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もうすぐ北風が強くなる

小沢氏2/17週刊ポスト

 小沢あいさつ

   「民主党はまた政権交代できるが今のままじゃだめ」と小沢氏 2/18 Newsポストセブン

 昨年12月の総選挙で惨敗を喫した小沢一郎氏だが、改革への思いは消えていない。『小沢一郎 嫌われる伝説』著者で政治ジャーナリストの渡辺乾介氏に、今何を思うのかを語った。

──何をもって(改革の)完成とするのか。

小沢:議会制民主主義が定着して、軌道に乗るところまで持っていかないといけない。
 このままだと夏の参議院選挙でも自公が勝って、そこにプラスどこがくっつくのか知らないけれども、大政翼賛的な大勢力ができて、他は雲散霧消するんじゃないかという恐れをみんなが持っているし、僕もそう思う。
 だから、参議院選挙に間に合うかどうかわからないけれど、明治維新でいえば薩長連合を中心にした雄藩連合をもう一度つくって、維新を断行する方向に持っていかないといけない。
 その中心になるのは、昨年末の総選挙でわかったんだけれども、民主党なんですね。
 あれほど下手くそな、でたらめな政権だった民主党だけれども、一度政権を取ったから、国民には何となく自民党の対抗勢力は民主党だとインプットされている。

 民主党は総選挙で意地悪くうち(生活)の前職候補全員に、直前になって対立候補をぶつけてきた。
 民主党の候補は当選しなかったけれど、それでも2万~3万の票を取った。そう考えると、やはり自民党の対抗勢力は民主党が中心になるというふうに国民も何となく思っているんですね。
 数の上でも多少は維新の会より多いし、仮に民主党がもう一度、政権奪還という志を強く持って、大同団結を呼びかけることができれば、早ければ参議院選挙も間に合うし、間に合わなくても次の総選挙ではやれる。
 また政権交代はできる。

──民主党が聞いたら、大喜びしそうな話ですが。

小沢:だけど、今のままじゃだめですね。大きな志を持たないといけない。
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   小沢一郎氏「僕も年だから、次の総選挙が最後の決戦になる」 2/21 Newsポストセブン

 昨年12月の総選挙で惨敗を喫した小沢一郎氏だが、政治への情熱は消えていない。『小沢一郎 嫌われる伝説』著者で政治ジャーナリストの渡辺乾介氏に、これからの展望を語った。

──重ねて伺う。現在の状況は、民由合併の直前に戻ったような状態で、これからもう一度政権交代を目指すつもりだと言われた。

小沢:現状としては、そう考えています。

──しかし、当時のあなたは50代だったが、すでに70歳になった。
 2003年の民由合併から政権交代まで6年を費やしたことを踏まえれば、仮に再び政権交代を実現したとしても、その時にあなたは70代の後半です。
 政権交代を実現して、安定した政権を作るまで、現役政治家であり続けるつもりか。
 それとも、「ここまでは何としてでも見届けたい」という、引退の条件のようなものを描いているのか。

小沢:最初のレールが敷ければいい。ゴールまでは見られないから。
 そう、ゴールまではね。

 僕も最近まで気がつかなかったけれど、中国のトウ小平さんが3度目の復帰をしたのは、73歳なんです。
 3度追放されて、3度復帰して改革開放路線のレールを敷いた。
 そして彼は77歳で事実上の最高指導者となり、中国の英雄になった。

 僕も年だから、多分、次の総選挙が最後の決戦になる。
 (今夏の)衆参ダブル選挙だなんて言う人もいるけれど、自民党はそんな勝負はしないだろうと思う。民主党政権じゃないんだから(笑い)。
 だから多分、3年半後にダブル選挙です。

──最初のレールとは。

小沢:もう一度、自民党と対峙できる政党をつくるということです。
 二大政党でなくていいけれども、民主党(の議席)は50幾つになってしまったから、それでは勝負にならない。
 (次の総選挙で)負けたら負けるにしても、野党の中心になる政党として存在できるような、そして次の次の総選挙で政権を交代できるような政党をつくりたい。

──民由合併から現在までの10年間を無駄にしたという後悔があるのでは。

小沢:それはもう残念でした。
 何のためにこんな苦労をしてきたんだと。
 でも、人生は仕方ない。
 小泉さんじゃないけれども、人生はいろいろあるし、勝つも戦、負けるも戦だからね。
 ただ何としても、議会制民主主義の最初のレールだけは敷きたい。だ
 から、自民党に対抗できる政党、基盤となる政党をつくり上げたい。

──「80歳の暴走老人」なんて方も国会に戻ってきましたが、そこまで現役という気は……。

小沢:いやいや(手を横に振って笑う)。
 仮に次の総選挙が3年半後だとすれば、その時が勝負です。
 今年の参議院選挙も、みんながうまくまとまればやれるんだけれど、今の状況じゃ、まとまりそうにないものね。
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※上下いずれも週刊ポスト2013年3月1日号。
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