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もうすぐ北風が強くなる

2006/9民主党代表小沢氏党大会挨拶

 内外ともに、国も企業も、そして家計も、危機の時代が迫ってきた。
 誰に言われたのか、マスコミと政権は小沢一郎氏の検審起訴を機会に、政治家としての権利剥奪を進めている。
 この今、再度2009年8月政権交代のへ向けた見解を確認することが必要と考え、2006代表選政見表明と共に掲載します。

小沢2006_9

2006年9月25日
民主党臨時党大会 小沢一郎代表挨拶(全文)


 ただいま同志皆様の総意によりまして、再び民主党の代表に就任させていただくことになりました。私にとりまして身に余る光栄であります。それと同時に、その使命と責任の重さをかみしめております。

 また、皆様とともに私をご支持くださいました24万人に上る党員・サポーターの方々にも心より感謝を申し上げます。
 そしてさらに、友党として先ほど連帯のお言葉をいただきました社民党の福島党首、国民新党の綿貫代表、新党日本の田中代表に厚く御礼を申し上げます。

【民主党の使命】
 さて、私たち民主党の使命は、みずから政権を担い、古いしがらみと利権を断ち切って本当に新しい日本をつくり上げることであります。それこそが真の改革であり、民主党にしかなし得ない時代の要請だと思います。
 私たちの国づくりは、共生を理念とし、日本のよさを保守しつつ、日本を国内でも、また国際的にも、筋の通った公正な国にすることを目標といたしたいと思います。
 そのためには、国民一人ひとりが自立し、そして結果として国家も自立することを目指さなければなりません。

【政治とは生活である】
 私は、さきに代表選挙への立候補に当たり、それを実現するための基本理念と基本政策を発表して皆様にもご提示いたしました。その核心をあえて一言で申し上げるなら、「政治とは生活である」ということであります。
 政治はあくまでも国民の皆さんの生活に密接につながっているものであって、だから常に具体的でなければなりません。
 いくら立派なことを言い、たとえそれを実行したとしても、肝心の国民が不幸な生活を送っていたのでは、正しい政治とは言えません。

 ですから、私の基本政策は、国民の生活をよくすることを最優先にして、単なるスローガンや勇ましい言葉の羅列ではなくて、だれもがわかるように具体的に提示したつもりであります。

 また、だからこそ国民生活からかけ離れた非常識な極論を振り回すのではなく、国民も国際社会も安心できるような常識の政治を行わなければならないと思います。

 それをもとにして、できるだけ早く民主党の基本政策をまとめて、民主党の政権構想としてはっきりと、そしてわかりやすく国民に提示しなければならないと思います。それにより国会議員、地方自治体の議員、党員・サポーター、みんなが力を合わせて、あらゆる活動を通じて自民党との対立軸を鮮明にすることができると思います。

 「民主党のほうがはるかにすぐれており、民主党こそが日本の改革をなし遂げることができるのだ」ということを、国民におわかりいただかなければなりません。

【心をひとつにして結束して選挙戦を戦う】
 同時に、すべての国会議員・地方自治体議員が心を一つにして結束して選挙戦を戦わなければなりません。残念ながら、わが党は現在衆議院・参議院合わせて194人しかおりません。地方議員も1915人しかおりません。したがいまして、全議員がそれぞれの地域で、それぞれのポジションで、一人ひとり責任を持ってそれぞれの役割を全力で果たしていただかなければなりません。

【関ヶ原の一戦ともいえる参院選で野党が過半数を獲得する】 
 私は、以上二つの課題を達成すれば、私たち民主党は必ず国民の支持を得て選挙に勝利し、政権を担うことができると確信しております。
 10月の衆議院補欠選挙、この秋から始まる各種地方選挙、そしてそれを乗り越えて来年春の統一地方選挙を勝ち抜いた上、まさに関ヶ原の一戦ともいえる来年7月の参議院通常選挙で、私たち野党が過半数を獲得し、自民党政権を崩壊させなければいけません。

 そしてさらに、遠くないと予想される次の衆議院総選挙に勝利して、民主党が堂々と政権を手にするのであります。

 私は、あと一踏ん張りだと思います。私たちは必ず勝利することができます。皆さんも、日常活動を通じて「今度こそは政権交代を実現できる」という手ごたえを感じ始めていらっしゃるのではないでしょうか。その自信と自覚を持って、全党一丸となって来年の参議院選挙に向けて、今から全力で走ろうではありませんか。

【目標はただ一つ、参院選と衆院選に勝つこと】
 私たち民主党の目標はただ一つ、次の参議院選挙と衆議院総選挙に勝つことであります。すべての資源をそこに集中させて、必勝の態勢を確立しなければなりません。

 私は、代表に今再任されまして、そういう目標を達成するために、党のかなめとして、引き続き菅さんに代表代行を、鳩山さんに幹事長をお願いいたしたいと思います。

 その他の役員につきましては、先ほど幹事長から規約改正のご提案があり、ご承認いただきましたが、本大会終了後速やかに人選を行いまして、26日の両院議員総会でご報告いたしたいと思いますが、それについてはどうぞご一任をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

【政治経験と政治生命のすべてをかけて、この決戦の先頭に立つ】
 私は、私自身の政治経験と政治生命のすべてをかけて、この決戦の先頭に立つ決意であります。どうか同志皆様の一層のご協力をお願い申し上げます。

 「政治とは生活である」という政治信念と、政権担当への不退転の覚悟とを、皆様とともに確認し合い、私の代表就任の決意表明といたします。
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