、
ある程度沢山見つかったりなんかする状況の中では
違うケースがあるのではないかという事を想定して事を行うのが当たり前であって、
そういうふうになにか、「甲状腺がんと放射能の因果関係がない」という事へ持っていくために、
あの、いろんないい方をされているという事が、非常におかしいというふうに思います。
それから、先程私のところへ県民健康管理調査の、強制避難者に対して
甲状腺以外にいろんな検査が行われたデータが届けられたのでみたんですけれども、
これも対象地域の検査が全くないので、このデータからはなにも読みとれないんですね。
こういう対象地域無しによって、もともと結果として何も読みとれないような健康調査を何故行われるのか?
というのがよく分からないんですけれども、
こういう対象があって、読み取れない検査をやって、
それで「大した結果が無かった」とか何とかといわれると、
それは非常におかしいものになってしまう。
ですから、きちんとした計画的な、ちゃんと結果が読みとれるような健康調査をやらないと、
全く経費の無駄だし時間の無駄だし、意味をなさないと思うんですね。
そういう点で今やられている健康調査のやり方そのものは、根本的に見直される必要があると思いますし、
それはやっぱり調査を始める人たちが、何かやっぱり、ある意図があるとしか思えないとか、
もっと客観的に科学的に正確な調査が行われるように体制をぜひ見なおして欲しいと僕は思います。
ーーーー
各省庁自己紹介(省略)
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987←集会全ての動画はこちら
司会:井戸先生お願いいたします
井戸弁護士:
先程からですね、
最初の話に戻るんですが、
甲状腺がんの今回の問題に対してあまりにも皆さんに危機感のない事が驚きなんですけれど、
今回確定診断が3名、疑いのある方が7名ということですが、
7名は全員細胞診でクロだという判断が出ている人ですから
ほとんど10人甲状腺がんが発見されたといっている、そういう事なんですね。
それからこの10人というのは平成23年度の3万8000人の中からの10人です。
そのなかでB判定186人からの10人です。
で、24年度はすでにB判定が548人出ています。
これらの中で当然二次検査をっしている筈ですが、それについては一切公表されていません。
180人から10人出たという事は18分の1の確率で甲状腺がんが出たという事で、
そしたらですね、24年度は548人から18分の1で出る可能性がある。
しかも、24年度のB判定というのは548人だけではなくて、
さらに200人ぐらいは追加されるだろうというふうに、これは福島県立医大自身が言っています。
そうなると748人。
そこからの18分の1という事になると約40人になります。
そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある。
そういう事態になる可能性がある。
さらに言えば、
ヨウ素131を大量にばら撒かれたいわき市方面は、まだ検査すら行われていません。
25年度の予定です。
そちらにも相当数の甲状腺がんが出ている可能性があります。
今すでにそういう状況だという事ですね。
チェルノブイリの例で言えば、翌年から数人単位です。
ベラルーシにしても甲状腺がんは、初めは数人単位。
そして4~5年経ってから桁がかわっているんですね。
桁がかわって出ているんです。
日本ではすでに2年目で数十人の単位で出ている可能性がるという事になってですね、
これから4~5年経ったらいったいどういう事になるのか?
これは本当に戦慄すべき状況ではないかというふうに思っております。
そういう状況はすぐに目の前で、充分に明らかになっている中でですね、
今までのような検診体制、あるいはその避難に対する支援、
あるいは先程から出ている保養に対する問題、いろんな問題があります。
今までの様なことでいいのか?
まさにこれから科学的に因果関係が調べられるだろうという話が出ましたけれども、
それで因果関係が1年後に認められたとしても、
その間子どもたちはモルモットになって被害者になるわけですから、
早急に抜本的な対策が必要なんじゃないか、というふうに思っています。
ーー:何かコメントはございますか?厚労省とか。
環境省 やまぐち:
えっと、環境省です。
えーっと、まぁ、あのー、えーっと、これはあの~、えっとあのー、
2月13日の検討委員会の発表の事だと、まァあのご説明いただいたとおりだと・・しております。
で、あのー、えーっとですね、まぁ、あのー、
先程は100万人に1人、えーっと、これまでの日本人における、その、えー、甲状腺がん、
小児の甲状腺がんのマニュアルについて百万人にという話がでましたけれど、
えーっと、これはあの~、まぁ、あのー、えー、ま、
国立がんセンターの統計で、えーっとまぁ、10歳から14歳の方は 万人にひとりで、
15歳から19歳位だったと思うんですけど、
えー、ま、ぐらいだと14万人にひとりと、
その後は年齢とともに上昇しているんですけれども、
で、えーっと、ま、甲状腺がんの成長の速度というのは、えーっと、かなりあのゆっくりしていまして、
あのー、ですので、あの~、
まずそのあのー、一回目にスクリーニングをすると、あのー、
すでに甲状腺がんをもっていた方で自覚症状がなかった方の分も全て、あのー、えーっと、
み、見つけ出すという事になりまして、これはスクリーニングガイダンスというもので、あの、
先ず一回目は沢山見つかるという事は、えっと、大学には充分考えられる事であります。
その後あの~、本格検査が、あのー、平成26年の8月から行われて、
で、あのー、ま、20歳以下の方は、あの~、2年に一度と。
えーで、まぁ、20歳以上の方は5年に一度という事で、あの、定期的にあの、がん県立医大の、
福島県立医大が生涯を見守っていくというふうにメッセージを出しておりまして、あのー、えー、
継続的に、あのー、検査を行っていくという体制を、あのー、ま、つくっておりますので、
あのー、ま、今後、あの~、あの、計画についてしっかり していきたいと思っております。
ー:それが信用できないっていう事をご理解いただけない?
司会:マイクをもってお話しいただけますか?
ー:今は環境省ですけれども厚労省の認識はいかがなんですか?
司会:厚労省の方、いらっしゃいますか?今日はお見えじゃないんですかね。山田先生お願いいたします。
山田医師:
あの、今の回答を聞いていても非常にその、予断に満ちたというか、
ようするに甲状腺がんの進展速度みたいなものが、非常にゆっくりだという事が割合前提になっていて、
そういうわけではなくて、チェルノブイリでもかなり早いものがあったというふうには言われているわけです。
で、普通医学的に考えれば、
ある程度経験的にそうであっても、しかしそれとは違う、
ある程度沢山見つかったりなんかする状況の中では
違うケースがあるのではないかという事を想定して事を行うのが当たり前であって、
そういうふうになにか、「甲状腺がんと放射能の因果関係がない」という事へ持っていくために、
あの、いろんないい方をされているという事が、非常におかしいというふうに思います。
それから、先程私のところへ県民健康管理調査の、強制避難者に対して
甲状腺以外にいろんな検査が行われたデータが届けられたのでみたんですけれども、
これも対象地域の検査が全くないので、このデータからはなにも読みとれないんですね。
こういう対象地域無しによって、もともと結果として何も読みとれないような健康調査を何故行われるのか?
というのがよく分からないんですけれども、
こういう対象があって、読み取れない検査をやって、
それで「大した結果が無かった」とか何とかといわれると、
それは非常におかしいものになってしまう。
ですから、きちんとした計画的な、ちゃんと結果が読みとれるような健康調査をやらないと、
全く経費の無駄だし時間の無駄だし、意味をなさないと思うんですね。
そういう点で今やられている健康調査のやり方そのものは、根本的に見直される必要があると思いますし、
それはやっぱり調査を始める人たちが、何かやっぱり、ある意図があるとしか思えないとか、
もっと客観的に科学的に正確な調査が行われるように体制をぜひ見なおして欲しいと僕は思います。
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各省庁自己紹介(省略)
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